
木村 翼(21)
入社5年目 / 第15海幸丸甲板員
山口県下松市出身
- 乗船のきっかけは?
- 通っていた水産高校の先輩が下関の海幸丸に乗船していて、仕事の内容を聞いていました。もともと海や魚が好きで選んだ学校だったので、先生の勧めや先輩の誘いもあり、トロール乗船を決意しました。
- これまでのキャリアを教えてください。
- 地元が山口だったこともあり、最初の4シーズンは下関の船(第1海幸丸)に乗り始めました。機関よりも航海に興味があったため、最初から航海の履歴で乗船しています。3年目に会社の勧めもあって、海技士(6級航海)の免許を取得しました。昨年から、八幡浜の新造船に甲板員として乗船しています。今年の夏には一級無線の免許も取得しました。
- 仕事で苦しいことや楽しいことは?
- 船での生活は年代の違う船員たちとの共同生活になります。気が合う人、合わない人といろんな先輩がいます(笑)が、自分の場合はすごくかわいがられているほうだと思います。仕事では厳しい先輩も多いですが、いったん仕事をはなれると、気軽に食事に誘ってくれる。そんなざっくばらんな雰囲気が好きです。自分の親よりも年上の乗組員も多いですが、みんな何かと気にかけてくれます。陸に上がるたびに先輩の風呂にお供していまして(笑)、仕事以外でも相談に乗ってもらえる頼もしい先輩ばかりなのはうれしいです。
- 下関と八幡浜の仕事の違いは?
- 下関の船は一度の航海が4日~6日と長いです。獲れる魚もノドグロやアンコウやカレイ類が多く、サイズごとに細かく選別するのが特徴です。八幡浜は、航海日数が2日程度と短いので、規格よりも鮮度重視の仕立てです。月末にまとめて3日程度休みをとる下関と、月の中休みと月末休みに分かれている八幡浜、休みの取り方も港ごとに違うんですよ。
- 私生活の近況は?
- 彼女と同棲を始めました!(笑)といっても、一緒にいられるのは、オフシーズンの夏だけですが、いつかは母港となる八幡浜で住まいをかまえられればと思っています。あとはローンでBMWを購入しました!スポーツタイプの車ですが、安全運転で長く付き合いたいと思っています。
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