操業の様子

操業の様子

  1. 出港

    目的地に向けて出港します。近い漁場で4時間、遠く離れたポイントへは10時間を超えて航行することもあります。通常の出港時間は夜半から早朝にかけて、網入れの時間から逆算して時間を調整します。

  2. 漁場選定

    狙う魚種の水揚げ状況、売れ行きや平均単価、入港予定日から操業場所を選定します。水温や潮の流れ、天候等も漁場選定の大事な要素です。

  3. 投網

    投網のポイント、時間等はすべて漁労長の決断です。天候などの自然条件や過去の水揚げデータと合わせて、レーダーやプロッターなどの最新漁撈機器も駆使してポイントを選びます。

  4. 操業

    ロープを従船に渡し、2隻で一つの網を曳き操業が始まります。一回の操業は2時間から3時間。その間、船員たちはつかの間の休息です。

  5. 食事

    船内での食事風景。一仕事終えた後の食事は、船の生活で一番楽しい時間です。乗組員全員の食事を担当する厨房長の腕の見せどころです。

  6. 網揚げ

    緊張の網揚げの瞬間。網に入った漁獲物の状況を瞬時に見極め、すばやく次の漁場を選定します。この目利きと情報の連携は両船長の大切な仕事です。

  7. 選別

    水揚げされた魚を、種類、サイズ、鮮度ごとに選別し、仕立てる作業です。トロール漁のなかで最も人出と手間のかかる工程です。ここでの迅速な処理が魚の鮮度を保持し、市場での高い評価につながります。

  8. 帰港・荷揚げ

    上記2~7を繰り返し、一定の漁獲物がそろった段階で母港に戻って水揚げを行います。平均で1,000~1,500箱の豊富な魚がサイズごとに並べられます。

  9. 競り(セリ)

    魚種ごとに並べられた漁獲物は一斉にセリ(入札)にかけられます。八幡浜は早朝、下関は深夜1時から行われ、競り落とされた魚は、仲卸さんの手でそのまま全国の消費地市場へ出荷されます。