一魚一会

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ⅳ 読書日記 アーカイブ

あえて小さく生きる

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鈴木達雄著/ダイアモンド社

実体験に基づいた素晴らしい内容。理論や理屈ではない血の通った中小企業経営論です!

旅だから出逢えた言葉

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「旅だから出逢えた言葉」(伊集院静著/小学館)

仕事の哲学

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「仕事の哲学」(安田正著/クロスメディアパブリッシング)

連結バランスシート経営

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「連結バランスシート経営」(海生裕明著/日本経営合理化協会)

鬼とならねば組織は動かず

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鬼シリーズにハマっていまして2冊目も読破。今の時代にこそ必要な教育論、やはり名著です!

「上司が鬼とならねば組織は動かず」(染谷和己著/プレジデント社)

上司が鬼とならねば・・

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一度講演を拝聴したことのある染谷和巳先生の著書。初版から少し経っていますが、まさに今の時代にこそ新鮮です。
名著です!

「上司が鬼とならねば部下は動かず」(染谷和巳著/プレジデント社)

No.2理論

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「理論」、「法則」といいつつも、泥くさい人間関係の機知と現実感覚を重視しているところが、中小企業者にとってはありがたい、気づきの多い本です!

「No.2理論」(西田文郎著/現代書林)

小倉昌男の人生と経営

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シンプルですが、すべての文章にヒントの詰まった良い本です。朝礼にも使えそうです。

「小倉昌男の人生と経営」(小倉昌男著/PHP)

別れる力(大人の流儀3)

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清々しい読後感!

「別れる力・大人の流儀3」(伊集院静著/講談社)

国民の教養

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日本の財政、デフレ経済、医療、公務員制度、防災、国際関係等々、相対化と歴史(過去)との比較、詳細なデータからいろんなテーマが解き明かされています。危機をあおるマスコミに騙されてはイカン、とあらためて感じさせられる本です。今後の安倍新政権下においても政策上、とてもタイムリーな1冊です!

「国民の教養」(三橋貴明著/扶桑社)

坂村真民一日一言

衆議院議員選挙は予想をはるかに超える自民党の圧勝!外交の立て直し、憲法改正に向けた準備、デフレ脱却のための経済・金融政策をひとまず期待します。ひとまず、と言いながら3つは欲張りかなぁ・・?

こちらから

こちらからあたまをさげる
こちらからあいさつをする
こちらから手を合わせる
こちらから詫びる
こちらから声をかける
すべてこちらからすれば
争いもなくなごやかにゆく
こちらからおーいと呼べば
あちらからもおーいと応え
赤ん坊が泣けばお母さんが飛んでくる
すべて自然も人間も
そうできているのだ
仏さまへも
こちらから近づいてゆこう
どんなにか喜ばれることだろう

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「坂村真民一日一言」(坂村真民著/致知出版社)

無所属の時間で生きる

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「無所属の時間で生きる」(城山三郎著/新潮文庫)

少しだけ、無理をして生きる

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出張のともに、久しぶりに持ち出した文庫2冊。
あらためてですが、ストイックな世界のエッセイに身が引き締まります!

「少しだけ、無理をして生きる」(城山三郎/新潮文庫)

打たれ強く生きる

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「打たれ強く生きる」(城山三郎/新潮文庫)

高倉健インタビューズ

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黒幕

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「何ものでもよろしゅうござりましょう。どちらにせよ、殿と同じく、戦の絶え果てたこの世には無用の女でござりまする」

「霧の女」より

「黒幕」(池波正太郎/新潮文庫)

ビジネスマンの父より

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「ビジネスマンの父より息子への30通の手紙」(キングスレイ・ウォード・城山三郎訳/新潮社)

無限大経営

今日は市のPTA連合会のソフトバレーボール大会でした。メンバーはほぼ女性陣というなかに交じって、いちおう?参加してきました。この季節の体育館は蒸し暑いですネ。これより打ち上げです。またビールが美味しそうです!8月もいよいよ後半戦、海幸丸の出漁準備も明日から大詰めです。

お盆の出張中に、久しぶりに企業小説!こういう本は読み始めると止まらなくなります。

「無限大経営」(杉田望/幻冬舎)

真夜中の幸福論

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幸せになるために努力するのではなく、努力の中から幸せを発見することだ。

「真夜中の幸福論」(ジョン・キム著/ディスカバー・トゥウェンティワン)

比較しない、競争しない、今日を生きる、徹底的に肯定的・意識的な幸福論です!

人間の基本

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「人間の基本」(曽野綾子著/新潮新書)

大往生したけりゃ

こんな本を読んでみました。ベストセラーでよく新聞にも出ているものです。著者いわく、本来、人生を豊かに生きるための手段であるはずの健康が、今では目的になってしまっている点こそが問題とか。「健康のためなら命もいらない」?今の日本に警鐘を鳴らす一冊です。痛快でした!

「大往生したけりゃ医療とかかわるな」(中村仁一著/幻冬舎新書)

私の財産告白

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人生の最大幸福は職業の道楽化にある。
富も、名誉も、美衣美食も、職業道楽の愉快さには比すべくもない。

「私の財産告白」(本多静六著/実業之日本社)

逆境を越えてゆく者へ

あっという間に6月です。昨日は宇和島、今日は松山と近場をうろうろしていまして、今晩は大洲、明日も青年会議所のブロック会員大会のため大洲です。今晩は同期理事長会、運動して汗かいて参加したいと思います。

以下、新渡戸稲造の著書より。

人間には三つの種類がいる。
第一は余力があれば直ちにすべてを乱用する者、これは最も下等である。
第二は乱用することを恐れてなるべく余力を持たないようにし、不足であることを喜ぶ者、これは中等である。
第三は余力があればなおさら節度を守り、今日必要でないものは他人あるいは後日のために貯蓄する者で、これが最上である。
人間はここに到達しなければ動物とあまり遠くない。

新渡戸さん、最後の一文が辛辣すぎです!!

ちなみにここでいう貯蓄とは、必ずしも物質的・金銭的な貯蓄に限るものではないらしく、第一には金銭的貯蓄、第二に体力の貯蓄、第三は知識の貯蓄、第四は精神的力の貯蓄とのこと。

メモして読書日記とします。

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「逆境を越えてゆく者へ」(新渡戸稲造著/実業之日本社)

人格と仕事

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苦労に苦労を重ねることによって磨かれ完成した人格は、その人の仕事にこもる。

今日、成功を見るに至った企業には、坦々とした果てしのない道のりがあり、人知れない、それこそ言うに言えない苦労がいっぱいあったと思う。それは個人でも同じであって、成功する人には、やはりそういうものがある。苦労に苦労を重ねることにより磨かれた人格の完成が仕事にこもる。

「リーダーになる人に知っておいてほしいことⅡ」(松下幸之助述・松下政経塾編/PHP研究所)

男の一日一作法

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先日、JCの例会で行ったマナー講座。テーブルマナーに言葉づかい、いろいろと学びましたが、まだまだ知らないこと多過ぎです。反省を兼ねてこんな本も読んでみました。心を清めて、ゆったり静かに過ごしたいものです。

「男の一日一作法」(小笠原敬承斎著/光文社新書)

志賀越みち

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いよいよ年度変わりですネ。まとまった時間があってようやく読了、フィナーレが清々しい長編でした。

「・・人間はこの目で見たものと、口の中に入れたものくらいしか、あの世にもっていけないんだから」

たしかに!

「志賀越みち」(伊集院静/光文社)

座右訓大全

海幸丸4時半入港でした。エボダイ、コウイカともに乗りが悪くなっていますが、時化のため相場は全体的に良好!ここ数年の八幡浜は、真冬よりも春先のほうが、漁・相場ともに安定しているようにも感じます。沖の季節の進み具合も遅れてきているせいでしょうか?

オードリー・ヘップバーンいわく、


美しくあるには、

シティライフに用心すること

悪習(ちょいと悪い習慣)を一つ持つこと

リラックスして過ごすこと

よく食べること

犬と走ること

生き物を育てること

ビタミンCをたっぷり取ること

現実を受け入れること


だそうです。


ちょっとだけ悪い遊び・・、何か見つけようかな・・??

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「座右訓大全」(祥伝社書籍編集部編)より

伊集院静の流儀

昨日の漁ですが、エボダイは不調、コウイカ、ハモ等は漁・価格ともにまずまずでした。新たな兆しは基地に近い豊後水道南海域の漁場で、マダイとイシダイが少しずつ揚がっていること。これまではなかった傾向ですが・・。漁場も日々変化しているようです。本日、定期のお支払日です。

人から受けた恩は、その人には返せないのが世の常らしい。親孝行ひとつを取ってみてもそれはわかる。親の最後の、最大の教えは親が亡くなることで子供が人生を学ぶことでもあるという。

深~い~言葉。こちら↓の本からの一節です。

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「伊集院静の流儀」(文芸春秋)

続・大人の流儀

昨日から青年会議所京都会議のため、京都に来ております。今朝は自主憲法制定フォーラムにて、歴代総理、安倍晋三さんの講演&パネルディスカッションを拝聴しました。そしてなんと20年ぶりに大学の先輩(同学年ですけど・・)にも再会!フェイスブックを通じて今朝、連絡を取ったところ、私のいるセミナー会場まで訪ねていただいての再会でした。横浜JC副理事長、石澤勝さんです。いや~、懐かしくて感動しました。今度は横浜でゆっくりお会いしましょう!!ありがとうございました。

旅のお伴の一冊目はこちら。こんな本が売れる社会の風潮、流れってイイのかも!

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「続・大人の流儀」(伊集院静著/講談社)

なぎさホテル

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「なぎさホテル」(伊集院静/小学館)

経営の定石50項

本日5時半入船、マダイ、レンコダイ、アマギ、カマス、イトヨリ、カイワリ、ハモ等1300箱の水揚げでした。丸物、特に焼き物魚の動きが芳しくないですネ。別に狙って獲っているわけでもなく、獲れてしまうので漁業者としても如何ともしがたいのですが・・。価格下支えのための自社販路の開拓が引き続き課題です。次回は漁場を変更して操業の予定です。

最近出張の機会が多く、行き帰りは実務書で少しずつお勉強!なかなか「定石」通りには行かんのですけど・・。

「経営の定石50項」(佐藤肇著/日本経営合理化協会出版局)

強運の法則

年々、師走の最盛期も年末にずれ込んでいますが、今年もようやく水エソ漁のピークがやってきました。漁獲は少しずつですが、海幸丸は高値(需要)を見込んで連日入船中です。水エソは魚体が小さく、加工に手間と時間がかかりますが、何といっても蒲鉾の最高級原料!毎年、こだわりをもって製造していただく会社様に感謝です。

先日の大嶋啓介さんの講演会で、マイナス発想・マイナス発言が周りへ及ぼす悪影響の大きさをあらためて知りました。西田文郎先生の著書では、マイナス感情やイメージを打ち消して、プラスのイメージを脳に思い起こさせる手法を“クリアリング”としていくつか紹介されてあります。

そんななかの一つで、日常でも簡単に取り入れられそうなのが「イエスバット法」!

いやなことやマイナス感情が起きてくるとき、最初から無理やりプラスに転じるのではなく、まずは「イエス」と認めてしまって良いとのこと。ただし、そのままにしておくといつまでも悪いイメージが残ってしまうので、その後に「バット(BUT)」と切り替えてプラスの思考をするのがこのイエスバット法。人間の脳の「最後に言った言葉を記憶するようにできている」という特徴を利用した問いかけ法だそうです。

たしかに、否定的な言葉や思考を一切排除することは、そう簡単にはできそうにないですが、この方法なら気軽に、どんなことでもプラスの感情に切り替えることができそうです。大切なのは、最後に良いイメージで記憶すること。

「頑張るぞ、だけど難しいな」ではなくて、「難しいな、でも頑張るぞ」
「むかつくなぁ」だけではなくて、「腹立つなぁ、でも俺の忍耐力は鍛えられるネ」

みたいな感じでしょうか。

いろいろ応用・実践してみたいと思います!

「強運の法則」(西田文郎著/日本経営合理化協会)

小澤政爾さんと、音楽について話をする

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「小澤政爾さんと、音楽について話をする」(村上春樹×小澤政爾/新潮社)

働く意味 生きる意味

明日の仁洋丸11月最終水揚げのため、別府経由で下関に向かっています。明日から12月というのに考えられない温かさ!?週末からは冷え込むようですが、少しは冬らしい天候になってほしいものです。

「いろんなことがあったから、皆さんここにいるんだろうけど、目を瞑って自分のいちばん好きな人、恩のある人を思い出してください。その人のために、他の誰のためでもなくその人だけのために、一日でも早くここを出て、更生してください。たとえば、恋人、母親、父親、・・・・・目を閉じると浮かんでくる人のために頑張る。そういう人を持つ、そういう気持ちをもつことがとっても大事なんじゃないかと思います。」

高倉健さんが友人の依頼で訪れた少年鑑別所での挨拶だそうです。訥々とした語りが眼に浮かんで、聞こえてきそうな名文です。

取り急ぎ手帳とブログにメモ!

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「働く意味 生きる意味」(川村真二著/日経ビジネス文庫)より

情熱・熱意・執念の経営

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今さら、かもしれませんが最近、日本電産の永守重信さんの本を続けて読んでいます。大企業っぽくなく、体育会系的なところが参考になります。この時代に生き残るためには並大抵でない厳しさが必要、ということもひしひしと感じさせられます。声の大きい人から採用する大声試験、食べるのが早い人を採用する早飯試験、留年経験者だけを採用条件にする、という型破りな採用試験もユニークですネ。どんなツワモノが集まるのかな??

「情熱・熱意・執念の経営」(永守重信著/PHP研究所)

今晩は松山にて、日本青年会議所の“次年度会頭を励ます会”に出席します!

資金繰らない経営

本日開市、ですが時化のためほぼ開店休業状態・・で、やはり静かな八幡浜です。鹿児島沖操業中の海幸丸、当初は金曜売り予定でしたが、地元トラック便の手配がつき、急きょ明日売りに向けて山川転載する運びとなりました。タイを中心にわずか600箱ほどですが、明日の相場に少しだけ期待をしたいところです。

こちら、題名の魅力に惹かれて購入!

名目GDPの推移とプロダクトライフサイクル・カーブの関係、国内事業所数と生産年齢人口の推移との関係は、興味深い切り口でした。

“現実を見据えて変化に対応” 目指したい姿です。

強いものが生き残ったわけではない
賢いものが生き残ったわけでもない
変化に対応したものが生き残ったのだ

チャールズ・ダーウィン(本書より)

「資金繰らない経営」(柳澤賢仁著/クロスメディア・パブリッシング)

非常識

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我喜屋監督の2冊目を昨夜読了!ただただ、すばらしい内容です。
仕事と家庭にどう生かすか、が切実な問題なのですけど・・。

海幸丸は今朝売り、八幡浜は今日から二日間、秋祭りです!

「非常識 甲子園連覇監督に学ぶ 勝ち続ける強いチームのつくり方」(我喜屋優 田尻賢誉著/光文社)

経営の教科書

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米スーパーマーケット「パブリックス」社の調査によれば、顧客がわが社を離れた理由として、顧客の引っ越しや死亡、競合他社の品質や価格により強い魅力を感じたなど、様々だが、ダントツに多かったのが「接客員の態度が気にくわないのでやめた」という理由だそうで、実に全体の69%を占めたとのこと!挨拶にはじまって笑顔の接客、会話、電話の応対等々、私たちの“仕事態度”が重要な要素だということをあらためて認識した次第です。気をつけたいものです・・。

「経営の教科書」(新将命著/ダイヤモンド社)

10月からの新しい漁場でのヤリイカ漁も今のところ芳しくない模様ですが、明日にはいったん入港予定です。今晩は、ここ数年価格下落が続いているレンコダイの一夜干しを試食予定!年末のお歳暮シーズンに向けて良い商品を作っていきたいと思います!!

あなたに褒められたくて

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ずっと昔から気になっていた題名の本で、先日、書店でふと見つけて読んでみました。この茶目っけが良いですネ。寝る前にピッタリのエッセイです。海幸丸は今朝、山川にて今季4度目のトラック転載を終えて出港、9月最終航海に出ております。

「あなたに褒められたくて」(高倉健著/集英社文庫)

清貧と復興 

引き続き鹿児島沖での厳しい操業が続いております。全国的にも例年に増して低調な相場が続きますが、逆に普段知られていない天然魚を安価でお客さまにご紹介できるチャンスでもあるかと・・。冬が待ち遠しいです。

「会社が終わってから勉強せよ」

だそうです。こんな時は、土光さんの清貧の思想、現場主義に学びたいものです。以下、著書より。

バブソンという人が、過去百年間に世界の実業家で活躍した人を調べたところ、その人たちが成功した要因は「例外なしに、彼らが会社が終わってからの時間が大切だと思っていた点に求められる」と言っている。つまり、成功の要因は、会社での時間中になく、私生活の時間中にあるというわけだ。
会社で頭を使ったり努力したりするのは、あたりまえで、大部分の人がそうしているのだ。ところが家に帰ってからの時間をどう使っているかが、だんだん差をつけてくる。午後6時から10時までの4時間を、漫然とレジャーで過ごすか、たとえ1時間でも勉強に当てるか、によって、長い間に水をあけられるのだ。レジャーで過ごすとしても、その中に勉強が含まれているのである。

(土光敏夫 「21世紀への遺産」)

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「清貧と復興 土光敏夫100の言葉」出町譲著/文芸春秋

逆境を生き抜く力

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先日の日曜ですが、松山JC主催のシンポジウムにて、日本JC歴代会頭の安里繁信さんのご講演を久しぶりに拝聴しました。お話の中でたびたび触れられていた沖縄興南高校野球部、我喜屋優監督の著書を帰りに買ってきたのですが、この中身が簡単には伝えきれないほど、ただただすばらしく・・、何度も読み返しております。出会えてよかった、と心から思える一冊です!!

「逆境を生き抜く力」(沖縄興南高校野球部監督 我喜屋優著/WAVE出版)

八幡浜青年会議所60周年記念式典・祝賀会まで、いよいよ残り2日です!!

私の生活流儀

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林業博士、本多静六氏によれば、夫婦間、または家族間で、何か意見の一致を見ないことがあると、お互いに2度までは意見を主張し合うが、それでも決着しない場合は、ジャンケンで決めるのが円満の秘訣とのこと。名付けて「ジャン憲法」だそうです!常に心を快活に保ち、ニコニコ生活を続けるには、遠慮、やせ我慢、負け惜しみ、虚偽をいっさい追放して子供のように無邪気になることが大切とか。
我が家でも試してみようかな?

「私の生活流儀」(本多静六著/実業之日本社)

(社)八幡浜青年会議所60周年記念式典・祝賀会まで、いよいよ残り5日です!!

八起五則

お盆も明けて八幡浜もいよいよ出漁直前モードに入りました。船員雇い入れをはじめ、漁具積み込みに仕卸、安全祈願に出漁式と恒例のスケジュールもほぼ決まりつつあります。魚が待ち遠しい今日この頃です。今日は同級生4人で飲み会です。みんな元気かな?

↓こんな本を読みまして、大いに感銘を受けました。他の著書も読んでみます。

「八起五則」、まさに行動の規範ですネ。反省反省・・・。

1.早起き
2.笑顔
3.素直
4.感謝
5.いい出会い

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「不況だから倒産するのか?」(野口誠一著/佼成出版社)

成熟市場の価値創造

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限られた市場のなかで、既存製品に新しい用途と機能を付加することで成長を続ける㈱日本香堂の経営戦略を学びました。価値創造によるイノベーションとはまさにこんな会社のことを言うんでしょうネ。バッチリおススメ図書です!

「成熟市場の価値創造」―時代に翻弄されない経営哲学―(小仲正久著/東洋経済新報社)

食卓の情景

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旅のお供にしていた文庫本、ようやく読み終えました。これだけ自由に仕事ができて、気ままに好きなものを食べて飲んで、そして健康でいられたら幸せやろうなぁ。昭和のエッセイですが、食への意識・文化、生活様式の変遷もあらためて痛感しました。

「食卓の情景」(池波正太郎/新潮文庫)

作家の遊び方

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笑いのツボに入って、思い出すだけでにやけそうになる個所が満載!高松往復のJRの中で一人笑いをこらえるのに苦労しました。どこを読んでも楽しい本です。

「作家の遊び方」(伊集院静著/双葉社)

大人の流儀

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日常の何気ないテーマのなかに、記憶に留めておきたい名文がたくさん!この作家のエッセイにもハマりそうです。

「大人の流儀」(伊集院静著/講談社)

100年経営

豪雨の日曜日です。土砂崩れと雨漏りが心配ですネ。明日からは上がるようですが・・。

魅力的な題名に惹かれてこんな本も読んでみました。本書によれば、会社の悪循環への階段には15のステップ(下り坂)があって、そのステップ1が“基本動作の乱れ”とのこと。

要となる基本動作とは、

「あいさつ」
「整理整頓」
「報告・連絡・相談・打ち合わせのコミュニケーション」

の3つだそうです。

この社会人として常識的な3つをおろそかにする会社では、経営方針の徹底はなされようもなく、この基本動作の乱れが、会社がおかしくなるくなる第一の兆候なのだそうです。

あたりまえのことですが、健康な時に忘れがちになる健康の大切さと同様に、会社の病も早期発見が肝心のようです。

私たちも全員で意識して気をつけたいものです。

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「100年経営-世紀を超えるマネジメント」(若松孝彦著/ダイアモンド社)

運とツキの法則

昨日は八日市でした。雨も上がって商店街の客足もまずまずだった様子です。当店売り出し中のトロールバーガーも好評のうちに完売!お買い上げいただいた皆さま、ありがとうございました。夜はジェイシーズのソフトボール前期最終戦でしたが、結果は勝手ながら割愛させていただきます。私ごとですが、スポーツ少年団に再入団!して練習に励み、後期に臨みたいと思います・・

最近読んだ「運とツキの法則」から4つほどご紹介します。

物事に悲観的になっている人やしょげている人には
けっして運とツキはおとずれません
明るく頑張っている人、努力を惜しまない人に
運とツキはやってくるものです

危機感を持たない人間はけっして成長しないし
社員にそれを植えつけない組織は
とうていチャンピオンにはなれない

他人の長所をきちんと観察しているか
それを盗んで自分のものにしているか
成功する人、失敗する人の差は、ここにある

会社は一人ひとりが目標に向かって
努力した量の総和にほかなりません
それが会社の実力であり、企業価値だと思います

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「運とツキの法則」(クレディセゾン社長 林野宏著/致知出版社)

帝国ホテルの不思議

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週明けから予定していた海幸丸の整備は雨のためなかなか始まらず・・、私は明日より上京します。長年のお得意さまも訪問予定、楽しみです。今日は仕事に一区切りつけて、夕方はスポーツ少年団の練習へ。おかげで今日も美味しいビールがいただけました。また明日も良い日でありますように。読み応えのあったこちらの新刊、仕事、サービス、準備・・と考えさせられる内容の多い良い本でした。以上、記録のみ。

「帝国ホテルの不思議」(村松友視/日本経済新聞出版社)

SUCCESS IS A CHOICE

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「成功そのものよりも、成功に値する人になることが大切・・」、努力によって自尊心を高める、ポジティブな姿勢を維持する、良い習慣を確立する、コミュニケーションの心得、逆境への姿勢等々、米バスケットボール監督の著書とのことですが、中身は精神論的かつストイックな内容の傑作!文句なしおススメです。しばらく持ち歩きます!

「成功をめざす人に知っておいてほしいこと」(リック・ピディーノ著/ディスカバー)

日曜日の万年筆

毎年恒例の高知沖操業ですが、シロムツ豊漁のため、通常は3日操業のところを中一日で帰港。今日は5:00の入船でした。シロムツだけで900箱という漁はおそらく初めてです。荷揚げ後は11:00に2航海目へ出漁、天候と漁模様を見つつ、残り10日の試験操業に臨みたいと思います。こちら↑は今日家族で初めて訪れた伊方のマルマ食堂!チャンポンも焼飯も美味でした!!

ここ数日も、寝る前は夜な夜な“池波エッセイ”で昭和へタイムスリップ!
仕事、そして家庭においても、現代の私たちが忘れてしまっている大事なものを感じさせてくれる、貴重な作家ではないでしょうか。
ますますハマりそうです。

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「日曜日の万年筆」(池波正太郎著/新潮文庫)

池波正太郎直伝 男の心得

今日は終日八幡浜、午後からは漁船漁業構造改革プロジェクトの第三回目の沖底専門部会でした。2年後には新市場への移行が決まっている八幡浜。漁業、魚市場の将来に向けて、もっともっと議論の輪を広く、そして熱を高めねば・・です。

今日は、夕方に会合があったため久しぶりに駅まで夜ランニング、夕方とはまた景色が違って新たな発見もあって楽しいものです。走った後のビールが美味しい季節がまたやってきます。

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最近ハマっている池波エッセイ!あいかわらず新旧の文庫を漁っております。こちらもお薦めです!
我が家でも実践したい(してほしい?)と思ってあれこれ思案中。何よりも自分のために・・ですけど。

「池波正太郎直伝 男の心得」(佐藤隆介著/新潮文庫)

千思万考

かなり暖かくなって、さすがに昨日の売りは春らしくベッタリ・・、“曳きあがり”間近という季節を日増しに実感する今日この頃です。最後まで、まずは事故のないように安全操業を祈りたいものです。

今朝ですが、つい先日買ったばかりのペンケースから・・

ナメクジが出てきました。

進入経路も、いつからいたのかも不明・・、本当に考えられないことが次々に起こる世の中です。

話題の「千思万考」、歴史上の人物を“3Dメガネ”で眺めたような、楽しい本でありました。

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「千思万考」(黒鉄ヒロシ著/幻冬舎)

今夜は久しぶりにソフトボール!今季初試合です!

夜明けのブランデー

池波正太郎で昭和へタイムスリップ、粋の極みです!

今度3年生の次男が白浜スポーツ少年団に入団申し込みをしまして、昨日練習にデビュー!なぜか帽子は少し大きめの“ジェイシーズ”!!

つい先日、練習着やスパイクを揃えましたが、帽子はマークを入れなくてはいけないため初日の練習に間に合いませんでした。

何とか続いてくれますように・・

今日明日は、真穴地区で座敷雛が開催されます。

義経

二泊の山口出張、翌土曜はJC会合、次の日からは一泊で児童合唱団の全国大会引率と、週末を挟んで八幡浜をはなれていたため、今日は慌ただしく一気に仕事の整理をしておりました。いつの間にか学校は春休みにも入って家の中もにぎやかです。平穏無事な日常に、ただ感謝する今日この頃です。年度末もすぐそこです。

出張時の唯一の楽しみは読書、久しぶりに長編歴史ものを一月ほどかけて読み終えました。
良く知られる八艘跳びや弁慶との対決シーンは出てきませんが、義経の生涯は日本の伝統的な家社会、タテ社会、封建制をとらえる縮図のようです。情にもろい日本人に人気が高いのも、武家社会の功労者であり、その功労ゆえの犠牲者!としてのイメージが根強いからでしょう。この作品では、政治音痴で純真な軍師、戦略家として登場し、どこまでも兄頼朝とは対照的に描かれています。近現代でいえば、まさにカミソリのような作戦参謀ですが、純粋無垢で幼い、しかも群れないため、ついつい応援したくなる・・、これぞ正真正銘の“判官びいき”ですネ。

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「義経(上・下)」司馬遼太郎/文春文庫

一週間がたちました

震災からちょうど一週間。放心状態のような重い気持ちで過ごした7日間でした。まだまだ日本の国力、国民力が試される日々が続きそうですが、一刻も早い復興へ向けた環境が整うことを祈るばかりです。私たちの漁業や流通を取り巻く環境もこの一週間で様変わりの様相ですが、復興に向けた被災者の姿を見るにつけ、事業者としてできること、同じ国民としてできることについて、考えさせられる毎日です。

仕事に、読書に、ジョギングにと、無気力状態が続いてしまい、いつもの日課すらフリーズ状態のような一週間でしたが、このままでは負の連鎖にはまりそうで、少々反省しております。週末には鋭気を養って、できることから始めてみたいと思います。

出張中にもずっと探していましたが品切れ続きで本日ようやく購入、「千思万考」です。
かなり売れているようで今日も在庫は1冊のみ。楽しみです。

谷沢永一さん

3時になりました。別に意味はありません・・。前野徹さん、上坂冬子さんに続いて、谷沢永一さんもお亡くなりになられたそうです。長年、いろんな書籍を通じてお世話になった(ただの一読者ですけど!?)保守派論客のお一人です。いつ、どこから読み返しても痛快で、含蓄に富む「人間通」↑は大好きな一冊です。久しぶりに本棚から取り出して、朝からコマ切れ時間にパラパラと・・、本当に良い本をありがとうございました!!

今日夕方はトロール市のミーティングです!

こちらは、「人間通」からの一節。

自分の功を言いたてるなど慮外のこと、褒賞を待ち望むかのような気配すら見せてはならない。尤もあまりに謙虚に徹すれば、よほど下心のある腹黒い性質だと邪推されるから、万事に人並みの線を行って目立たぬのがよい。もし幸いにして仕事がうまく運んでいるときは二箇条の感謝を旨とすべきであろう。第一は働き甲斐のある場所を与えられた幸運を喜ぶ。第二には己れに何ほどかの才能があるならば、それは天からの授かり物であり預り物であると歓ぶ。人間は遺伝子によって組みたてられ環境によって育てられる運命的な存在であり、あとはその条件を如何に活用するかだけが問題なのである。

同書/組織と人「仕事師」より

松下幸之助 成功の金言

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まとまった時間があってようやく読み終えました。↑仕事場でも座右の図書にしたい一冊です。
今日は風の激しい一日でしたが、明日は駅伝カーニバル!今年もJCより、久しぶりに一区での出走予定です。何とか恥ずかしくないタイムで襷を繋げねば・・、皆さま、よろしくお願いいたします!

競争があること自体は好ましいことである。競争があることによって、お互いに相手に負けないように知恵を働かせ、努力もする。そういうところから、製品の品質も向上し、コストもより合理化されて適正なものになってくる。競争のないところでは、やはりどうしても品質もあまりよくならないし、コストも高くつくということは、お互いにしばしば見聞するところである。

「実践経営哲学」(松下幸之助)より

お互い、正しい意味での競争、秩序のある対立というものは大いに行わねばなりませんが、その対立、競争の中に調和を見出していく。つまり対立しつつ調和することによって、自他ともの健全化を考え、同時に業界全体の信用を高めることを考えていくことが肝要だと思います。

「商売心得帖」(松下幸之助)より

適正な競争(環境)が長い目で見れば業界全体の活力と顧客の満足(商品の価値)を高める、私たちの業界もそうありたいものです。

経営のやってはいけない!

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題名に魅せられて上京中についで買い、予想以上にヒントの多い良い書籍でした。共感できること、同時に日々の反省も多く・・、当社も“やってはいけないリスト”を作らねば!!海幸丸の次回入船は金曜の見込みです。

「経営のやってはいけない!」(岩松正記著/クロスメディア・パブリッシング)

座右の古典

日曜ですが昨日に引き続きトロール市も営業中です。今日は終日、年末売り出しと新年を迎える準備等の一日でした。今日の四国地方はこのとおり大寒波!この天気がもう一週間でも早く来てくれていれば!独り言ですけど・・。海幸丸は今晩も入船、21時半より荷揚げを行って今年最後の航海へ向かいます。

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12月は初旬からこんな本を読んでいました。世界の古典の中から著者お薦めの書籍を50冊選んで、そのエッセンスを紹介したものです。分かりやすい文章かつ、ポイントも明快で、短時間で少しずつでも読めるとても良い本でした。時代の変化に関わりなく、自分の年齢や成長に合わせて、読み返すことで新しい発見があるのが古典の魔力であり魅力です。恥ずかしながら、これまで私が手にとったことのあるものはこのうちわずか10冊少々・・、来年こそは、この本をガイドブックにたくさんの古典を読んでみようと心に誓ったのでした。新年を迎える前に出会えて良かった、そんな一冊でありました。

そろそろ軍神広瀬の時間がやってきましたので、失礼いたします。

「座右の古典」(鎌田浩毅著/東洋経済)

非常識経営の夜明け

昨日の祝日は、青年会議所の愛媛ブロック新旧合同協議会でした。これまで長年お世話になった先輩方もご卒業を迎えられました。今年度のJC活動も、気づけば残り一月あまりとなりました。昨晩は松山泊で、ただ今、前回の出張時に先延ばしになってしまっていた営業訪問のため、日帰りで大阪出張中です。今日の大阪はコートがいらないくらい暖かかったです。また貴重なご縁をいただき、ありがとうございました!

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行きはこちらでお勉強。従来の合理主義経営学がDoingなら人間性経営学(長老型マネジメント)はBeingとか!
もう少し習得してまとめてみたいと思います。

「非常識経営の夜明け」(天外伺朗著/講談社)

それにしても今朝のニュースにはまたもビックリ、何でもありの世界です・・。しばらくは報道に注目です。
日本の政治と外交が目覚めるのは良い機会かも!?

経営者の運力

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時代は合理主義経営学から人間性経営学へ。運命の周期性(フローとボトム)、運力に着目したとても面白い書でした。この著者、要チェックです!今日は、これより研修に参加するためスーパージェットで広島往復、明日は恒例の臼杵JC交流会のため、フェリーで大分往復です。海幸丸はただ今ヤリイカを中心に操業中、明日の売りで中休みに入る予定です。

「経営者の運力―逆境をチャンスに変える神秘の智恵」(天外伺朗著/講談社)

壊れる日本人

今朝は4時半入船、高知沖から豊後水道へかけての2日間の操業で漁獲はまずまずでしたが、相場はまたも下げ・・、引き続き試行錯誤の操業が続いています。それにしても今日は暑かったですね。午後からは半袖で過ごせるくらいの気温でした。この温暖な気候も魚価に影響しているのですが・・。

こちらも出張中に読んだ文庫本より一冊ご紹介。

少し不便でも大事なものを手放さない賢い選択をしよう。曖昧な故に芳醇だった日本文化の再生を訴え、少しだけ非効率な生き方を提唱する書です。週に一回、“ノーケータイ・ノーテレビ・ノーネットデー”を、「だが、しかし」と考える視点、「あいまい文化」を蘇生させよう、「向き合う姿勢」を取り戻そう等々、IT万能時代となった今、私たちが忘れてしまった、本来のコミュニケーション、ナショナリズムに大切なことに気づかせてくれる本でした。

今日の「TVタックル」では、久しぶりに麻生さんと安倍さんが元気そうでした。
このくらいのパワーを持ったまま総理大臣やってもらえれば・・、あとの祭りではありますけど。

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「壊れる日本人」―ケータイ・ネット依存症への告別(柳田邦男著/新潮文庫)

昨日上京、全底連と沖底の同業4社で、漁獲物の流通(付加価値化)について話し合う流通専門部会に参加してきました。北海道、長崎、島根と産地は異なりますが、各地域の取り組みは自社の流通を考える上でとても勉強になりました。既存の市場流通に安住している限り、進歩と発展がないことをあらためて感じた部会でした。今日夕方には大阪へ移動、明日はいよいよ世界と戦います・・!

いつもお世話になっている知人にご紹介いただいた「凍」、ヒマラヤの難峰にソロ(アルパイン・スタイル)で挑んだ二人の物語です。久しぶりのノンフィクションでしたが、圧倒的な読後感を持つ書でした。極限の状態でルートの美しさにこだわる、これほどまでにストイックな世界、生き様というものがあるんですネ。もう一度読み返したくなる、すばらしい作品でした。

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一本の指を失っただけで、人は絶望するかもしれない。しかし、十八本の指を失ったことは、妙子を別に悲観的にさせることはなかった。好きなことをして失っただけなのだ。誰を恨んだり後悔したりする必要があるだろう。戻らないものは仕方がない。大事なのはこの手でどのように生きていくかということだけだ。

「凍」(沢木耕太郎著/新潮文庫)より

社長のノート②

大型台風の影響で早めに月末休みをとった海幸丸ですが、今朝は予定通りに出漁、11月航海に入りました。今季は昨年に比べて厳しいスタートとなった八幡浜基地ですが、これからはいよいよ最盛期!ヤリイカも成長に合わせて価格も上がってきましたので、年末に向けて好漁に期待したいところです。

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先日も少しご紹介した「社長のノート②」、「企画書の枚数が多いほど赤字もふくらむ」というテーマでは、企画書に書き込むべき内容として、次の7項目が挙げられています。

① この案件にはどういう背景・経緯があるのか
② 何が課題なのか
③ どんな機会(可能性)があるのか
④ 課題や可能性を解決するために、目標をどこに設定するのか
⑤ 目標を達成するための戦略・アクションプランは何なのか
⑥ プランを実行したときの経済性はどうなのか
⑦ 他への影響は何なのか

「社長のノート②打たれ強く、生き抜く」(長谷川和廣著/かんき出版)より

実にシンプルで本質を捉えられる切り口ですので記録を!

弊社も両社とも決算を終えて、早いもので計画書の更新時期がやってきました。今年はこの切り口を参考に、シンプルにまとめてみたいと思います。

こちらは市内の釜之倉という地区のコスモス畑!今日家族で見物に出かけてきました。近隣住民が協力して手入れしている畑で、毎年多くの見物客も訪れます。脇の川には沢ガニに鮠(ハヤ)もたくさん生息しています。

まだまだ自然いっぱいの八幡浜!!みんな、一度でええけん、来てみなはいや~。

言葉の力、生きる力

10月は決算・計画業務に合わせて、行事もオンパレードでついついサボリぐせが出てしまっているブログです。昨日は八幡浜市の補助金検討委員会、今日は内山青年会議所創立20周年の式典・懇親会に参加してきました。いずれも懇親会付き、ということでいろんな出会いをいただきました。皆さま、ありがとうございました。

内山青年会議所の記念事業(基調講演)では、昨年度日本JC会頭を務められた安里繁信さんのご講演を拝聴しました。昨年からいろんな場でお聞きしているのですが、発する言葉の力に心の底から圧倒されます。自分の入会しているJCの会頭だから、という色眼鏡はまったく関係なく、経験に裏打ちされた一経営者・企業人としての生き方、考え方、ものごとの捉え方にただただ感嘆してしまいます。
それにしてもほぼ同世代ですから、感嘆しているだけではだめで、少しでも近づかないといけないのですけど・・。内容はとてもここでは書ききれませんので割愛しますが、機会がありましたら、ぜひ安里さんの言葉に触れてみられてはいかがでしょうか。

先日、お世話になっている方からご紹介いただきました。安里さんの講演もそうでしたが、腹をくくった人の言葉、文章には力が宿るものなんですね。

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「言葉の力、生きる力」(柳田邦男著/新潮文庫)

業界のセオリー

今回の海幸丸は中2日の航海でしたが、台風の影響もあって思い通りの操業とはいかず・・、おまけに修繕が必要なトラブルも重なって昼過ぎに出港となりました。やはりヤリイカの成長も今一つ、ということで次回からは鹿児島沖・種子島方面での操業を予定しています。早く大きなってね、宇和海の魚たち!!

つい先日、書店で見つけまして「業界のセオリー」という興味深い本を読みました。様々な業界に脈々と伝わる常識を一冊にまとめたという本ですが、パラパラとめくるだけでもかなり面白い内容でした。あらゆる業界で言い伝えられているセオリーが200以上も集められていて、なるほど、とうなずける部分も多くて楽しい本でした。

困ったときは動物と子供・・・広告業界
汚い工場から、名品は生まれない・・・製造業
素材だけを使っても、フランス料理にはならない・・・料理人
子供番組の改編は4月じゃなくて1月・・・テレビ業界
2時間ドラマは、10時またぎに濡れ場を入れろ・・・テレビ業界
欲しい車はよく街で見かける・・・放送作家
ホラー映画は不況に強い・・・映画業界
お久しぶりですね、は三流・・・バーテンダー
階段は駆け上がるな・・・アナウンサー

等々のセオリーが印象に残りましたが、詳しくはぜひ読んでみてください!

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「業界のセオリー/ビジネス界に脈々と伝わる先人の知恵」(鹿島宏著/徳間書店)

さすがに漁業界のセオリーは載っていませんでした。が、思い当るところで、昔から私たちのトロール業界で言われているのは、

「箱をたくさん積みこんだら魚がのらん!」

というセオリー!?です。

出漁前に、大漁を見こして魚箱をたくさん船に積み込んだときに限って不漁で箱を持てあます、一方、不漁を予想して、こんなものかな、と遠慮して少ない量の箱を積んだ航海に限って、箱切れになるほどの大量の魚(しかも格安の!)が水揚げされてしまって後悔しながら帰港する、おまけに不運なときはこれを繰り返す・・、というものです。セオリーというか、ジンクスですね。

いろんな業界にも似たようなことがあるのでしょうが、調べていくと面白いでしょうね。

日本の食卓から魚が消える日

週明けより一泊で大阪に行ってきました。こちらから原魚を持ち込んで、ある設備機器を使っての試作に立ち会ってきました。引き続き社内で研究したいと思います。夜は長年お世話になっている知人に、鶴橋にて焼き肉をご馳走になりました。駅の改札からいきなり食欲をそそる焼き肉の香り・・、さすがは食いだおれのまちですネ。たらふくいただきましたので、また今週も元気に乗り切れそうです。一期一会のご縁にただただ感謝感謝・・です。

大阪までの往復はいつもの在来線&新幹線なのですが、今回はとてもおぞましい題名のこちらの本を読んでみました。現場に携わる立場からすれば、“同感半分、反論半分”という印象ではありましたが、漁業と流通、そして消費に関わる各段階すべての人の意識改革なくして、日本水産界の再興はない、ということを改めて勉強させていただきました。危機感を共有したいものです。
詳しくはまた整理したいと思います!

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「日本の食卓から魚が消える日」(小松正之著/日本経済新聞出版社)

般若心経を知る

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朝だけ少し会社で明日の準備、午後からは力の抜けた完全OFF状態でした。夜は新盆お参りをすませてのんびりしております。こちらの本で少しだけお勉強も・・、ラジオ体操の次は写経も日課にしたいものです。

「般若心経を知る」(西村輝成著/ごま書房新社)

ブタとブス

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今日も暑いですね。今朝も元気にラジオ体操をしましたが、ヘビはいませんでした。ひとまずホッとしております。今晩はJCの臨時総会です!

先日、題名につられて購入したこちらの本でこんな面白いコラムを知りました。

昔のこと、山荘を持っている男は毎週土曜になると、ポルシェに乗って山荘に向かって車を走らせた。
ある時、いつものようにポルシェを飛ばして山荘に向かっていたときのこと。見通しの効かないカーブが近づいた時、カーブの陰から車が一台、ハンドルを切り損ねたように飛びだしてきた。すれ違いざまにその女性運転手は、男に向かって大声で「ブタ!」と叫んだ。
ポルシェの男はカッとなって、「ブス!」と怒鳴り返した。男は怒鳴り返してスッキリした。そしてカーブを曲がった途端、ブタの群れに衝突した。

男は自分がののしられていると勘違いしていたのですが、実は、女性は急カーブで危険な目に会いながらもわざわざ「ブタがいるから危ないよ!」と教えてくれていたのでした。男は、危険を知らせる声を無視した結果、ブタに衝突してしまったのでした・・

とても面白い寓話ですね。仕事でもプライベートでも、思い込みと勘違いには注意したいものです。

「会社を救う5つの社長力」(久保憂希也著/ビジネス社)より要約抜粋

絵解き般若心経

2013年開設予定の新八幡浜魚市場、今日はその関連で計画されているみなと振興ビジョンについて考える会合に参加してきました。“みかんと魚のまち”といわれながら、これまで消費地出荷型の農業、漁業で成り立ってきた八幡浜ですが、港の観光機能を充実させる上では、まず地元住民にとって魅力ある施設整備が不可欠、ということで、皆さま方と様々な意見交換をさせていただきました。市民が一次資源の生産拠点としての希少性、そして産品の価値を認識すること、これこそが何よりも大切では、とあらためて感じた会合でした。

それにしても港ひとつとっても豊富に出てくる様々な意見、私たち関連の仕事に従事する者にとっては本当に貴重なものばかりなのですが、こうして皆様に注目していただけるのも地場産業ならではのことで、地域に残る一次産業の社会性、公共性をひしひしと感じました。港湾振興ビジョンにおいても、短期的な利益誘導ではなく、将来の長期的なまちづくりに資する計画に私たちも貢献できるよう、取り組んでいきたいと感じた次第です。

話は変わりますが・・、

あることがきっかけで唱え始めた「般若心経」、暗唱のほうは案外すんなり進みまして、最近は簡単な書籍から意味を少しずつ学んでおります。宗派、神仏を問わず唱えてOK、という実に日本的かつポピュラーなお経ということで、覚えてからというもの、朝起きて目覚めにブツブツ、仏壇の前でブツブツ、車の中で一人ブツブツ、食事前にブツブツ、ジョギングしながらブツブツ、子供と散歩しながらブツブツ、風呂でブツブツ、寝る前にベッドでブツブツ・・、という具合で、もう一生忘れようがないくらい頻繁に唱えるようになりました。

本当は写経が良いらしいですが、さすがにそこまでのゆとりはない、ということで、とりあえずどこでもブツブツしています。これが不思議に落ち着くんですね~。唱えるだけで心も体も、酔いも!?リセットできる優れものです。もう少し理解を深めたいと思います。皆さまも読経をぜひお試しくださいませ!

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「絵解き般若心経」(瀬戸内寂聴・横尾忠則/朝日出版社)

そのものを狙うな

昨日は西条にてJCの会員会議所、今日は午前中に小学校の参観日と清掃手伝い、午後から松山にて一件会合でした。早いもので5月も明日で終わりですね。明日は月曜ですが休漁期の始まりということで、いろいろと大事な案件も抱えていまして、フル回転の週明けとなりそうです。サッカー観戦でイメージトレーニングして休みたいと思います。

最近、知人の経営する会社の取り組みからヒントを得まして、当社でも同じような取り組みができないものかと少し思案中です。その会社は全くの異業種なのですが、会社の思想と意図、目的が明確ですばらしい取り組みです。具体的になりましたらご紹介しますが、考えの一助になったのが最近読んでいたこちらの本に出てくる三愛社長、市村清さんの教え「そのものを狙うな」です。子供のころ、父から教えられたという「スズメ捕り」の話で、実に明快にこの教訓が紹介されてあります。

「スズメを捕ろうとするのに、スズメを狙うやつがあるか、スズメが一番大きくなるのは飛び立つときだろ」

スズメを捕るには、目に見えているスズメそのものを狙ってはならない。スズメの習性や周囲の状況を考えたうえで、最もタイミングのあった点が急所なのである。

以上、本書第2章より

「そのものを狙うな」 いろんな企画や場面に生かせそうな教えです。

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「社長がやるトップセールスの極意」(田中道信著/日本経営合理化協会出版局)

カラヤンとフルトヴェングラー

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連休中に読んだ本です。ベルリンフィル首席指揮者を巡っての男たちのドラマ。野望に嫉妬、陰謀に様々な駆け引きと、クラシック黄金期の泥くさい内幕ですが、数多い名盤録音の背景や経緯なども分かって興味深いですね。録音の少ないチェリビダッケだけはやや謎ですが・・。今週末は土曜が“八日市”!魚市場は休市ですが、待望の新企画商品を販売しますので、皆さまどうぞお立ち寄りくださいませ!

社長の財学

今朝は4:50に入船、いよいよ価格低迷・・で、相場が良いのは断然アマギ(エボダイ)なのですが、4月のアマギ漁は難しいようです。次は鹿児島沖まで直行の予定です。今日は荷揚げを終えて午前中は漁船漁業構造改革プロジェクト関係の打ち合わせがありまして、午後からは雑務や明日からの準備諸々でした。昨晩はNAS1号の新製品を試食しましたが、想像以上の出来栄えで驚きました。いろんなところでPRしていきましょう!皆さま、どうぞお楽しみに!

あいもかわらず経営合理化協会の書籍を読み続けていまして、今回は井原隆一氏のものを読みました。高価なシリーズなのですが、出張に持っていくには2割高の皮革装丁版がお勧め、ということで最近はほぼこちらを購入しています。読みごたえはありますし、普遍的なテーマと内容が多くて、読めば読むほど味が出るという感じでしょうか。

記録として、著者二十歳の生涯信条、そして斉の管仲の「必勝の条件」を掲載しておきます。

一、厳しさに挑戦する
二、時代の変化に挑戦する
三、自己能力の限界に挑戦する
四、疑問に挑戦する(予見)

井原隆一氏「二十歳の生涯信条」より

その一、物質を豊かにすること。豊富な物質は無敵である。(→資本力)
その二、技術者を重視すること。よい技術者は無敵である。(→技術力)
その三、すぐれた武器をつくること。すぐれた武器は無敵である。(→商品)
その四、優秀な人材をえらぶこと。優秀な兵士は無敵である。(→人材)
その五、軍律を厳しくすること。厳格な軍律は無敵である。(→規律)
その六、たゆまぬ訓練を行うこと。たゆまぬ訓練は無敵である。
その七、ひろく情報を収集すること。ひろく情報を知れば無敵である。
その八、臨機応変の処置をとること。臨機応変の処置は無敵である。

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「社長の財学」(井原隆一著/日本経営合理化協会出版局)より

単純明快ですが、勉強になります。

空気は読まない

今朝は5:30の入船で、豊後水道でのコウイカ、ホウボウ、マトウダイが中心の漁でした。パッとしない水揚げにパッとしない相場・・、おまけに時化のため出漁見合わせということで、踏んだり蹴ったりの4月操業となっています。今月に入って、不思議に水揚げも売りも活気がなくなってしまって・・、魚市場も空気に負けているのでしょうか??名画の旅、今日はルオーです。

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さっそく先日もご紹介した鎌田實さんの最新図書を読んでみました。
空気を読みすぎるな!ウェットな資本主義!
病気でも明るい生き方がたくさん紹介されてありましたて、こちらも元気の出る本でした。

以下、エッセンスのみ記録しておきます。

ムードが沸点に近づいているときに、水を差す人間がいる社会は強い社会だ。
空気の大きな圧力に負けないことが大事。
みんなが空気を読んでいると、小さな声が届かなくなる。
自分の心を殺さないことだ。自分の言葉を閉じ込めないことだ。
空気を読んで、自分の心を檻に入れないことだ。見えない空気に縛られないことだ。
ときに、空気は読めるけど読まないことがあっていいのだ。
もう一度言う。資本主義は、お金と、あったかい空気をまわし続けることが大切。
資本主義の基本は、競争主義だからこそ、あったかな空気が必要なのだ。
下がった波は必ず上がる。不況なんて怖くない。
空気にのまれるな。

空気は、人に、街に、時代に伝染する。
じわじわと広がり、いつの間にか、気分を高揚させたり停滞させたりする。
ときには、景気さえ左右し、経済を動かす。
ときには、国を間違った方向に動かす。
ときには、人間の行動や生き方までも、操っていく。
まわりから浮きたくないと、必死で空気を読む。
空気にとらわれる。
結局、小さな生き方から出られない。
気概を忘れていく。
気が抜けていく。
心が鬱々としてくる。

空気に流されるな。
空気をつくり出せ。
空気をよどますな。
空気をかきまわせ。
それが新しい生き方になる。
それが新しい時代をつくり出す。
信じていい。
空気は・・・・・読まない。

「空気は読まない」(鎌田實著/集英社)より

超訳ニーチェの言葉

先航海は鮮度上々のアマギ漁が好調でしたが、今回は今一つの様子・・、入港は明日早朝の見込みです。晴れていますが、週明けからはまた天気も崩れる模様。今日は日曜日、またお墓参りに行こうかな?

哲学者ですが、ニーチェは人間味にあふれる学者だったのでは・・!?良いなと感じた個所に折り目をつけていくと、折り目だらけになりました。読みやすくて無限に考えさせられる、生々しい良書ではないでしょうか。

自分の主人となれ

勘違いしてはならない。自制心という言葉を知っているだけで、何がしか自制できているわけではない。自制は、自分が現実に行うそのもののことだ。
一日に一つ、何か小さなことを断念する。最低でもそのくらいのことが容易にできないと、自制心があるということにはならない。また、小さな事柄に関して自制できないと、大きな事柄に関して上手に自制して成功できるはずもない。
自制できるということは、自分をコントロールできるということだ。自分の中に巣くう欲望を自分で制御する。欲望の言いなりになったりせず、自分がちゃんと自分の行動の主人になる、ということだ。「漂泊者とその影」

良いことへの道

すべての良い事柄は、遠回りの道を通って、目的へと近づいていく。「ツァラトゥストラはかく語りき」

自分しか証人のいない試練

自分を試練にかけよう。人知れず、自分しか証人のいない試練に。
たとえば、誰の目のないところでも正直に生きる。たとえば、独りの場合でも行儀よくふるまう。たとえば、自分自身に対してさえ、一片の嘘もつかない。そして多くの試練に打ち勝ったとき、自分で自分を見直し、自分が気高い存在であることがわかったとき、人は本物の自尊心を持つことができる。
このことは、強力な自信を与えてくれる。それが自分への褒美となるのだ。「善悪の彼岸」

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「超訳 ニーチェの言葉」(フリードリヒ・ニーチェ/白取春彦編訳/ディスカヴァー・トゥウェンティワン)

中小企業経営のダイナミズム

当初は月曜入船を見込んでいましたが、魚種もある程度まとまったため予定を早めて今朝入船、エボダイ、レンコダイ、アカムツを中心に1200箱の水揚げを行いました。レンコダイ、イカ類を中心にまずまずの相場での取引となりました。これから春先にかけて、鮮魚・練製品の取引増に期待したいと思います。来週は西へ東へ、出張続きの予定です。

ニッポンのものづくり企業の生き残り術と経営心得、実に読みやすくためになる良書でした。
日本の製造業は日本回帰すべし、中小企業の強みは「経営者と社員の連帯感」、まったく同感です。
関係者全員が仕事を通じて幸せを享受できる、楽しく強い会社、目指したいものです。

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「中小企業経営のダイナミズム」(大島邦夫著/幻冬社)


気張る男

今日は午後から企画担当N氏とともに松山へ。着々と環境が整いつつある新規の加工事業ですが、今日はまた週末にかけての課題を数点いただて戻ってきました。ありがとうございました!沖のほうはここ数日時化模様、海幸丸は不調続きですが、漁場と週明けの売り予定から今夜にはいったん入港・荷揚げを行って深夜に再度出漁する予定です。昨日は初めてハイブリッドカー「インサイト」にて試走、技術の進歩を体感しました。

“未来を読む”のがある意味私たちの仕事なのですが、技術環境に自然環境、ニーズの変遷に国際情勢、政情に法規制と、先を読むのが実に難しい時代に入っていることを痛感しています。衆知を集めて、思い切って決断をすることが大切なのでしょうが・・。

一昨日は、青年会議所の事業「JCファーム(みかんスクール)」にて、地元の先輩をお招きして農業経営の現状と将来展望について学びました。今回のテーマは八幡浜市の地場産品である柑橘でしたが、抱えている課題や問題点等が漁業とまったく同じ構造であることをあらためて学ばせていただきました。農漁業ともに、すべては事業者・消費者双方の意識改革を含めた「流通機構の改革と生産者自らのマーケットへの適応」、つまりは業界全体の「構造改革」です!!

地元においては柑橘の先行事例があるだけに、私たち漁業も立ち止まってはいられないことを痛感した実に刺激的な講演会でありました。今さら、旧態依然の市場や仲卸の仕組みをとやかく言っても始まりませんので、沖底漁業資源の付加価値をより高めるべく、小さなことでも手をかけて粛々と前に向かって進むのみです。引き続きアイディアを出し合いましょう!!

先日の出張の折に、久しぶりに城山さんの文庫小説を持ち出しました。今月は3回の上京を含めて、あちこち行く予定ですので、溜まった本もようやく消化できそうです。以下、記録のみ。

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「気張る男」(城山三郎著/文春文庫)

十歳にして、赤貧から志を持って家出。
銀行、鉄道、紡績、ビール会社など、次々と創業し、“西の渋沢栄一”と言われた松本重太郎。
関西実業界の帝王として名をはせた彼だったが、その後、倒産で私財をことごとく手放すことになる。
常に走りつづけた男の、潔い生涯と、次の世代に受け継がれたその精神を描いた傑作長篇。(文春紹介文より)

社長業の心得

時化のため、先週後半は市場にも入荷がごく少ない日々が続きました。昨日もほぼ海幸丸の入港魚種のみ・・。こんな状況下での数年後の新市場開設がとても心配です。沿岸・沖合を問わず、漁船の長期利用化はもちろんですが、後継者が育っていくだけの漁業の採算性向上が急務です。将来を見据えての関係者間の危機意識の共有が、まず何よりも大事ではないでしょうか。

そういえば先日、仕事でお世話になっている知人に来社いただき、しばしマラソン談議を。その方も先日の愛媛マラソンに初出走されたそうで、偶然にも私とまったく同じ右ひざ裏を痛めたとのこと・・。やっぱり素人は同じような部分を痛めるものなんでしょうか。私のほうは何となく長期化しそうな気配です。まずはウォーキングあたりから始めて回復を待ちたいと思います。

今朝は墓参りに病院巡り、午後からは子守りや家の買い物に付き合ったりと、久しぶりに“イクメン”ぶりを発揮していました。(これくらいで自慢したら怒られそうですが・・)やや時間もあったので、少し本もまとめ読み、といっても実務関係ですが・・。まだ経営合理化協会の高価な書籍も数冊未消化です。また時間のある際にまとめたいと思います。週明けより上京の予定です。

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「社長業の心得」(田中要人著/日本経営合理化協会出版局)

心身の強化書

漁模様はやや不調で、今朝は総数1000箱の水揚げでした。アマギ、ハモ、コウイカ、エソ類が中心で、めずらしくサイズの良いホウボウが80箱程度、あわせて温暖化の影響か、春先に水揚げされるはずのカナガシラも30箱ほど揚がっていました。煮つけにすれば美味しい、良い魚なのですが、安定した水揚げがないため販路がないせいか、ここ数年は価格も低迷している魚種の一つです。本サイト「宇和海の幸」でも、まだまだ紹介しきれていない底魚もありますので、今年はそんな日の当らない魚のPRにも力を入れていきたいと思っています。こちら↑は私の大好きなホウボウです。

先週読んだ本の中に、“2つの積極心”としてこんな考え方が紹介されてありました。

相対的積極=スポーツの試合などで、相手に負けまい、勝とうとする気持ちや、仕事で難しい問題に直面して、それを何とか無事に切り抜けようとする気持ち。

絶対的積極=勝とう、負けまいという勝負にこだわることなく、ただ己のベストを尽くすという虚心平気の気持ちで臨む心。つまりはいつも平静心で生きること。

著書では、後者の絶対的積極心の大切さを説いており、その心の状態として、山岡鉄舟の「事あるも事なきも、事なき日のそれの如く、晴れて良し、曇りても良し、富士の山」という詩が紹介されておりました。

同じく「感謝」にも相対的感謝と絶対的感謝があるそうで、ものをもらってする感謝やお世話になってする感謝は相対的感謝とのこと。一方、絶対的感謝とは、自然、生命、人間、人生などについて深く考え、理解し自覚すると自ずから湧いてくる感謝の念で、

①人として生まれたことへの感謝
②今、生きていることへの感謝
③正機を得て、正師にめぐりあい、正法を聞き、正信を得て惑わないことへの感謝
④自然、人間、社会、すべてに対する感謝

をいうそうで、人間はいつも頭の中に絶対的感謝の気持ちを持って生きることの大切さが説かれてありました。宮本武蔵やイチローのような平常心、求道の精神を見習いたいものです。例によって、忘れないためにも!?記録しておきます。

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「天風入門」-中村天風の教えで幸福になる-(南方哲也編者・財団法人天風会監修/講談社)

仕事をみつける努力

海幸丸は中3日の航海を終えて4:00入船、月末休みに入りました。今朝は早朝より東京からのお客さまに2件ほど相談業務、午後からは提携先との定例勉強会も行われました。ただ今、トロール市にて新しい取り組みを目指して動いておりますが、今日の来客もそうだったのですが、何かとタイミング良く協力いただける企業さまや体制も少しずつ整いつつありまして・・あらためて出会いに感謝、ご縁の大切さを感じた一日でした。

昨日は寝つきが悪く、本を読んでいましたら入港時間も近づいて・・、以前ですと少々の睡眠不足は平気だったのですが、最近は寝ないと翌日の夜まで頭と体が持たなくなりました。年齢を感じる今日この頃ですが、まだまだ気分だけはアラサーです。今晩はJCの理事会です。

昨日読んだ本から一節をご紹介します。

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気をつけて世の中を見れば、なすべき仕事はいくらでもある。仕事のないのを嘆じるのは、真に仕事をみつけることに努力していないからではないか。

きょうは雨降りで道が非常に悪く、自動車で泥水をはね飛ばすのがまことにあいすまぬ気がした。米国あたりでは、いかなる田舎へ行っても道路は全部舗装されているそうだが、この表通りなど相当重要な幹線であるにもかかわらず、いまだデコボコのままである。これらはぜひ近く舗装をせられたいものである。むろん官庁の管理することであって、われわれの思うようにはならないのであるが、工を起こせば、人の労力に物資に相当多量の仕事ができるのである。
道路のみならず、気をつければ世の中には、なすべき仕事はいくらでもあるのであって、仕事のないのを嘆じる人は、真に仕事を見つけることに努力しないからではなかろうか。
自分はけさ、車中でふと、仕事はどこまでいっても決して行きづまるものではないことをはっきりと教えられ、力強い感を覚えたのである。

(松下幸之助 1934)

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「人生と仕事について知っておいてほしいこと」(松下幸之助述/PHP総合研究所)より

どうぞ戦ってください!

海幸丸は中2日の航海が続いていて、今朝は4:00過ぎの入船でした。魚種は相変わらずで、エボダイ、カマス、スルメイカを中心に1400箱でしたが、平均単価は先航海に引き続き安値を更新しました。こんな日は同じ市場仕事でも普段の倍くらい疲れた気がします・・、それとも昨晩遅くまで飲みすぎただけかな!?

タイトルと内容もなぜか意味不明・・、私たちも“闘える組織(集団)”を目指しているということで、ご容赦くださいませ!
総理が言うとなぜか悠長に聞こえますが、私たちの場合は、皆さん、思う存分戦いましょう!ですね。

引き続き携行、熟読中の日本経営合理化協会の書籍の付録には、伝えるべきいろんな家訓、家憲が載っていました。中でも心に残ったのが「東照宮遺訓」(徳川家康)です。冒頭はあまりに有名ですが、続く遺訓も心に留めたいものばかりです。

一、人の一生は、重き荷を負うて遠き道を行くが如し。急ぐべからず
一、不自由を常と思えば不足なし
一、心に望みおこらば困窮したる時を思い出すべし
一、堪忍は無事長久の基
一、怒りを敵と思え
一、勝つことばかり知りて、負くる事を知らざれば、害その身に至る
一、己を責めて、人を責むるな
一、及ばざるは過ぎたるに勝れり

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「オーナー社長業」(牟田学著/日本経営合理化協会出版局)より

後継者の鉄則

今朝は9:00より“乗り初め”!各海幸丸の操舵室にて、全乗組員と一緒に神棚に手を合わせて、新年の航海安全と豊漁を祈願しました。毎年、会社からは乗組員の家族に“お年玉”を配って、船から餅まき(金まき?)をしていまして・・、今年は魚本甲板長の提案で、初めて大量にお菓子を撒いてみましたが船頭にもお見送りの皆さんにも不評・・、結局、例年通り小銭を撒いての“乗り初め”となったのでした。

9月の出漁以来、昨年はヤリイカ漁と水エソの相場に加えて、機関トラブルでのロスも少なく順調に操業を終えております。ただし1月からは、ほぼシーズンを終えるヤリイカに期待するわけにもいかず、かといって需要のピークを過ぎた原材料相場をあてにするわけにもいかず・・。景気低迷に加えデフレの影響か、全国的にも丸物相場が暴落しているだけに、かなり不安材料が多い1月操業を迎えております。ひとまずはここ数年、春先にかけて漁が好調なアマギの漁と価格に期待したいと思っております。

年末から年始にかけて、ここ2年くらいハマっている経営合理化協会の書籍をまとめ読みしておりました。何せ基本は“一冊一万円”!ですから、購入したら眠らせておくわけにもいかず、無理やりありがたみを感じつつ熟読しています。「経営学」や「経営戦略」という場合、どうしても中堅企業や大企業を想定した内容が多く、これまではついついそういう理論的なものばかりを追いかけてきた気がしますが、経営合理化協会の書籍は、大半が学問や理論としてではなく、中小零細企業の経営実務に焦点を当てているだけに、よく切れる日本刀のような凄み、鋭さを感じることができます。一頃の欧米流ではなく、あくまで日本の風土や雇用慣行、法制度に根差している点も、今の時代の要請には合っているのではないでしょうか。

題名はいかにも!という仰々しいものが多いのですが、中身はいたって読みやすく何度も熟読したくなる深い内容でお勧めです。分厚いため“出張の友”には実に不向きですが、書棚に置いて残すならこのような良書ではないでしょうか。こちらは、友人に勧められて購入したものですが、何れも大変勉強になりましたので、日記ついでにご紹介しておきます。

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「後継者の鉄則-成功する事業承継」(井上和弘著/日本経営合理化協会)

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「社長業のすすめ方―着実な繁栄と高収益構造への着手」(牟田学著/産能大出版部)


明日より仕事始め、と、その前に青年会議所主催の新年祝賀会です!!

勢いは最強の力

今朝は5:00本船入港、少し時間をとって10:30に出漁しました。丸物相場は相変わらずですが、さすがに師走、ということで今回は、蒲鉾原料“水エソ”の相場に助けられた航海となりました。ここからの半月が中トロ漁の正念場!沖、陸ともに、チームワークで乗り切って良い新年を迎えましょう!

善く戦う者はこれを勢(せい)に求めて人に責(もと)めず

こちら「孫子」の一節だそうですが、戦(いくさ)上手は、まず何よりも勢いに乗ることを重視して、一人ひとりの兵士の動きに過度の期待をかけない、とのこと。「孫子」によれば、組織の管理も大切だが、もっと大切なのは組織全体を勢いに乗せること、だそうです。たしかに、スポーツ競技でも勢いに乗ったチームほど、怖い敵はいませんからね!

いや~、「孫子」もええこと言うとるぞなもし~。

すみません、「坂の上の雲」も始まりましたので伊予弁で・・

ついつい人に求めすぎている自分がいて、ただただ反省・・、また明日から張り切っていきましょう! 

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「中国古典一日一話」(守屋洋著/三笠書房)

仕事に大切な気付きメモ

世間では3連休の最終日、“勤労感謝の日”でした。魚市場は今日が開市で海幸丸も5:00過ぎに入港、ヤリイカ主体で1600箱あまりの荷揚げを行いました。イカ以外では、アマギや水エソ、車エビ等でしたが、荷が多いこともあって相場は“やや下げ”の取引となりました。

政府発表では3年半ぶりの“デフレ”とのことで、まだまだ景気の動向は真っ暗闇・・というのが実感ではないでしょうか。消費者物価指数の判定などでは、「生鮮食料品は除く」という註が付いていることが多いのですが、もちろん水産物や農産品もご多分にもれず、消費不況の影響をもろに受けて、産地価格は低迷が続いている産業です。八幡浜地域のみかんも、マスコミ報道では味・価格ともにまずまずとのことでしたが、農家の方曰く、実態はかなりの売れ残りが出ていて、とても満足のいく収入が見込める状況ではないようです。本当に厳しい情勢はまだまだ続きそうですが、最後は自分たちの企業努力しか頼りにできるものはないわけで・・、日ごろから危機意識と成長と変化へのモチベーションは共有しておきたいものだと、つくづく感じる今日この頃です。

昨日読んだ本にはこんな話が出ていました。

「経費削減で営業マンのタクシー利用は全面禁止!」こんな命令が出ると、営業マンには大方3パターンの反応が出るとのこと。

① 回る件数を減らして、営業活動を続ける者
② 「それじゃ仕事にならん!」と不平をいう者
③ 電車に乗って今までと同じ件数を回るにはどうすれば良いかを考える者

そのコラムによれば、一番ダメなのは、移動に時間がかかるなら件数が減って当然と考えている①のパターンだそうです。不平を言う②のパターンも問題ではありますが、営業に回りたいという熱意が感じられるため①よりは良!もちろん望ましいのは③の、自らの頭で考え知恵を出して解決しようと努力する営業マンだそうです。与えられた環境で最大の成果を出すのがプロの役割!決して受け身ではなく、そういう前に向かった仕事人を目指したいものです。

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「社長のノート」-仕事に大事な気付きメモ-(長谷川和廣著/かんき出版)

経営の見える化

早くも11月です。紅葉も見たいところですが、今日はあいにくの雨でした。明日は明後日の「文化の日」の前日ということで休市です。それにしても増え続ける日本の祝日、合わせて増える消費地市場の休市、もちろん沖には祝日はなく、休みの前後は荷があふれ価格がダブついて困る生産者・・、エントロピーの法則じゃないですが、いったん安きに流れたこの傾向は元には戻らないんでしょうね~。「文化の日」は昔からあるようですが・・

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大型書店で平積みになって売れてそうでしたので購入、飛行機の中で読んでみました。「一倉シリーズ」の簡易版(実践編)という感じの本でしたが、即取り入れられそうな項目もあって納得。理念と計画、そして数字は何よりも大切です。取り急ぎ掲載のみ。時間のある折にまとめてみたいと思います。

「経営の見える化」(株式会社武蔵野社長 小山昇著/中経出版)

実践経営哲学

今朝は久しぶりに2000箱超え、同じヤリイカでも大きな真っ赤な鮮度上々の一級品から、虫食い、皮向け、半端もののB,C級品まで、いろいろです。同じ漁場の同じイカでも、市場での扱われ方から価格、売り先、加工のされ方までまさに千差万別です。今日は早朝から今治よりお客さまが見えられ、いろいろとご説明しながら、あらためて規格(種類)の多さを感じました。本当に厳しい仕事ですが、船内での選別と市場での仕分けを几帳面にやることが、時間はかかっても沖底漁獲物の評価につながっていくはずです。

当サイトでも紹介してあるのですが、弊社は平成15年漁獲どん底の時代に経営理念と企業使命、行動規範なるものを定めました。もちろん全社員、沖、陸の区別なく日々の仕事での指針を示すことを意図してのものです。いろんな機会を捉えては説明しているので、少しずつは浸透もしているとは思うのですが・・。まだまだです。
でも時々、海幸丸の幹部乗組員の皆さんが、時々この理念を口に出してくれるのは、とてもうれしい限りです。大小を問わず、仕事で迷った時にはこの理念と規範に立ち返ってみることで、間違いのない判断や意思決定ができるはずだと、私は信じて仕事をしております。本来であれば朝礼で毎朝唱えるくらいの徹底ぶりが必要なのでしょうが、未だそこまでは到達していません。毎朝、膨大な魚を目にしているとつい麻痺しがちになるのですが、そんな時はこの理念を思い出したいものです。

今度手始めにトロール市で始めてみましょうか?皆さんはいかがでしょうか?

というわけで今日は理念の復習をしてみます。社内の皆さま、ご一緒にどうぞ!

経営理念  「一魚一会」

海の恵みは決して無限ではありません
我々はその限りある天然資源に感謝するとともに、
すべての魚との出会いを大切にします
海の恵み一つひとつに価値を見出し、
国家社会の発展と豊かな食生活の創造に貢献します

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「実践経営哲学」松下幸之助著(PHP研究所)

最近、こちらの本を読み返して経営理念の大切さを改めて痛感しましたので、少しご紹介させていただきました。

明日から一泊で大分です。

戦略・戦術より大切なこと

午前中はお墓参りに読書、夕方からはJC会員会議所のため松山を往復してきます。今日は、大型台風も接近して海上は大荒れの模様・・、今朝は休市でしたので、海幸丸の売りは明日!本夜半には本船入港の予定です。

武士は、いずまいを正すこと、つまり「座る」ことが基本だった。仕事にも儀礼がある。挨拶や掃除は、業績とは一見関係がないように思えるけれども、人間としての基本であり、きわめて大切なことである。

考えても答えの出ないものはある。しかし、志のある人は、歩いて尋ねて教えを請い、いずれ答えを出すだろう。自分から進んで学ぶ。教えてくれるなどと思ってはいけない。

かゆいところに手が届く。それが接客の基本であり、すべて相手の立場に立って満足してもらうように考えるのでなければ、人をお呼びする資格はない。


上記の出典は以下の図書。実に短い平易な文章ですが、説かれているのは奥の深い不変の真理、哲学ばかりです。
何回でも読み返したい本です。

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「リーダーになる人に知っておいてほしいこと」(松下幸之助述/松下政経塾編/PHP研究所)

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「社長になる人に知っておいてほしいこと」(松下幸之助述/松下政経塾編/PHP研究所)

抄訳 葉隠

週明けの月曜日、まだ夏休みですが、朝晩はかなり涼しくなってきました。過ぎてしまえばやはり冷夏でしたね。今日などは夕方ジョギングしても、いつものノロノロスピードでは、うっすらと全身に汗をかく程度でした。今日も県内外から来社いただき、たくさんの貴重なご縁をいただきました。一魚一会&一期一会で、しっかりと前に進んでいきたいものです。

「葉隠」というと、「武士道とは死ぬことと・・」があまりに有名で、何か血が流れそうな危ない思想書のように思われがちですが、泰平の世(江戸中期)に口伝で成った武士道書で、平和な時代における侍の心得を説いたものです。古臭い硬派なイメージもありますが、実際には、日常の身近な体験談や見聞記も豊富で、約300年前の地方武士の生活様式や習慣などが窺い知ることもできて、なかなか面白いです。
今どきの(江戸時代ですが・・)男は女々しいのが多い、とか、アクビやクシャミは気をつけていれば一生しないで済む、等々。その他、もちろん現代の組織や経営にも通じる処世術、名言も豊富です。

と、紹介しながらこちらは葉隠のイメージ通りの烈しい一節。

必死の観念、一日仕切りなるべし。(中略)朝毎に解怠なく、死して置くべし。

全力投球の意気込みも、一日一日と区切っておくべきだ。(中略)毎朝怠けることなく「死」を遂げておくこと。

人生、一日として同じ日はない。今日、自分との一期一会を心がけよ、との意だそうです。
過ぎ去った過去を悔いてみても始まらない、今日ただ今を生き切ることが大事!とのことでしょうか。

そろそろアクビが出てきました。

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「抄訳 葉隠」(山本常朝述/渡辺誠編訳)PHP研究所刊

小さな経営論

台風のため下関港で待機していた海幸丸ですが、クラゲ粉砕ポイントが対馬海域からはるばる若狭湾へ変更となりまして・・、本夕刻には下関を出て明日から駆除開始の予定です。地図で見てもかなりの距離・・、日本列島半周です!!とにかく無事の帰還を祈っております。

今日はお盆を前にして業務集中の一日でした。8月末には決算も控えていまして、諸々の手続きその他でもバタバタと・・、改めて計画性のなさ、詰めの甘さを反省しております。夜はJCの三役会、明日は地元の夏祭りですが、その前に大事な打ち合わせもあったりと、8月末までが正念場のようです。

先日読んだ本に、大成(成功)する人は弱み(マイナス要因)を活かすことができる人、というような個所があって、ナルホドと思いました。弱点というか、自分の思うようにいかないこと(マイナス要因)があると、つい真正面から構えて正そう、修正しようと動いてしまって思うようにならないとまた焦る・・、という悪循環、私などには本当によくあることです。

こういう場合、他人に“求める”ことが多いのが常でして・・、自らの思考回路の転換をすることなく、一人考え込んでしまってついには不眠症になる・・、我ながら危ない傾向です。(さすがに覚醒剤には走りませんが・・)

置かれた状況の中で、弱み、マイナス要因もいったん受け入れて、将来のために“弱点を活かす方向を考えながら前進する”くらいに修練を積みたいものです・・。

明日は午後から夏祭り、タコキムチ&地魚フライ!よろしくお願いいたします!

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「小さな経営論」(藤尾秀昭著/致知出版社)

1Q84

雨かと思いきや現在のところ快晴!ただ今、別府にわたっています。海は広いな、大きいな!
最近の異常気象や自然の猛威もさることながら、天候も人知を超えています・・

宇和海を臨む「魚霊塔」にも手を合わせてきました。

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話題の図書ですが昨晩ようやく読了、久しぶりに村上ワールドを堪能しました。
登場人物の描写に自分の過去をつい重ねて読み進めてしまう、それがなぜか自然に重なる・・!?
摩訶不思議な小説です。月が2つ見える世界に私も入ってみたいような、みたくないような・・。

体育会系経営学?

終日、八幡浜でした。いろいろと新たな話題や情報も頂戴しました。船の整備は順調ですが、まだまだ休漁期は始まったばかり。会社的には安定的な収入がストップするだけに、安閑としてはいられない状況です。環境整備ももちろんですが、新しい仕事の種まきも必要な時期です。ついつい会社にこもりがちになっていて少々反省、私がいないほうが事務所も仕事がはかどるはず!?ですし・・、今月は少し出る機会を増やしたいと思います。

最近、昼間でも暇を見ては、「一倉定の全集」(全10冊)を読み進めています。内容はかなり古くて、事例等は時代背景を考えながら読む必要がありますが、全ての分野において中身の濃い普遍的な内容で、役立っています。長い間もてはやされた米流の経営理論とは正反対の、異色の経営学(社長学)です。言ってみれば、日本型体育会系経営学、という感じでしょうか。
古いものの加工すれば使えそうな実務資料も充実、高価ですが見合う価値は十分見込める本です。ちなみに非常に厚く重いため、出張には不向きです。私は筋トレをかねて持ち運びますが・・

現在まだ10冊中の3冊目、こちらも読み終えるのはいつの日やら・・?という感じです。

断固なすべき6つの仕事

早朝の連絡では順調に操業中とのことでしたが、少したって故障発覚とのこと・・、現在、応急処置の後、操業継続中です。15日の最終水揚げは魚種よりも量の勝負!!無事に航海を終えて、曳き上がりの宴会を盛大に行いたいものです。

仕事関連ですが、最近、高価な本をまとめて購入、目下ゆっくりと読み込み中です。
まずは一冊目読了。業務に生かせそうな内容満載です!高価な分、ありがたみも増す気がしますが・・

早く投資回収!といきたいところです。

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「社長として断固なすべき6つの仕事」(田中久夫著/日本経営合理化協会出版局)9,800円です!

いちばん大切にしたい会社

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土曜ですが、少しだけ出勤していまして書類作成等々、最近売れているというこんな本も読んでみました。

「日本でいちばん大切にしたい会社」(坂本光司著/あさ出版)

著者の坂本光司さん(法政大教授)によれば、他力本願タイプの中小企業には、“5つの言い訳”があるそうで、5つの言い訳とは、

景気、政策が悪い
業種、業態が悪い
規模が小さい
ロケーションが悪い
大企業、大型店が悪い

だそうです。

真に世のため人のためになる経営に取り組む価値ある企業は、この5つの言い訳をことごとく否定するのが共通点とのこと。逆に被害者意識に凝り固まった企業は、経営上の問題点や業績悪化の要因を、外部環境にばかり求めてしまうのだそうです。つまり、手をつけるべき内部資源の問題点を放置して、先ほどの5つに代表される外部環境への愚痴ばかりこぼしている、というイメージでしょうか。

大切にしたい価値ある会社として、著者が挙げている項目に、「地域社会を幸せにし、活性化させる」というのがありましたが、これこそまさに企業市民、公器としての地域に根差す企業の使命ではないでしょうか。

弊社も、「相場が、天気が、燃料が・・」と、ついつい外部環境の愚痴ばかりが先行してしまう風土がありまして・・、思い悩むだけ時間の浪費、という外部環境はひとまず置いて、改革できる内部資源の強化・充実に目を向けて、他力本願の体質から脱却したいものです。その積み重ねこそが、地域になくてはならない会社、継続できる会社になるための第一歩だと思います。

論語の読み方

昨日までは、今朝の入港予定・・でしたが、昨日の丸物の漁は今一つだったようで、入船は明日へ延期となりました。今日は初めて「八幡浜旬菜市」へ出店、商店街内のコミュニティ広場で毎月開催されているイベントですが、イベント開設3年目にしてトロール市初参加となりました。八日市同様に、海幸丸の素材を使ったオリジナルの加工品を広めていきたいと思います。また、みんなで知恵を出し合っていきましょう!

「下学して上達す」

「論語の読み方」(山本七平氏)によれば、下学とは、人間を創り上げる基盤とのこと。下学の代表的な例として、身近な過ちへの対処法を挙げています。すべての人間は過ちをおかす、問題はその後の処理が大事であって、犯してしまった過ちを克服してこそ大成することが説明されています。

「過ちて改めざる、これ過ちという」(衛霊公第十五)

こちらも同じく論語ですが、過ちを改められないことこそ過ち、という意で、過ちが明らかであれば、改めればその行為もまた明らかになる。言い換えれば、過ちを改めればそれは過ちではなくなる、という意味だそうです。つまり、このように下学を経て上達するのが人間であって、「君子」への道なのだそうです。

同じく論語の憲問第十四には、「君子は上達す、小人は下達す」とありまして、宮崎一定氏は、「諸君は一段と高い次元で物事を考えてほしい。低いレベルに下りて議論していては何にもならない」と訳されています。

君子、とはいかないまでも常に上を目指して努力する人は、下学(人としての基盤)を充実させた後に、高い次元の上達を志す。私たちの仕事も同じで、基礎をおさえた上で、現状に甘んじることなく常に高次の目標を見出して、高いレベルの仕事を自らに課していくことが大切なのではないかと思います。

私も、過ちて改めざる、にならないよう、自戒したいと思います。家内には怒られそうですが・・!?

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「論語の読み方」-いま活かすべきこの人間知の宝庫-(山本七平著/祥伝社)

遠きをはかる「年輪経営」

「遠き慮りなければ、必ず近き憂いあり」(論語)

というわけで、少しずつですがまた自社の計画を見直し中です。なかなか思惑通りというわけには行きませんが、不測事態の中にも一定の基準値(数値目標)や対応計画は必要ではないかでしょうか。「遠きをはかる経営」、常に目指したいものですが・・

表題に惹かれて購入してみましたが、とても読みやすく良い内容の本でしたので、少々メモを!

長野県の寒天メーカー、伊那食品工業の志す経営は「年輪」のようにゆっくりと成長しよう、というもの。
塚越社長が長年、老舗企業を研究する中で、見つけ出した共通点は下記の5点だそうです。

1.無理な成長はしない
2.安いというだけで仕入先を変えない
3.人員整理をしない
4.新しくより良い生産方法や材料を常に取り入れていく
5.どうしたらお客さまに喜んでいただけるかという思いを常に持ち続ける

シンプルですが、実に学びの多い5項目ではないでしょうか。

同社の経営戦略の柱は下記の言葉だそうです。
「十年樹木、百年樹人」と言いますが、遠きをはかって実りある種を蒔きたいものです。

遠きをはかる者は富み
近くをはかる者は貧す
それ遠きをはかる者は百年のために
杉苗を植う
まして春まきて秋実る物においてをや
故に富有り
近くをはかる者は
春植えて秋実る物をも尚遠しとして植えず
唯眼前の利に迷うてまかずして取り
植えずして刈り取る事のみ眼につく
故に貧窮す

二宮尊徳

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「リストラなしの年輪経営」(塚越寛著/光文社)より

己を修め人を治める道

結きょく、昨晩の操業での当たりはアマギと思いきや“ニギス(150箱)”!でした・・。期待の漁ではなかったのですが、休市の関係もあって今朝は5:00に入船、荷揚げ後は10:30に出漁しました。次回は漁場を少し変えて、初日は高知沖での操業を予定しています。

今日の韓国戦、何よりも勝てて良かった・・、また旗を立てられるところは、考えただけでも、、萎えます・・
とにかくこの流れと勢いをもって、決勝トーナメントに進んで連覇を成し遂げてほしいものです。

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こちらは、先ほどまで読んでいた図書、“「大学」を味読する―己を修め人を治める道”です。
最近、少しずつですが挑戦しているのが“大学”、論語のように散文的でなく、体系だてられた古典ですが、こちらはその入門書のような本で解説も実に明快でした。

何よりも「三綱領」と「八条目」を根幹として、「玄徳」いわゆる“本末の本”を身につける大切さ、そして“治人のための修己”を説いた偉大な思想書であることを、改めて思い知らされました。もっと早い時期に、こんな古典にも親しんでおけばなぁ・・と、またつくづく反省させられた次第です。
引き続き、関連図書をいろいろと読んでみたいと思います。

せっかくですので、復習のためにそのさわりだけメモを・・。

大学の道は、明徳を明らかにするに在り。民に親しむに在り。至善に止まるに在り。(三綱領)

物に本末有り。事に終始有り。先後するところを知れば、則ち道に近し。

古の明徳を天下に明らかにせんと欲する者は、先ず其の国を治む。其の国を治めんと欲する者は、まず其の家を斉(ととの)う。其の家を斉えんと欲する者は、まず其の身を修む。其の身を修めんと欲する者は、先ず其の心を正しうす。其の心を正しうせんと欲する者は、先ず其の意(こころばせ)を誠にす。其の意を誠にせんと欲する者は、先ず其の知を致す。知を致すは物を格すに在り。(八条目=格物・致知・誠意・正心・修身・斉家・治国・平天下)

「大学」を味読する―己を修め人を治める道(伊與田覚著/致知出版社)より

魚食文化と平均寿命

時化のため早朝の緊急ミーティングで出漁時間を急きょ変更、半日延びて18:00となりました。「亭主元気で留守がいい」ではないですが、船が出ていない状態というのは、船主側としては落ち着かないもので・・、やっぱり漁船は安全かつ元気に操業しているのが一番です。時化上がりで魚が切れる休み明け、まずは月曜入船を目指していきたいところです。

こちら、最近読んだ本から・・

日本       86 79
韓国       80 73
中国       74 70
タイ        73 67
シンガポール  82 77
インドネシア   69 66
豪州       83 78
インド       64 62
サウジアラビア 73 68
エジプト     70 66
ケニア      51 51
ナイジェリア   47 47
南アフリカ    52 50
トルコ      74 69
ロシア      74 69
イタリア     84 78
フランス     83 76
スペイン     83 77
ドイツ      82 76
スウェーデン  83 78
英国       81 77
米国       80 75
メキシコ     77 72
ブラジル     75 68
アルゼンチン  78 72

数字は各国の平均寿命、もちろん左が女性で右が男性です。

やはり長寿には魚食文化が関係していると思うのは私だけでしょうか??
魚食文化と平均寿命、とても興味深いテーマです。調べてみても面白いかも!

ついでに飲酒の文化などもクロスさせて・・!?

どなたか情報がありましたらお待ちしております!

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「日本人の見識」(木内孝著/日本文芸社)

原嶋屋の渡世訓

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海幸丸は時化のため昨夜入港、早朝荷揚げ。少しまとまったアマギのおかげで連日の売りとなりました。

さて今回の出張、ここぞとばかりにたくさん持ち込んだため、読む予定はなかったのですが、題名を見て衝動買いしてしまったのがこちら↑の本。さっそく帰りの機内で読んでみました。日本は世界一の中小企業国家!創業200年以上の企業数は、2位のドイツ(800社)をおさえて断トツの1位は日本!何と3000社もあるそうです。

印象に残ったのは、以前「月刊致知」にも載っていた群馬県前橋市の饅頭の老舗、原嶋屋の渡世訓。

古い家訓がそのまま社員心得となっているようです。せっかくですので復習をかねて全てをご紹介してみます。
深夜タイプのBGMはNHKにて放送中のシューベルトのピアノ・ソナタ。演奏はラン・ランです。(パンダではありません・・)


原嶋屋の渡世訓

「原嶋屋総本家祖宗の渡世訓は、万世不易の家憲なり、我裔孫、左記条々誓って之を格尊し断じて違背あるまじき事」

安政四年丁巳四月吉祥日

【本義】

一、世は情け情義を尽くすべきこと
一、暖簾に生命を賭くべきこと
一、誠実は渡世の骨頂たるべきこと
一、初会の客は百年の客なること
一、客に甲乙あるべからざること
一、祖宗の恩沢を思うべきこと
一、毛利公三矢の庭訓を自家薬籠とすべきこと

【副義】

イ 一粒の麦米軽んずべからず
ロ 労して利あり
ハ 箸を執るとき先祖を思え
二 日限あやまたず
ホ 微笑を忘れるな
ヘ 弁解は負け
ト 渡世の業に徹せよ
チ 忠告を入れよ
リ 良心に従え
ヌ 糠喜び用心
ル 累卵の愚
ヲ 贈り物には念を入れよ
ワ 渡る世間は情け
カ 火災は歴史を失う
ヨ 用談は実を執れ
タ 他を誹謗するな
レ 廉恥を知れ
ソ 雑巾がけをまめにせよ
ツ 付け焼刃をなさず
ネ 寝るときはみな忘れよ
ナ 内緒ごとするな
ラ 楽は尽して然るのち望め
ム 無駄を省け
ウ 有徳の承認たれ
ヰ 井は命
ノ 暖簾は信用なり
オ 奢ることなかれ
ク 愚痴恨み言益なし
ヤ 焼き饅頭は心の温床
マ 慢心を慎め
ケ 原料吟味
フ 不要品を見直せ
コ 困難は試練と思え
エ 縁日を忘るべからず
テ 出たとこ勝負を排す
ア 汗するものに余慶あり
サ 盛んなときは「タガ」を締め直せ
キ 器材を粗末にするな
ユ ゆきずりも客
メ 名物を誇れ
ミ 水垢離の心
シ 神饌怠るべからず
エ 酔いは思慮を失う
ヒ 額の汗が実を結ぶ
モ 物腰やわらかく
セ 清潔整頓
ス 粋も不粋も客の中

「だから二世・三世経営者はダメなのだ!」(佐伯弘文著/WAC)~中小企業・伝統ファミリー企業の長所と欠点より~

会社は毎日つぶれている

午前中の便にて上京、今日は一件営業先を訪問しました。明日は霞が関にて終日会合です。海幸丸は明日入船予定、私は現場には出られませんが、アマギの鮮度と相場に期待!しています。

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「会社は毎日つぶれている」(西村英俊著/日本経済新聞社)

こちらは今回の出張(往路)のお供。
大手商社を再生させた経験を持つ著者による異色の経営者論ですが、時間の使い方、情報との関わり、有益な社外活動等々、とても勉強になる内容でした。この本のおかげ、というわけではないのですが、以前からの懸案事項に起死回生?のアイディアも発見、もう少しじっくりと考えてみたいと思います。

何のために論語を読むのか

数日前から家族全員体調不良で全滅・・!あまり家にいないせいか自分だけは何とか元気だったのですが、不覚にも昨晩から発熱してしまいました。8度5分を超える熱、食欲不振に加えて不眠に倦怠感・・、愛用の“冷えピタ”も夜中に2回ほど取り替えましたが、気持ちいいような、頭痛に拍車をかけるだけのような・・!?ようやく今は徐々に回復して、大分楽になってきております。

昨日、体調不良のまま松山まで行ったのがいけなかったのか、と少々反省しております。
明日は入船、今日は早めに休んで週明けからは全快でいきたいと思います。

さてまた昨日のこと、わずかな時間ですが論文発表を聴講して、あらためて感じたのが、“実学”の大切さです。専門の研究者になるならいざ知らず、やはり学問は実践に役立ててこそ価値があると思います。学生にしてみれば、社会経験がない中での研究ですから、“実践への応用を踏まえて”などといわれても限界はあるのでしょうが・・。ただし、いったん実社会を経験することで、知識や理論の大切さを再認識することはよくあることで、後者の方がより実践に近い研究もできるのでは・・?とも思います。
学んだ知識や理論を、実践で用いられるところまで応用する、まさに“活学活用”の思想が最上ということです。論語でいうところの「文質彬彬」、日本風にいえば「質実剛健」でしょうか?

子の曰く、質、文に勝てば則ち野。文、質に勝てば則ち史。文質彬彬として然る後に君子なり。

質朴(実)が文化(華)より勝っていると粗野になる。文化が質朴より勝っていると史(誠実さに欠けた軽薄な文化人)になる。質朴さと文化がほどよく調和してはじめて立派な人間といえる。

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「何のために論語を読むのか」(孔健著/致知出版社)より

しかしながら、知識の応用(活学)が大事、とは言いながらも学ばないところには、そもそも拡がりも応用もないわけで、まずはどんな分野であれ知識を得ようとすることが大切です。もちろん弊社では、将来の業務充実、スキル向上を目指した学習や資格取得を全面バックアップしております!!
沖であれば船長に機関長!流通分野であれば調理師免許に販売士、総務系なら簿記から税理士まで・・、各種資格のサポートも充実していきますので、意欲ある皆さま、ぜひチャレンジしてください!

ダンディな生き方を目指されるS店長!まずは販売士などおススメですよ!

こんな落ちのはずではなかったのですが、病み上がりですので失礼を・・。

修身教授録

今朝は4:00より荷揚げ、総数はアマギ800を含めて1200箱、漁獲としてはまずまずで、低調気味の相場を何とか漁でカバーした航海でした。原材料需要が落ち込むなか、2月後半戦までアマギ漁が持ってくれれば良いのですが・・、今日はその願いも込めて、あらためて仏さまの供養(ある儀式!?)を行いました。怪しい儀式ではありませんのでご心配なく!

最近、我が家の書棚に特に増えていく致知出版社の関連図書、何も「致知」の回し者ではないのですが、いつでも手に取りやすい場所において、何度でも読み返したくなる本が本当にたくさんあります。まだまだわずかな量しか読んでいませんが、これまでの中では「修身教授録」(↓)などは座右の図書にしたい個人的名著No.1です。
「教授録」という名の通り、昭和12年3月から1年間、大阪師範学校にて教鞭をとった講義の記録(全39コマ)が一冊に収められています。一講義ずつ「修身」に関する学生向けのテーマが選定されて進められますが、何といってもその臨場感がすごい・・。一コマ完結型のため、15分ほどで1講が読めて、すき間時間の読書、そして何より睡眠前の眠気誘い!?にも最適です。

それにしても昔の学生の志の高さはスゴイ・・の一言です。

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「修身教授録」―現代に甦る人間学の要諦―(森信三著/致知出版社)

修養こそ人生をひらく

漁、相場ともに厳しい2月の初航海でした。昨日ご紹介したビッグアマギ(29cm)ですが、食べられることなく無事に八幡浜港へ。手のひらに載せるとこんな感じですが、大きさがお分かりいただけますでしょうか。焼いて食べるとさぞかし美味しいでしょうね~。

午後からは、打ち合わせのため地元(宇和島市)の水産高校を訪問、加工設備等もご案内いただきました。昨年末よりいろいろと企画・検討中なのですが、地域資源をもとに意義ある展開が期待できそうな予感も・・。こちらは乞うご期待!ということで、どうかお楽しみに!

今日読んだ本には、こんな一節がありました。


「人にして遠き慮りなければ、必ず近き憂いあり」

「論語」(衛霊公)の一節ですが、「人として遠くまでの配慮がないようでは、きっと身近に憂い、心配事が生じる」という意味です。

「遠き」、「近き」は、地理的な距離と時間軸としてしての遠近、という2つの捉え方ができそうです。こんなに簡単な一節からも、解釈次第で意味は深くなって、論点は無限に拡がりを増す、というのが論語の論語たる所以ではないでしょうか。

「遠き慮りなければ、必ず近き憂いあり」

日々の仕事や人間関係、経営計画に経営課題のみならず、広くは世の中の政治や社会環境、雇用情勢を考えても、実に深い意味を持つ一節では・・。

というより、いつも配慮が足りず、反省ばかりの私にこそピッタリの言葉!
失礼しました・・。投稿ついでに、さっそく手帳にもメモしておきたいと思います。

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「修養こそ人生をひらく」― 四書五経に学ぶ人間学 ― (谷沢永一・渡部昇一著/致知出版社)

父在せば其の志しを観・・

実質最後の航海でしたが、アマギ、ヤリイカともに不調に終わって、先ほど22:20に入船、ものの30分で約500箱を荷揚げした後、年末売り出し用の鮮魚を狙って一晩の“ダシ曳き”に出漁したところです。最後の最後まで、安全操業をよろしくお願いします!私は明日早朝より、ハマチ○百本の買い付け(というか運び屋!?)に行ってまいります。

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昨日に引き続き岩波の「論語」をパラパラと・・。今日はこんな一節が目に留まりました。
何でも孔子様の時代(2千数百年前!)ですが、父母を亡くして喪に服す期間は3年が普通だったとのこと、その間はいわゆる芸能の類や装飾品、また贅沢な嗜好品はご法度で、文字通り“喪に服して”、平常とは違った衣食住の礼の規定に従って生活するのが習わしだったようです。ちなみに論語にはこの“3年の喪”を説く節が繰り返し出てきます。
読めば読むほど深く、味が出る、発見がある・・、ケンサキイカのような(失礼・・!?)古典の名著です。

子の曰わく、父在せば其の志しを観(*)、父没すれば其の行いを観る。
三年、父の道を改むること無きを、孝と謂うべし。

先生がいわれた、「父のあるうちはその人物の志しを観察し、父の死後ではその人物の行為を観察する。
(死んでから)三年の間、父のやり方を改めないのは、孝行だといえる。」

*志しを観察し―父の在世中は、子としては自由な行動ができないので、外には表れないその志しをみるのである(新注)

論語巻第一 学而十一より

「論語」(岩波文庫/金谷治訳注)より

自らの身は顧みず

東京は朝からポカポカ、昼の便で四国に帰ってみるとこちらは雨も降って時化模様・・、海幸丸は今朝も入港、主な魚種は水エソとヤリイカでしたが、今回も原材料相場に支えられた操業となりました。今年もいよいよ佳境へ、トロール市では29日から3日間、年末大売り出しも開催されます。

今回の出張の友はこちらの話題作、先月、政府見解に反する論文を発表したとして航空幕僚長を解任された田母神さんの最新手記です。もちろん巻末には、いわゆる“田母神論文”「日本は侵略国家であったのか」も全文掲載されております。ついでに村山・河野両談話も・・。
幕僚長という立場で懸賞論文に応募する、という行為の是非はともかく、主張の内容は、愛国・憂国の情と国際的な視野と歴史認識に基づいたすばらしいもの、と感じました。こんな広い視野と思想の持ち主こそ、まさに日本の自衛隊のトップにふさわしいと思います。
解任の理由は、これまでの政府公式見解に反する思想を持っているから・・??田母神さんも書かれていますが、この論理でいけば、愛国心が欠如した自虐史観の持ち主しか幕僚長に就けないことになります。「村山談話」や「河野談話」といった、一政治家の個人的思想に基づいた声明に、外交政策はおろか、国防にかかわる国内の人事までもが束縛されてしまう、この2つの談話こそ、これまでも、またこれから先も日本の国益を損ない続ける諸悪の根源だと思うのですが・・。

田母神さんですが、マスコミでの強面(こわもて)のイメージとは違って、ゴルフとお酒、そしてオヤジギャグを愛するユーモア満点のおじさんのようです。本人いわく、「職を失ったので本が売れないと飯が食えない・・」(産経新聞書評)とのこと、皆さんで精一杯購入してお友達にも広めましょう!

「自らの身は顧みず」(前航空幕僚長 田母神俊雄著/WAC)1,400円です!

火の島

午前中は自宅にて読書他アレコレ、午後からも読書他アレコレ、その後は次男を連れて愛宕山を少し散歩とジョギング、夜は、長年父子2代にわたって、公私ともにお世話になった方とのお別れという一日でした。私のような世間知らずの若造にも、いつも笑顔で声をかけてくれるあたたかい方でした。謹んで心よりご冥福をお祈り申し上げます。

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先日の出張から今日までハマっておりました長編はこちらです。企業小説でありかつハードボイルド、尚かつラブロマンス(しかも純愛系)という、著者ならではの読みごたえある作品でした。イメージとしては高杉良と北方謙三、渡辺淳一を足してそのまま3で割ったような感じでしょうか。

大企業の乗っ取りを画策するやくざ、浅沼英造の前に現れた運命の女性とは。三宅島に生まれた男と女を、過去のトラウマが支配する…。いかなる喪失もかえりみない、全てを溶かす官能のストーリー。石原版現代の「トリスタンとイゾルデ」(紹介文より)

「火の島」(石原慎太郎著/文芸春秋 2008年11月15日初版)1,587円+税です!

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こちらは、今日のお昼にいただいた“自家製釜玉うどん”、少しネギかけすぎ・・!?失礼しました。

葡萄園の労働者

一昨日から日本列島大寒波、明けた今日は晴れの一日でしたが、また明日は雨とのこと・・相変わらずよく分からない天候です。海幸丸は結局本日入港できず・・、明日の入船・売りに期待したいところです。昨晩は今季初のフグ料理、“ひれ酒”も美味でした。話も盛り上がって、注ぎ酒を一合、二合、三合、四合、・・・・・!!というわけで、今日夕方は酒を落としに・・?少々ジョギングという一日でした。明日からは大阪・京都まで遠征の予定です。

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最近、読書のマイブームは聖書、音楽は年の瀬ということもあって「マタイ受難曲」などを聴いています。毎年この季節には、反省しきりの私の年末にはピッタリ・・です。バッハの宗教曲と聖書・・お供は熱燗一合にお新香!?よく分からない仏教徒の私生活ですが、当人にとってはなかなか幸せなひと時です。

今日はこんな文章にも。解釈いろいろですが、神の存在、国のあり方や政治の役割、労働の意義、奉仕や利己主義、利他心等々・・、考えさせられることの多い文章です。さすが聖書は奥深い書物です・・。

「天の国は次のようにたとえられる。ある家の主人が、ぶどう園で働く労働者を雇うために、夜明けに出かけて行った。主人は、一日につき一デナリオンの約束で、労働者をぶどう園に送った。
また、九時ごろ行ってみると、何もしないで広場に立っている人々がいたので、『あなたたちもぶどう園に行きなさい。ふさわしい賃金を払ってやろう』と言った。それで、その人たちは出かけて行った。主人は、十二時ごろと三時ごろにまた出て行き、同じようにした。五時ごろにも行ってみると、ほかの人々が立っていたので、『なぜ、何もしないで一日中ここに立っているのか』と尋ねると、彼らは、『だれも雇ってくれないのです』と言った。主人は彼らに、『あなたたちもぶどう園に行きなさい』と言った。
夕方になって、ぶどう園の主人は監督に、『労働者たちを呼んで、最後に来た者から始めて、最初に来た者まで順に賃金を払ってやりなさい』と言った。そこで、五時ごろに雇われた人たちが来て、一デナリオンずつ受け取った。最初に雇われた人たちが来て、もっと多くもらえるだろうと思っていた。しかし、彼らも一デナリオンずつであった。
それで、受け取ると、主人に不平を言った。『最後に来たこの連中は、一時間しか働きませんでした。まる一日、暑い中を辛抱して働いたわたしたちと、この連中とを同じ扱いにするとは。』
主人はその一人に答えた。『友よ、あなたに不当なことはしていない。あなたはわたしと一デナリオンの約束をしたではないか。自分の分を受け取って帰りなさい。わたしはこの最後の者にも、あなたと同じように支払ってやりたいのだ。自分のものを自分のしたいようにしては、いけないか。それとも、わたしの気前のよさをねたむのか。』
このように、後にいる者が先になり、先にいる者が後になる。」

マタイによる福音書20より

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「愛のために死ねますか」―「ゆるす」ということは何か?「人間の関係」を取り戻すための珠玉の対談―
(曽野綾子・結城了悟著/中経出版)

打つ手は無限

12月らしからぬ気温と相場、おまけに今日は自分たちのミスに起因するトラブルで出漁できず。本当にちょっとした不注意や気の緩みが、トラブルやアクシデントの元に・・。会社と沖、ともに“有意注意”を再認識したいところです。今回のトラブルを教訓に、年末に向けて再度気を引き締めていきましょう。

トラブル対応に追われた一日でしたが、先日通読した書籍からの一文をメモして昨日の日記とします。

すばらしい名画よりも、とても素敵な宝石よりも
もっともっと大切なものを私は持っている
どんな時でも、どんな苦しい場合でも、愚痴を言わない
参ったと泣き言を言わない

何かいい方法はないだろうか、何か方法はあるはずだ
周囲を見回してみよう
いろんな角度から眺めてみよう
人の知恵も借りてみよう
必ず何とかなるものである
なぜなら打つ手は常に無限であるからだ

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「打つ手は無限」(牟田学著/サンマーク出版)より

父の哲学

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午前10時過ぎ発のフェリーに乗って昼過ぎに別府着、車で北上すること約2時間半で下関に入りました。往路の友はこんな本でした。どの章も共感を覚えるものばかりでしたが、毎日の我が身を省みればただただ反省・・、夫婦で読んでおきたい本です。

「強く、賢く、潔く。父親の威厳を取り戻すための55の法則」

「父の哲学」(渡部昇一著/幻冬舎)1,300円です!

一緒に持ってきた産経新聞「朝の詩」にはこんな詩も載っていました。
こちらも読みながらひとしきり反省・・


「見られている」   

幼児はロバの耳で しっかりと聞いている 大人たちの会話を

幼児は目をタカにして 鋭く見ている 大人たちの動きを

大人たちが見過ごす 見えない世界を 好奇心の物差しで ハッキリと見ている

大人たちよ 見られているんです 忘れないで 背中も

(11月19日産経新聞「朝の詩」:瀧口健次さん作)

経営の力学

午前中は事務仕事、午後からは私用で松山往復でした。今日はスポーツも目白押しで、東京国際女子マラソンでは、またしても渋井選手がゴール直前に失速、“オグシオ”は大方の前評判を覆して“スエマエ”に気合勝ち、そういえば昨日は伊達選手も若手を翻弄しての圧勝でした。どんなスポーツでもそうですが、大一番で、数少ない勝負どころのポイントを認識できる選手は強い・・、やはりどんな競技も最後は知性とメンタル、ということでしょうか。

「カニはおのれの甲羅に似せて穴を掘る」という諺があるそうです。言いかえれば、自分の能力、身の丈に応じたことをやれ、という意味でしょうか。

先日も掲載した伊丹敬之氏(同書)の指摘によれば、企業の長期的な発展にとって、この「カニの甲羅理論」は概して望ましくないことが多いとのこと。その理由は、カニには企業と違って、「成長」あるいは「変革」という観念が希薄だからです。つまり、成長しないカニにとって、自分の甲羅に合った穴が一番快適なのは当然ですが、成長したいカニにとっては、あまりにピッタリとした穴は自分の成長に「枠」をはめ、成長を阻害する要因になってしまう、ということです。

企業の場合、穴にあたるのが「戦略」、甲羅が「資源」で、「甲羅にあった穴」は現状維持の戦略という枠をはめることになりかねない、という指摘です。現状維持の戦略に陥らないために、成長・変革を目指す企業は、ときには資源を少々オーバーするような戦略をとる必要がある、というのが伊丹教授の“オーバーエクステンションの勧め”です。言いかえれば、意図的に厳しい環境下に身を置いて、苦しい競争をあえて自社に強いるような戦略のなかから、成長や変革への機会と風土が得られるということでしょうか。

考えるべきは「オーバーエクステンションをすべきかどうか」などではなく、「どんなオーバーエクステンションをすべきか」であろう。
「カニはおのれの甲羅にピッタリした穴を掘るべきではない。大きなイビツな穴を掘れ」

企業であれ個人であれ、スポーツであれ理想の女性像であれ・・(飛躍しすぎか!?)原理は同じ、ということでしょうか。

さ~て、S石店長、どこにどんな穴掘りましょうか??

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「経営の力学―決断のための実感経営論―」(伊丹敬之著/東洋経済新報社)

宴のあと

古満目沖のヤリイカ漁もやや不調の様子、総数も1000箱に届かずという状況のようですが、明日朝にはいったん入港予定です。今日は所用のため家族で新居浜を往復、明日は毎年恒例の臼杵JCとの交流会に参加します。荷揚げを終えて9:00に出発、今年は日帰りの予定です。

三島由紀夫の昭和35年の作品「宴のあと」。作品発表当時の時代背景としては、“60年安保”の真っ只中、ですが、小説のテーマは“日本の非政治的風土”です。料亭「雪後庵」の女主人と都知事候補となった元外交官の恋愛、保守と革新の間で争われる都知事選挙の舞台裏、その中の男と女の人間模様が流麗な文体で描かれます。
実はこの作品、法律の世界で「プライバシー権」を学ぶ際には、判例として必ずといっていいほど取り上げられる問題作だそうで、フィクションながら登場人物には、吉田茂や岸信介、大野伴睦といった超大物政治家も出てくるうえに、それらの人物に関連する賄賂や怪文書、不倫といった具体的な描写も数多くあります。一作品でも読み方によっては二度美味しい、特に政治史好きにはいろんな楽しみ方ができる名作ではないでしょうか。

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「宴のあと」三島由紀夫著(新潮文庫/1960年)

一倉定の経営心得

八幡浜は今日も地方祭、八幡浜の地名の由来ともなっている“総鎮守八幡神社”のお練りも2年ぶりに復活しました。ご利益を期待・祈念して、来年はぜひ私も担ぎ手で参加したいと思います。海幸丸は引き続きヤリイカ漁、ですがずいぶん水揚げ状況も悪く、本夜半、2号船のみ入港して荷揚げ、明日からは漁場を南海域に変更して操業の予定です。

従来の経営学や組織論の常識とは、対極に位置する主義・主張が満載の書。先日も少しご紹介した「一倉定の経営心得」です。米国流のマネジメント理論に汚染されてしまう前に手にすべき、伝統的な日本型企業経営の心髄を説いた名書ではないでしょうか?どちらが良い悪い、ではなく何事も受け取る側のバランスが大切ということで・・。

ちなみにこんな感じです。イカ、もとい以下、同書より・・


事業は学問でもなければ理論でもない。事業の存続を実現する戦いなのである。

事業経営は「市場活動」である。
この最も基本的なことが忘れられ、企業の内部を管理することが事業の経営であるかのような錯覚にとらわれている人々が大部分である。世にいわれる「経営学」なるものは、この錯覚に基づく間違った思想と理論に満ち満ちている。そしてそれが計り知れない害毒を社会に流しつづけているのである。
事業経営の最高責任者である社長は、この妄想に惑わされることなく、事業に対する正しい認識―事業の本質は市場活動である―を持たなければならない。そうでないと、正しい事業の経営はできないのである。
マネジメントと称する内部管理の理論は、事業経営を知らないやからの、きれい事の観念論である。事業経営にきれい事は危険である。事業は学問でもなければ理論でもない。事業の存続を実現する戦いなのである。

(1-14)「事業経営は戦い」より

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「一倉定の経営心得」(一倉定著/日本経営合理化協会出版局)1999年発刊・定価3,300円です!

美徳のよろめき

先日の出張の折ですが、東京銀座の某ホテルの朝食会場にて、隣町の先輩に声をかけられてビックリ、と思いきや、昨日は諏訪崎に向かう途中、山道の真ん中で四つん這いになって倒れていると思しきおじさんに遭遇、あわてて声をかけたところ、「だいじょうぶ、ちょっと腕立て伏せをしよったんよー!」とのこと。そのおじさん、何事もなかったかのようにムクッと立ち上がるや小走りで立ち去っていきましたが・・?。世の中、本当に摩訶不思議なことだらけです。

話は変わって少々本の話題を・・。先日の出張の友は、持参した古い文庫本数冊、今回はヒルティ「幸福論」と三島由紀夫でした。やはり読みやすそうな小説から手に取ってみたのですが、一気に引き込まれてしまいまして、移動時間で2冊ほど消化しました。
それにしてもいつ読んでも美しくて格調の高い文体、これこそ映像では表現できない三島作品の醍醐味ではないでしょうか。特にこの作品、テーマがテーマだけに大人の小説、というかそれ以前に作品自体の成熟度、完成度の高さを感じました。また数年後に読みなおしてみたい、心からそう思える一冊でした。

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「美徳のよろめき」(三島由紀夫/新潮文庫)

肝心の海幸丸ですが、今週はあと2回(水・金)の売りを目指して、今夜も深夜24:00の荷揚げ、これより出勤です。
主な魚種はやはりヤリイカ700箱、サイズが大きく色艶の良いことを期待しています・・。

転進 瀬島龍三の遺言

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海幸丸は引き続きヤリイカ漁、入船は本夜半か明日早朝の予定です。今日はこれより京都からお客さまが来社、魚の話題や水産物流通についての意見・情報交換等々、楽しみにしております。上はここ数日、夜な夜なハマっていた書籍、久しぶりに専門の!?戦史関連を読みました。自伝を含めて、どの書籍を手にとっても実に謎の多い主人公、昭和史に隠された闇の匂いがプンプンいたしますが・・。詳しくはまた後日、って興味ない・・??

「転進 瀬島龍三の遺言」(新井 喜美夫著/講談社)

鬼の目で人を見抜きなさい!?

あっという間にトロール解禁からひと月、いよいよ月末も近づいてきました。海幸丸はもう一度山川港転載、28日(日)の八幡浜売りを予定しています。今日は午後からは、古くから関係のある某社の取締役会に初めて出席、夜は懇親会でした。明日は朝から松山へ。私は間に合いそうにありませんが、毎年恒例の「豊予市」にも出店させていただきます。先般の“てやてやウェーブ”で大好評を博した“魚棒クン”も再び登場、タコキムチの味が忘れられないというあなた、明日はぜひ豊予社(松柏)までお越しくださいませ!

以前、青年会議所の地区フォーラムで講演を拝聴する機会があった染谷和巳氏。
独特の文章構成で慣れるまで少し時間がかかるのですが、人材育成や教育の点では考えさせられるヒント満載です。

こんなのいかがでしょうか?

ある朝、精力あふれる社内きっての稼ぎ頭、M部長と直属の部下(女性A)との間で不倫が発覚・・!
社内で不倫を暴露したのは、以前からM部長に好意を持っていた同部署の女性B!
女性Bは嫉妬心から、社長のあなたにそっと暴露の手紙をよこしたのだ・・!!

社長のあなたがとる選択肢は次のうちどれ?

① 上司を密告するという手段を認めない、よって無視する。

② 事実だとわかった時点で二人の仕事場を遠くに離す。

③ M部長は戒告減俸、女性Aは十分な退職金を出してやめてもらう。

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「社長は“鬼”の目で人を見抜きなさい」(染谷和巳著/すばる舎)

ちなみにM部長のMは、miyamotoのMではございませんので・・

伝統の逆襲

海幸丸は今朝8:00に八幡浜を出港、9月後半は鹿児島沖を中心に操業の予定です。引き続き“辛抱”の9月ですが、10月からは古満目沖のヤリイカ漁場も解禁に。ヤリイカの成長と上物のまとまった漁を期待しています。上は出漁前に船内を点検する未来の漁労長!?明日は早くも白浜小学校の運動会です!

午前中に「伝統の逆襲」という本を読みました。“職人(匠)の技とものづくり”を基本に、日本とイタリアにおけるものづくりの共通思想、ブランド化、地場産業再生策等が主なテーマでした。
日本が舵を取るべきなのは「価格競争」ではなく、「価値競争」、「必要だから仕方なく買うもの」をつくるのではなく、「いらないけれど、欲しくて仕方がないもの」をつくらなければならない、そういうもののほうが、長年にわたって使われ、人生を豊かにしてくれる。まさに・・です。
またイタリアでは、職人の技術が高く評価され、社会的にも知識労働者として認知されているのに対し、日本の職人は、冷遇されるか、一気に人間国宝まで上り詰めてしまうかの両極端で、多くは肉体労働者のカテゴリーに入れられ冷遇されているとのこと。
これからは、いかに労働集約的な伝統技術の中に知識労働の割合を高めていくかが、先進国での技術の伝承とモチベーションの上からも大切、ということでしょうか。やはりこの意味からも長年のドラッカーの主張が的を射ている、ということか・・?いずれにしても、“ものづくり”はいつの時代でも国家の基盤、国際的な価値競争に勝つためにも、職人技術を結集して“伝統の逆襲”といきたいものです。

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「伝統の逆襲」―日本の技が世界ブランドになる日―(奥山清行著/祥伝社)

稲盛和夫の論語

海幸丸は14日の深夜入港、荷揚げ後1:30に出漁しました。漁獲物1200箱は今朝のセリにて・・。相変わらずの厳しい市況、我慢と試練の9月操業が続いております。10月のヤリイカ漁場(古満目沖)解禁が待ち遠しいところですが、9月もまだまだ半ば。おまけに大型台風は停滞するわ、国籍不明の潜水艦は出没するわで、まさに波乱の宇和海豊後水道・・、今日は一人で滝にでも打たれたい気分です。近くに滝もないのでこの際ムチでもええか・・?どなたか、よろしければお願いいたします!

「敬老の日」の祝日、仕事を終えて午後からは眠い目をこすりながらムチを、いえ本を少々・・。

読む人の考え方や捉え方によって、いろんな解釈のある「論語」ですが、単純そうで奥深い、2,000年以上も前にこんな膨大な量の口伝を行った思想家がいた国とその歴史には感嘆させられます。現在の姿は別ですが・・。

こんな一節も目を引きました。

子は温にして烈し。威あって猛からず。恭々しくて安し。(述而)

孔子先生は、穏やかだが厳しいところがある。威厳はあるが恐ろしくはない。慎み深かったが堅苦しくはなかった。

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「稲盛和夫の論語」(皆木和義著/あさ出版)より

ショーペン・ハウエルの知性論にもたしか似たような記述がありましたが、相反する両極端をあわせもつ、というのは非常に難しいものです。“バランス”という意味では、ついどっちつかずの曖昧な「平均」に落ち着いてしまうことが多いのですが、ここで孔子を評した概念はその対極にあるようで、両極端の性質を自己の内に同時にあわせもち、状況に応じて正しく使い分けることができる資質を説いています。厳しさと優しさ、固い信念、決意と変化への柔軟性、大胆さと慎重さ、理性と人情・・・、思いあたる正反対の性質も数多くありますね。

私ですか・・?“滝とムチ”(せめてアメとムチか?)が使い分けられるように、日々精進したいものです。

人生の王道

海幸丸は昨日夕方に鹿児島県山川に入港、今日7日の八幡浜売りに合わせて漁獲物約1100箱をトラックに転載・陸送しました。マダイ250箱にレンコダイとメッキがそれぞれ200箱、フカが100といったところが主な魚種でしたが、やはり全国的に供給過剰のせいか、需要はサッパリで価格は底値・・、売れ残りも多く、おかげでトロール市の調理加工だけは順調に進みそうです・・。海幸丸は引き続き鹿児島沖で操業の予定です。それにしても我慢の9月・・、ヤリイカの一刻も早い成長を祈るばかりです。

気温の高い、陽射しもきつい日曜日、こんな早朝勤務の午後に仮眠をとってしまうと生活のリズムが崩れるもと、というわけで、本を読んだり事務所の机周りを整理したりブログ書いたりと・・、無理やり起きています。夕方はひと汗かいて喉を潤したい(またか・・)ところです。

道は天地自然の道なるゆえ、講学の道は敬天愛人を目的とし、身を修するに克己を以て終始せよ。己に克つの極功は「意なし、必なし、固なし、我なし」(「論語」)と云えり。
総じて人は己れに克つを以て成り、自らを愛するを以て敗るるぞ。よく古今の人物を見よ。事業を創起する人その事大抵十に七八迄はよく成し得れども、残り二つを終りまで成し得る人の稀なるは、始めはよく己れを慎み事をも敬する故、功も立ち名も顕るるなり。功立ち名顕るるに随い、いつしか自ら愛する心起こり恐怯戒心の意弛み、矯矜の気ようやく長じ、その成し得たる事業を負み、いやしくも我が事を仕遂げんとてまずき仕事に陥り、終に敗るるものにて、皆自ら招く也。故に己れに克ちて、見ず聞かざる所に改慎するもの也。

「西郷南洲翁遺訓」第二十一条より

道というものは、天地自然の道理であるから、学問の道は『敬天愛人』を目的とし、自分を修めるには、己れに克つという事を心がけねばならない。己れに克つという事の真の目的は「意なし、必なし、固なし、我なし」我がままをしない。無理押しをしない。固執しない。我を通さない。という事だ。一般的に人は自分に克つ事によって成功し、自分を愛する(自分本位に考える)事によって失敗するものだ。よく昔からの歴史上の人物をみるが良い。事業を始める人が、その事業の七、八割までは大抵良く出来るが、残りの二、三割を終りまで成しとげる人の少いのは、始めはよく自分を謹んで事を慎重にするから成功し有名にもなる。ところが、成功して有名になるに従っていつのまにか自分を愛する心がおこり、畏れ慎むという精神がゆるんで、おごり高ぶる気分が多くなり、その成し得た仕事を見て何でも出来るという過信のもとに、まずい仕事をするようになり、ついに失敗するものである。これらはすべて自分が招いた結果である。だから、常に自分にうち克って、人が見ていない時も、聞いていない時も、自分を慎み戒めることが大事な事だ。

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「人生の王道」―西郷南洲の教えに学ぶ―(稲盛和夫著/日経BP社)

高収益企業のつくり方

大阪出張中です。昨晩はお得意さまの新地の料理店、「八幡浜はなれ」も訪問、宇和海の直送鮮魚も好評のご様子でした。私もコチの薄造りにサザエのお造り、ハモの天麩羅に鯛茶漬け、ついでにじゃこ天まで、地酒と一緒に“八幡浜を”堪能してきました。あわせてお客さまにも宇和海海の幸をPR、今後ともご愛顧のほどよろしくお願いたします!

お店の詳細はこちらからどうぞ!
http://www.uwakai.com/blog/archives/2006/10/post_105.html

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「実学・経営問答 高収益企業のつくり方」(稲盛和夫著/日本経済新聞出版社)

こちらは往路で読んだ図書、純粋な古き良き日本的(道徳的?)経営・・!また整理したいと思います。
復路でも2冊ほど消化予定、寝なければ、ですが・・。
やっぱり関西出張は本が読めるJRが一番ですわ~。

論語と算盤

昨日、今日と八幡浜JC主催の「いろは塾」、今回は環境(エコ)をテーマに、一泊のキャンプで行われ、約100名の小学生が参加しました。私の担当は8班(13名)の活動のお手伝い、昨晩はとても美味しい8班特製、ハエも必殺肉じゃがカレー!?(大人気&完売のためお見せできないのが残念です・・)もいただきましたし、今朝は嵐のような豆腐作りも体験しました。子供のパワーに精気を吸い取られながらも、午後からはたまった本や書類整理等々もしております。また明日からは新しい一週間、31日の海幸丸出漁は18:00で決定しました。

事業と道徳、実業道と武士道の両立を唱えて、生涯に500余りの会社を創って、日本資本主義の礎を築いたといわれる渋沢栄一。氏の書き残した論語関連の本を数点、少しずつですが読んでいます。難解な部分もあって、なかなか私の頭には入ってこないのですが、この類の本は繰り返し読んで心の滋養とするのが良いものと思われます。今日ようやく読み終えたのが、こちらの「論語と算盤」という本。とてもためにもなるし眠くもなる、場合によっては枕にもなる・・?就寝前にはとっておきの一冊です。

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「論語と算盤」渋沢栄一著(国書刊行会)

およそ人として世に処するに際し、常識はいずれの地位にも必要で、またいずれの場合にも欠けてはならぬことである。しからば常識とはいかなるものであろうか、余は次のごとく解釈する。
すなわち事に当たりて奇矯に馳せず、頑固に陥らず、ぜひ善悪を見わけ、利害得失を識別し、言語挙動すべて中庸に適うものがそれである、これを学理的に解釈すれば「智、情、意」の三者が各々権衡を保ち、平等に発達したものが完全の常識だろうと考える。
(中略)
「情」というものを巧みに按排しなければ、智の能力をして十分に発揮せしむることはできないのである。(中略)由来智恵が十分に働く人は、何事に対しても一見してその原因結果の理を明らかにすることができ、事物の見透しがつくのであるが、かかる人物にしてもし情愛がなかったら堪ったものではない、その見透した終局までの事理を害用し、自己本位をもってどこまでもやり通す、この場合他人の迷惑や難儀なぞがいかにこようとも、何とも思わぬほど極端になってしまう、そこの不権衡を調和してゆくものがすなわち情である、情は一つの緩和剤で何事もこの一味の調合によって平均を保ち、人生のことにすべて円満なる解決を告げてゆくものである。
このゆえに人間にとっては「情」は欠くべからざる一機能である、しかしながら情の欠点はもっとも感動の早いものであるから、悪くすると動きやすいようになる、心の他の局面においてこれを制裁するものがなければ、感情に走りすぎるの弊が起こる、ここにおいてか始めて「意志」なるものの必要が生じてくるのである。
動きやすい情を控制するものは強固なる意志よりほかはない。(中略)意志の強固なるが上に聡明なる智恵を加味し、これを調節するに情愛をもってし、この三者を適度に調合したものを大きく発達せしめていったのが、始めて完全なる常識となるのである、現代の人はよく口癖のように意志を強く持てというが、意志ばかり強くてもやっぱり困りもので、俗にいう「猪武者」のような者になっては、いかに意志が強くても社会にあまり有用の人物とはいえないのである。

「論語と算盤」常識と習慣より

常識とは、智、情、意の均衡(バランス)・・、深いです。
この他にもメモのポイントは盛りだくさんでしたが、また時間のあるときに復習いたします。

今日は体も動かさねば・・。

スシエコノミー

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我が家の裏はすぐ山!寝ている部屋は山際にあるため、毎年この季節になるとアラームよりも、蝉の鳴き声のほうが大きく感じられるほどです。今日も午前中のみ出勤してアレコレ・・、そういえば旧八幡浜魚市場の施設取り壊しのため、今日が当面最後の!?「八幡浜海鮮朝市」だったようです。明日海幸丸はドックイン、私は宇和島出張の予定です。

たった今、男子柔道で待ちに待った金メダル!!おめでとう内柴正人選手!!

平積みになっていて、つい買い求めたのが「スシエコノミー」という本、今日ようやく読み終えました。
なかなかのボリュームでしたが、今や世界に浸透しつつあるSUSHI(すし)をテーマに、市場や漁港、流通やレストラン(料理人)、養殖漁業などなど、あらゆる角度からその仕事に従事する現場を追っている大作でした。世界で唯一のマグロ生食文化を持ち、かつては世界のマグロの大半を買い占めていた日本ですが、今では世界各地で消費されるようになり、供給資源の減少から日本への入荷量が激減しているのはご承知のとおり。
日本向けのマグロビジネスが盛んだった時代から、今の国際的なスシブームのきっかけとなったアメリカでのフード革命、国際的な漁獲規制と高まる需要を背景に、カウボーイが養殖業で「マグロ貴族」?になる過程、そして今後の、まだまだ未知数ともいえる中国市場を狙う業界のドン等々、マグロにまつわる経済の“昔と今”が主な話題でした。

本書の最後を締めくくるのは、米大使館で水産物貿易に従事するトム・アサカワさんの言葉。

「日本の企業は間違いを犯しています。(中略)いま現在、日本人は市場に出る最高の魚に相当の金を払っています。おそらく、じきに中国人がもっと値をつりあげるでしょう。日本人の手が届かなくなるほど。そうなれば、業者は日本向けの輸出ではなく中国の市場に商品を出そうと考えるはずです。5年もすれば、日本の消費者の口には質の高い刺身は入らなくなるでしょう。食べたいのなら、中国に行くしかなくなるのです」

(本書P324より)

不気味な予言ではありますが、現にその兆候もあるといえばかなりあるわけで・・。
私たち国内漁業者にとっては、チャンス半分・危機半分?という感じでしょうか。

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「スシエコノミー」サーシャ・アイゼンバーグ著/小川敏子訳(日本経済新聞出版社)

人を生かす 実学・経営問答

今日は「海の日」!海の恵みに感謝の祈りを捧げる日、ということで約束していた漁労長との打ち合わせを済ませて、毎年参加している清掃ボランティア「諏訪崎ビーチクリーン大作戦」に出かけたのですが・・。
諏訪崎の入り口で大阪から来た乗用車と原付(バイク)の事故現場にバッタリ遭遇・・、その場に居合わせた目撃者は私しかおらず、怪我の様子を診た後、救急車を手配したり隊員に事故概況を説明したり・・とボランティアどころではありませんでした。原付の負傷者は見たところ足(太腿と膝)の負傷の様子でしたが・・、軽傷を祈りたいところです。

午後からは会社にて業務、清掃ボランティアができなかった分、せめてもと会社の神棚と自宅の仏壇に・・?手を合わせて怪我人のご無事と近づきつつある来漁期からの航海安全、そして豊漁を祈ったところです。ついでに夕方のジョギング途中には、愛宕山の戦没者慰霊碑にもお祈りしましたし・・、そういえば夜の食後の散歩では、今日は月が見えなかったので空(雲)に向かって、手を合わせて祈りを捧げました。
一緒に散歩していた長男には、「恥ずかしいから早く帰ろう」と言われましたが・・。でも、八百万の多神教の歴史と文化を持つというのはすごいこと!いつでも祈ることができる私たち日本人はつくづく幸せものですね~。
夜には、たまりにたまった購入済みの書籍を少しだけ消化、久しぶりに稲盛和夫さんの新刊も通読してみました。経営理念や哲学・指針はもちろんのこと、意志決定の礎となる価値判断の基準、「心の座標軸」を常に磨き続けたいものです。
明日からはまたフル回転、空回りしませんように・・!(あ~、また祈ってしまった・・)

<稲盛和夫のリーダーの役割10カ条>

1、事業の目的・意義を明確にし、部下に指し示すこと
2、具体的な目標を掲げ、部下を巻き込みながら計画を立てる
3、強烈な願望を心に抱き続ける
4、誰にも負けない努力をする
5、強い意志を持つ
6、立派な人格を持つ
7、どんな困難に遭遇しようとも、決してあきらめない
8、部下に愛情をもって接する
9、部下をモティベートし続ける
10、常に創造的でなければならない

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「人を生かす 実学・経営問答」(稲盛和夫著/日本経済新聞出版社)

日本人の美徳

昨日から今日にかけて一泊で高松へ。日本青年会議所四国地区主催の「ひとづくり研修事業」(合宿形式)に、グループのサポート担当?として参加してきました。本格的な真夏日となった2日間、気分的にはビール片手に瀬戸内海に飛び込みたいくらいでしたが、現実はというと、研修会場だった「喜代美山荘:花樹海」にて、ほぼノンアルコール状態で監禁状態・・、今日昼にようやく魔の樹海?から釈放されて、夕方、無事帰路に着きました。八幡浜から研修フル参加のK君、お疲れさまでした。

JC活動とディベートについてが主たるテーマだった今回の研修会、研修プログラム自体の目的、特に主催者側の意図という点では少々疑問もありましたが、このあたりは、そもそも自ら選んで臨んだ志願兵ではありませんので、こんな感じかと・・。一泊の研修を通じて、四国各地のメンバーの皆さまの様々な意見や主張を聞けたこと、また、とてもユニークなメンバーと知り合えたことが何よりの収穫でした。
そして個人的には、今回の研修講師を務められたO先生と「月刊致知」や森信三先生の「修身教授録」、中国古典や歴史などなど、共通の話題と価値観を題材に会話に花が咲きまして、研修の合間にもいろんなご教示をいただきました。一期一会のご縁に合わせて、弊社の「一魚一会」の理念についても、ご説明させていただいた次第です。2日間お世話になり、ありがとうございました。

今回の八幡浜‐高松の行き来はJRにて。
「鉄マニ」を装った私(一応上下ジャケット!)は、了解を得て車掌室への入室にも成功、写真も撮らせていただきました・・。

そのほか、長い往復の車中には読書と音楽を少々、気分だけでもヒンヤリと、とシベリウスなども聴いてみましたが、
窓から見える真夏の青い山々には、さすがに少々ミスマッチ!?のようでした。

こちらは今日読んだ本の記録です。
凛とした正論!櫻井さんの本は、いつ読んでも自然と背筋が伸びますね~!

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日本人が忘れかけている とても大切なことを取り戻そう

櫻井よしこが大切にしてきた 生き方のエッセンス


仕事の目標は10年単位

モノは少なく自由でいたい

子供には日本文化を習わすべき

親は子供をきちんと叱る

家族一緒に食事をする

弱い者を守る

先生は友達ではない

家族の最期は看取る

おしゃれは自分のためではない


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「日本人の美徳」櫻井よしこ著 (宝島社新書)

決断力の研究

事務所のフロア改修も土曜にはほぼ終了、デスクとパソコンの配置も決まって、週明けにはいったん裏の社宅へ運び出した書類の整理もできる見込みです。漁業という商売柄、昔は交代制で寝泊まりする宿直室などもあったのですが、今はそこが小さな応接スペースとなっています。今回の改修に合わせて書棚やプリンタ、FAX等の位置も動線に合わせて少しずつ変更、これで仕事の効率も上がれば良いのですが・・!?

戦前・戦後に活躍した企業家の「決断」をテーマにした本を読んでみました。一般にはあまり知られていない企業家のなかにも、特に戦前は偉大な思想と哲学を持った経営者が実に多かったことを改めて知りました。様々な転機における決断、意志決定も、国家社会に対する帰属意識や使命感、崇高なる独自の思想、道徳観に裏打ちされたものであることは、すべての企業家に共通するところです。

以下、紹介文と少々メモのみ・・。

収まりどころのない反抗心、狂気、異質性―偉大なる決断は合理性を超えたところに生まれる。
吉田秀雄・本田宗一郎・松下幸之助・出光佐三ほか、稀代の名企業家18人の意思決定の秘密に迫る。

1.組織と業界を革新するための決断
2.自然の理にかなった決断
3.企業家センスがもたらした決断
4.常人離れした人間力が可能にした決断
5.転身力・転進力がある決断
6.博愛の精神が生んだ決断

電通「鬼十則」(昭和26年8月発表)

1.仕事は自ら「創る」べきで、与えられるべきではない。
2.仕事とは、先手先手と「働き掛け」ていくことで、受け身でやるものではない。
3.「大きな仕事」と取組め、小さな仕事は己を小さくする。
4.「難しい仕事」を狙え、そして成し遂げるところに進歩がある。
5.取組んだら「放すな」殺されても放すな、目的を完遂するまでは。
6.周囲を「引きずり回せ」引きずるのと引きずられるのとでは、永い間に天地の開きができる。
7.「計画」を持て、長期の計画を持っていれば、忍耐と工夫と、そして正しい努力と希望が生まれる。
8.「自信」を持て、自信が無いから君の仕事には、迫力も粘りも、そして厚みすらがない。
9.頭は常に「全回転」八方に気を配って、一部の隙もあってはならぬ、サービスとはそのようなものだ。
10.「摩擦を怖れるな」摩擦は進歩の母、積極の肥料だ。でないと君は卑屈未練になる。


「予が今日まで思い込みにては、生涯政事家となる心得なりし。
しかるに・・・、政事家(政治家にあらず)の生涯ほど進退浮沈のはなはだしきものはなし。
三日の天下、百日の皇帝、いわゆる水草の生涯なるものあり。
臨機応変の才に富む人のほかは、決してこの不安心なる生涯を企つべからず」

中上川彦次郎

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「決断力の研究」(渡邊祐介著/PHP刊)

最期の言葉

2泊の東京出張、今回は業界、全国沖合底曳網漁業連合会(略して全底連!?)の理事会・総会、そして懇親会への出席が主な内容でした。あとは大型書店での仕事関連の調べ物を少々、今回はお得意先さまの訪問は出来ず・・。次回はゆっくりとご挨拶へ伺いたいと思っています。正午過ぎの便にて戻ってきましたが、こちらは大雨、また魚も少なそうです・・。

先日、書店で衝動買い、パラパラと読んでみました。「101人の男たちの辞世」を集めたもので、高杉晋作に始まって井上靖で終わっています。個人的には、幕末では吉田松陰や近藤勇、軍人編では、乃木希典、大東亜時代の大西瀧次郎や阿南惟幾の遺書や遺訓に感銘を覚えます。
が、このあたりの著名人のものはこれまでにも何度か書いたことがありますので、今日は少し変わったお方の辞世をご紹介します。幕末、徳川家に忠義を尽くした侠客、新門辰五郎という方の辞世はこちら!

思ひおく 鮪(まぐろ)の刺身 河豚(ふく)と汁(じる) ふっくりぼぼ(女)に どぶろくの味

だそうです。

この世の名残をそのまま歌にしたものですが、イケテルと思いませんか。
食べ物(しかも魚!)を筆頭に、次が女で続いて酒の味・・!お見事です!!
こんな辞世を詠んだ新門辰五郎(名前もカッコイイ!)という侠客は、さぞ実直に豪快な人生を歩んだ、魅力的な人物だったのでしょうね~。

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「最期の言葉」―101人の男たちの辞世(柘植久慶著/太陽出版)

よき経営者の姿

やや遅めの6:30入港、今朝は4:00前には目が覚めてしまって、本を読みながら入船の連絡を待っていました。肝心の漁ですがやはり今一つ、時化の影響で入荷も薄いため、相場は丸魚、原材料ともにまずまずでしたが・・。写真は、150箱一度に水揚げされた小さなスルメイカ(マツイカ)、こちら八幡浜では小さなマツイカを「ジコイカ」と呼んでいます。今日は日曜、よく晴れています。海幸丸は11:00に出港しました!

最近、はまっているのが伊丹敬之教授の経営論、「論」といいましても小難しい理論ではなくて評論に近い感じです。前回の「経営を見る眼」に続いて読んでみたのですが、テーマと切り口がとても明快で読みやすくて勉強になる、忘れたころに改めて読み返したいなぁ、と感じる本です。こんなに身になる本ばかりであれば、ブック○フのお世話になることもないのでしょうが・・。

今回の“ナルホド第一号”!は、経営判断における「理に情を添える」という考え方。会社組織において、「情と理」はともに大切な要因で、「情と理のバランスをきちんと考えられること」が、よき経営者の資質の一つとのこと。情と理のバランスをとる・・、まさに「言うは易し、行うは・・」ですが、仕事では対極にあることの多い要因だけに、なかなか難しいことです。

通常、仕事は感情の生き物である人間の集団(組織)によって行われ、そこでの動機づけや働きがい、貢献意欲といったものは、「理」よりも「情」を基盤に成り立っていることが多いはず。しかしながら企業が生存していくフィールドである「市場経済」は、カネの論理が支配する冷徹な「理」の世界で、そこには「情」の入り込む余地など、ほとんどありません。
ご承知のとおり、日本的経営がどちらかといえば「情」を重視してきた一方で、アメリカ流の経営はとかく「合理性」を強調する、ここでも両者は対極にあるといえそうです。伊丹教授によれば、「理」を軽視しすぎて経営にゆるみが出たことが要因となって、90年代の経済の低迷が引き起こされた、その反動で、「理」を強調しようという動きが自然に強くなったのが90年代の日本企業、なのだそうです。たしかに、一頃の成果主義人事やMBAブーム等々、傾向として思いあたることも多い、というのが印象です。
で、現在の経営における情と理の考え方。つまり、「理に情を添える」という優先順位の大切さを、この本では強調されています。企業が生きている市場経済は、結局は論理の支配する世界、そこで情に流されていたら企業の存立自体が危ぶまれる。というわけで、論理的な世界での生存を可能にするための意思決定こそが経営判断であって、そこでは、まず「理」を優先した上で、人としての感情、つまり「情」を添える、というスタンスが最も大切とのことでした。

理に情を添える!大小さまざまな意思決定において、肝に銘じたいものです。

それにしても、

「智に働けば角が立つ。情に棹させば流される。意地を通せば窮屈だ。兎角に人の世は住みにくい。」

文豪、夏目漱石はサスガ!です・・。

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「よき経営者の姿」(伊丹敬之著/日本経済新聞出版社)

すべては音楽から生まれる

八幡浜児童合唱団が参加した全国合唱コンクール(福井開催)の引率のため、27日に大阪入り、その日は2件、お取引先にもご挨拶に伺いました。翌28日は合唱団の子供たちと一緒に、私にとって約10年ぶりの大阪城、20年ぶりの宝塚歌劇場、初めての「海遊館」も見学しまして、昨晩は船中泊で松山へ・・。今朝松山に降り立ちまして、これから一件用事を済ませて、夕方はこれまたJCの会員会議所に出席して八幡浜へ戻る予定です。参加されました皆さま、ひとまずお疲れさまでした。

“音楽つながり”というわけではないですが、行きの新幹線ではこんな本(下)を読んでみました。「クオリア」の提唱者、茂木健一郎さんによれば、音楽とは「生きながらにして生まれ変わるような体験」で、人間の発想や想像力を刺激するだけでなく、日常の生活における様々なリズムの根源でもあるとのこと。

よく懐かしい曲やメロディを聴くと、その当時の生活環境や出来事、情景や感覚、香りまでもがいきなりドバーと蘇ってくることがよくありますよね。私の場合ジャンルも問わず、70年代ポップス&ロック、または映画やドラマの主題歌だったり、時には演歌や軍歌!だったりもするのですが・・。こんなときは、たぶん自分の脳が多かれ少なかれ刺激されているのでしょうが、この本を読みながらその音と脳の関係やそのメカニズムの謎?のようなものに、少しだけですが触れられたような気がしました。
まぁ、何せ「脳科学」のことですから、もちろん私などの考える頭(脳?)の範疇にはないわけですが、せめて自分のリズムや時々の感情にふさわしい、よい音楽に触れて思索や想像、空想や妄想?のための実りある時間を多く持ちたいなぁ、と感じました。

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「すべては音楽から生まれる」-脳とシューベルト-(茂木健一郎著/PHP新書)

龍馬とカエサル

一昨日、昨日は私用にて松山でした。今日は快晴の日曜日、春の暖かな陽気!ですが、漁業従事者としては、3、4月は魚の需要が減退する季節なのですね。やっぱり魚は、冷え込みの厳しい冬に獲ってこそ価値があるもの。春の到来がうれしい反面、凍てつくような冬にも未練が残る今日この頃です。今日、午前中は会社にて週明けのからの事務仕事、夕方はJC例会のため宇和島の予定です。海幸丸は明日入港、赤青黄色に黒白茶色!?色とりどりの魚をどうぞヨロシク!

先日の出張の際に読んでみた本です。
簡単に手にできるこの種の本よりも、本当はちゃんとした歴史小説から学ばないといけないのですが、日常ではこれがなかなか・・。
以下、記録のみ。

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「龍馬とカエサル」 ―ハートフル・リーダーシップの研究―(一条真也著/三五館)

経営を見る眼

本日の入港は5:50、“中2日”の航海でした。魚種は前回と同じくアマギにカマス、マツイカ、フカ、アカエイ、それにウチワエビ(通称カブト!)が30箱といったところでした。荷揚げ後は8:00に出漁、次回は13日(木)入港の予定です。今日の八幡浜は眠くなるほどの暖かい1日、そのせいかいつもに増して頭が回らない・・!?困ったものです。今晩はトロール市の夕食会(兼ミーティング!?)、明日からは2泊で東京出張の予定です。

久しぶりに純粋な経営書を読みましたので少々メモを・・。
伊丹敬之教授によれば、会社における協働の場では、内外の人々の間に「カネ、情報、感情」が流れているそうです。企業が経済組織体としてきちんと機能していくためには、この3つの流れが必要で、「経営を見る眼」としては、この流れを総合的に見る「三眼の発想」が必要とのことです。
また、この3点は経営上の様々な論理に共通する基本原理(下)でもあって、現実の経営判断はほとんど常にこの3点から総合的になされるべきであると主張されています。

□カネの論理(経済の論理)
□情報の論理(見えざる資産の論理)
□感情の論理(人間力学の論理)

伊丹敬之著「経営を見る眼」(P258より)

つまり現実の意思決定の現場では、この相互に矛盾する3点を総合的に判断することが大切で、現実には、「驚くほどしばしば、3つの論理のどれかだけを優先させすぎた判断、あるいはどれかの論理をほとんど考えていない判断が多い」のだそうです。

「三眼の発想」!!なるほど・・ですね。日々の仕事や意思決定でヒントとしたいものです・・。

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「経営を見る眼」―日々の仕事の意味を知るための経営入門―(伊丹敬之著/東洋経済新報社)

本質を見抜く「考え方」

今朝は5:30に入船、アマギは結局190、他はカマス160、ハモ100、黒ムツ190、マツイカ300といったところが主な魚種でした。今年はマツイカ、いわゆるスルメイカが全国的にも豊漁のようです。供給量も多いせいか相場も底値安定・・!新しい製品加工に取り組むなら今がチャンス、自家製塩辛くらいではとうてい追いつかない量のようです。海幸丸は今朝11:00、2月最後の操業に向けて出漁しました。

日々の仕事で、考えていながらも決めることが出来ない事項、つまり白黒がついていない、いわば“宙ぶらりん”の状態って、よくあります。私も実はこんな状況が大の苦手で、耐えきれずについ結論を出そうと急いでしまうことがよくあります。が、昨日読み終えた本「本質を見抜く考え方」(中西輝政著)で、とても示唆に富む「考え方」に出会いましたのでメモしてみます。

考え方3 「宙ぶらりん」に耐えること

いわく、人は答えが出ないことに耐えられず早まって誤った判断を下してしまうことが多い、これを回避するためには、答えが出ない「宙ぶらりん」の状態に耐える習慣づけが大事である、というものです。なるほど!と思いませんか?特に日本人は、白黒をはっきりつけようと、結論を急いでしまう習性が強いそうで、どんな状態でも「心の平衡」を保つ行動様式が根付いているイギリスとは対照的なのだそうです。
中西氏がもっとも国家戦略の巧みな国と位置づけるイギリスにおいては、「早く見つけ、遅く行動する」考え方が外交政策の基本にあるそうです。重要事項になればなるほど、早い段階での情報感知が大切なのはもちろんですが、その情報を政策へ反映させる方法(行動)については、最大の成果が得られる、ギリギリのタイミング!まで、待つことのできる「強い神経」が大切なのだそうです。外交や政治はもちろん、経営や日々の重要案件の意思決定の現場にも活かせる、とても示唆に富んだ考え方ではないでしょうか。

以下は、本書に登場するイギリスの戦略思想家、リデル・ハートが自国の戦略思考について説明した言葉だそうです。

「ものごとがいずれにも決しない状態に耐えることはとてもつらいことである。そのつらさに耐えかねて“死に至る道”(後先考えずに飛び込んでしまう衝動的な行動)に逃げ道を求めようとするものは昔から国家にも個人にもあった。しかし、このつらい「宙ぶらりん」の状態に耐えることこそ、可能性の明確ではない勝利の幻想を追い求め、国家を灰燼に帰せしめるよりは、はるかに優れた選択なのだと銘記すべきである。」

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「本質を見抜く『考え方』」(中西輝政著/サンマーク出版)より

会社でいうならば、「宙ぶらりん」の状態に耐えつつ、来たるべき勝負どころのポイントが到来するのを虎視眈々と待って、それまでは地道に、組織力を蓄積すべし!というところでしょうか。

本書ですが、文字通り“物事の本質”を捉えるための考え方の要諦が、53パターンも紹介されてあって、とても読みやすい上に深い!内容でした。これぞ文句なし、今月の一押しお薦め図書!です。「今月の・・」って先月は何でしたっけ・・!?

他にはこんな章に感銘を受けました。目次より少々メモのみ・・

考え方1  「自分」とは何か ― 自分を見る鏡が歪んでいたら、ほかのものを見る歪みに気づかない。
考え方10 「動あれば反動あり」 ― 一つの動きがあるときは、それに反する動きが必ず起こる。
考え方14 「民意」もあやまつ ― 自分も含め、大多数の一般的な意見に流されると判断を誤る。
考え方16 どんな情報も「歴史」に還元する ― 一つの時代しか見ていないと、考えの妥当性がわからない。
考え方23 「択一」より「共存」を意識する ― 物と心、進歩と伝統など、価値が一方に傾いたとき危機を招く。
考え方40 誰も疑わない「美しい言葉」こそ疑ってみる ― 戦後日本人に思考停止を強いた4つの言葉とは何か。
考え方41 数字や論理の「正しさ」に惑わされない ― 形式的に整った論理より、肌身の感覚を大切にする。
考え方45 変化を見る前に「不変」を見る ― 変わるものに目を奪われていると、もっとも大切なものを見失う。
考え方53 「日本人」を明確に意識する ― 自画像をはっきり持てば持つほど、ものごとをしっかり考えられる。

オンリー・イエスタディ

時化の影響で今朝の相場は、丸物・原材料ともに“上げ”、昔から漁師の世界では、「ナントカ(○カ)と相場には勝てん!」という言葉がありますが、相場というのは本当に難しくて予測がつかない・・、魔の世界です。そこにこそ、漁師の仕事の“醍醐味と厳しさ”があるわけですが。明日以降は凪(なぎ)のため、通常相場に戻る見込みです。たぶん・・。海幸丸は荷揚げ後7:00に出漁しました。

日曜に読んだ本、久しぶりの石原さんの新刊でした。
個人的にはエッセイよりも小説のほうが好きなのですが、時々読んでパワーをつけたくなる(吸い取られる?)作家ではあります。


その人ならではの「気骨」。鮮やかな生き方は、そこから生まれる。

過剰な情報の氾濫はかえって人間たちの情念感性を摩滅させ、
画一的な人間の配置をしかもたらさないような気がする。
つまり癖のある人間がいかにも少なくなってしまった。
他が何だろうと俺が俺がという人間が。(「あとがき」より)

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「オンリー・イエスタディ」(石原慎太郎/幻冬舎)

渋沢栄一 論語の読み方

昨日出漁の海幸丸、目下“土佐沖”の漁場にて操業中です。現在のところ、白ムツやゼンゴ(小アジ)等、原材料中心の漁ですが、明日以降はマダイやチダイ、カマスといった丸魚を狙った漁も計画しています。次回入船は修理の関係もあって7日にほぼ確定!です。久しぶりに色とりどりの、高知ならではの豊富な魚種に期待したいところです。

最近、なかなかまとまった時間がなくて読書の時間がとれません・・というのは言い訳ですが、年明けから少しずつ読み進めているのがこちらの「渋沢栄一・論語の読み方」(竹内均編)という本です。以前から興味はあったのですが、大著「論語講義」にはなかなか手を出す勇気がなくて、まずはこちらの“簡易版”を購入してみました。2600年も前に語られた!とは信じがたい普遍的な教えの数々、また実業家という視点からの渋沢栄一の解説の奥深さにただただ驚くばかりです。

これまでは大手書店でも「四書五経」の関連は、遠巻きにチラリ・・という感じできていました。
こんなことならもっと早くから親しんでおくべきだった・・と、今さらながら反省しております。

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こちらはその論語からの一節です。


子曰く、君子は争う所なし。必ずや射か。
揖譲(ゆうじょう)してしかして升り下り、而して飲ましむ。
その争いや君子。


渋沢の訳では、

貴族たる者は、けっして人と競争しない。ただ、弓道だけは例外である。堂に上り主人に挨拶するとき、庭に下がって弓を射るとき、お互いに会釈し譲り合う。そして勝者に酒をご馳走する。この競争のしかたこそ本当に貴族らしい。(揖は両手を前に組み合わせて会釈する中国独特のお辞儀、升は殿上にのぼることである)

となります。(同著P70より)

人と争うことについて、絶対に争いを排斥しようとする考え方と、正しい争いは絶対に避けてはいけないとする考え方の2つがあって、ここで著者が主張しているのは後者、つまり正理正道を貫くための争いは気品を持って生きていくためには不可欠、ということです。
当然といえば当然ですが、ついつい争わないのが大人の振る舞い、とばかりに主張すべきタイミングを逃してしまって事態は予期せぬ方向に・・ということも稀にあります。細かなことまで、何にでも全て己の主義主張を曲げない、というのは困ったものですが、「閾値」ではないですが自分で守るべき分野と限界点を見定めて、それを守るためには争いも議論も辞さない、という覚悟と姿勢は、自らのアイデンティティを堅持するためには、とても大切なことではないでしょうか。

本稿で著者も言っていますが、

「人は老いたときと若いときとの別なく、いつも守るべき主張がなければならない。そうでなければ人の一生は、まったく無意味なものになってしまう。あまりに柔弱になりすぎては、人としてまったく気力も品位もないものになってしまう。(中略)若者が、一に円満、二にも争いを避けようというような精神で世に立つと自然卑屈に流れてしまう。みだりに人に服従せず、他人と争って正しい勝ちを制するという精神があればこそ、進歩発達を得ることができるのだ・・」

まさに至言ではないでしょうか。これは“男の生き方”という意味ではもちろん、広くはスポーツであれ企業社会であれあてはまる、原理原則です。守るべきものを賭した闘い、正当な場、自らが臨むべきフィールドでのルールに則ったフェアな競争、そしてその結果の“正当な勝ち”!!常に目指したいものです。

そのためには、やはり日々の心身の鍛錬が必要ということでしょうか・・?
というわけで、まずは手っ取り早く身体から・・?
身体の基本は走りこみ・・?走るといえば、10日の駅伝カーニバル・・?
結局、行き着くところはそこですか・・?
こちらも“勝ち”にこだわりたいですね??!!

といいながら、つい先ほどまで論語を読みながら晩酌・・してました。
やれやれです。こんな自分こそ“論語読みの論語知らず”へまっしぐら!でしょうか。

ちなみに、こちらの書籍、まだ読了していません。また後日、詳しくご紹介したいと思います。
ではお休みなさいませ。

大人の見識

昨日は宮崎沖にて操業中だった海幸丸ですが、昨晩にはヤリイカのポイント古満目沖に戻って漁を続けています。現在のところ漁模様は芳しくない様子で、入港は今日のヤリイカの漁次第といったところです。私のほうは、祝日明けの昨日、今日と雑務も多く市内・市外にてアレコレ。週末は京都の予定です。今年は睡眠不足と早めの水分補給には気をつけましょう・・!?って自分だけか・・。

「国家の品格」以来、書店では、様々な“品格”や“しきたり”と名の付いた本で溢れていますが、先日、衝動買いしたのが“品格”ならぬ「大人の見識」という本。著者の阿川弘之さんは歴史作家で、「山本五十六」他、良識派の“海軍三部作”で有名な作家です。この本自体はいたって平易な文章で「見識」というか、作家生活を通しての「雑感」といったような内容でした。が、その中で一つだけ、すばらしい言葉に出会いましたのでメモしてみます。
開戦時の英国の外相、エドワード・グレイという人の言葉だそうで、「人間が幸福であるための4つの条件」というものです。本書によれば、日本の重鎮の中でもこの英国紳士の見識に感銘を受けた方は多いようで、政治家では幣原喜重郎、作家では志賀直哉、学界では元慶応義塾塾長、小泉信三氏などがいるそうです。下記がその4つの条件です。

第一 自分の生活の基準となる思想
第二 良い家族と友達
第三 意義のある仕事
第四 閑を持つこと

「人間が幸福であるための4つの条件」(エドワード・グレイ)「大人の見識」(阿川弘之著)より

思想や考えの押し付けではなくて、個人の主観に委ねられている抽象的な言葉だけに、4つの条件どれもが深くて考えさせられることが多いです。この言葉に出会えただけでも読んだ価値があったかな、といった印象です。他がつまらなかったというわけではないですが・・。近現代史にご興味おありの方、是非ご一読をどうぞ!

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「大人の見識」阿川弘之著(新潮新書)

透明な歳月の光

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久しぶりに“高知沖??古満目沖??豊後水道南沖”と、漁場を転々と操業していた海幸丸は、今朝4:30に入港しました。マダイをはじめ、チダイ、アマギ、カマス、アマダイ、イトヨリ、ホウボウと色とりどりの丸魚が並んだのですが、残念ながら相場は全体的に低調!次回はヤリイカの漁場に戻って操業の予定です。私のほうは早朝の業務を終えて、6:30に松山へ出発、途中の大洲、内子では気温わずか1℃!でした。

昔から“病院嫌い・検査嫌い”の私ですが、実は今日が以前から申し込んでいた人間ドックの指定日で、検査に行ってまいりました。しかも初めて「PET検査」なるものを体験しました。ブドウ糖を体内に注入してのPET検査から、血液検査、身体測定、X線、エコー検査、胃透視、肺活量等々、1日半のコースでした!慣れない体験で少々疲れましたが、健康は全ての基本!というわけで、我慢して苦手なバリウムも全て飲み干しました。かなり時間はかかりましたが・・。検査結果は年明けまで不明!なのですが、現時点で自分にとって新たな発見が一つ。

何と身長が1cmだけ伸びていました。

学生時代から比較すると2cmも伸びた計算!です。
30代を半ばにしてまだ成長過程!なのか、日頃の太極拳の成果か・・(やってない・・?)
体重のほうは、2年半前の“禁煙後”のピーク時に記録した70kgからは3kgの減で、こちらはほとんど日常と変化なし・・でした。
ちなみにこのまま成長すれば、50歳を前にして私は180cmの大台に到達する模様です・・!?
(楽しみです・・なわけないか・・!?)

今日は普段の仕事よりもグッタリ・・というわけで今夜は良く眠れそうです。
上は、1日半の検査の合間に読んだエッセイ集「透明な歳月の光」(曽野綾子著)です。こちらのエッセイは、今も産経新聞にて毎週月曜に連載中です。ちなみにこんな感じです。私にはシックリ!なのですが、皆さまはいかがでしょうか?

「折り鶴―手を汚さない感傷的な行為―」

 書きづらいことだが、どうしても書かなければならないと思うことがある。九月二日の毎日新聞の「記者の目」という名物コラム欄に、次のような内容の記事が載った。
 広島市の原爆記念公園の「原爆の子の像」に供えられている折り鶴十四万羽が、過日学生によって放火され焼失すると、全国から新たに百二十万羽の折り鶴が届けられた。
 「連日、折り鶴を手にしたお年寄りや親子連れ、学生らが(大学の)窓口に列をなし、折り鶴を入れた宅配便が続々と運び込まれ」た。「折り鶴に託された平和への祈りまでもが灰にならないよう、多くの人が動いた。」のである。
 筆者は鶴の折り方を知らなかったが教わって十分以上もかかって折った。大学では、今でもボランティアが、届いた折り鶴の大きさを揃えて千羽鶴を作る作業をし続けている。
 「『鶴を折れば、世界が平和になる』とまでは言わない。だが、鼻で笑う前に一度、鶴を折ってみようと呼びかけたい。そして、平和の基礎となる他者への思いやりや想像力が衰退していないか、考えてみる機会にしてみてはと思う。
 そこには全くの善意だけがあるから、誰も反対はしないが、私は敢えて言おうと思う。平和の願いを込めて折り鶴を折るなどというのは、幼稚で安易な発想だ。何の危険も苦しみもなく、ほとんど手も汚さず、まとまった出費もしなくて済む感傷的な行為だ。それならむしろ、折り鶴を折る分だけ、生きている人のために働いたらどうなのだ。老人ホームのおむつをたたみ、体の不自由な人の家の掃除をしてあげたらどうなのか。ボランティア活動は、それが安全で楽しく感じられる間は本物ではない、と私は教えられた。
 アッシジの聖フランシスコの祈りは、「平和の祈り」として有名である。それは次のように祈っている。
 「私をあなたの平和の道具としてお使いください。憎しみのあるところに愛を、いさかいのあるところに許しを、分裂のあるところに一致を、疑惑のあるところに信仰を、誤っているところに真理を、絶望のあるところに希望を、闇に光を、悲しみのあるところに喜びを、もたらすものとしてください。
 慰められるよりも慰めることを、理解されるよりも理解することを、愛されるよりも愛することを、私が求めますように。なぜなら私が受けるのは与えることにおいてであり、許されるのは許すことにおいてであり、我々が永遠の命に生まれるのは死においてであるからです」
 どれほどの憎しみでも許し、自分に必要なものでも与え、時には他者のために命を捧げる。どれも凡人には不可能に近い徳だ。しかし聖フランシスコはそれらを愛と平和の条件として私たちの前に突きつけた。それらは折り鶴を折るのとは全く違う重さと苦しさを伴う人間の行為だから、私には辛いのである。

曽野綾子著「透明な歳月の光」(講談社)より

完本戒老録

一昨晩は時化の影響で深夜00:45に入港しまして、4:00から荷揚げを行いました。漁獲の中心はヤリイカ(バラヤリ)と水エソ。ヤリのほうは若干サイズが小さかったものの、中1日操業としては、ほぼ狙い通りのバランスの良い魚種構成でした。午前中は出荷の手伝いや来客等、午後は書類整理や事務手続き数件、夜はお客様のご案内といった1日でした。写真は夕暮れどきの宇和海!こちらもすっかり冬です。

昨日は1日の活動時間が長かったせいか、帰宅後はぐっすり、そのせいか休日の今朝は4:00に目覚めてしまいまして、一人ゴゾゴゾと・・活動しております。こんなときは、秘策を練るため?手帳を整理したり、本を読んだり音楽を聴いたりして過ごすことが多いのですが、普段、“一人の自由時間”が比較的少ない自分にとっては、なかなか貴重な時間なのです。

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こちらは先日の出張に携帯した「完本・戒老録」(曽野綾子)です。昭和47年初版のベストセラーといいますから、実に35年前の本なのですが、内容はいたって新鮮!です。文字通り「老いを戒める」という内容のエッセイですが、著者が37歳のときに始めた「戒老のためのメモ」が原典のようです。また私の“曽野綾子ライブラリ”に一冊追加です。ざっと下記のような内容でした。

目次

まえがき―自己救済の試み
二番めのまえがき―晩年のはじめに
三番目のまえがき―私は感謝して死を迎えたい

1.きびしさによる救済
2.生のさなかで
3.死と慣れ親しむ

「完本・戒老録」―自らの救いのために―(曽野綾子著/祥伝社黄金文庫)

ついでに写真ももう一枚。
日記更新のBGMは、ラフマニノフ交響曲第2番(エド・デ・ワールト指揮ロッテルダムフィル1977)でした。

使ってみたい武士の日本語

昨日、今朝と連日の売り(セリ)でした。12月も中旬にさしかかって、ようやく原材料関連の価格も動いて来つつあります。ただ、昨日には例年並みの高値を記録した水エソは、今朝には一転、下落傾向に・・。明日、八幡浜市場は火曜の休市、ということも関係があるのかないのか、需給バランスと相場の関係というのは、なかなか難しいものです。明日からは、漁業関連の会合のため一泊で大分へ出張です。

最近、何かとゆとりがなくて読書の時間がとれないのですが、先日の出張の際に新幹線で読んだ本がこちら、「使ってみたい武士の日本語」です。時代の波に完全に乗り遅れている私は、外来語や横文字にめっぽう弱い、特にほとんど携帯メールを利用しない私は、実は絵文字も使ったことがないのです。自慢じゃないですが、本サイト「一魚一会」に登場する表現文字は、「!」と「?」だけのはずです。使おうにも、まず出し方や使い方ましてや意味すらも分からない!のです。今どきの若者が使っている宇宙文字?のようなものは論外としても、少しくらいは意味が分かっても、または使えても良いかな、と最近は感じています。

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そんな私が興味を引かれるのが古い日本語です。といっても、全然詳しくもなければボキャブラリも決して多くないのですが・・。でも、古風な美しい日本語や正しい表現が自然に身についている人を、私は心から尊敬しています。というわけで、私も武士の日本語とはどんなものかと思いまして、読んでみたのがこちらの本でした。帯の紹介文にもあるとおり、味わい深い、品格ある日本語、興味深い“侍言葉”の数々が紹介されてあります。例えば、「異なこと、これはしたり、やくたいもない、卒爾ながら、片腹いたい、ちょこざいなり、大儀である、お流れちょうだい、一つまいろう、過ごされよ・・」とこんな感じです。日々の仕事でも電話やメール、商談等々、現代のビジネス現場で、さりげなく使えれば、なかなか“粋”だと思いませんか?

・・・

思わないですか!?

「それは慮外な!これも世の流れ、ぜひもないことよ」

とこんな感じでしょうか?

どなたか、私と“お侍ごっこ”しませんか?

「使ってみたい武士の日本語」野火迅著(草思社刊1,300円です!)

二十一世紀への手紙

今日の八幡浜は“冬の到来”を感じさせる肌寒い一日となりました。昨日はJC関連のとある集まりで終日松山へ、夜には八幡浜へ戻りまして翌早朝の入港に備えました。海幸丸は予定通り朝4:00に入港、ヤリイカの水揚げ量はやや減りましたが、時化の影響か相場のほうは“まずまず”といった感じでした。原材料関係はまだ“今一つ”ではありますが・・。気がつけばトロール漁の最盛期となる“師走”ももう目前!今年も無事に、大晦日と新年を迎えられますように・・

午後からは東京国際女子マラソン観戦の後、図書館へ少しだけ読書に、夕方は愛宕山へジョギングにも行ってきました。それにしても、野口選手の王者の風格漂うレース展開には本当に恐れ入りました。お見事というほかないですねー。それに比べれば私のジョギングは、消耗しきった渋井選手よりもまだ遅い!ノロノロ走りですが・・!何故か昨日から左ひざも痛いし・・。上は、ジョギング途中に愛宕山から眺めた今日の八幡浜です。

話は変わって、今日読み終えた本、「二十一世紀への手紙」??私の実感的教育論??のご紹介です。
以前にも取り上げた曽野綾子さんの教育についてのエッセイ集ですが、やっぱり良いですね。一つひとつのエッセイが自分にとっては常に考えさせられる、深い内容と鋭い視点に満ちています。曽野さんのエッセイは、「正論」、「自然体」、「リアリズム」という言葉がまさにピッタリで、「理想主義」や「人道主義」、「建前論」などとは対極にある、辛口でストレートな主義・主張が特徴です。友好と博愛に満ち溢れた、常に温厚誠実な皆さま方には受け入れがたい!?のかもしれませんが・・、冷酷無比で言いたい放題の!?私の肌と感覚にはピッタリです。というのはジョーダンですが、自分としては、読むたびに常に“学びと気付き”を与えていただける、かなりお気に入りの作家なのです。

以下は曽野さんの文章から、少々読書メモです。

反戦音楽会などというものも、私は好きではない。何も反戦と銘うたなくても、上質な音楽そのものが、もともと平和を思わせ、人生を温かく感じさせるものなのである。或いは人間の生に深い敬意を払い、死にも礼儀を失わないものなのである。或いは別の意味で、自然な死の中にも人間の生の輝きを垣間見させるものなのである。
それをわざわざ反戦の音楽、と銘打つのは、やはり自分の音楽に自信がないか、反戦を商売にしようという不純な心があるか、どちらかであろう。

同書「単純な大人」より


軍備は自立した国家と平和な社会を保つためには、どうしても必要なものだと私は考えている。
      (中略)
ただし軍備は持っていて使わないのが、最高の形である。力を持つ平和は可能であるが、力を持たない平和は机上の空論であることを、私は人間というものの本質を見つめた上で、悲しいながら認めざるを得ない。それゆえ孫子も「戦わずして人の兵を屈するは、善の善なる者」(戦わないで敵を屈服させることこそ最高のもの)と断じたのである。

同書「ボランティアへの三つの鍵」より


子供が誘拐される。すると世間の母親たちは久しく使わなかった台詞を急に思いだす。
「知らないおじちゃんやおばちゃんが、アイスクリーム買ってあげるからなんて言っても、ついて行っちゃだめよ」
そしてしばらくすると、必ず新聞に投書が載る。
「人を信じられないとは、何と悲しいことでしょう」
私はそんなことを考えたこともなかったし、知らない人を信じないことは悲しいことだ、などという発想にも触れたことはなかった。
信じるとは、盲目的に受け入れることではない。たとえ時間は長くなくても、その人の言行、思想に触れるチャンスがあって、その人は信じられると判断したから信じるのである。何もデータがなくて信じるなどというのは、愚かな人か狂人のすることであろう。日本人以外の人は地球上でほとんど私のように考えていると思う。
むしろ教えなければならないのは、知らない人や分からない事の成り行きを疑う能力であろう。

同書「人を疑う能力」より

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「二十一世紀への手紙」??私の実感的教育論??(曽野綾子著/集英社刊)1,300円です!

一隅を照らす

午前中は児童合唱団の練習のお手伝い、午後からはお隣の“大洲青少年交流の家”で開催されていた“科学体験フェスティバル”!?に行ってみました。動くロボットのコーナーや茶道・陶芸体験、ロッククライミングやクラフト教室等々、インドアからアウトドアまであらゆるブースがあって、かなり大規模なイベントでした。茶道体験コーナーでは、いつもお世話になっているKさんにもバッタリ!今日は子供たちが教室荒らしまして!失礼しました。海幸丸は本夜半入港予定です。

先日もご紹介した致知出版社の「小さな人生論」、2冊まとめて読んでみました。
いろんな面で精神論、道徳論に頼るというか、無理やり持ち込むつもりは全くないのですが、中には印象に残る、良い言葉もたくさんありました。
こちらはその中の一節です。

「古人言わく、径寸十枚、これ国宝に非ず。一隅を照らす、これ則ち国宝なり、と」

伝教大師最澄の「天台法華宗年分学生式」の冒頭に出てくる言葉だそうで、唐の湛然の書「止観輔行伝弘決」にある次の話を踏まえている、とのこと。以下、書籍より抜粋です。

むかし、魏王が言った。「私の国には直径一寸の玉が十枚あって、車の前後を照らす。これが国の宝だ。」すると斉王が答えた。「私の国にはそんな玉はない。だが、それぞれの一隅を照らせば、車の前後どころか、千里を照らす。これこそ国の宝だ」と。
(「小さな人生論」藤尾秀昭著/致知出版社より)

戦中・戦後の東洋思想家、安岡正篤氏はこの話に深く感応して、爾来「一燈照隅」を己の行とされたとのこと。

どんな環境、立場にあっても、“一隅を照らす”生き方、目指したいものです。

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「小さな人生論」(藤尾秀昭著/致知出版社)1,050円です!

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「小さな人生論??」(藤尾秀昭著/致知出版社)同じく1,050円です!


「走ることについて・・」

昨日の仕事は半休、秋祭りのため“てやてや踊り”に参加しました。16:00に地元の商工会館に集合してビールを1杯、2杯・・。八幡浜の名前の由来となっている“八幡神社”下から踊りをスタート、市役所で休憩、そこでもビールを一杯、終了後は打ち上げでいつもの居酒屋へ。結局そこでもビールに焼酎・・・。本船入港もあるため、早めに帰るつもりが結局2次会、3次会・・と、夜な夜な街を放浪(徘徊か?)することに・・。帰宅は当然午前様、朝は4:15起床のつもりが6:00過ぎ・・でした。

昨日の飲み会でも話題にしていただいた当ブログ“一魚一会”。自分にとっては気軽な“日記”の意味もありますので、投稿時間を調整して無理やり“毎日更新”の形をとってきました。が、なかなか日常のタイムリーな投稿に対応できない・・ということで、しばらくは調整なしでランダムに、書いてみたいと思います。毎日!と決めていなかったら、サボってしまうかもしれませんが・・。なるべく毎日を目指して?取り組みたいものです。

こちらはここ数日で読んだ本です。
久しぶりに村上春樹さんのストイックな文章を堪能しました。
マラソン、というか「走る」ということについてのエッセイなのですが、夕方のジョギングが日課になりつつある自分には、共感できる部分がとても多くて、一気に読めました。
著者に比べれば、自分などはまだまだランナーとも言えないほどの初心者!ではありますが・・。

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「走ることについて語るときに僕の語ること」村上春樹著(文藝春秋刊)1,429円です!

人間学を学ぶ月刊誌

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仕事でお世話になった方のご紹介で、「月刊致知」の定期購読を始めてみました。「人間学を学ぶ」というのが本誌のテーマ。同じ出版社の書籍は、これまでに数冊購入したことがありますが、月刊誌を手に取るのは初めてです。この「月刊致知」とは別に「小さな人生論」という単行本もありまして、こちらには「致知の言葉」として、「致知」のエッセンスが平易な文章で書かれてあって、読みやすい上にためになる、かなりお薦めです。まだ途中ですので、読み終えましたらこちらもご紹介してみます。といっても、何も私は出版社の“回し者”ではないのですが・・!

ご興味おありの方はこちらからどうぞ!
月刊致知公式サイト → http://www.chichi.co.jp/

新参謀学

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今朝セリにかけた古満目のヤリイカですが、昨年同時期よりは若干サイズが大きめのようです。豊後水道のものとも魚体が微妙に違うような気もしますが・・。10月から11月にかけて、今の“バラヤリ”が大きな“立ヤリ”に成長してくれることを願っています。今日、午前中は松山にて一件商談に、午後は八幡浜に戻って、夜はJCの三役会でした。上は、ただ今読みかけの本、「新参謀学」(加来耕三著)です。

加来耕三著「新参謀学」によれば、戦国時代の軍学において、個人同士の戦いは「仕合」、領国を持つほどの大将同士が国を争奪するために、野戦や攻城を行うことを「軍陣」と呼んで明確に区別されているそうです。この「軍陣」において、弱敵・少敵・強敵・破敵・随敵等々、様々な敵に対応するのが軍法(兵法)の真髄だそうです。

戦国の名将、武田信玄は「信繁家訓」54か条において、

「和敵、破敵、随敵分別、肝要事」

といっています。

つまり信玄は、「争わない敵」(和敵)、「破らねばならない敵」(破敵)、従わせる敵(随敵)を、分類・区別していたというのです。同書によれば、信玄にとっての「和敵」は、駿河国の今川義元と相模の北条氏康、「破敵」は、信濃に展開する村上義清と小笠原長時の二大勢力を指すそうです。戦えない相手、和敵に対しては、様々な策で友好関係を結び、力を結集して破敵、随敵に対応するのが信玄の戦術でした。

ちなみに、信玄はこの「和敵」、「破敵」、「随敵」という3種の敵に対処するための軍法として、

「武略」、「知略」、「計略」の3つ

を掲げています。

「武略」とは、自国の城を整え、出陣に際しては軍の編成を正し、種々の駆け引きを行うこと、
「知略」では、兵法の二極(正攻法と奇襲法)を巧妙に使い分け、出陣前に敵を粉砕するよう、智謀を尽くして戦うこと、
「計略」とは、町人、百姓などを敵国に派遣して情報収集させ、得た情報を元に敵国を動揺させておいて買収、暗殺等でその国を従わせる方法、

をいうそうです。面白いものです。

現代のビジネスにおいても、事業や戦略・戦術を考える上で、この武田軍法の考え方はとても有益なヒントを与えてくれるのではないでしょうか。会社の取り組む既存事業や新規事業分野、お店や製品にとっての、和敵、破敵、随敵をプロットして、それらに対する対処策を考えるだけでも、事業の進むべき“方向性”が見えてくるような気がするのですが・・、いかがなものでしょうか??

当社ですか・・?「破敵討ち入り!」だけはどうかお許しくださいませ!

「新参謀学」―戦略はいかにして創られるか―(加来耕三著/時事通信社)1,890円です!

ひとすじの蛍火

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八幡浜魚市場も珍しく連休、昨晩のアルコールを抜くために!?体を動かそうかと思っていましたが、あいにくの雨、で結局夕方に図書館へ行ってきました。おかげで、ようやく読み終えたのがこちらの新書「ひとすじの蛍火―吉田松陰 人とことば―」(産経新聞連載)です。ご存知「松下村塾」の指導者で、わずか30年の生涯で多くの英傑を育て上げた、その濃い人生から発せられた珠玉の“ことば”を通して、真直ぐに生きぬいた松蔭の生涯を辿る、そんな感じの本でした。

以下、少しだけ読書のメモです。

「空理を弄(もてあそ)び実事を忽(ゆるが)せにするは学者の通弊なり」 ―安政2年11月「講孟余話」―

25歳の時のことばだそうですが、理論よりも実践を重んじた吉田松陰らしいことばです。松蔭は生涯において、多くの人物と巡り合いながらも、自ら師と呼んだ人は少なかったようです。著名なところでは、山鹿素行、佐久間象山がいますが、幼少期に教育を受けた叔父の玉木文之進は、指導のためなら折檻(せっかん)もいとわない筋金入りの教育者だったようです。朱子学者でもあった文之進によれば、学問は「小学」と「大学」に大別されるそうで、前者は幼少で身に付けるべき礼儀や教養、後者は、「小学」をおさめた後に、抽象的な道理をきわめていくことがあたるそうです。後に日露戦争で名を馳せた乃木希典も、松蔭と同様に文之進の門弟だったようです。

こんな言葉もあります。

「学は得否にあり」 ―安政3年5月「講孟余話」―

最初の江戸への遊学から5年後の松蔭の言葉。以下は著者関厚夫氏の意訳です。

「井戸は、深く掘るか浅く掘るかが問題ではなく、その水の量が肝心である。同じように、学問は一生をささげるべき対象ではあるが、学問に勤めた結果、道を得られたか否かが肝心であって、“学問に勤める”こと自体は問題ではない」

ついつい「知識を得る」こと自体が目的になってしまう読書や勉強・・、その知識を実践に活かして、且つ結果(道)を得てこそ、意味を成す。
こちらも肝に銘じたい言葉です。「知行合一」にも通じます。

まだまだメモしておきたいポイントは山ほどあるのですが、一度にはまとめきれませんので、今回は本書のさわりだけで。
また、当「一魚一会」ネタ不足の危機のためにとっておくとします。
それにしても教育(私の場合は子育て・・?参加していない・・?)は難しいものです。本書とはレベルもラベルも違いすぎますが・・!!

以上、読了記念に書籍情報も掲載しておきます。

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「ひとすじの蛍火」―吉田松陰 人とことば― 関厚夫著(文藝春秋発行)1260円です!

晩年の美学を求めて

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午前中は海幸丸の古くなった電化製品の手配など、昼前からは一件会合の予定がありまして、松山を往復してきました。以前ご報告した海幸丸食堂の一部改装もほぼ完了のようです。あとは今日手配した電化製品の納入を待つのみ!です。残念ながらビールサーバーの設置は適いませんでしたが・・。完成しましたら写真にて掲載いたします。

まだまだ30代中盤!若い若い、といいながらも、人生いつが晩年かは分からない・・というわけで、以前から気になっていた本でしたが、先日「ブック○フ」で見つけて購入、読んでみました。最近よく読んでいる曽野さんのエッセイ集です。
曽野さんによれば、「晩年の美学」の基本は「自立」だそうで、「自立」を可能にするのは自己の「自律」の精神だそうです。簡単に言えば、自分の身の回りのこと、自分に出来ることは人任せにしない、という意識と行動なのでしょうが、これがなかなか難しい問題でして・・。
元来“無精者”の自分は、DVDの録画予約も一人でできない、やろうとしないこと!をここに告白いたします。こんな自分には、現在のところ曽野さんのいう「晩年の美学」など望むべくもありません。というわけで、私の場合は、せめて死ぬまでジョギングを続けて“晩年の美脚”でも目指すとしましょうか?失礼しました。

美肌や美脚ではなく、本当の「晩年の美学」を目指されたい方、ぜひご一読をどうぞ!

「晩年の美学を求めて」曽野綾子著(朝日新聞社)1500円です。

賢人の知恵

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今日は久しぶりに・・終日八幡浜で仕事をしておりました。ここ数日、昼間は会社に不在がち・・ではありましたが、決して郷里でサッカーをしていたわけではありませんので、処分だけはどうかご勘弁を・・・!
そんな話題よりも問題は接近中の台風!です。現在の進路予測では、四国地方、というより宇和海を!?目がけて近づいているようで、とても心配です。明日からは大雨・・というわけで、会社前に係留している海幸丸は明日には“時化つなぎ”、“ドックイン??漁具積み込み”という一連の出漁準備も全て延期となりました。被害が少ないことを心から祈っております!

今日の夜は夏祭りの役員会、こちらもいよいよ12日の本番を前に段取りも大詰めです。皆様、お疲れ様でした。
で、今日は9時前に帰宅しましたので、久しぶりにリアルタイムでブログ更新中です。
先日、読み終えたバルタザール・グラシアンの書籍から印象に残った文章をメモしておきます。
「ショーペンハウエルも絶賛・・」、「マキャベリの君主論に並ぶ不朽の名著・・」の前書きにつられて衝動買いしましたが、
とても深く、“愚人”の私などは、いつも机の前に置いて読まなければいけない本!?という感じでしょうか。
下は「人とのかかわりについて」という章からの一節です。
故障で休養中?の横綱もぜひご一緒にいかがです!?


「あまり気安くしない」

毎日決まって顔を合わせる人に対しては、気安くしすぎず、相手にもなれなれしい態度をとらせないこと。人に合わせて自分をいったん下げてしまえば、もう尊敬されることはない。そのままでいれば尊敬されたかもしれないのに。
星をよく見よう。あれほどこちらから離れていても、そしらぬ顔で輝いている。対するこの世界では、距離が保たれていれば見苦しいこともありふれたことも隠せるが、遠慮のない関係では筒抜けになってしまう。目上の人と共通の場を持つと危険だし、目下の者と共有するのも好ましくない。
いずれにしても避けるに越したことはない。世間一般と同列に並ぶことはきっぱりと避けよう。こちらが親切にしてもそのありがたみが分からず、当然の権利と思われるようになるからだ。親密な関係は低俗にも通じる。

バルタザール・グラシアン

『賢人の知恵』(バルタザール・グラシアン著 斉藤慎子訳 ディスカバー社版)より

日本人とアイデンティティ

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今日の八幡浜は終日“晴れ”で、日中はずいぶんと気温も上がりました。湿気はさほどでもなかったようですが。休漁期に入ってはや2ヶ月、あっという間に出漁準備もピークを迎えています。海幸丸は、予定では“お盆”までにドック(船体修繕)と定期検査を終えて、9月1日のトロール漁解禁に備えます。けっして暇・・ではないのですが、やはり休漁期は、会社的にも(収入がない・・)、また個人的にも生活の張り、というか緊張感がなくて逆に落ち着かないものです。早くシーズン到来!といきたいところです。
夕方は久しぶりに愛宕山までジョギング30分、夜はJC理事会でした。明日は朝から、とあるセミナーで宇和島の予定です。

先日の東京出張の際に購入した本ですが、昨日ようやく読み終えました。「日本人とアイデンティティ」河合隼雄著(創元社)です。題名はいかにも硬そう・・ですが、思想ものというよりも人間関係や教育、心理学などをテーマとしたエッセイ集でした。副題が「心理療法家の目」というだけあって、切り口、洞察眼ともに斬新でとても面白い内容でした。特に日々悩みながらの人間関係、理想の夫婦関係、そして父親像を模索して奮闘中の自分にとっては・・!!?
四方八方から嵐のようなブーイング、そしてクレームがつきましたので、すぐさま書籍の内容紹介に移ります・・・

文章のタッチは、講演、寄稿、コラムなど出所で様々ですが、目次はこんな感じです。

豊かな時代の人間関係
二度目の結婚式
若者文化と宗教性
心の中の宇宙
「たましい」の復権
中年の危機の意味するもの
イデオロギーの終演再考
日本の教育土壌と想像力
成長に必要な抑制者
子どもの想像力を伸ばす教育
学校教育相談の今日的意義
子どもの「非行」をどうとらえるか
おとぎ話の深層
民話と深層心理学
昔話の残酷性について
昔話に出てくる老人
児童文学と文学のあいだ
絵本作家センダックの魅力
猫、その深層世界
柳田国男とユング
絵巻の空間
専門家待望論
面接法の復権に寄せて
心理療法の現在
夢とコンプレックス
コンプレックスの解消
心理療法と人間の幸福
削られた原稿
大仏次郎賞を受賞して
思い出の読書
心理療法家の眼

上記のテーマにご興味おありの方は是非どうぞ!

「日本人とアイデンティティ」??心理療法家の目??
河合隼雄著(創元社・初版1984年)1,575円です。

正法眼蔵随聞記

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取引先訪問後、午後の便にて愛媛へ帰省しました。今回の出張のお供は「正法眼蔵随聞記」。ただし、仏典などにはあまり詳しくないため、現代語訳の付いている初級者向けの本(上記)を購入してみました。以前から原書で読みたいとは思いながらも、訳があるとつい読みやすい訳のほうばかり読んでしまっていけません。明日からはまた通常業務!です。

昔、孔子に一人有って来帰す。孔問ていわく、汝、何を以て来て我に帰する。
彼の俗いわく、君子参内の時、是を見しに、〓々として威勢あり。依って是に帰す。
孔子、弟子をして乗物装束金財物等を取り出して是を与き。汝、我に帰するに非ず。
―中略―
愚かなる者の人を貴ぶことかくの如し。経教の文字等を貴ぶことも又かくの如し。

(現代語訳)

昔、孔子に、ある人が来て弟子になりたいと言った。孔子は質問して、君はどういうわけで私の教えを聞きたいのか、と聞いた。
彼が言うには、貴方様が宮中へお出ましの時見たら、堂々として威厳がありました。それであなたの弟子になりたいのです。
孔子は弟子に命じて乗り物や着物や、金銀の財物を取り出してこれをその人に与えて、君は私に心服したのではない
(この姿かたちの外見の威厳に感服しただけなのだよ)といった。
―中略―
愚かな人が人を尊重するのはこのようなものです。経典に書いてあることを尊重するのも同様です。

傍訳「正法眼蔵随聞記」(中野東禅編/四季社)より

クラシック音楽鑑賞事典

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こちらは「クラシック音楽鑑賞事典」(講談社学術文庫)。
文庫本ながらページ数は実に1003ページ、130名を超える作曲家の800以上の曲目を解説した事典です。他にも鑑賞の手引きや30数名の指揮者、代表的な演奏家、楽団、用語等についての情報も網羅する、実に優れた事典です。私などはここに記載のない曲を聴くことはまずないのでは!?とも思われます。この800曲だけでも膨大な量ですから一生かかるかと・・。しかもコンパクトで鞄に入れて持ち運ぶのにも便利、最近の必携図書になっています。初版は古そうですが、何とも重宝する一冊です。次はもっとすごい事典!をご紹介いたします!

音楽

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正午の便にて松山空港まで帰りました。本来ならそのまま八幡浜へ戻るところですが、今回は新居浜にてJCの愛媛ブロック会員大会があったため、空港から八幡浜とは逆方向の新居浜へ。事前に記念式典やフォーラム(家田荘子氏講演会)などもありましたが、私は分科会からの途中参加でした。ここでもテーマは「公益法人制度改革」!JCの場合、全国津々浦々に存在するうえ、各々組織形態や実施事業も異なるために、一律に制度への対応を進めていくことが難しい様子でした。
分科会後は大懇親会も行われ、今回の余興は“アームレスリング大会”!でした。県内に10のJC組織があって、メンバーの代表が腕自慢を競うのですが、何とこの大会で八幡浜JCは優勝!後ほど白熱の模様も写真にてご紹介いたしましょう!それにしても私と同級生のKJ君の怪力には脱帽です!これからもずっと仲良しでいてください。俺ら幼馴染みやもんな・・。

今回の出張のお供には、自宅の本棚から詰め込んできた数冊の文庫でした。新書は重くてかさばるため・・
どれを読もうかと迷いましたが、結局読んでみたのは三島由紀夫の「音楽」でした。自分にとっては、なぜか時々読みたくなるが三島由紀夫の作品です。よく言われますが文体が非常に美しく、一気に引き込まれてしまう作家です。以下は新潮文庫の作品紹介。この「音楽」、三島作品の中ではマイナーですが、不思議な魅力のある作品で面白かったです。機会がありましたらぜひどうぞ!

少女期の兄との近親相姦により、美しい“愛”のオルガスムスを味わった麗子は、兄の肉体への憧憬を心に育み、許婚者をも、恋人をも愛することができない。麗子の強烈な自我は、彼女の不感症を癒すべく、懇切な治療を続ける精神分析医の汐見医師をさえ気まぐれに翻弄し、治療は困難をきわめる―。女性の性の複雑な深淵に迫り、人間心理を鋭く衝いた、悪魔的魅力をたたえた異色作。
(新潮文庫背表紙より)

ベートーヴェンの精神分析

土曜の定休日、午前中は明日にせまった“JCいろは塾”の最終準備と確認、午後からは母方の親戚の法事で海から山へ行ってきました。懐かしい山道を散策しましたが、見慣れない花もたくさん!というわけで、写真も数枚撮ってきました。夕方はトレイルランに向けて少しばかり秘密のトレーニングを!明日は体も痛そうです。上は山道を散策(探検?)する次男。

こちらは、崖っぷちに!咲いた見事な“サボテンの花”!たくましいものです。

精神病についてはもちろん、クラシック音楽にもまだまだ素人の自分には少々難しかったのですが、先日こんな本を見つけて読んでみました。
「ベートーヴェンの精神分析」(福島章著/河出書房新社)です。
第5交響曲に見られる“運命の4つの音”にまつわる謎、《傑作の森》の代表作(第6交響曲、ピアノソナタ「熱情」、ピアノ協奏曲4番等)と特異な幼児体験との関係、生涯で出会った2人の女性と後期作品の作風との関連、第9交響曲の誕生秘話等々・・
精神科医の著者が性格学の観点から、これまでの気難しそうな?ベートーヴェン像を覆す力作!のようです。
私の場合は、ベートーヴェンのいろんな作品を聴きながら、作品誕生の背景や秘話を学べれば楽しいかと・・軽いのりで読んでみたわけですが。こんな聴き方も面白いものでハマリそうです。また新しい楽しみ方を発見した!感じでしょうか。

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武士道の逆襲

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連休明けで、何かと(仕事以外も?)バタバタとした1日でした。関係ある行政からもご連絡をいただきますし、当方からも手配や連絡等の集中する一週間となりそうです。夜の予定!?も立て込んでいますので(決してあやしい仕事ではありません!)、合間をぬってジョギングも続けていかなければ、と6月のトレイルランニングに向けて決意を新たにしているところです。今日は早速さぼりましたが・・。明日、八幡浜では“八日市”が開催されます。

先日の出張から連休にかけて、とても面白い本を読みました。「武士道の逆襲」菅野覚明著(講談社現代新書)です。映画“ラストサムライ”の影響もあってか、近年世界的にも武士道日本人論が脚光を浴びているようで、最近では書店でも“武士道”関連書籍が平積みになっているコーナーをよく見かけます。武士道精神や武士道魂というと、日本古来の思想や道徳のことで、私も新渡戸稲造の「武士道」や山本常朝の「葉隠」などを読んで、何となく理解しているつもりでおりました。ところがこの本を読んで、これまでの認識がガラッと変わりました。まさにかゆいところに手が届く、目から鱗(うろこ)の武士道論です!

武士道に関連する古典中の古典といえば、海外でも知られる新渡戸稲造の「武士道」(Bushido,the Soul of Japan)で、現代の関連書籍の大半もこの古典をもとに、武士道が語られています。しかし本書では、冒頭で“新渡戸の語る武士道精神なるものが、武士の思想とは本質的に何の関係もない”ことが説明されています。新渡戸に代表される武士道とは、武士の実態とは直接関係のない近代思想(明治武士道)であって、本来の武士道とは区別して理解されるべきというのが本書の主張です。テーマは一貫して、“武士道を武士に返す”こと、つまり“武士道の逆襲”です。

序論では、最近の混乱する武士道概念のからくりとその原因が、新渡戸武士道との関係から詳細に述べられます。本論では、“存亡を懸けて、自己を問う”、戦闘者の武士道が克明に描かれます。そこに登場する武士は、自らの有形無形のあらゆる力をもって、妻子のため、主君のために生きる戦闘者の姿です。倫理観や道徳などとは別の次元で語られる、まさに泥臭く生々しい武士たちの姿です。結論部分では、今日私たちのイメージする武士と関連のない武士道、つまり明治武士道が着目、流布されるにいたった経緯について、明治維新を境にした時代の変遷とともに指摘されています。
著者は、明治以降の武士道復興の背景として、家、主君に忠誠を誓った江戸時代から、天皇を中心とした国家の軍隊へ、戦闘そのものの思想と概念が大きく変わったことを挙げています。徳川300年の太平の時代が長すぎたために、天皇と国民をつなぐ心情的な絆が薄れ、忠誠心の拠りどころが必要となり、そこに国民共通の思想としての武士道が、時の指導者たちによって利用されたというのがからくりです。武士の消滅した時代に復刻された明治武士道は、“当事者たる武士はおろか、儒教的な武士道徳をも突きぬけた、まったくの観念と化してしまっている”と結論付けられています。
「武士道と云うは、死ぬことと見つけたり」、その精神は義・勇・仁・礼・誠や惻隠の情!と信じきっていた自分にとっては目から鱗の武士道論でした。武士の武士道に代わる、民族の武士道が誕生したメカニズムについて、より詳細を知りたい方は、ぜひ是非ご一読くださいませ。

「武士道の逆襲」菅野覚明(講談社現代新書)760円です。

日本はなぜここまで壊れたのか

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午前より漁船漁業構造改革事業説明会に出席しました。自給率向上を目指して、国(水産庁)が進める新たな事業だけに、全国漁港の反響も大きいようで、会場も満杯、活発な質疑応答もなされていました。まずは事業の概要を情報収集して、地元の行政、組合、生産者に幅広く告知していくことが必要だと思います。今回の事業は、地域と一体となったかなり大規模なプロジェクト!改革プランの中身については、各々の地域に委ねられています。そのため、現在進行中の市場機構改革等とも連動しつつ進めていく必要があるのではないでしょうか。また進展がありましたらご報告いたします。

夕方の便にて松山へ。帰宅は19:00でした。部長、Iさん、今日はお世話になりました。
夜は運動不足解消にちょっと走ろうかと思いましたが、またビールの誘惑に負けて断念しました。いけません。
下は今回の出張中に読んだ本のメモ(全て引用)です。

今の社会で、国に何もかも任せるということができることだろうか、それともいいことだろうか。福祉の全てを国がやるためには膨大な人数とお金がかかる。かりに膨大な人数とお金をかけても、それでも社会の弱者の面倒を完全に見るなどということはできない。まして、小さな政府や安い保険料や税金を求めれば、政府に立派な福祉を期待することはできない。どこまで政府に頼るか、どこまで自分でやるか、そしてどこまで他人の面倒を見るか、ということは私と公と、それから官と、この3つのバランスをどう取るかということになる。
政府、「官」は個人、つまり「私」を基本的なところで助ける。社会保障と呼ばれるもの、生活保護とか失業保険とか、そういうものはすべて官の仕事になる。そして、私、プライベートという「私」は、自分の面倒を見ると同時に、「公」といわれる地域社会や近所を助けることが必要である。つまり子供の安全の確保とか、一人暮らしの老人を手助けするといった問題である。
さらに「公」、地域社会や近所隣りは、官、政府のサービスを具体的に背負うことが必要である。お金を出すのは政府であってもそれを具体的に実現するのは公の仕事である。たくさんの「私」のエネルギーや力をまとめて、利他主義に基づく、助け合いに基づく活動を指導するのも公の仕事である。きめ細かな福祉サービス、豊かな社会の仕組みはこの「私」と「公」の結びつきで初めて可能になる。私・公・官の3つが協力しないかぎり、福祉社会は作れないし、豊かな社会は成立しないと思う。
今、日本で緊急にやらなければならないのは、ばらばらになってしまったこの3つのつながり、そしてバランスをどうやって取るのかということである。

「日本はなぜここまで壊れたのか」マークス寿子(草思社)より

夫婦、この不思議な関係

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午前中、家内と子供たちが友達の親子と児童館へ。私は家で留守番していまして、朝からヴァイオリン三昧!残念ながら私が弾くわけではありませんが・・。最初にハイフェッツのブルッフ協奏曲1番、続いてチョン・キョンファのサン・サーンス協奏曲3番、次に諏訪内晶子のバッハ協奏曲全集、最後にオイストラフ&オボーリンのベートーヴェンソナタ5番《春》と9番《クロイツェル》を聴いて時間割終了!でした。昼前は諏訪崎までジョギングに出かけました。昼食は私も合流、総勢7名で食事しました。午後からは一転、私が子守役を引き受けまして、夜は八幡浜児童合唱団の会合件食事会にも参加しました。海幸丸は明後日の入港予定です。

先日、出張の折に浜松町で、

熟年離婚が急増?!
結婚生活ほど理不尽なものはない。だからこそ面白いのだ。

という帯につられて購入、ようやく今日読み終えました。

「夫婦、この不思議な関係」曽野綾子(WAC) です。

初版は昭和59年ですのでまたまた古いのですが、自分にとっては新鮮でした。直球正論派の女性作家の夫婦観はどんなものか興味がありましたので。“奴隷の精神”、“浮気についての一考察”、“別れる準備”、“継続への情熱”、“夫の犯罪”、“愛のある別れ”・・・題名からして、男ならつい読んでおきたいエッセイかと・・。是非読まれてみてはいかがでしょうか。

以下はWAC社の紹介記事です。

「夫婦の生活が幸福なら人生は信頼するに足りるものとなり、夫婦の生活に憎悪が入り込んでくれば現世は懐疑に満ちた世界になる。私たちは決して他人とそれほどには深く関わらない。夫婦とは何という不思議な関係なのだろう。私は驚いてこのエッセイを書いてしまったに違いないのである」──結婚生活ほど理不尽なものはない。だからこそ面白いのだ。夫婦とは、家庭とは、人生とは何かを、作家の透徹した目で描いた珠玉のエッセイ集!

落日燃ゆ

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午後からは一件会合があって松山へ。ついでに先日ぶつけてしまった車の修理のため、ディーラーへも立ち寄りました。夕方には八幡浜に戻って、久しぶりにスポーツセンターで汗を流して帰宅しました。昨日出漁の海幸丸は高知沖漁場へ直行、次回は3月25日(日)の入港予定です。中3日の操業ですので、特にマダイやチダイやイトヨリなど、色の良い丸魚の豊漁に期待したいところです。

夕方、インターネットニュースで作家城山三郎さんの訃報を知りました。全ての作品を読むほどのファンというわけではないのですが、以前はよく読んでいました。学生時代から社会人にかけて、経営書やビジネス書の類を読み漁った時期があるのですが、そんな少々硬い本に飽きたときに城山さんの小説やエッセイを好んで読んだ記憶があります。最後に読んだのは、「指揮官たちの特攻」だったでしょうか。城山さんの小説は、実在する人物に焦点を当てているものが多く、読むたびにいつも勇気とパワーをもらった気がします。
中でも私にとって一番印象に残っている作品は、東京裁判で文官として唯一、絞首刑となった元外相広田弘毅の生涯を描いた「落日燃ゆ」です。こちらは”経済小説”ではありませんが、自信を持って真っ先にお薦めしたい不朽の名作!です。私などはあまりに感動したために、何度も読み返し「男子の本懐」と一緒に、保存用に復刻版の単行本も購入したほどです。久しぶりにじっくりと手にとってみようかと思っております。
ちなみにこちら↓が復刻版の装丁です。以上、読書の日記?ではありませんが、追悼の意をこめて書籍をご紹介させていただきました。

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7人のA級戦犯のうち、唯一の文官であった元総理、外相広田弘毅。
戦争防止に努めながらも、東京裁判ではその努力は認められず、絞首刑を宣告された。
裁判を通じて一切の弁解をせず死を従容として受け入れた広田の生涯を、激動の昭和史と重ねながら抑制した筆致で克明にたどる。
次代にまで読み継いでいきたい吉川英治文学賞、毎日出版文化賞受賞の名作。
(以上新潮社紹介記事より)

誰のために愛するか

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海幸丸は今朝5:00に入港、今回は時化の影響で思うような操業ができず、中一日で総数は500箱あまり。今ひとつの漁模様でした。荷揚げ後は10:00に出漁、次は中2日の操業で月曜の入港を予定しています。上は、出張中に呼んだエッセイ、「誰のために愛するか」(曽野綾子著)ですが、文庫本に記載された“定価220円”というのが時代を感じさせます。昭和45年3月の刊行で、当時のベストセラー!だそうです。ちなみに私はまだこの世に生を受けておりません。男女の関係、夫婦の関係、結婚などがテーマですが、内容は今でも新鮮で面白かったです。

以下はその中で印象に残った一節のメモです。

失恋は一人の人間についての評価を完結させる魔術である。ふつうの人間は生きている限り、その評価が刻々と変わっていくのをまぬがれ難い。しかし失恋は、相手の印象を石に刻みつける作業に似ている。もはやその価値、その横顔はほぼ永遠に変わらない。
何よりも大きな意味は、多くの場合、何人かの失恋の相手は、本当にその人がめぐり会って結婚すべきだった相手のところまで、彼または彼女を導いていくのに必要な道標だった、ということである。すべてのものに時期がある。旧約聖書の伝道の書の中には、すばらしい一節がある。

天の下のすべての事には季節があり すべてのわざには時がある
生まれるに時があり 死ぬに時があり
植えるに時があり 植えたものを抜くに時があり
殺すに時があり いやすに時があり
こわすに時があり 建てるに時があり
泣くに時があり 笑うに時があり
悲しむに時があり 踊るに時があり
石を投げるに時があり 石を集めるに時があり
抱くに時があり 抱くことをやめるに時があり
捜すに時があり 失うに時があり
保つに時があり 捨てるに時があり
裂くに時があり 縫うに時があり
黙るに時があり 語るに時があり
愛するに時があり 憎むに時があり
戦うに時があり 和らぐに時があり

もう三年遅くめぐり会っていれば、あるいは結婚したかもしれない相手と、少しばかり早く会いすぎることもある。しかし同じ梅の実でも未熟なものは、危険なのだ。同じ相手でも、時が来ぬ前の恋はうまくいかない。道標は暗い夜道を歩くものの心をとらえるが、そこへ向って突進したらやはり飛行機でも船でも航路を踏みはずす。道標は静かに見送って走らねばならないのである。それがいかに辛くとも。

「誰のために愛するか」-曽野綾子著(角川文庫)より

ただ一人の個性を創るために

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午後から松山商工会議所で行われた“企業等OB人材活用・発掘委員会”に出席するために松山へ。団塊世代の一斉退職に合わせて、地域中小企業にその知識やノウハウを活用するために、企業と人材のマッチングのための仕組みを作ろうとする日本商工会議所の事業です。が、全国的にもなかなか前途多難の様子でした。15:30には終了しましたので、ついでに用事も2件ばかり済ませてきました。昨日出漁した海幸丸ですが、豊後水道南沖のヤリイカ、アマギの漁はどちらも不調のようで、現在宮崎沖へ漁場変更して操業中です。

昨日読み終えたエッセイ集「ただ一人の個性を創るために」(曽野綾子著)です。18のエッセイから成りますが、考えさせられること、気付かされること盛りだくさんでお薦めです。感想等はまた後ほど・・。今しばらくは曽野さんの作品を漁ってみる予定です。以下はPHP社の解説です。

著者は語る。「教育の最終責任者は自分である。その次が親である。教師は三番目である。自分と親たちは、その義務を果たしてきたか?」と。本書は、臨時教育審議会委員、教育国民会議委員等を歴任してきた作家が、「知識とは?」「徳とは?」「人権とは?」「愛国心とは?」といった教育の本質について語った最新エッセイ。そもそも著者はなぜ作家になったのか? それは6歳のときから母親に毎日毎日、強制的に作文を書かせられたからだという。その理由は、「自由に自分の気持ちを表現できれば、(1)娘の一生はずいぶん便利だろう、(2)恋文がうまく書けるように、(3)将来、食い詰めたときの用心」という親心だった。著者はいう。「最近、子供にはいかなる教育も強制であってはならない、教育は自発的でなければ効果がない、という言葉が一つの流行語になりかかっているが、どうしてそんな現実に則さないことが言えるのか、私にはわからない」。
(PHP解説より)

救心録・善人はなぜ・・

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あっという間に2月も終わり3月へ突入。今日は今月中旬からスタート予定の、とある“ネットモール”の出店準備をしておりました。19:00からは、青年会議所(JC)の青少年開発委員会にも出席しまして、帰宅は10時過ぎ、というわけで本日のトレーニングは中止!でした。只今、ビールを飲みながら久しぶりにリアルタイムでブログ更新中です。このブログ”一魚一会”も始めて10ヶ月が経過しますが、普段はなかなかリアルタイムの更新ができずに困ったものです。

今日つくづく感じたのですが、インターネットの普及で鮮魚や加工品などの流通形態も、ここ数年でもずいぶんと様変わりしています。BtoCやBtoB、それらをサポートするモール運営業者やセールスレップの事業者は急増しています。今や、それなりの商品知識を持っていれば、全国のどこからでも各地の特産品が瞬時に手に入る時代で、それを使ったビジネスも可能です。もちろん顔の見えない取引だけに、購入者には本物を見極める“選択眼”が必要となりますし、事業所にとっては、それらの環境変化に対応すべく、絶えず自らの事業モデルを見直していく必要があるわけですが・・。当社も、満足いただける本物を、偽りなく提供できる会社を常に目指していきたいものです。というわけで、3月からまた一つ、インターネットを使った当社商品へのアクセスチャネルが増える予定です。詳しくは準備が整い次第、ご報告させていただきます。

先日、当ブログ“読書日記”でご紹介した「魂を養う教育 悪から学ぶ教育」以来、曽野さんのエッセイにどっぷりと浸かっています。今日読み終えたのは、「救心録・善人はなぜまわりの人を不幸にするのか」という本。こちらも著作からの抜粋本ではありましたが、著者の思考のエッセンスを吸収するには良い本でした。もちなみに今日、書店で同氏のエッセイ集、「ただ一人の個性を創るために」(PHP研究所)も購入しました。こちらは週末にじっくりと読んでみたいと思います。以下、心に残った文章の読書メモです。

○「甘え」を呼ぶ善意、残酷な親切

いつの間にか、私たちは、親切な人間がいい、と考えるようになった。もちろんその原則は今も変わらない。他人が困っているのを見捨てるよりは、救う方が美しいに決まっているからである。
しかし善意だけあれば、それで世の中は通ると考えたら、それはまた大きな間違いなのである。善意の半分くらいは確かに人を救うが、残りの半分は迷惑をかけるのである。
その一つのタイプに情の厚い人間がいる。そのような心根の人は、すぐに他人に同情する。同情して手を貸す。このことじだいは決して悪いことではない。しかしこのような手の貸し方が、ことの本質を少しもはっきりさせず、そのことを自ら解決しなければいけない当事者に甘える気分を起こさせることも本当なのである。

「人びとの中の私」

○ほどほどのストレスは身のため

動物園のライオンていうのは、いつもエサがあるからだらけきっちゃうんですって。動物園のライオンを長生きさせるにはどうするか。人間が移動する車の通り道に、エサをとる必要もなくて、ライオンがでれーっと寝てる。それをわざと轢こうとするんです。もちろんライオンのほうがすばやいから、絶対轢かれたりしないんですよ。どうしてそんなことするかと言えば、それが唯一の健康を保つためのストレスなんですって。そうでないと買われているライオンには何一つストレスがない。敵がいなくて、いつでもエサがある。
なんにもストレスがないっていうのは困ったことなんですね。何か少しはストレスがあったほうが身のためということでしょう。

「人はみな「愛」を語る」

○わざわざ不幸になる道を歩む人

妻が自分より優秀だったら喜べばいいんだし、妻が自分より少し劣っていたらそれも気楽でいいなあと思えばいいのにね。妻が優秀だったら「いやあ、うちのカミさんは俺と違ってソロバンうまいんですわ」って自慢すればいいでしょう。それから、奥さんがまるっきり算数ができなかったら、「いやあ、もう俺がついててやらないとどうしようもないですわ」って喜べばいい。どっちもそれでいいんじゃないでしょうか。
たまにいるのは、妻と違って自分は数字の観念がないってことで卑屈になり、それからばかな女房もらってしまったといって不幸になる人。同じことなのにわざわざ不幸になる道を選ぶことはまったくないと思います。

「人はみな「愛」を語る」

以上、「善人はなぜまわりの人を不幸にするのか」曽野綾子(祥伝社)より

魂を養う教育 悪から学ぶ教育

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週明け月曜は事務作業や提出書類等が盛りだくさん、ということで終日事務所にいました。来月東京で予定されている“省エネルギー事業”の報告会に向けて、もう少し詳細なデータが必要とのことで、海幸丸にも調査項目を再度送信、浜田漁労長、今月中に最後のデータ収集をよろしくお願いします。豊後水道南沖の海幸丸ですが、エボダイ、スルメイカを中心に操業中です。明後日が中央市場休市のため、八幡浜入港は予定通り21日(水)となる見込みです。
今日、5月に行われる“第16回朝霧湖マラソン大会”にエントリーすることを決めました。ハーフ(21.1km)もありますが、今回はまた10kmレースにしようかと思っています。一花入魂君も、トロール市のS君(彼女募集中!)も一緒に出場の予定です。リベンジなるか・・!?乞うご期待!

毎朝読んでいる産経新聞に、月曜の定期コラム“透明な歳月の光”というのがあります。書き手は曽野綾子さんですが、“産経抄”と並んでいつも愛読しています。正論というか飾らない直球の本質論、のような感じで、なるほどと気付かされることが再々です。今日読み終えたのは、曽野さんの「魂を養う教育 悪から学ぶ教育」という本で、数ある著書の中から教育にまつわる提言・文章をまとめたものです。この著者、ご主人はご存知三浦朱門氏で、こちらも保守派の論客・作家として知られます。次いでながら今朝の産経新聞“正論”欄には、昨今のいじめ問題に関する、三浦さんのこれまたストレートな体験談が掲載されていました。以下は、読書メモです。

自分らしくいる。自分でいる。自分を静かに保つ。自分を隠さない。自分でいることに力まない。自分をやたらに誇りもしない。同時に自分だけが被害者のように憐れみも貶めもしない。自分だけが大事と思わない癖をつける。自分を人と比べない。これらはすべて精神の姿勢のいい人の特徴である。
「ただ一人の個性を創るために」

「魂を養う教育 悪から学ぶ教育」曽野綾子(海竜社)より

以下は、出版社による本書紹介記事です。

学力低下、ひきこもりやニートの増加、必修科目の履修漏れ、いじめによる自殺の連鎖等、いま日本を揺るがす教育問題に自身の体験を重ねて教育の本質を真っ向から問います。世界の最貧国、紛争地域、秘境、文化圏を自ら歩き、人間が人間らしくあるとはどのようなことかを問い続ける著者。作家としてキリスト者として、常に作品や評論により本質を問う姿勢には共感と信頼感が寄せられています。教育とは強制から始まる。人はどんな境遇からも学ぶことができる。生き抜くためには悪からも学ばなくてはならない。本音の教育論に耳を傾けてください。
(海竜社本書紹介記事より)

レキシントンの幽霊

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本日午後から高松で会議、朝からJRに揺られて行ってきました。ちなみに八幡浜から高松は3時間半ほどかかります。私の場合は、本が読めるので電車(汽車!?)は苦にならないのですが。というわけで行きは、久しぶりに”読書三昧”でした。お供は、村上春樹の短編集「レキシントンの幽霊」(文藝春秋)でした。ちなみに帰りの便では、一緒に会合に出席されていた方と”ビール三昧”でしたが・・。

この中に「沈黙」という作品があって、とても好きなタイプの短編小説でした。30歳男の高校時代の回想記?のような感じですが、非常に寡黙かつストイックで、力強い世界が描かれていまして、思わず2回も読み返してしまいました。この作品、「沈黙」という個別本で中学・高校生向けの道徳教材?としても扱われているそうです。ご興味のある方は是非どうぞ!一読する価値あり!だと思います。

日本人としてこれだけは・・

今年初めての本格的な雪!朝から結構な勢いで降っていて、あっという間に一面雪景色となりました。子供はもちろん大はしゃぎ、なぜか自分も大喜び!でした。“雪がきれいに積もる”というのは、年をとってもなぜかうれしいものです。学生時代、寝る間も惜しんで麻雀に!明け暮れていた時期がありましたが、ある時気付いたら外は大雪で、夜中に雀牌を放り投げて急遽“雪合戦”をやったことを思い出しました。懐かしいですねー。Y君、今日は電話でどうも!横浜に戻ったK君、・・ 早く幸せになってください!
雪のおかげで、隣の大洲市へ仕事に行くのに何と1時間半もかかってしまいました。明日は松山で会合、明後日は愛媛マラソンなのですが大丈夫でしょうか?天気の心配よりも体の心配が先のようですが・・!

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今日読み終えた本「日本人としてこれだけは知っておきたいこと」です。かなり仰々しいタイトル!ですが。
著者は平成14年正論大賞受賞の中西輝政氏です。国家・文明論や憲法関連の著書が多いのですが、比較的分厚くて難解なものも多く、最近少しご無沙汰気味でした。こちらは新刊で読みやすいボリュームでしたので・・。

中西氏の持論ですが、“歴史は60年周期で大変動する”というもの。つまり、歴史の事象というものは最低60年程度を経なければ、本当の意味での“歴史”になりえない、ということです。
中西氏によればその理由は大きく2つ、1点目は、近現代史はおよそ60年??70年の周期で大変動が起こること、例として1917年のロシア革命??1991年のソ連崩壊、1815年のワーテルローの戦いから半世紀以上経った後、ナポレオンの評価が独裁者から英雄へと変化したことなどが挙げられています。理由の2点目に、最低60年程度経たなければ、歴史の事実を確定する上での不可欠な重要書類が公表されないことを挙げています。こちらの例としては、大東亜戦争後60年を経てようやく公開され始めた戦勝国側の重要資料の実態について説明されています。
中でも、最近公開され始めたアメリカ側の戦時中の情報資料で、CIAの前身OSSに関するものがあるそうです。その思想は“フランクフルト学派”と呼ばれるもので、戦後の対日占領政策の主導権を握った一派のようです。本著第1章“歪められた自画像”に、その実態について少し触れられてあります。これなどを読めば、戦後アメリカが日本を文字通り“骨抜き”にするために、いかに巧妙に、かつしたたかに戦略を練っていたかが分かります。結果的に、教育、憲法、天皇制などあらゆる手段で“精神の占領政策”は成功してしまい、今日を迎えているわけです。
中西氏によれば、戦後教育の問題を指摘しながらも、最近公開され始めた豊富な資料の影響で、戦後教育にどっぷりと浸かってしまった世代にも戦争の事実が見え始めてきたといいます。同時に戦後60年を経て、ようやく日本の歴史を評価し始めてきたアメリカについても説明されています。これには対中国政策が大きな理由ではありますが・・。しかしながら本著にも出ますが、ハリウッド映画“ラストサムライ”などは、アメリカが日本の伝統文化を肯定的に描いたという点で、アメリカの日本人観を考える上では象徴的な映画です。
いずれにしても歴史の積み重ねで今があるわけで、現代の時代風潮や常識だけで過去の事象を安易に評価してしまうことは軽率といえます。特に、近い過去の人物や事象の“善悪、正誤”の評価判断などは、まさに今の私たちには恐れ多いこと!でしょうか。本書を読みながら名著“言志四録”の一節を思い出しましたので、またメモして終りにします。

一部の歴史は、皆形跡(けいせき)を伝うれども、而も(しかも)情実は或いは伝わらず。
史を読む者は、須らく形跡に就きて以て情実を討(たず)ね出すを要すべし。

佐藤一斎

一部の歴史は、文字に書かれた表面の現象だけなので、内部に隠された真相は伝わってこない。
したがって、歴史を読む者は、その現象から隠されている真相を探し出す必要がある。

<佐藤一斎「言志録・百四十一」岬龍一郎訳>(PHP)より

検証・昭和史の焦点

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海幸丸は、今回漁場を変更して宮崎・鹿児島沖にて操業中です。次の入港は14日(日)ですので、久しぶりに“中3日”の操業になります。あっという間に1月も半ばです。初航海で出遅れてしまった分を取り戻すためにも、この航海が正念場です!

久しぶりに専門の?近現代史の本を読みました。保坂正康氏の「検証・昭和史」(文藝春秋)です。第一話から二十一話まで、昭和史の焦点ごとにコンパクトに書かれていますので、興味のあるテーマから読みたい方にはお薦めの本です。私の興味は、2・26事件の真相、三国同盟、真珠湾奇襲、「聖断」の情報源、大本営参謀のソ連との取引疑惑、軍人の回想録・・といったところでした。
随分前ですが、同じ著者保坂氏の「瀬島龍三・参謀の昭和史」という本を読んで以来、瀬島龍三氏についていろんな本で調べてみたことがあります。戦後は伊藤忠商事の重役や政府のご意見番のような方でしたが、大戦中は大本営の超高級参謀だけあって、著者保坂氏との戦後の対談記録(インタビュー)などは、非常に生々しかったのを記憶しています。この本にも少し登場しますが、台湾沖航空戦(捷一号作戦)での情報隠蔽や、戦後のソ連との停戦交渉等で瀬島氏が関わっていて、未だ公にしていないことがあるというのが保坂氏の主張です。このあたり、少しマニアっぽく?なりますのでもしご興味のある方は、保坂氏の著書や堀栄三氏「大本営参謀の情報戦記」、瀬島氏の回想録「幾山河」や「大東亜戦争の実相」などを読み比べてみてください。

近現代史について思うことを少し・・。最近、若い世代で「近現代史」がにわかブームになっているらしいのですが、良い傾向だと思います。先日、友人からいただいたメールもこのブログで紹介させていただきましたが、私たち若い世代の近現代史の知識不足については全く同感です。高校でも、近現代史については時間不足(履修不足か!?)で、知識が不十分になってしまうのでしょうか?私などは自分の興味の湧くこと以外は、詳しくありませんし、高校時代、あまり熱心に勉強しなかった口ですので、例え母校で履修不足があったとしても論外ですが・・。(今になって後悔&反省しております・・)
石原慎太郎さんは、歴史を古代から勉強するのではなく、現代から古い時代へ遡って学ぶ新しい歴史教育を提唱されています。自分の親や祖父、曽祖父の世代、時代背景から学習を進めることで、歴史をより身近に、親しみやすく捉えられるとの考えからです。たしかにこんな学校があっても良いのではないでしょうか。個人的にも、縄文時代と弥生時代の石器や尖頭器の形の違い?などよりは、欧米列強の時代背景下での日露戦争の意義や大東亜戦争に至った経緯、諸外国との関係などの知識のほうが、現代の全うな日本人として大切だと思うのですが、いかがなものでしょうか。古代史の研究家には叱られるでしょうが・・。皆様はどう思われますか?
以上、読書の話題からは随分それましたが、乱文をご容赦くださいませ。

ドラッカーの遺言

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朝は年始のご挨拶で半島方面(佐田岬)、午後からはお届け物2件で大洲・内子方面、夜はJCの会合等々・・であっという間の1日でした。明日からは2月出場予定の“駅伝カーニバル”の練習も始まるようです。今週末(土日)は児童合唱団の定期演奏会のお手伝い、来週末(土日)は“京都会議”で京都へ(こちらもJC)。1月もあわただしく過ぎていきそうです。高知沖で操業中の海幸丸ですが、ゼンゴ(小アジ)や白ムツなどの原材料(“ツブシ”といいますが・・)が大乗りしていますので、明日の朝入港して、漁場変更の予定です。

知識社会において成果を挙げ得る人間であり続けるためには、スキルを更新する教育を何度も何度も繰り返し受けることが必要となります。真の意味での「生涯教育」であり、つねに教育に立ち返るこの姿勢こそが、個人のイノベーションを促進してくれます。
生涯にわたる継続学習が不可欠となった事実を受け入れ、つねに再教育を受ける心構えを持ち、それを自己責任であると認識すること―「今何を捨て、何を選択し、自己を高めるために何を学ぶべきか」を絶えず問い続けなくてはならないこと―いま、すべての人が身をもって知るべき事実です。

P・F・ドラッカー「ドラッカーの遺言」(講談社)よりメモ

神の子どもたちはみな踊る

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早くも11月の半ば、今年も残すところわずか一月半になりました!時間が経つのは本当に早いものです。今日、家電ショップでソニーの“ウォークマン”を購入しました。ウォークマンといっても昔のカセットやCDを再生するものではなく、パソコンを経由して音楽を自在に取り込んで再生できるもので、“SonicStage”という製品です。曲の長さにもよりますが、およそ1000曲ものデータが入るらしい?のです。最新の芸能情報だけでなくIT事情や家電情報にもめっぽう弱い私には、自分で商品を選択できるだけの知識もなく、店員さんに薦められるままに商品購入となりました。早速、お気に入りのクラシックを1枚取り込んで聴いています。
海幸丸は豊後水道南沖で操業中です。アマギ、ヤリイカの漁が好調で明日入港の予定です。明日は水揚げ後、最後の”走行試験”を行い、乗組員は”中休み”に入ります。上は昨日読み終えた小説、村上春樹「神の子どもたちはみな踊る」(新潮文庫)です。以下作品紹介です。

内容(「BOOK」データベースより)
1995年1月、地震はすべてを一瞬のうちに壊滅させた。そして2月、流木が燃える冬の海岸で、あるいは、小箱を携えた男が向かった釧路で、かえるくんが地底でみみずくんと闘う東京で、世界はしずかに共振をはじめる…。大地は裂けた。神は、いないのかもしれない。でも、おそらく、あの震災のずっと前から、ぼくたちは内なる廃墟を抱えていた―。深い闇の中に光を放つ6つの黙示録。

内容(「MARC」データベースより)
しんと静まりかえった心の中のいちばん深い場所で、たしかに、それは起こった-。小さな焚き火の炎のように、深い闇の中に光を放つ。『新潮』連載「地震のあとで」に書下ろし一篇を加えた初の連作小説。

回転木馬のデッド・ヒート

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海幸丸は古満目沖漁場で順調に操業中です。本夜半には、豊後水道南沖へ漁場を変更して操業、明後日(8日)に本船入港の予定です。先航海は予期せぬ故障もあって不本意な操業だったため、今回は順調にいってほしいものです。さて、昨日のトレイルランから一夜明けました。筋肉疲労はないのですが、足首に微妙な違和感があります。大小の岩や窪み、丸太の切り株等々、足場の悪い凸凹道の“下り”が特に応えたようです。それでも“打倒S君”を目標に今日の夕方も走ってきました。今はビールを飲んでいますが・・。

昨日読み終えた村上春樹の短編集「回転木馬のデッド・ヒート」です。今年は、惜しくも“ノーベル文学賞”の受賞はなりませんでしたが、来年はかなり有力との見方が強いですね。個人的にはノーベル賞をとっても、大江さんのような思考様式にはなってほしくないのですが。いろんな意味で・・。愛媛の生んだ偉人に向かって失礼ですね。
最近、私はすっかり村上春樹の短編小説にのめり込んでしまって、どこへ行くにも手放せないアイテムになっています。本書は、著者の体験、伝聞した“事実”に基づいた小説で、そういう点では、近著「東京奇譚集」に近い感じでしょうか。特に私が面白いと感じたのは、「タクシーに乗った男」、「プールサイド」の2作品でした。以下は、両作品の印象的な文章のメモです。

「この話には教訓があります」と彼女は最後に言った。
「自分自身の体験によってしか学びとることのできない貴重な教訓です。それはこういうことです。
人は何かを消し去ることはできない―消え去るのを待つしかない、ということです」
彼女の話はそこで終った。
―「タクシーに乗った男」より―

それでも彼は35歳の誕生日を自分の人生の折りかえし点と定めることに一片の迷いも持たなかった。そうしようと思えば死を少しずつ遠方にずらしていくことはできる。しかしそんなことをつづけていたら俺はおそらく明確な人生の折りかえし点を見失ってしまうに違いない。妥当と思われる寿命が78が80になり、80が82になり、82が84になる。そんな具合に人生は一寸刻みに引きのばされていく。そしてある日、人は自分がもう50歳になっていることに気づくのだ。50という歳は折りかえし点としては遅すぎる。百まで生きた人間がいったい何人いるというのだ?人はそのようにして、知らず知らずのうちに人生の折りかえし点を失っていくのだ。彼はそう思った。
二十歳を過ぎた頃からその<折りかえし点>という考え方は自分の人生にとって欠くべからざる要素(ファクター)であるように彼は感じつづけてきた。自らを知るには自らの立った場所の正確な位置をまず知るべきだというのが彼の考え方の基本だった。
―「プールサイド」より―

以下は講談社紹介文です。

現代の奇妙な空間―都会。そこで暮らす人々の人生をたとえるなら、それはメリー・ゴーラウンド。人はメリー・ゴーラウンドに乗って、日々デッド・ヒートを繰りひろげる。人生に疲れた人、何かに立ち向かっている人…、さまざまな人間群像を描いたスケッチ・ブックの中に、あなたに似た人はいませんか。

象の消滅

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午後から赤坂のレストラン、夕方は横浜の食材卸・企画会社を訪問しました。貴重なお時間をいただき、ありがとうございました。お互いの会社とって、実りあるビジネスとなるよういろんな工夫をしたいものです。双方の方ともに言われていましたが、全般的に水産物の価格が上昇しているとのこと。私たち漁業者にとってはプラス要因ですが、規格品や輸入食材に頼ってきた飲食チェーンや加工メーカー等の仕入にはかなり影響もあるようです。真に価値あるものが全うな価格で流通されて、消費者に適切な対価を払っていただく・・口で言うのは簡単で当たり前の理屈なのですが、何が価値か、というのは流通の各段階や業種・業態でまちまちです。鮮魚流通の面白いところでもあり、難しいところでもあるのですが・・。
上は出張中のお供(友)で、ほぼ読み終えました。短編集なので細切れの移動時間の多い東京出張には良い本でした。 村上春樹「象の消滅/短編選集1980??1991」(新潮社)

1993年Knopf 社で編集、出版された短篇選集『The Elephant Vanishes』は英語圏で好評を博し、ロング・セラーとなっている。その日本語版がついに刊行! 英語版から著者みずから翻訳を試みた、新バージョンの「レーダーホーゼン」など初期短篇17作品。更にNew Yorkerデビュー当時を振り返る書下ろしエッセイも収録した話題作。ニューヨーカーに選ばれ、世界で読まれ、日本に再上陸した初期短篇の数々。アメリカデビュー当時を語るエッセイなど話題満載の短篇集。(以上、Amazon.com書評より)

私が面白いと感じたのは、

「ねじまき鳥と火曜日の女たち」
「4月のある晴れた朝に100%の女の子と出会うことについて」
「眠り」
「ファミリーアフェア」
「窓」
「踊る小人」
「午後の最後の芝生」

といったところです。以上、出張の途中経過と読書の記録でした。

風の歌を聴け

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5:00に海幸丸が入港。水揚総数は約1400箱でした。今漁期で初めての古満目沖漁場での操業、深浦港からの漁獲物の転載でした。通常、海幸丸は一回の操業を終えると八幡浜港まで戻ってきますが、今回のように続けて同じ漁場で操業する場合は、時間とコストを削減できるため、漁場から近い指定陸揚港(今回は深浦港)で水揚げして、漁獲物をトラックで八幡浜まで陸送します。現在、海幸丸に許可されている陸揚港は、愛媛県八幡浜港、宇和島港、深浦港、鹿児島県山川港の4港です。昭和40年??50年代のヤリイカが豊漁だった時代は、深浦港と八幡浜を行き来するトラック便も繁盛?していたそうです。
海幸丸は明日には豊後水道南沖に漁場を変更して操業します。次回入港は明後日(金)の予定です。

また昨晩読み終えた本の記録です。ご興味のある方はどうぞ!

「風の歌を聴け」村上春樹(講談社/1979)
一九七〇年の夏、海辺の街に帰省した“僕”は、友人の“鼠”とビールを飲み、介抱した女の子と親しくなって、退屈な時を送る。二人それぞれの愛の屈託をさりげなく受けとめてやるうちに、“僕”の夏はものうく、ほろ苦く過ぎさっていく。青春の一片を乾いた軽快なタッチで捉えた出色のデビュー作。群像新人賞受賞。
(「BOOK」データベースより)

スプートニクの恋人

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今日の四国地方は、昨日に引き続き晴れの一日。朝晩と日中の気温差が高く、私などは着るものにも迷ってしまう季節です。午前中は松山で会合の予定でしたが、朝から船の入港準備やトラブル他もろもろで、結局松山へは行けずじまいでした。昼は八幡浜JCの児童合唱団でお世話になっている作曲家Kさんたちと食事。わずかですがトロール市の店頭で、アジ、ヤリイカ、ウチワエビのお刺身を召し上がっていただきました。
さて昨日から古満目沖で操業中の海幸丸ですが、豊後水道に比べてヤリイカの漁模様は“今ひとつ”といった様子です。今晩20:00に、指定陸揚げ港である深浦港(愛南漁協所属)に入港して水揚げを行い、漁獲物は明日早朝に八幡浜魚市場へ“陸送”、競りにかける予定です。

22歳の春にすみれは生まれて初めて恋に落ちた。広大な平原をまっすぐ突き進む竜巻のような激しい恋だった。それは行く手のかたちあるものを残らずなぎ倒し片端から空に巻き上げ理不尽に引きちぎり、完膚なきまでに叩きつぶした。
そして勢いをひとつまみもゆるめることなく大洋を吹きわたり、アンコールワットを無慈悲に崩し、インドの森を気の毒な一群の虎ごと熱で焼きつくし、ペルシャの砂漠の砂嵐となってどこかのエキゾチックな城塞都市をまるごとひとつ砂に埋もれさせてしまった。みごとに記念碑的な恋だった。 恋に落ちた相手はすみれよリ17歳年上で、結婚していた。更につけ加えるなら、女性だった。それがすべてのものごとが始まった場所であり、(ほとんど)すべてのものごとが終わった場所だった。
(「スプートニクの恋人」村上春樹より)
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昨日読み終えた小説です。物語の構成自体は単純なのですが、小説を通じていわんとするところはかなり難解で複雑、というか理解できませんでした。“とても奇妙な、ミステリアスなこの世のものとは思えないラブストーリー(講談社紹介)”ということだけは理解できましたが・・。村上さんの小説の特徴でしょうが、比喩的な描写が他の作品にもまして飛躍しすぎている感じがして、この手のものを読みなれない自分には、ちょっと理解しづらい部分がありました。初期の作品とはやっぱりイメージが違います。というわけで下はAmazon.comの書籍紹介からの引用です。ご興味のある方はどうぞ!
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『Norwegian Wood』(原題『ノルウェイの森』)に見られる村上作品初期のストレートな魅力と、『The Wind-Up Bird Chronicle』(原題『ねじまき鳥クロニクル』)の複雑なミステリーとが絡み合うこの新作は、著者の7番目の英訳作品であり、村上春樹を堪能するには最高の代表作と言えよう。

筋は、単純だがいささか厄介だ。ひとりの大学生が恋をする―― その後何が起ころうとも一度限りと決めた恋だった―― その相手はクラスメートで、ジャック・ケルアックに心酔し、作家もどきのだらしない生活を送るばかりで、個人の責任という意識はひとかけらもない女子学生。あるとき、彼女はかなり年上の、すばらしく洗練されたビジネスウーマンに出会う。このワームホールをつきぬけた彼女は、村上の描くシュールでありながらも人間性の感じられる世界の登場人物として読者を引きつけ、今は教師となった、この恋をあきらめきれない青年を巻き込んでいく。

彼女は、日本の町からヨーロッパへ、さらにギリシャの孤島へと移動して、やがて失踪する。わずかに残された痕跡は、彼女の運命の輪郭を暗示する、コンピュータに残された奇怪なできごとの記録と、自作の小説に書かれたいくつかの挿話だけであった。青年教師は、呼びだされて彼女の捜索に加わるのだが、彼自身も不気味で強烈な幻覚を体験して、すぐに帰国する―― そして、はるかな深宇宙と、軌道を描きつづけるスプートニクのかなたから、ようやく、愛した女を心の底から理解するのである。

ラブ・ストーリーであり、失踪小説であり、探偵小説でもあり―― すべてが哲学的ミステリーに包まれた―― 突き詰めれば、人間の欲望を深く内省した作品である。
(Amazon.com書籍紹介より)

東京奇譚集

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午前10時、月末の休みを終えた海幸丸は漁場へ向けて出航いたしました。トロール漁解禁から1ヶ月ですが、9月はヤリイカ豊漁のおかげで何とか目標数値をクリアできました。ただ、まだまだ今漁期は始まったばかり。油断大敵です。今日は土曜で休みのため、海幸丸を見送ったあとは、家族で公園と買い物へ、午後からは日課の運動や読書などをしておりました。来週から、ちょっと目先を変えた新しい種類の業務に着手しようかなと・・考えています。上は今日読み終えた短編集、「東京奇譚集」(村上春樹)です。

奇譚(きたん)とは、不思議な、あやしい、ありそうにない話――。しかしどこか、あなたの近くで起こっているかもしれない物語――。  ふとした偶然に人生を導かれるピアノ調律師、息子を海で失った女、失踪人を探索するボランティアの男、「一生で出会う三人の女」の一人と出会った男……。「新潮」連載時から話題を呼んだ四作品に、奇想天外な書下ろし作品「品川猿」を加えた、東京で静かに暮らす人々に秘められた五つの物語。
(全国書店ネットワーク紹介文より)

いつものことながら、一読してすぐに引き込まれてしまう村上春樹氏の小説。やっぱり面白いですね。本書は2005年9月初版の最新短編集です。個人的には、「偶然の旅人」と「品川猿」が良かったです。近年の作品から中心に読んでいたのですが、デビュー当時の作品にも興味が湧いてきました。

国境の南、太陽の西

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ITC(ITコーディネータ)関連の会議のため朝から高松へ。会議自体は2時間ほどですが、片道3時間半程度かかるため、丸一日がかりです。またまた小説にどっぷりと浸って往復の車中で一気読み。1995年発表の村上春樹作品ですが、とても面白かった、大満足です。明日22日、NHK「四国羅針盤」放映です!
『国境の南、太陽の西』(1995/講談社/村上 春樹)

一人っ子として、ある欠落感をもっていた始に、小学校時代、同じ一人っ子の女の子の友達が出来る。25年後、37才の時、2人は再会し、激しい恋におちる――。
今の僕という存在に何らかの意味を見いだそうとするなら、僕は力の及ぶかぎりその作業を続けていかなくてはならないだろう―たぶん。「ジャズを流す上品なバー」を経営する、絵に描いたように幸せな僕の前にかつて好きだった女性が現われて―。日常に潜む不安をみずみずしく描く話題作。(「BOOK」データベースより)

人間のけじめ

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「靖国問題から少子化時代まで日本をとりまく愚をただす!」
歴史・良識・戦争・老い・暮らしの「5つのけじめ」論。靖国問題解決への道、ポイント外れの少子化対策、軍国少女だったころ、メールが広げる人間関係など、冴え渡るペン先で綴った痛快エッセイ。(日販MARCより)
著者は「歴史はねじまげられない」、「硫黄島未だ玉砕せず」などの名著でも知られるノンフィクション作家、上坂冬子氏。「産経新聞」、「フォーブス」等でもご活躍の大好きな作家の一人です。お薦め新刊図書のご案内でした!明日9月20日早朝、海幸丸入港予定です!

大地の咆哮

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元上海総領事が病に侵されながら自らの中国体験を綴った手記で、大変興味深く読みました。それにしても日中関係は今後どう進むのでしょうか。歴史的な背景はもちろん、軍事(核)大国化、尖閣諸島、靖国参拝、反日運動、中台関係、進出企業のカントリーリスク等々・・直接日本に関係する問題が山積みで、どれもが日中間には摩擦となりうる大問題ばかり。日本としては、他国の圧力や恫喝に屈して「国の面子を捨てる国」(本書)と受け取られる“外交の愚”だけは、国の将来のためにも犯してはならないと思うのですが。

そういう意味では、著者杉本信行氏のいうとおり、歴史認識にせよ靖国参拝にせよ、明確に国の見解を説明すべきだと思います。ただこちらがいくら説明しても、なかなか末端の国民までは伝わらないという共産国の虚しい現実がありますが。それでも“戦う政治家”宣言をされた次期首相候補には、ぶれない外交姿勢を貫いていただきたいと願っています。

問題山積の日中関係ですが、“食”の分野でも日本にとって大問題が起きつつあります。中国の富裕層と貧困層の格差はよく知られていますが、近年の高度成長による生活水準の向上で、富裕層の購買力アップが食糧需給に大きなインパクトを与えつつあります。一説によれば、中進国並みの購買力を持つ世帯人口が3000万??5000万人に達しているとのことです。これらの富裕層は、日本人にとっても高価な食材である霜降り肉や高級マグロなどにも惜しみなく金を払えるほどの購買力を持ちつつあるらしいのです。(「日経ビジネス」2006.1.30)
先日あるコラムで、「4つ足のものは机以外、空飛ぶものは飛行機以外はすべてを食す?」という中国人の暴食ぶりが、映画「千と千尋の神隠し」に出てくる化け物“カナオシ”に例えられて紹介されていました。人口13億?といわれる中国で、仮に人口の3割でもこんな購買力を持ったとすれば、日本どころか世界の食糧需給に大きな影響が出るのは必至です。
既に野菜の分野では、一昔前まで大輸出国だった中国が今では大輸入国に転じています。それだけ国内での需要が伸びているという証拠ともいえます。日本ではこれまで、安価な中国食材がふんだんに輸入されて量販店を中心に売られてきましたが、これからは中国国内の商売が優先されて、日本向けの食糧生産まで手が回らない可能性だってあるわけです。近い将来、“お金があっても食べるものがない”という事態だって起こるかもしれません。まさに“食料安保(闘争?)”時代の到来です。
そんな事態に陥っても困らないためにも、国としては最低限の食料自給率は確保しておきたいものです。同時に、商売上安易な規格輸入物に流れる大手量販店の経営体質、それらを好んで購入する我々消費者の意識も改めたいものです。手前味噌で恐縮ですが、沖合トロール漁業は、国の食料自給率向上に貢献する数少ない漁船漁業の一つです。日本人の皆様、中国人(カナオシ?)に食べられる前に、もっともっと日本の魚を食べましょう!食文化を守ることこそ、生産者を応援すること=我が国の将来の食料を確保すること!なのです。
頑張れ、海幸丸!頑張れ、日本の生産者!皆様、応援よろしくお願いします!海幸丸は明日早朝入港予定です。

男子、一生の問題

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本日8日は“八日市”、明日は八幡浜の老舗印刷会社、豊予社さんの“豊予市”!今年で10年目になるそうです。明日の豊予市には当社も2年連続で参加する予定です。海幸丸の一夜干し、ウチワエビなどを素材に、特選!“海鮮バーベキュー”を行いますので、皆様是非お越しくださいませ。夕方からは、(社)八幡浜青年会議所創立55周年記念例会と懇親会に出席、OBの皆様も参加され盛大に実施されました。

心が荒み、治安が乱れ、子供の平均学力が低下し、過激な性教育が取り沙汰され、それだけでも世も末と思っていたが、茶髪という見掛けの醜さがこれに加わり、ことここにきわまったという感じがしている。
日本をここまで支えてきた先人たちへの冒涜ではないだろうか。
あなたの周りにいる髪を赤や茶に染めた人に、どうか皆さん、呼びかけていただきたい。不健康なだけでもない。黒髪に黄色い肌というモンゴロイドとしての日本人の本来の姿、自然な姿に反することをすれば、必ず自然によって報復されると。

本の中の一言に立ち止まって、それが自分に突き刺さってくるような経験をせよ。
自分の弱点を洗いざらい見抜かれて、背筋の寒くなるような体験をしながら本を読め。
あるいは逆に、まるで自分のことを語ってくれているみたいだと、自分の意を代弁してくれている著者の言葉に思わず喜びが込みあげてくるような読み方をせよ。
すなわち、どんな本でもいい、ともかく本の中の一語一語が自分に関わってくるような本とのつきあい方を身につけることが、まず何においても大切な人生の智恵の一つである。
自分がいないような読み方だけはしてはいけない。

「男子、一生の問題」西尾幹二(三笠書房)より

いよいよ明日出漁!

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とうとう明日海幸丸が出漁します。今日は朝から魚を立てるスチロール箱(1800c/s)と木箱(約2000箱)、氷約30トンの積み込みを行いました。本来であれば、今回省エネ対策として新しく取り付けた”バルバスバウ”の効果や推進効率等を測定するための走行試験をする予定でした。
ところが、以前から調べていたオイルに不備が見つかり、大事をとって急きょ試験延期となってしまいました。修繕は明日早朝までかかる見通しです。予定では明日8月31日7:30に出漁式、8:00に出航の予定です。いよいよ今漁期のスタートです。

述志

一死君国に報ずるは素より武人の本懐のみ あに戦場と銃後とを問はんや。
勇戦奮闘戦場の華と散らんは易し 誰か至誠一貫俗論を排し斃れて已むの難きを知らむ。
高遠なる哉君恩、悠久なるかな皇国。 思わざるべからず君国百年の計。
一身の栄辱生死、あに論ずる閑あらんや。(中略)
この身滅ぼす可し、この志奪うべ可らず。

昭和14年5月31日 於海軍次官官舎 山本五十六

「海燃ゆ 山本五十六の生涯」工藤美代子(講談社)より

散るぞ悲しき

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お盆休みですが、祭りや親戚の帰省もあって夜は連日飲み会です。暑い毎日ですが、暇を見つけてここぞとばかりにジョギングと読書に励んでおります。甲子園は地元愛媛の代表「今治西高校」が順調に勝ち進んでいます。頑張れ!今治西高校!ちょうど昨日読み終えた本をご紹介します。

大東亜戦争末期、本土防衛のための“洋上の不沈空母”として位置づけられながらも結果的に大本営の戦略方針の転換で、玉砕を余儀なくされた硫黄島戦の総指揮官、栗林忠道中将の物語です。わずか22平方kmの太平洋の孤島に配置された将兵は約2万、補給も絶たれ、敵に対して圧倒的に兵力が不足する中での戦闘目的はひとつ、米軍の本土上陸(空襲)を遅らせることでした。
“美学ではなく戦いの実質に殉じる”合理主義者であった栗林中将は、生きて帰れぬ将兵たちにせめて”甲斐ある死“を与えるために、極限の状態においても効果の少ない、いわゆる“バンザイ突撃”はさせないという方針を最後まで貫き、異例の持久戦を敢行した名将です。結果、当初5日で陥落できると目論んでいた米軍に対し、36日間にわたるゲリラ戦による抵抗を続け、硫黄島は両国合わせて5万人の死傷者を出す大激戦地となりました。

出版は昨年7月、著者は梯久美子氏。大宅壮一賞も受賞された必読の名著です!最近ですが、クリント・イーストウッド監督がこの硫黄島戦の映画を製作、当初は米国の視点から撮影する予定でしたが、作製過程で栗林中将を知り、感銘を受け、日本の視点から改めてもう1本取り直すことが決定されたそうです。その原案となるのが本書「散るぞ悲しき」です。まさに必読の一冊といえると思います。

以下は、最後の出撃を前にした栗林中将最後の訓辞。

「予が諸君よりも先に、戦陣に散ることがあっても、諸君の今日まで捧げた偉功は決して消えるものではない。いま日本は戦に敗れたりといえども、日本国民が諸君の忠君愛国の精神に燃え、諸君の勲功をたたえ、諸君の霊に対して涙して黙祷を捧げる日が、いつか来るであろう。安んじて諸君は国に殉ずべし」

「散るぞ悲しき‐硫黄島総指揮官・栗林忠道‐」梯久美子(新潮社)より

美しい国へ

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明日8月12日から八幡浜では”夏祭り”が開催されます。初日は”てやてやウェーブ”!30ほどの踊り連が、登場します。私も青年協議会で運営される”浜好衆”で踊ります!皆さん、張り切って盛り上げていきましょう!それともうひとつ、今年当社では社長命令により、お盆に合わせてトロール船「海幸丸」をイルミネーションで飾りつけ?いたします。後日写真を載せますのでお楽しみに!

私たちの国日本は、美しい自然に恵まれた、長い歴史と独自の文化をもつ国だ。そして、まだまだ大いなる可能性を秘めている。この可能性を引きだすことができるのは、わたしたちの勇気と英知と努力だと思う。日本人であることを卑下するより、誇りに思い、未来を切り拓くために汗を流すべきではないだろうか。
日本の欠点を語ることに生きがいを求めるのではなく、日本の明日のために何をなすべきかを語り合おうではないか。

「美しい国へ」安倍晋三(文藝春秋)より

「坂の上の雲」の正しい読み方

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ご存知、司馬遼太郎の国民的人気長編「坂の上の雲」の関連書籍です。一昨年前がちょうど日露開戦100周年だったこともあって、いろんな関連書籍が出版されていました。本書もその中の一冊ですが、テーマは「日露戦争と武士道」です。個々の戦闘、両国の精神文化、節目となる会見、人物等、いろんな切り口から分かりやすく解説されていて、興味深く読みました。

本書によれば、「坂の上の雲」を読み解くポイントは次の3点だそうです。

??日露戦争は日本にとって祖国防衛戦争であったこと
??日本にとっては国民戦争であったこと
??江戸時代の最大遺産である武士道精神をもって戦った戦争であったこと

「”坂の上の雲”の正しい読み方」北影雄幸(光人社)より

全く同感です!

司馬氏は本小説やその他の作品の中で、明治の戦争(日露)と昭和の戦争(大東亜)を対照的に描いています。特に昭和前期の陸軍の暴走に対しては、かなり批判的な立場をとっているのは有名です。歴史の評価をするつもりは全くないですが、いろんな文献を読んでみて、明治の戦争時には、昭和初期より「武士道の精神」が色濃く残っていたのが感じられます。それから同じような立場の人物を比べてみても、イメージとして、「日露」は明るく強くて豪快、「大東亜」は暗くて悲壮感に漂っている感じがします。勝った戦争と負けた戦争ですので当然といえば当然ですが・・。
ただ、不思議でかつ皮肉なことに「軍歌」だけは逆なのです。「大東亜」時代の軍歌が勇ましく戦闘的なものが多いのに対して、「日露」時代のものは、なぜか物悲しくメロディアスで格調が高い「名曲!」という感じの歌が多いのが私の印象です。やはり昭和時代の歌には、敗戦色が濃い中での国民の意識昂揚という側面があったのかもしれません。時代は僅か30年を経ただけですが、比較すると面白いですね。ちなみに「日露」を題材とした軍歌の中では、「広瀬中佐」と「水師営の会見」の2曲は格調の高さでは別格です。興味のある方(あまりいない?)は是非比べて聞いてみてください。

終戦記念日が近づいて、不謹慎にも「靖国参拝」が“政争の具”とされていますが、今を生きる私たちはどちらの時代のどんな指導者、犠牲者に対しても、全て同等の敬意を払って当然だと思います。

本の話題からそれましたが、私にとっては十分納得のいく“「坂の上の雲」の正しい読み方”でした。当地愛媛県は、この小説の主人公たちの郷土でもあり、小説(前半)の舞台です。また捕虜収容所の関係からも、愛媛と「坂の上の雲」は切っても切れない深い縁があるのです。
全国の司馬ファンの皆様、“坂の上の雲記念館”(ミュージアム)開館の暁には、是非愛媛へお越しください。そして八幡浜にも足を延ばしてください!(松山から約1時間です!)よろしくお願いいたします。

「坂の上の雲」について書いたついでに、以前、私の取り組んだ「研究・調査事業」(診断士協会)の報告書も本サイト「コラム」に掲載してみました。お時間とご興味のある方は是非どうぞ!

「秋山兄弟から学ぶマネジメントの実践力」(中小企業診断協会愛媛支部)

http://www.uwakai.com/sakakumo.pdf


「アフターダーク」

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今日午前中に読み終えた本、村上春樹「アフターダーク」です。恥ずかしながら、著者の作品を読むのは「ノルウェーの森」以来でした。それにしても独特の作風で、随分とイメージが変わりました。

本作品は、闇世界にかかわる複数の人物の交流を描いた一夜の物語です。全体的にはどう読めば良いのかとても難しいのですが、登場する人物同士の会話や心の動きが、自然に強く印象に残る何とも不思議な作品でした。人物だけでなく、カメラを通じて客観的観察眼として登場する「視点?」も不気味でした。個人的には会話もそうですが、朝を迎えた都会の風景、そこに生きる人物の描写もすごく印象に残りました。もう一度じっくりと読みたくなる、読まざるを得ない?作品でした。

村上春樹氏といえば、海外でもかなりファンが多いようですね。先般チェコの「フランツ・カフカ賞」も受賞されたそうです。今度は、購入済みでまだ未読の長編「海辺のカフカ」を読んでみようと思います。他にもお薦めの村上作品があったらどなたか教えてくださいませ!

「風に舞いあがるビニールシート」

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今日は、日帰りで以前から予定されていた高松の会議に出席してきました。八幡浜と高松は同じ四国ですが、実は片道3時間半程度かかります。2時間程度の会合でも、日帰りですとほぼ一日がかりとなってしまいます。しかも今日は大雨の影響で列車も幾分遅れ気味!今回の往復で買いだめしていた本が2冊ほど消化できました。

「大切な何かのために懸命に生きる人たちの、6つの物語」

先日、発表となった第135回直木賞受賞作品です。著者は森絵都さんです。著者の作品は以前から読んでいたわけではないのですが、綺麗な表紙デザインにつられてつい購入しました。6つの物語から構成される短編小説集です。
キャッチコピーにあるとおり、それぞれの作品に「自分だけの価値観を守って生きている」主人公が登場します。個人的には、「守護神」、「ジェネレーションX」、タイトルともなっている「風に舞いあがるビニールシート」が好きです。また機会があれば読んでみたくなる良い作品でした。

「女系天皇論の大罪」

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移動の多い出張中は、読書が何よりの楽しみです。(本屋に立ち寄るたびに鞄はどんどん重くなっていくのですが・・)先般JC事業でも取り上げて、興味を持った皇位継承問題の関連で上記の本を読みました。それにしても調べれば調べるほど、皇位の継承は時代の世論や国民感情、まして憲法などの枠組みで、簡単に議論されるべきものではないと思うのですが・・皆さん、いかがですか?

昨年11月、「皇室典範に関する有識者会議」が、「女系天皇容認、皇位継承順位の長子優先」との答申を発表しました。この会議は小泉総理の肝いりで組織されたものですが、とても皇室と日本の将来が真剣に議論されたとはいえない内容なのです。たしかに今の時代の潮流は、「男女平等(同権)、ジェンダーフリー、男女共同参画」です。でも、皇位継承にまでこの一時的な世論の流れを反映させるわけにはいかないと思うのです。

そもそも日本の皇統の特徴は、「男系」で125代受け継がれているということです。初代といわれる神武天皇以来2660年以上、この男系の伝統が繋がっていて、これは世界の王室でも例のない貴重なものなのです。今の天皇陛下の父方を辿っていくと必ず神武天皇に行きつく、その概念が「万世一系」といわれるものです。

昨年、有識者会議によって出された答申は、皇室の伝統である「万世一系」という概念を根本から覆すものです。女系天皇を容認するということは、一般国民でも天皇になれるという意味なのです。例えば、このまま現皇太子兄弟に男子がお生まれにならず、愛子様が次の皇位を継承すれば、男系の「女性天皇」ということになります。この時点では、男系は守られているわけですが、問題はその次の皇位継承です。愛子様とその配偶者の子供が皇位を継承すれば、それは「女系天皇」になってしまい、男系が途絶えることを意味します。
これが一般にはあまり認識されていない「女性天皇」と「女系天皇」の違いなのです。実はこれまでの長い皇統の歴史では、8名10代の女性天皇がいました。でもその8名の女性天皇は全て男系男子に皇位を継承するための「中継ぎ役」でした。従って、配偶者を持たず皇位についた4名の女性天皇は、男系を守るために生涯独身を通しています。また、男子に恵まれず、男系が途絶えそうになった時には、8親等も離れた方を探し出して、皇位継承者としてお迎えして、男系を維持してきた苦難の歴史もあるのです。
そこまでして守られてきた伝統を、今の時代の国民が一時代の風潮だけで途絶えさせてしまって良いはずがないのではないでしょうか。国の伝統を守ることに、理由や説明など必要ないと思います。

世論調査によれば、国民の8割は「女系天皇容認」との認識だそうです。ただ、どれほどの人が「女性天皇」と「女系天皇」の違いを認識しているでしょうか。また男系を守るための長年の先達の知恵と努力を知っているでしょうか。とてもこれらを認識した結果の世論ではないように感じてしまいます。
今は紀子様のご懐妊で、一時的に皇位継承問題はメディアに出る機会も少なくなっています。まずは次のお子様が男子であることを祈りたいのですが、これからの皇統のあり方を考える上では、戦後GHQによって事実上、皇籍離脱を余儀なくされた旧宮家の復活なども視野に入れて議論すべきだと思います。
本書によれば、今回の有識者会議のメンバーでは、人選上もかなりの問題がある上、1年弱という短い期間の会議で、且つ毎回欠席者も多かったようです。とてもこんな重大なことを議論するような場ではなかったことは明らかです。男女同権の歴史は戦後60年、男系の皇位継承の伝統は2660年です。こんな浅はかな会議で、伝統を壊すことは歴史への冒涜だと個人的には思います。

魚とは全く関係ない話題ですが、長々と書かせていただきました。本書以外にも皇位継承についてはいろんな関連書籍を出ていますので、皆様も是非読まれてみてはいかがでしょうか。柔らかいブログにしたいのですが、ちょっと硬い話題ですみません。また特定の思想を皆様に強要するつもりもないですし、勝手に書いているだけですので、ご了承ください。

「この国のけじめ」

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ご存知、昨年の大ベストセラーとなった「国家の品格」の著者、藤原正彦さんの過去3年間のエッセイを集めたのがこの本。普段、ベストセラーといわれる本は、つい遠ざけてしまう天邪鬼の自分ですが、藤原さんの本はあまりに共感でき、うなづける部分が多く、一読してすぐにファンになってしまいました。

著者の藤原さんは、作家新田次郎氏の次男だそうで、もともとの(今も?)仕事は数学者。今はあまり文系・理系という言い方はしないのかもしれませんが、読みながら自分の中のいわゆる「理系」イメージがボロボロに崩れていきました。国家論から教育論、身の回りの笑えるエッセイまで、話題満載で、気軽に楽しく読める本です。

氏は、行き過ぎたアメリカ追随から生まれた「市場原理」主義、自由競争の中で勝ち馬に乗ろうと汲々とする人々の愚かさを、エッセイの中で再三指摘しています。ホリエモン事件から耐震強度偽装まで、話題の経済事件は、「金儲けこそ善」とする昨今の「勝ち組、負け組」の風潮から生まれていると主張します。たしかに、一時は「時代の寵児」ともてはやされたホリエモンですが、事件が明るみに出た今でも大学生の憧れの的!・・といいますから、日本社会におけるこの風潮の根強さを感じてしまいます。

藤原さんは、こんな日本社会に今、取り戻すべきは、我が国に古くからある「武士道精神」、「惻隠の心」だと断言します。日本では昔から「武士は食わねど高楊枝」といいますが、その高貴さ、規範意識こそ、他の先進国にない日本独自のもので、この「品格」と「勤勉性」に根ざした「日本型資本主義」を提唱しています。

エッセイによく登場するのが、私も大好きな日露戦争陸軍の英雄、乃木将軍です。旅順攻略戦を指揮した陸軍大将ですが、司馬遼太郎氏の「坂の上の雲」の影響で、一般には「愚将」としてのイメージが定着してしまいました。
ただ、その生き様には、「武士道精神」を地でいく潔さがあります。息子2人を自らの指揮で激戦地に送り出して失ったこと、水師営の会見では会見時の写真撮影を拒否し、敵将ステッセルに帯刀を許したこと、明治天皇崩御の朝、夫人と一緒に「殉死」したこと・・どれもが当時の日本には残っていた「武士の品格」が感じられるエピソードです。
エッセイを読みながら、以前、東京乃木坂にある乃木神社で、「司馬史観を正す!」なる署名運動に賛同して、思わずサインしたことを思い出してしまいました。

この他にも、「皇位継承問題」や「外交問題」での鋭い論評、女性観や家族の話題など笑えるエッセイも豊富です。まだ読まれていない方、是非「国家の品格」と併せて読んでみてください!
ブログ「一魚一会」の「お薦め図書」!記念すべき第一号の投稿でした。


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