一魚一会

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Ⅱ 一日一魚 アーカイブ

アマギ豊漁です!

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今漁期も残すところ一月あまり。昨年に比べてヤリイカ、アマギの豊漁に支えられて順調なシーズンとなっています。加えて3月からの特大ヤリイカ漁も。今季の全国的なイカの不漁は水温の低下が原因だそうですが、産卵時期・場所も年々変わってきているため、今後の資源動向も心配です。↑こちらは今朝、アマギと一緒にまとめて水揚げされた特大クロムツです!

ユメタチモドキ

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頭はシイラ、体は太刀魚、尻尾はサワラ?名称は「ユメタチモドキ」だそうです。

自宅前に展示していましたら、朝には半分かじられていました。

椎名クン、ごめんなさい。

シュモクザメ

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早いもので今年も年末に差しかかりました。今季はヤリイカ漁が好調のうちにあっという間の年末突入です。最近、日曜や祝日の度に、魚市場で連れて行けとせがむ三男。うっかり起こすのを忘れてしまうと怒り出す始末。好きなことは早起きも苦にならないようで、最近は自分から目覚ましをかけて起きています。学校のときもこのくらい素早く起きてくれれば良いのですが・・

シュモクザメは船頭から三男へのクリスマスプレゼントです!

シノノメサカタザメ

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海幸丸2月9回目の入船でした。ここ1週間水揚げは不調ですが、時化のため相場は良好でした。今日のお客さんは約1.8mのシノノメサカタザメ!活魚で持ち帰ったため、水族館を探していましたが、嫁入り先は下関の海響館さんに決定。明日、引き取りに来られるとのことです。

トビハタ

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日曜入港の海幸丸に一尾だけ揚がっていた"トビハタ"をいただきました。しっかりした身質の白身で、薄作りのほうが美味しかったです。
海幸丸は引き続きエボダイ(アマギ)の漁がまずまずです。続いてくれることを祈っています。

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カレイいろいろ

八幡浜と下関のカレイを各種食べ比べ!アマタカレイ、キツネガレイ、ササガレイ、ダルマカレイ・・・、煮つけでは味の違いも今一つ分かりませんが、それぞれに美味でした!

福よ来い!

仁洋丸今年2航海目の水揚げでした。
巨大フク発見しましたが、さばくあても食べるあてもなく持ち帰れず・・。新年に福が来ますように!

ヒレジロマンザイウオ

先航海の仁洋丸の入港魚種の中から珍しい魚を発見、ヒレジロマンザイウオだそうです。魚体はマナガツオに似ていますが、何せ黒くてうろこもデカくて固いです。図鑑によれば刺身でもフライでも美味とか・・!念のため椎名クン、確認ヨロシク!

海幸丸、仁洋丸ともに29日朝売りをもって、年内の漁はひとまず終了の予定です。

アオノメハタ

海幸丸は4時半入船、エボダイ、ハモ、タイ、水エソ等1400箱の漁でした。本来であれば相場もピークという時期ですが、丸物はやや売れ行きが芳しくない様子です。来週に向けて需要の波を期待します!

今朝はこんな魚も↑。図鑑で調べたところ、アオノメハタかヒレグロハタのようですが、椎名クン、どっち?

仁洋丸11月操業終えました!

昨日2日は仁洋丸の今月最終入港でした。本格シーズンを目前に控えたアンコウの売れ行きがまずまず好調でした。引き続き12月も安全操業&大漁を願いたいものです。未利用魚では↑こんな魚も水揚げされていました。正式名称は不明ですが、タラとヨロイイタチウオ、ドンコが混ざったような感じでしょうか。トロールの魚にはまだまだ未開拓の魚も多いですネ。

キンキンアマギ

今朝は11月2度目の入船、中一日の航海でした。今回は久しぶりに豊後水道南沖で、品の良いアマギ(エボダイ)が250箱とまずまずの好漁でした。ヤリイカとともに、安定した水揚げを期待したいものです。キンキンのアマギ!続きますように・・。

メンボ

荷揚げも終わってセリ前の風景です。私たちが子どものころ、八幡浜のトロール船でよく獲れたカワハギの山。懐かしい光景ですが、ここ20年、八幡浜でみることはなくなりました。下関基地では安定した水揚げがあって、輸出向けにまだまだ需要があるようです。

ボタンエビ

海幸丸は今朝入港、水揚げのなかにボタンエビも混ざっていました。北で獲れるイメージがありましたが、太平洋岸では東から西まで全般的に水揚げされるようです。黒みがかっているのは子持ちです。いろんな食べ方を試してみたいと思います!

シログチ

鹿児島から持ち帰った見慣れない小魚。イシモチのような顔ですが、うろこはシロムツ、魚体はかなり丸っこいですネ。正式名称はシログチで合ってるのかな??

メジロザメ

ジョーズ参上!といいましても、トロール船で獲れるサメのなかではこれでも小ぶりなほうです。子供に見せれば喜びますが、さばくほうは一苦労で、こちらも年々売れなくなっている魚種の一つです。メジロザメの種類のようですが、正しい名称は良く分かりません。それよりもサメの場合は、人を食うか食わないかのほうが重要!でしょうか。

カケハシハタ

海幸丸は今季初めて本船入港!10時半にふたたび漁場に向かいました。今日の一魚はこちら、カケハシハタ!ハタと名がつくくらいですから、食べたら美味しい高級魚のはずですが、見た目が珍しい種類だと市場でも売れ残るんですネ。食べねば・・!

ソトイワシ

昨日の珍魚ですが、私の聞き間違えで正しくは「ソトイワシ」だそうです。愛用の魚類図鑑にもこのとおり確かに載っています。お魚博士、サスガでございます。明日、海幸丸入船予定です!

ソコイワシ

こちらも昨日、鹿児島沖で60箱ほど水揚げされた珍魚です。某お魚博士曰く、ソコイワシらしいですが、手持ちの図鑑を見た感じではやや違うような気も・・。どなたか正式名称が分かる方、教えてください!

センネンダイ

今季初水揚げでした。今回は鹿児島沖漁場のため、山川港陸揚げのトラック便でした。タイ類中心ですが、例年変わりのない9月相場です。こちらは、今日水揚げされていたセンネンダイ!見慣れない南方系の魚種もチラホラ、海も変わってきているのでしょうか。

秋刀魚

連チャンでいただいた初もの、サンマをいただきました。漁獲の面では四国とは縁のない魚ですが、この味で季節を感じられるのは日本人ならでは!つくづくこの国に生まれて良かったと感じます。

呼子のイカ

佐賀県といえば、呼子のイカ!宿でゆっくりと堪能しました!

純米吟醸「のど黒」

先日お伺いした浜田の同業者より、お土産を頂戴いたしました。ノドグロの干物と地酒「のど黒」!
昨晩、どちらも美味しくいただきました。お酒のネーミングが「のど黒」とは、さすが浜田です。ありがとうございました。今日から2泊で、観音寺~尾道~下関と、先日と逆回りで出張予定です。ここ最近、ジョギングではなく、車の走行距離がぐんぐん伸びています!

初ガツオ

例年に増して、慌ただしい休漁期を送っています。今日からは6月11日までは、松山三越にてイベント販売!海幸丸は、マルハニチログループの大洋エーアンドエフ㈱さまの要請を受けて、玄界灘にてヨコワ(マグロの稚魚)集荷・曳航作業に従事するため、6月8日早朝に八幡浜を出港予定です。仕事があることにただただ感謝!です。↑こちらはヨコワではなく、旬を迎えた鰹(カツオ)です。程よい脂の乗りがこの時季の鰹ならではです!

アカザエビ

漁業・流通業の当社にはあまり関係ありませんでしたが、今日はGW明け!朝からイレギュラーの業務もあったりで、あわただしい1日でした。忙しいわりに個人的には仕事はかどらず・・。また明日から進めたいと思います。こちら↑は昨日の入港魚種、アカザエビ!昨年の高知沖操業では60箱単位の水揚げがあったのですが、今季は5箱程度。2航海目に期待したいと思います。今季もいよいよ大詰めです。

アオリイカ

昨日はトロール市の皆さんと、イベントを前に新入社員歓迎飲み会、その後は月末休み中の海幸丸の飲み会に合流してきました。ちょうど3軒目で日付が変わって先代社長の命日(5月3日)になったため、皆でなぜか乾杯!?して“お開き”となりました。あっという間の4年でしたが、変わったこと、変わらないこと、ホントにいろいろです。海幸丸は今朝10時に高知沖試験操業に向けて出漁しております。

今夜のつまみは久しぶりにアオリイカ、柔らかな食感と濃い味は独特です!!

夏へ

あっという間に4月も後半戦です。中トロ漁期も残りわずかで、当店の入荷魚種もイサキやホウタレ(セグロイワシ)、サヨリやメバルといった春物が増えてきて、季節を感じますね。↑こんなアカムツも八幡浜では、そろそろ見おさめです。本日、急きょ山口出張のため別府に向かっています。晴天です!

あさり祭り

いつもお世話になっている愛知県のお取引先さまから、立派なあさりをたくさん届けていただきました。大好物です。ありがとうございました。これから数日、あさり祭りです!!

海のキツネ

海幸丸は今朝4時半入港、中2日操業で肝心のエボダイの水揚げは今一つでしたが、時化のため相場は良好でした。次回は29日の入船予定です。

昨晩、次男に「トロール船でキツネが獲れるの?」と真顔で聞かれて、

・・・

我が家で使っている落書き用に会社から持ち帰った裏紙(過去の水揚げ・市況情報のFAX紙)を見ての質問でした。

もちろんキツネ(狐)なわけはなく、カレイの種類をそう呼んでいるのですけど・・

聞く前に少しは自分の頭で考えてから質問してくれ、と言いたい気分ではありますが、次男の名誉のために付け加えておきますと、模写はけっこう得意です。

お手本はコチラ!良いデザインですネ~。

1月最終航海へ

海幸丸は今朝も4時半入港、中2日の操業で1700箱とまずまずの漁でした。今年は近年、年明けからの主力魚種、エボダイのサイズがかなり小さく、毎航海もったいない思いをしています。大きく成長させて獲る(実際には難しい!)ことができれば、かなりの売れ筋で単価アップも期待できるのですが。次回入船(十日恵比寿)で月末休みに入る予定です。

こちらは海幸丸の甲板に飛び込んできた飛び魚の羽根!魚好きの三男のために持って帰ってもらいました。甲板に引っかかるくらいですから、かなりの跳躍力ですネ!立派な羽根ですが、身はもちろん船員さんたちのおかずになったのでした・・。

こちら海幸丸の若手二人組です。仲良く頑張ってくれ!

懐かしいハゲ山

昨晩、仁洋丸入船・売りでした。↑こちらは、水揚げされた大量のハギ(ウマヅラハゲ)の山。下関ではメンボウと呼んでいます。かつては八幡浜でもトロール船でたくさん獲れたこの魚。子供の頃には、市内のいたるところで、トラックから落ちたハゲが転がっていたものですが・・。懐かしい港町の光景ですネ。

睦月ほうぼう

仕事デスク横にて、某製網会社さんからいただくカレンダーを毎年愛用しております。月ごとに季節の魚と俳句が紹介されてあって、これがまた味わいがあっていい感じです!毎月、新しいカレンダーをめくるのが楽しみです。毎年一部いただくのですが、気に入っているので今年はもう一部おねだり!してしまいました。取引ないのに・・。誠に申し訳ありません。

銀ブクの唐揚げ

海幸丸は今朝4:30入船、なかなか思うような魚種構成とはいかないものの、時化で市場内の魚がかなり少ないなか、貴重な2000箱でした。豊後水道南沖漁場では、ここ数年、中トロではまとまった水揚げのなかった銀ブク(サバフグ)も少しずつまとまって獲れはじめています。資源の動向は分からないものですネ。というわけで、今日のおかずはこちら、銀ブクのから揚げ。子どもにも喜ばれるわが家の人気メニューです!

活サバ

海幸丸はただ今、鹿児島県山川港にて荷揚げ中。明日早朝、漁獲物は今季2度目のトラック便にて八幡浜港に戻ってきます。全国的ではありますが、この暑さが魚の売れ行きには響きますね。皆さん、しっかり魚を食べましょう!!

↑こちらは、先日東京のお客様へお届けした宇和海の釣りサバ。丸々キンキンで、いかにも美味しそうですね。

お届け先はお寿司屋さんで、美味しそうな“にぎり”の写真も送っていただきました。
キリッと冷えた冷酒が恋しくなりました!!今晩、一本飲もうかな・・。

アカザエビ

こちらは知る人ぞ知る超高級エビ、「アカザエビ」です。西日本の深海で獲れるエビですが、海幸丸の漁場では高知沖でまとまった量の漁獲があります。今年の高知沖試験操業はわずか2航海でしたが、今年はスチロール箱で合わせて100ケース近い水揚げがありました。

和洋を問わず、高級食材として珍重されているエビで、まさに引く手あまたの人気魚種の一つです。料理店によっては「手長海老」とか「スキャンピ」と呼ぶところもあります。我が家では、いつも普通にボイルして食べてしまっていますが、残った殻で出汁をとっておけば、いろんな料理で上品な味わいが楽しめます。こちらも底曳き漁でしか漁獲されない貴重なものですが、漁業の特性上、エビの特徴でもある長い手が外れてしまうことがあるのが残念です。それでも規格化された輸入食材が出回るなかでは、近海ものでしかも生鮮(なま)のアカザエビですので、高い価格で取引されています。
ただし、こんな高級エビもかつては買い手がつかなかったそうで、昔の船員さんの話では、手が長いため気味悪がって全部捨てていたのだとか・・!?産地でも高級食材としての価値が認められ、値段がつくようになったのは、食文化が多様化して、また物流が発達した近年になってのことです。底魚には、まだまだ私たちの知らない魚が豊富にあるわけで、これからどんな魚に出会えるか、将来も楽しみですネ。
アカザエビにつきましては、当店にも少量ですが冷凍している在庫があるようです。皆さま、お気軽にお問い合わせくださいませ!

アオリイカ

海幸丸はエソ漁のため昨晩ピストン入船、今朝の売りを終えました。大半は水エソで他の魚種は混じる程度でしたが、中には当海域のトロール船では珍しくこのサイズのアオリイカも!見るからにあまく柔らかくて旨そうでしたが、あまりに貴重でしたので持ち帰らず・・、間もなく“曳きあがり”ですので、底魚を食べるなら今のうちです。どうか存分にご堪能くださいませ!

初ガツオ

週末入港予定の海幸丸でしたが、白ムツ400箱を獲りこんでしまい、今朝急きょ帰港しました。重油高騰の影響で今季は例年行っている5月の試験操業は目途立たず・・、天候、相場を考慮しつつ慎重に計画したいと思います。今日は今季自宅では“新物”となった初ガツオもいただきました!もちろん今日もジョギング後の美味しいビールと一緒にです。相変わらず休肝日はほとんどありません・・。旬の魚種変化も、中トロ漁の曳きあがりシーズンを感じさせます。それにしても1年早すぎ!ですネ。

ホウボウの一夜干し

4月から心機一転、トロール市で朝礼を行うことといたしました。これまでなかったの?と言われそうですが・・。仕事の特性上、船の入港があれば本社スタッフは朝4:00頃から動き出しますし、店舗のスタッフは朝6時から、パートさんは8時から、と始業時間にバラツキがある、というのを言い訳に!?これまで毎朝の定時朝礼は行っていませんでした。今日から年度初めで気分一新、仕入れが終わって店頭に魚が並んだ時点で毎朝、全員で行うことといたしました。目的は2つ、明るい挨拶による活気あるお店の雰囲気作りと、毎朝の互いのコミュニケーションで協力体制をつくることです。皆さま、明るい元気な朝礼にご協力をよろしくお願いいたします!!

こちら↑はホウボウの一夜干し、頭ごと開いてみました。美味ですよ!

イシナギ

こちらは昨日水揚げのイシナギ、80kg超級でした!消費地のお得意さま直送も考えましたが、昨日はこちらのセリ値で販売・・、また次回はどうぞよろしくお願いいたします。中東情勢の影響もあって、ここにきてまた原油が急騰!今後も動向は厳しいようで、下落する魚価と合わせて漁船漁業への影響が気がかりです。国内の漁業が“事業”として存続できる市場内外の魚価向上策が緊急の課題です。当面は自社で模索しなければ・・、と思っております。

海幸丸カサゴのしゃぶしゃぶ

早いもので1月もあっという間に終わりですネ。今日は月末ならではの本社業務も盛りだくさんでした。海幸丸は予定通り10:00に出漁、2月操業に入っております。トロール市では、新たなイベント販売のために冷風乾燥機を使った一夜干し製造もフル稼、これからの販路の広がりもとても楽しみです。いろんな角度からの水揚げ魚種の付加価値化は、今年も引き続き弊社の重点課題です。

昨晩は型の良いカサゴを薄造りとしゃぶしゃぶでいただきました。原体の写真、撮り損ねました・・。脂はさほどではないですが、しっかりとした身質、湯を通した時のホクホク感は高級魚カサゴならでは!です。先日いただいた原酒にもピッタリ・・。白身魚でのしゃぶしゃぶ&鍋、皆さまも是非お試しくださいませ!

今日は、夕方トロトロと走り始めましたが、5kくらいで疲れて家内に携帯電話でSOS・・、車で無理やり!迎えに来てもらいました。今さら長い距離を走っても無駄のようですので、マラソンの当日までは体力温存作戦で臨みたいと思っております。今週末まではウォーキングぐらいが良いのかも・・。

明日から2月!気を取り直してまいりましょう!!

イモソジ

海幸丸は今朝5:00入船、下関基地の仁洋丸とともに今年の漁を無事に終えました。乗組員の皆さま、お正月はゆっくりと休んで新年の出漁に備えましょう!ひとまず大変お疲れさまでした。来年も良い年となりますように・・。トロール市では今日からいよいよ売り出し!初日の今日はほぼ昨年並みの出足でした。明日から2日間が今年の集大成です。こちら(↑)は、今ほどいただいた通称“イモソジ”!不気味な名前ですが、サワラに似たモッチリとした身質で超美味!あまり水揚げはありませんが、今度詳しくご紹介したいと思います。

ホウボウの一夜干し

暮れも押し迫っての思わぬ時化で、急きょ蒲鉾原料水エソの需要があって海幸丸は1日操業で昨晩も深夜入船、今回こそ最後の航海に出ております。明日は今年最後の入船です。皆さまに食べていただけるお正月用のめでたい魚がたくさん揚がっていればいいのですが・・。トロール市では明日から3日間の歳末大売り出し!今日はその準備のため、宇和島まで買い付けに行ってきました。明日からの3日間はチームワークの見せどころです。皆さん、張り切っていきましょう!

もちろん当店でのお買い上げの鮮魚の調理はすべて無料!!“無理”ではなくて“無料”です。一文字違えば大違い・・、長年続けてきた当店サービスの信頼失墜の窮地を救ってくれたY理事長、本当にありがとうございました。

年末準備の合間をぬってではありますが、昨日は水揚げ魚種の中から、ホウボウの一夜干しを作ってみました。もちろん先月導入した最新設備、特殊冷風乾燥機を使っての試作です。底曳きでよく水揚げされるこのホウボウ、大きなもの刺身用鮮魚として流通されますが、最近では少し小さなものは値がつかず蒲鉾原料、いわゆる“つぶし物”としての扱いしか受けない時代になってきました。サイズが少し小さいだけで、もちろんお刺身でも十分食べられる鮮度の魚なのですが、魚市場ではこの扱いなんですね。

市場でみれば小さく感じますが、いざ一夜干しにしてみると頭を落としてもこんなに立派に出来上がります。(網目は乾燥のしすぎでついたもので、通常はつきませんので・・)昨晩試食していましたが、もちろん味も淡白なホウボウですので、上品で超美味!!酢橘かレモンを添えると味もいっそう引き立ちます。こちらもトロール市や各種イベントで定番にしていきたいと思います。

「ホウボウの一夜干し」 どうか皆さま、お見知りおきを!!

丸二謹製エボダイ味噌漬け

あまり大々的なPRはしておりませんが、当店自家製の“味噌漬け”も製造・販売しております。常連のお客さま向けの注文生産ですが、今日美味しそうに完成していました。定番の魚種はアマギとアマダイですが、こちら郷土の味噌と絡んで絶品ですよ!“一夜干し”ともども、こちらもどうぞよろしくお願いいたします!

カイワリ

昨晩は、ある飲み会がありまして、後ろ髪をひかれつつも松山からの最終電車に乗り込みまして、何とか宇和島まで乗り過ごすことなく八幡浜で下車、仮眠をとって市場に出ておりました。それにしてもJR予讃線の独特の揺れと音のリズム、暖房は眠気を誘いますね~。高知沖の鮮魚諸々にヤリイカ等、総数は1800とまずまずの漁でしたが、時化にしては今一つ、という市況でした。

こちら今夜の晩酌のあて、カイワリ(メッキ)の刺身!自宅用のためざっとした切り方でスミマセン・・。

愛媛沖トロールでは宮崎・日向灘沖で獲れる代表魚種で、昔から評価(価格)が今一つの魚種なのですが、実はどんな料理にも合う、底ものらしい良い魚です。定番は何といっても煮つけですが、300gを超える鮮度の良いものは刺身も美味です。シマアジ・ヒラマサ系のとても柔らい身質ですが、脂も乗って日本酒によく合います。安価でこの味、鮨ネタにも抜群で、昔気質のトロ乗り(漁師)が一番好むタイプの魚でもあります。

皆さまもメッキの刺身に熱燗、いかがでしょうか。

おかげで私も今晩はよく眠れそうです・・。

天然鮎

昨日の売りでは、若干ですが相場上昇の気配も見られまして、月後半の漁獲と価格に期待したいところです。今日は午後から、急きょ営業と視察を兼ねて松山を往復してきました。10月最終週を迎えて、ようやく決算業務も終わりまして一息、これからしばらくは、前に向かった仕事に邁進していきたいと思います。

日もずいぶんと短くなって、夕方の6時にはもう真っ暗ですネ。今日は珍しくゆっくり自宅で食事・・、だからというわけでもないですが、ちょうど栃木の親戚から送っていただいた天然鮎をいただきました。こちらの鮎とはサイズもまったく違って、食べ応えがあります。子もぎっしりと詰まって柑橘と合わせると絶品ですネ!やや涼しくなったこの季節、熱燗もすすみます。焼き方も美味しくいただくコツでしょうか?

考えてみれば、本ブログでは川魚初登場!?これも一魚一会ということで・・。
専門外ではありますが、トロール市でも“お取り寄せ”したいくらいの味ですヨ!皆さま、いかがでしょうか。

今日のヤリイカ

豊後水道南海域のヤリイカもようやくこのサイズ!漁獲物の選別はすべて船上で行うため、サイズが大きければ大きいほど、色艶良くきれいに製品化できるのです。サイズも価格ももう一息ですネ!10月後半に向けて立て直していきたいものです。秋祭りも終わって静かな八幡浜が戻ってきました。月末~月初はまたまたやや長い遠征へ。大阪、東京が中心ですが、宇和海の幸をPRしてきたいと思います。

チカメキントキ

こちら(↑)、下関ではキンメで競られていましたチカメキントキ、デッカイですネ!ただ今、夕方のフェリーにて帰宅途中です。皆さま、お世話になりました!

アカタマガシラ

鹿児島から豊後水道沖へ漁場を変えていた海幸丸は今朝本船入港、マダイ、ヤリイカが中心でしたが、鹿児島沖特有の色とりどりの格安鮮魚も豊富に揚がりました。市場では“値付かず”の鮮魚ですが、一手間、一加工で、美味しい料理に大変身です。自然の海が育むこんな豊富な資源に価値をつけないのは、私たち漁業者を含めて、水産に携わる事業者の怠慢ではないでしょうか。トロール市では、冬の需要期に向けて加工で大忙しです。この付加価値化への意欲こそ“一魚一会”ですね!

上の写真は、アカタマガシラ!もちろん鹿児島沖の魚です。図鑑によれば、四国での呼び名をシコクタマガシラ、またの名をビタローだそうです。捌いてみたところ、うろこはかなり大きく硬かったですが、身は十分に刺身で食べられる鮮度でした。今晩、食べてみますのでまたご紹介させていただきます。

9月から新しい漁期ということで、職場も大掃除しまして、あわせて総務系の仕事の流れも少しずつですが改善しております。特に、これまでアナログというか紙!で処理してきたことは、少し工夫を加えることで、かなり効率化できるうえに、情報やデータの共有にもつながって皆の仕事もスムーズに進められるようになります。その過程ではこれまでの、恥ずかしいばかりのボロも出てきたりして・・、“後悔先に立たず”ですが。
改善の継続が革新につながる・・でしょうか!?

こちらは今朝水揚げされた海幸丸のクエ!京都のお客様へ直送させていただきました。

民主党代表選、間もなく開票です!

真ん丸ハタ

昨日は臼杵青年会議所さまの50周年記念式典のため、日帰りで九州を往復してきました。帰りの臼杵‐八幡浜便は、偶然にも今季初の山川港からのトラック便と一緒で、仲良く鹿児島の魚と一緒に戻ってまいりました!正味1日半の鹿児島航海で総数は600余りでしたが、予想以上にマダイ、レンコダイの相場は厳しいものがありました。それでも操業効率を考えると豊後水道の極小ヤリイカよりは良いということで、もう一日、鹿児島・種子島での操業を続けて漁場を変更する予定です。

こちらは今朝揚がっていたまん丸に太ったハタ、脂も乗ってそうで薄造りに鍋に、とても美味そうです!
こんな魚を見ると、切れる包丁で丁寧にさばいてみたくなりますね~!

ヒラメ飯

中トロ漁が曳きあがって寂しいのは、収入が減る・・!のはもちろんですが、美味しい底魚が食べられなくなること。夏の魚も美味しいですが、魚種が限られるうえに底物に比べて高価ですので。最後の航海からは、激安のヒラメ(八幡浜ではなぜか石カレイと呼びます!)をいただきました。5枚に卸したものを薄造りで二夜連続でいただきましたが、明らかに2日目のほうが味も濃厚で美味しい・・、底魚の美味しい食べ方をお伝えするのも私たちの役割ですね!

下関基地では今朝の売りで第11・12仁洋丸も無事に“切り上げ”となりました。こちらもひとまずお疲れさまでした。

刺身だけではもったいないので、郷土料理鯛(タイ)飯風に“ヒラメ飯”も作ってみました。こちらも柔らかい身がご飯に絡んで美味でした。同じ刺身でも、切り方によっていろんな楽しみ方があります。鯛や平目のような柔らかい白身魚は、薄造りで切っておいて、残ったものを写真のようにご飯と一緒にいただくのが個人的にはおススメです。

皆さまもいろんな魚でお試しくださいませ!

特大ヒメジ

今季はとても少なかったエンジントラブルですが、この曳きあがり直前になって故障・・、昨日朝に出港しましたが、ほとんど操業できないまま今朝にはいったん帰港しました。明日までに修理を行い、今季最後の航海に向かう予定です。こちらは昨日、数箱獲れていた特大サイズのヒメチ(ヒメジ)、普通は10cm程度の小魚ですが、今回揚がったのは25cmくらいの超大型!別種でしょうか?

さっそく朝ごはんで塩焼きにしてみましたが、味はほとんど変わらず上品なヒメチそのもの。骨がかたいのも身が柔らかいのも同じでした。普通のサイズであれば3尾は食べますが、このサイズですから1尾食べれば十分でした。でも尾びれに黒い縞を帯びているのが不思議ですね。ヒメチは成長すれば模様が変わるんでしょうか?椎名クン、また良ければ教えてください。

特大ヒメチ、なかなか揚がりませんがランチの食材にいかがでしょうか?

黄金の白鱧(ハモ)

連休も終わりを迎えて子供の日!今朝は4:00過ぎの入船、シロムツ、小アジなど高知沖漁場特有の原材料(八幡浜では“つぶしもの”と呼びます)にレンコダイ、カマス、アマダイ、ヒラメ等が混ざって総数2186箱でした。さすがに平均単価は低いのですが、水揚げトン数だけは今漁期最高でした。予定では残り3航海、16日の売りをもって今季の曳きあがりを迎えます。今朝の水揚げ魚種の中には、中サイズのハモも20箱ほど。

その中になんと一匹だけ・・

黄金に輝くハモが水揚げされていました。

ハモは茶系の深い緑(群青)色で、腹部のほうだけ薄く光沢が出るのが普通なのですが、こちらのハモは全身黄金・・、こんな色のハモは初めて見ました。色つやからして、鮮度が落ちて色が飛んだだけではないのが分かります。なんせピカピカの金色ですので・・

食べたいような食べたくないような・・、写真ではあまり分からないかもしれませんが、神々しい、とても神秘的な色で、何か福を呼びそうな予感もしましたので、とりあえずトロール市に持ち帰っています。アナゴにも白アナゴがいますし、山口には白蛇もいますので、白鱧もあっても良いかも?どなたか食べたら、ぜひ感想をお聞かせください。それとも剥製にして、豊漁祈願に祭ったほうが良いのかな?

椎名クン、黄金の白鱧の値打ちはどんなものでしょう??

ヤガラは薄造りで!

連日の時化で、魚市場にも入荷の少ない日が続いております。気づけばもう3月も半ばで、漁期も残り2カ月少々となってしまいました。だからというわけではないのですが、自宅で食事する際にはせっせと底魚をいただいております。先日の入港ではホウボウと並んで大好きな魚、ヤガラが10本ほど揚がっていまして、腹のほうに大きな傷があるものを発見、さっそく持ち帰って久しぶりにいただきました。これも仕事ということで・・。

以前にもご紹介したかと思いますが、ヤガラは九州南海域で獲れる最高級魚の一つ。身質はとても淡白な白身です。ただたんに淡白なだけでなく、もっちりとしつつも上品な味のある魚で、やや太めに切った薄造りがお勧めです。普段はお醤油でいただいていますが、紅葉おろしやポン酢とも相性が良いはずです。私はもっぱら薄造り、子供たちは天ぷらや唐揚げで食べました。もちろん鍋や吸い物にも良く合う万能高級魚です。

ヤガラの特徴は何と言ってもその口です。よく口ばしからも出汁は取れるのですか?と聞かれますが、出汁が取れるという話はこれまで聞いたことがありません。それ以外でも使い道がありましたら、どなたか教えてください。さすがに水揚げされる量も僅かで、即消費地向けに出荷される魚種ですので、地元の方でも食べたことがあるという方は少ないはずです。何せ魚体の半分が口ばしですから、魚屋で見つけた方は、口だけは落としてもらって持ち帰ることをお勧めします。

以前、海幸丸では、“6k超の大ヤガラ”が獲れたことがありますが、魚体が大きくなればなるほど価値の上がる魚です。

ヤガラはまずは薄造りで!ご注文予約はぜひ当社におまかせください!!

ロウソクチビキ

海幸丸は昨晩に入港、深夜24:00に出港しました。ここ2航海ほど水揚げは芳しくないのですが、時化のため入荷が少ないせいで、今朝はやや“相場上げ”での取引となりました。次回は月曜入港を目指して操業中です。さて今日はこちらの魚が20箱ほど・・、キントキを細長い棒のようにした形でしたが、正式名称を知りたいと思いましてブログにヘルプ!

椎名クン、オネガイ!

ボウズコンニャク

4:00入船、10:00出港でした。エボダイにハモ、レンコダイにスルメイカといつもの魚種で総数1700箱でした。今日はこんな魚も↑。底曳き網で獲れるムツといえば、クロムツ、シロムツ、アカムツですが、この形の魚がまとまって揚がるのは初めてです。肌合いはクロムツですが、魚体はエボダイのように平らで頭の部分はタカベのように丸くて、ツルッとした感じです。メダイとも全く異なりますし・・。早速図鑑で調べてみますと、一番近いのが「ムツ」かと思われますが、エボダイに近い種に「オキメダイ」や「ボウズコンニャク」という魚もいるようです。

椎名クン、出番です。判定ヨロシク!

ハシキンメ

昨晩は内山青年会議所さまの新年会に参加させていただきました。内山青年会議所の皆さま、昨日は大変お世話になり、ありがとうございました。昨日は一日中大雪が降っていたため、JRにて出発する予定でしたが、雪の影響での踏切故障のため70分遅れ・・結局、夜の下りのダイヤまで乱れに乱れて、深夜にタクシーでの帰宅となりました。それにしても内子・大洲方面よりも、八幡浜のほうの積雪が激しいのは珍しいのではないでしょか?

内子から帰り道、ものすごい積雪を見ながら帰ってきたため、今朝の魚市場へは自転車で行きました。それなりに防寒対策をしているつもりですが、年々寒さが堪えるのも年のせいですかね~。

今朝は寒波のため、入荷魚種は海幸丸の荷揚げ物のみ・・、それでも今回は相場に反映されず、丸物中心に“下げ”の取引となりました。四国方面ではあまり売れないマツイカ(スルメイカ)300箱・・というのもおそらく初めてではないでしょうか?その他は、エボダイ400、コウイカ、水エソというところが主な魚種でした。

今日はこんな魚も揚がっていました。
あまり見慣れないものですが、事典で調べてみますと、「ハシキンメ」かと思われます・・

椎名クン、いかがでしょうか!?

一年の計は元旦にあり

皆さま、新年あけましておめでとうございます。本年もどうぞよろしくお願い申し上げます。
年齢のせいでしょうか、ここ3年くらいは売り出しの疲れで、大晦日は除夜の鐘を聞くこともなく、眠っておりまして・・、実は昨晩もそうでした。やることは山ほどあったのですが・・。というわけで、昨晩はたっぷり休みましたので、今日と明日で、昨年の反省やら今年の抱負等も?整理しておきたいと思います。毎年、自分なりにまとめているもの(秘密のシート?)ですが、進歩があるようなないような!?不器用人間ですので、せめて続けられる限りは続けていきたいと思っています。

本年も多くの皆さまとのご縁を大切に、一歩ずつ前進してまいりたいと思います。ご支援のほどどうぞよろしくお願い致します。

サバフグ

以前は豊後水道南沖でよく水揚げされていたサバフグ、最近は沖底での水揚げが少なくなっていましたが、ここにきて少しずつまとまった水揚げが見られるようになりました。鍋もいいですが、どちらかといえば唐揚げが美味とされているフグです。八幡浜でもシロサバフグとクロサバフグ、カナフグと3種ほど揚がっていますが、こちらでは全て“銀ブク”と呼ばれています。

先日、我が家でも唐揚げでいただきました(私はいませんでした・・)が、鳥の唐揚げのような感覚で食べられるので、子供たちも3切れはぺロリ!(と食べたそうです・・)
なかなか消費地では見かけることは少ないかもしれませんが、産地では鮮魚店に並んでいることもあります。頭と腹出し(もちろん肝臓も・・)をした後、適当なサイズでぶつ切りにして唐揚げにするのが美味しいです。

以前は冬になれば相場も高騰したものですが、供給量が少なかったせいか、最近は半値以下の格安製品になってしまいました。このまま安定した水揚げが見込めるようであれば、トロール市でも加工・PRも検討しなければ・・、皆さま、緑色に光るフグを見かけたら、唐揚げをぜひ試してみてくださいネ!!

ヒメチの丸干し

一昨日夜、そして今朝と連日の入船でしたが、イカ漁はやや不調気味です。仕切りなおして今朝は10:00に出漁、次回は11日(水)の入港予定です。上は海幸丸のデッキ上にて干されるヒメチの丸干し!これぞ正真正銘の船上天日干しの逸品ですが、味も加工数量も適当ですので、もちろん非売品です。ヒメチの身は美味しいですが、船で作る丸干しはやや塩がきつめでしょうか。この他、塩辛等も好評ですが、こちらも思いつきで作るため非売品です。なんのこっちゃ・・

ヨリトフグ

昨日は慌ただしく仕事を終えて、午後からは八幡浜の地名の由来ともなっている総鎮守八幡神社の神輿担ぎに行ってきました。昨年は喪中で参加できませんでしたので、旅行疲れと寝不足を押して張り切って参加!その八幡様のご利益か、ここ数日ヤリイカ漁も好調で、連日の深夜入船と朝売りを続けています。

ここ一月は漁獲の大半がヤリイカの類で、丸魚はエボダイにカレイ、フグが数箱ずつ・・、という感じで、お取引先の鮮魚のご用命には、なかなか応じ切れていないのが現状のようです。直送先のお客様にも、入港魚種から豊富な鮮魚をお届けしたいのですが、現場の漁業だけは操業効率が優先されるだけに如何ともし難いのが現実です。おまけにここ数日は、時化の影響もあって市場全体にまとまった魚種は海幸丸のヤリイカだけ、という状態で仲買さんも注文の品確保に困っている様子でした。いずれにしてもヤリイカ漁のピークは年末まで、年明けからは丸魚も増えていく見込みですのでどうぞお楽しみに!

こちらは昨日、深夜に持ち帰ったミズブク一匹!口元がキュートでいい感じですね。正式名称はヨリトフグといいます。
お腹に水を含んでいるため地元ではミズブクと呼ばれますが、ここまで“飲みすぎてしまった”フグはとても珍しいです・・

どことなしか顔もひきつっています。ただ今、我が家の玄関のマスコットになっています。早く食べなければ・・

このヨリトフグ、メジャーなトラフグに比べれば知られていませんが、から揚げや鍋には価格的にも持って来いのフグなのです。
冬の貴重な食材、ヨリトフグです!皆さま、どうぞお見知りおきを!

シャコガイ

JCの全国会員大会のため、沖縄に来ております。昨晩は居酒屋で沖縄料理を堪能しました。仕事がらつい魚介類に手が伸びるのですが、なかでも美味しかったのがこちらのシャコガイ!本土ではシャコといえば江戸前寿司のエビですが、沖縄では南方系で獲れる二枚貝の総称をシャコガイというそうですね。ツブガイとサザエを足して柔らかくした感じの食感で、何とも新鮮でした。椎名クン、シャコガイの解説よろしく!

大の蛇嫌いの私は、いくら効果があるといってもこちらはご勘弁を!!
わざわざ口を開けているのもよく分からんし・・
また時間があったらレポートいたします!

お食い初めにトロ鯛!

土日はヤリイカ漁のため連夜の入港でした。明日は翌水曜が中央市場休市のため、入港予定はありません。ここはスタミナ確保と疲労回復に・・、とういわけではないですが、9月の解禁以来、我が家では待ってましたとばかりに魚を食べまくっています。まずはタイにアマギ、そして祈りを込めてヤリイカ!

夏の魚もそれなりに美味しいのですが、中トロの漁期に比べて種類が今一つ少ないこと、そして高価な魚が多いため、楽しみとしては9月以降に軍配が上がってしまいます。

今回は5月に生まれた四男の“お食い初め”に、海幸丸初入港のマダイ!
こちらは縁起物ですので、尾頭付きの塩焼きにして食べマネで・・!

ついでにもう1本入手して刺身と自家製の鯛飯も!

釣物や活物のタイも良いのですが、やはり私たちには刺身、焼き物どちらにしても脂のまわった底曳物のトロタイが一番です。

今月はヤリイカ豊漁につき、特にバラヤリは格安です。
ケース単位のご予約・直送も賜りますので、お気軽にご用命くださいませ!

ロウニンアジ

ようやく今朝が海幸丸の初水揚げでした。初航海の海域は宮崎・鹿児島沖でしたが、中3日にしてはやや控えめの950箱!南方系の魚種も多く、買い手つかずの売れ残りもかなり出ましたが、9月操業では例年のこと・・。徐々にピッチを上げていきたいところです。まずは広い漁場の各ポイントを一通り操業、というのが漁労長の計画のようです。

こちらは今朝水揚げのあったロウニンアジ!70cm程度はあったでしょうか。まずまずのサイズでした!

魚類図鑑によればこのロウニンアジ、最大のもので1mを超えるそうで、アジ科の中では大型魚種の一つとのこと。単独で行動することから、「浪人武士」を連想させることから、この名前がついたという説もあるそうです。国内での市場流通はほとんどないようで、消費としてではなく釣りの対象魚種として知られる魚だそうです。見た目は、カイワリ(メッキ)をかなり大きくした感じでしょうか?

さすがに海幸丸でもめったに水揚げはなく、私も食べたことはありません。

ロウニンアジの詳細につきましては・・、お待たせしました!

椎名クン、出番ですヨ!!

バラムツ豊漁!

昨日の午後から急きょ一泊で下関まで行っておりました。弊社所属の仁洋丸2ヶ統の漁獲物は、昨日、今朝と続けて競られた後、月末の小休止を経て9月操業へと向かう予定です。今回は昨日入港した第21・22仁洋丸の荷揚げ・セリに立ち会いました。台風による太平洋側の時化の影響もあってか、低迷していた価格も全般的にやや“上げ基調”で取引を終えました。

漁獲魚種の中心は大小のアカムツでしたが、なかでも大半を占めるのが体長10cm程度の、バラムツとか豆ムツと呼ばれるものでした。八幡浜であれば、練り製品原料にしかならないサイズですが、このサイズ↑でも比較的安定した値がつくのは、近隣に多くの加工産地のある下関ならでは。その他のアナゴやアンコウ、カレイ類も同様ですが、底曳き魚種と産地加工業者の切っても切れない関係を改めて感じた出張でした。

ところで下関の魚市場ですが、トロール物の荷役は23:00前から、セリ(売り)は深夜1:30から!!という完全に昼夜逆転の市場です。昼間はもちろん普通に仕事、という私たちには、荷揚げ前に一杯飲んで一休み、売りを終えて一杯飲んで仮眠、起きて出勤という不規則なサイクルとなりますが、市場関係者をメインターゲット!?とした(であろう・・)シティホテルも漁港に隣接されていますので、深夜の仕事にはとても便利です。下関の深夜の荷揚げ・セリ見学をご希望の方は、次回是非ご一緒にいかがでしょうか?

一方、2週間遅れで漁期に入った海幸丸ですが、まずは鹿児島沖から投網を開始しまして、明日には宮崎沖に漁場を移して操業予定とのこと。現在のところ初セリは4日(金)となる模様です。

鹿児島ならではのカラフルな魚たちをお楽しみに!!

ゼンゴアジ

本日20日で定期のお支払日、午前中には愛媛大学の研究者と産業振興財団のコーディネータにも来浜いただき、とても貴重なご縁もいただきました。未利用魚の付加価値化は今や全国的な流れですが、社内外の皆さまにもご協力いただき、今漁期(9月)からは新たな取り組みにもつなげていければと思っております。具体策、アイディアはいろいろですが、基本はやはり“漁獲資源の価値向上”!さっそく、来期の計画書にも反映させていきたいと思います。

夕方は以前から子供にせがまれていた“釣り”を少々、普段は自宅前からでも釣果はあるのですが、今日は潮の加減か、餌をまいても見えるのはクラゲだけで獲物現れず・・、で、場所を変えてようやく群れに出会えまして、わずかな時間でしたがゼンゴ(小さなアジ)を10数匹ゲットしました。

こちらでは、小さなアジ(小アジ)のことを、ゼンゴと呼びます。さすがに刺身で食べられるサイズではないですが、唐揚げや南蛮漬けであれば、酒の肴としても十分です。その気になれば1時間もあれば30~40匹は釣れるはずです。釣り竿さえあれば、必要経費はジャミ(小さなエビ)1ブロック/150円だけです。子供も喜びますので、夕暮れ時の退屈しのぎ!?には“もってこい”ではないでしょうか。

残り少しとなった長かった夏休み、子供との遊びもネタ切れとなりつつある皆さま(我が家だけ・・?)、ぜひ向灘でゼンゴ釣りはいかがでしょうか。
本日の収穫はさっそく明日の市場でセリに・・、いえいえ、もちろん我が家の食卓に上るハズです!

マンボウ

日本海でのクラゲ駆除もいよいよ大詰めに!対馬沖に比べてクラゲは少ないようですが、網には魚一匹、イカ一杯も揚がってこないとのこと・・。漁のツキは9月からの本操業にとっておきたいものですが!?

How 鮎!

今日は漁期解禁に向けて、各種帳票の準備等をしておりました。最近、会社を出たら出っぱなし、入ったら入りっぱなし・・?という休漁期が続いています。漁期が始まれば、現場の出入港時は慌ただしくなりますが、会社の業務的には通常に戻って落ち着いてきます。今しかできない準備と環境整備、もう一度チェックしたいものです。

当八幡浜市では、衆院選を前に市議会議員選挙が告示となっています。が、定員19名に立候補者20名という選挙戦のせいか、今のところムードは低調気味・・です。市立病院の医師確保の問題から進行中の港湾振興ビジョン、人口減少と課題山積の八幡浜市ですが、外野から政治の無責任をとやかく言うよりも、私たち市民一人ひとりの意識と行動に責任を持つことが、八幡浜を元気にする源ではないでしょうか。

自分にできることから着実に・・、というところでしょうか?

またまた、いつの間にか硬い日記になっております。

早く解禁して、また珍魚をご紹介したいものですが・・

乞う、ご期待!

ツベタカガイ

昼過ぎまでは会社にて留守中の書類整理他アレコレ、夕方は夏休み(しかも日曜!)で、家の中では収まりのつかなくなった子供たちを連れて海へ行ってきました。佐田岬半島の中ほどを宇和海側に下りたところで、塩成(しおなし)という海岸ですが、子供たちは泳ぎ半分、貝採り半分といったところでしょうか。

今日の収穫は・・

こちらのツベタカ貝!

まずまずのサイズが一つの岩からまとまって採れまして、今晩の我が家の食前酒のつまみとなったのでした。   終わり。。。

オニキホウボウ

今日から来漁期へ向けた準備が始まっています。今年は海幸丸乗組員に愛大の“S村ハカセ”も加わって計8名の人員でスタート!後片付けや船体整備、漁具修繕等、チームに分かれて、仕事が進んでいく予定す。これからどんどん暑くなりますので、熱中症に注意して頑張りましょう!

椎名クンから手紙をいただきました・・、珍しい魚も取れたようで、写真も送ってくれました。

こちらがその珍しい魚、オニキホウボウだそうです。

ご興味のある方は椎名クンの解説でどうぞ!

椎名クン、ありがとうございました!

季節外れのアンコウ

高知沖の深海に多いアンコウ、まったくの季節外れで、八幡浜では競合もなく値が付かず・・、ここ2航海は下関へ出荷しています。漁業者といえども地元市場に依存しないで、全国の市況に目を向けなければいつまでたっても“ジリ貧”です。八幡浜はただでさえ、組織的な販売も遅れていますので・・。来季からはこうした取り組みも加速していきたいと思います。

もう少し待っててネ、アンコウ!

カサゴのほっぺた

かなり久しぶりの雨!今日はこれから松山往復です。

こちらカサゴの煮付け!以外に知られていないのですが、魚の頬(ほほ)の身(写真中央)はとても美味しいんですよ!鮪(まぐろ)の頬はよく知られていますが、特にタイやカサゴの頬の身は絶品です。尾頭付きの魚を食べる際には、食べ残しにご注意くださいませ!

ホウタレ

週明けですが不気味なほど静かな八幡浜です。全国的にも魚の売れ行きは悪いようで、こんな時こそしっかり営業活動や製品づくりに励みたいものです。先日ご紹介した愛大のS君も今日から始動、まずは一夜干し作りに挑戦です。徐々に慣れていきましょう!

昨晩はアマギにカサゴ、大好きなホウボウ薄づくり等、いろいろな底魚をいただきました。
今日は最近の魚料理の中から一品、ホウタレをご紹介します。

正式名称はカタクチイワシですが、背中が黒いため、セグロとかセグロイワシという呼び名も一般的です。ここ八幡浜では昔からホウタレ!頬が落ちる=垂れるほど美味しい、というのが名前の由来だそうで、この地域に春の訪れを告げる季節の魚でもあります。我らが沖合底曳き船でも獲れますが、足が速いうえに数がまとまらないため、市場でセリにかけられることはほとんどなく、船上にて天日干しにされて、ほとんどが乗組員の酒の肴になっているようです。
八幡浜に出回るものは、大半が専門の定置網漁のものですが、中央市場経由のいわゆる“搬入もの”と、地元で獲られた地物の2種類です。特に鱗のびっちりついた地物は、“地ボウタレ”と呼ばれて重宝されています。鮮度の良いものはキリッと冷やした刺身、あとは天婦羅やフライ、から揚げ、塩焼きとどんな料理でも美味しい栄養価満点の青魚です。

こちらは先日我が家でいただいたホウタレの天ぷら。
大根おろしにポン酢も良いですが、私は雪塩と一緒にいただくのが好きです。
季節の野菜と合わせれば、冷酒も進みます!!

こちらはもう一品、ホウタレの生姜煮です。
あっさりと飽きの来ない味で、ご飯のおかずにも良いですよ!子供にも人気でした。

季節の魚、皆さんもいろいろな料理で楽しんでみてください!!

ビッグ赤ムツ、ゲッツ!

今朝は4:00前入港、白ムツや小アジ等原材料中心の操業でしたが、チダイやホウボウ、メンタイ等鮮魚も少しずつ揚がっていました。季節がら、卒業・入学のお祝い需要か、タイ類や水エソ等の相場がやや上向きでした。個人的には、昨日のWBC連覇の記念に“ご祝儀相場”をいただきたいところでしたが!!

さて今日はこんな魚も揚がっていました。

金魚です。

いえいえ、超特大の赤ムツ(ノドグロ)です!なんと1.6kgありました。

これまでも1.2kくらいまでは揚がっていましたが、ここまでのビッグサイズはたぶん初めてです。
いったいこの赤ムツ、どの程度まで成長するのでしょうか?下関や浜田のものは、小さいサイズが多いはずですし。
どなたかご存知の方、ご一報いただければ幸いです。

ちなみに上の2本は、同じムツでも黒ムツ、対照的な魚ですので並べてみました。
もちろん価格も対照的です!

あぶらそこむつ

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珍しい魚が獲れたようで、海幸丸の浜田漁労長からメールが送られてきました。名前は「アブラソコムツ」とか!?名称からして、あやしい深海魚の香りプンプンです。入港時に現物を確認したいと思います。ご購入、または試食をご希望の方はお早めにご連絡くださいませ!

今日は気温も上がって21℃に!「暑さ寒さも彼岸まで」とは、本当によく言ったものです。明日は“春分の日”、松山では専務と企画担当の新人N君でイベント出店、会社は普通に“お支払日”です。休市前の入船にも期待したいところですが・・?夕方から夜にかけての操業に期待しております!

祈りが届いたのか、侍日本に神風が吹いたようです!!

すべては明日の一戦です・・

ナメタガレイ

本日も晴天です。漁模様は悪く入港なし・・でした。明日に期待したいところです。

さて、今日は魚の王様の話題を。以前なら魚の王様といえば鯛(たい)だったのかもしれませんが、今では、鯛より高級な魚も多く、何が王様かは人それぞれといった感じでしょうか。ちなみにカニの王様は、一般的には“タラバガニ”といわれます。ではカレイの王様は何でしょう?

そうです。こちらのナメタガレイです。

このドロドロとしたヌメリが高鮮度の証明です。

カレイの種類は実に多く、高級種でもマガレイにマコガレイ、アカガレイにアマタガレイと各種あります。こちら八幡浜の底曳きではアマタガレイが高級品種ですが、お隣の別府湾では“城下カレイ”で知られるマコガレイが有名です。ちなみに関東の鮮魚店では、東北地方で獲れるマガレイやアカガレイのほうが好まれる傾向にあるようです。
そんな中でも一番高い価格で取引されるカレイが、こちらのナメタガレイです。東北地方、特に宮城や岩手では、お正月用の魚としても珍重されているとのこと。標準和名はババガレイというそうですが、鮮魚店での呼び名はほとんどナメタガレイ!東京の百貨店では“高級カレイ”で出回るナメタガレイですが、四国方面ではあまり見かけることのない魚種です。

先日、来社いただいた関東のお取引様より頂戴して、かなり久しぶりにナメタガレイをいただきました。たくさん頂きましたので、まずはお刺身(薄づくり)に、その次は連日“煮つけ”でいただいているところです。とろけるような身の質はナメタガレイならでは!それに縁側(えんがわ)や皮目の部分の何とも言えない柔らかな食感も最高です!

“幻のカレイ”といえばナメタガレイです。やっぱり煮付けが定番ですね!
海幸丸の魚種ではないのが残念ですが、四国の方もぜひ一度お取り寄せで!?召し上がってみてください。

海幸丸にトビウオ!

こちらは昨日の海幸丸で珍しく一尾だけ揚がったトビウオ!トロール船ではほとんど水揚げのない魚ですが、網めがけて飛び込んできたのでしょう。きっと・・。1本だけでは売れない、というのは口実ですが、せっかくの“初もの”ですので、夕方さばいてタタキに!昨晩帰宅後、いただきました。

さて肝心のお味のほうは・・?

トビっきり美味・・!!

朝からたいへん失礼しております。

トビウオは英名で“Flying fish”、海面上を滑空することで知られます。飛行速度はなんと60kに達するともいわれ、距離にして400m以上!腹びれや尾びれを使って、方向を変えることもできるといいますから、サスガですね。日本全域に生息しますが、漁獲種類は船曳網と定置網が大半で、一般的な旬は春から夏にかけての時季です。
四国のほうでは、あまり刺身で食べる習慣がないのですが、関東では造りやタタキでもメジャーな魚種です。ちなみにトビウオの卵がかの有名な“飛びっこ”、江戸前寿司には欠かせない巻物のネタです。私のお勧めの食べ方としては、まずタタキ!アジほど脂はないものの、さっぱりと淡白な味わいで夏の酒の肴には一押しです。

昨日さばいたトビウオは30cmアップというなかなかのサイズでした。
大きな卵(飛びっ子)もゲットしましたので、また料理した際にご紹介いたします!

ヤマトカマス

ここ3航海はアマギ漁が不調のため、厳しい漁模様です。今回のメインはクロカマス(ミズガマス)、木箱とスチロール合わせて300箱ほどの水揚げがありました。他にはやや遅れてヒラメが獲れたり、カナガシラが混じったり、冬の鍋食材の相場が低迷したり・・と、八幡浜市場にも春の訪れを感じます。上は“木箱16入り”という特大ミズガマス!塩焼き、フライ、煮つけに、1人で一本食べきれないほどボリューム満点ですヨ!

八幡浜で水揚げされるカマスは2種類、白っぽく黄色みを帯びているものを、”“白カマス”黒っぽく柔らかいカマスを黒カマスと読んでいます。が、標準和名は前者がアカカマス、後者がヤマトカマス、またはミズカマスとのこと。漢字で書くと、“大和鰤”となるようです。
ヤマトカマスは、主に西日本全域に生息する魚種で、赤カマスに比べてかなり漁獲は少なく、主に底引き網漁、特に長崎の以西底引きでは漁獲量の多い魚です。味とサイズは良いものの、相場的にはアカカマスほど高値がつく魚種ではないため、海幸丸の狙う対象魚種となることはあまりない魚です。今回ばかりは狙いのアマギが不調だったため、この量に・・。劣化の早い魚ですが、今回は鮮度も良かったため、この種としてはまずまずの価格で取引されました。

もちろん弊社でも一夜干し加工用に10箱ほど引き取り!美味しい一夜干しができることと思います。アカカマスとヤマトカマス、この違いが瞬時に分かるあなたはもう魚通!?皆さんもぜひ食べ比べてみてください!

深海の赤いエビ

宮崎沖のアマギ漁場で、最近よく水揚げされるこちらの赤いエビ。以前は数箱程度でしたが、今月に入って10箱単位で水揚げされるようになりました。赤みが少し濃くて黒っぽいせいか、そして何より調理に手間を要するために、市場では最安値の取引となっています。昨晩ですが、熱もおさまったところで、ビールのつまみに“かき揚げ”でも、と少し作って(もらって!)食べてみたのですが・・

塩水であく抜きをすればこの通り、身も大きくてプリプリ!
いかにも深海に生息してそうなエビですが、正式和名についてはまだ調査段階です・・(いつもスミマセン)

とりあえず美味しくいただけたいうことで、リポートしておきます。

本日、業務集中ということで、このへんで・・       
                             おわり。。

クロコショウダイ?

昨晩は深夜に帰宅、なぜか寝付きも悪く、わずかの仮眠状態での出勤となってしまいました。肝心の漁のほうは不調でしたが、入荷量が少ないために相場はまずまずの高値取引となりました。2月も残すところ3航海です。

今日水揚げされていたこの魚、頑丈かつ屈強で日持ちも良さそうな魚ですが、事典を見てもなかなか正式名称が特定できません。魚体やヒレ、色合いからすると“クロコショウダイ”かと思われますが・・!?どなたか教えてくだされば幸いです。

シマネコザメ

今朝は5:00に入船、エイ・フカ類も多く、あまり目にしないサメも揚がっていました。早速、原色魚類大図鑑で調べてみたところ、「シマネコザメ」でした。図鑑によれば、練製品の原材料とのこと。今日は他にもシュモクザメ(ナンマイダ~!)も十数本水揚げ、敬遠されながらも地元の蒲鉾業者さまに引き取っていただきました。これも一魚一会の縁ですので・・。明後日は恒例の「十日えびす」も行われます。

ビッグアマギ、ゲッツ!

自宅の座敷に少し手を加えている関係で、午前中は家と会社を行ったり来たり。午後からは相談案件で松山往復、夜はJCの理事会という1日でした。肝心の期限付きの業務完了まであと一息、いよいよ佳境に入ってきました。再度、熟考して良い形で何とか前へ!進めたいものです。

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ところで、今日は浜田漁労長がこんな写真を送ってきてくれました。特大のエボダイ(アマギ)、サイズは実に29cmとのこと!
20cmクラスはよく獲れますが、ここまでのサイズは珍しいはず。入港時にはぜひ確認したいと思います。
誰かに食べられてなければ、ですが・・。

漁模様は芳しくないようですが、現在のところ明日にはいったん入港の予定です。

貴重な画像をようやく発見!

長いあいだ、社内のどこかで眠っていた画像データがようやく見つかりました。十数年前、弊社が初めて流通直販事業に取り組んだ際にまとめてとったものですが、なかなか綺麗でお気に入り!もちろん当サイトでも使っていますし、沖合底引き網漁業の特徴、“魚種の豊富さ”も一目瞭然です。さすがにアワビ、サザエは網にはかかりませんが・・。皆さまは、何種類の魚がお分かりですか?これも古い船の写真とともに貴重な資料、大事に保管したいものです。

今日は夕方に一件会合、これよりお客さまを交えての会食です。

ヘボタチ

このところ早朝、特に夜明け時の魚市場はなかなかの寒さ、キーンとした冷え込みでつい身も心も、ついでにかたい頭もますます力んでしまっております・・。さすがに今朝は、全体的な入荷量も少なく相場も上向きに!何とか需要に合わせて漁も追い付きたいところ、次回は日曜の入船予定です。上は今朝久しぶりにまとまって水揚げされたヘボ(小さなタチウオ)です!

ヘボタチとは、分かりやすく言えば“へぼい太刀魚”のこと。“へぼい”とは、平凡が語源だそうで、きたない言葉で言うと、下手くそ、生半可、しょぼい、へなちょこ、という意味を表す形容詞です。つまりは、一人前に成長できなかった小さな太刀魚のことを、八幡浜では“ヘボタチ”、漁師や市場関係者のあいだでは、ただ単に“ヘボ”と呼ばれています。
ただし、全国の魚河岸でも八幡浜だけで通用する生粋の浜用語、何をかくそう八幡浜が長年“タチウオ水揚げ日本一”を保ってきたのも、歴史的にはこのヘボのおかげなのです。名前は実にしょぼい、ヘボですが、漁業のまち八幡浜の水産関連業者にとっては、今も昔も貴重な白身の加工原料です。いつかは八幡浜のヘボも汚名を返上しなければ・・!!ヘボタチを使った新製品、アイディアを広く募集いたします!

メジロザメいかが?

高知沖から宮崎沖へ漁場を移して操業していた海幸丸、中二日の航海でしたが、今朝はやや遅めの5:00入港でした。主な魚種は、チダイにカマス、小アジ(ゼンゴ)、エボダイでしたが、漁はやや不調気味、わずかですが時化相場に助けられた航海となりました。次回は漁場をやや南に移して再度アタック、15日の入船を予定しています。今朝は中サイズ(約2m)のサメも・・、以前は、練製品の加工原料として使われていましたが、今は捌き手がいないせいかほとんど需要がありません。ご入用の方は、お気軽に弊社までご連絡くださいませ!

スレアカムツ、ゲッツ!

結局、早朝4:00の入船でした。荷揚げ後は引き続きアマギ漁のポイントへ。
上は、今朝の水揚げに混じったスレのアカムツ約700gアップ!特大とまではいきませんが、まずまずのサイズでしょうか。見た目重視のお上品な百貨店向きではないかもしれませんが、この真ん丸の金魚を思わせる魚体、そしてウロコの取れ具合が、脂の乗り(つまりは、品の良さ=美味しさ!)を物語っています。ちなみに、ご覧の通り口の中(喉)が黒いため、“ノドグロ”(クチグロ)とも呼ばれます。見た目がグロテスクなほど実は美味!コレ、魚の場合は真実です。さて肝心のお味の方ですが・・

持ち帰ったまでは良かったものの、今日も明日も明後日も所用でほぼ外食の予定・・

脂の乗ったアカムツにありつけるのは一体いつの日やら?

アヤメカサゴ

久しぶりに高知沖の漁場まで足を伸ばした海幸丸、現在はいつもの豊後水道へ戻って、原材料水エソを中心に操業しております。明日は刺身用の魚種もまずまず豊富な様子、相場の見込める魚種が少ないだけに“数で勝負”といきたいところです。上は一昨日いただいたユメカサゴあらため“アヤメカサゴ”です。

愛媛海域のトロール漁では、本カサゴやオニカサゴ、ハナイサキなどに混ざって水揚げのあるこちらのカサゴ。私はこれまでユメカサゴと呼んでいましたが、標準和名は“アヤメカサゴ”とのこと。魚体全体に黄色味を帯びているのが特徴です。水深100m前後の沖合に生息する魚で、100g~200gの比較的小さいサイズがよく水揚げされます。
ただし、一箱単位で水揚げのある魚種ではなく、市場ではその他のカサゴ類とまとめて売られているのが現状です。少しまとまった水揚げがあれば、高値取引も見込める高級魚なのですが、残念ながら魚市場では冷遇、少しもったいない魚でもあります。
サイズが大きくなればお刺身、200gサイズであれば他種のカサゴ同様、唐揚げや煮付けが美味です。また色合いも良く花もあるため、お取引先のレストランさまでは、アクアパッツァとしての人気も高い魚の一つです。通の方には皮目をつけた炙りやタタキ、ウロコの表面にゼラチン質を持つため、美味しいようです。次回、私も大物をゲットした際に試してみたいと思います。

今回、我が家は写真の通り無難に「から揚げ」、ホクホクの身質はさすがカサゴと同種、ポン酢やもみじおろしなどにもよく合います。
黄色いカサゴはアヤメカサゴ、以後お見知りおきを・・!皆さまもぜひいろんな料理でお試しくださいませ。

おまけはカジキ!

今日は週明けで何かと業務集中、明日からはまた、夜のお勤め?も続きそうです。こちらは昨日の漁のオマケ、カジキ1本です。角まで合わせて長さ2m、重さは50kgくらいでしょうか。私が子供のころの魚市場では、大きなサメやカジキもよく見かけたものですが、今ではめっきり減りました。加工に要する手間と時間のせいか、年々、大型加工魚も敬遠される傾向にあるようです。焼き物にムニエルに、となかなか良い身質なのですが・・。先日のニベ同様、ご入用の方はぜひ当社までご連絡くださいませ!

さて昨日は日帰りで臼杵へ行ってきました。年に一度、恒例の青年会議所事業「臼杵JCとの交流会」で、何と生まれて初めてフットサルも体験しました。これでも中学時代はサッカー部だった私、当初はサッカーのミニゲームみたいなものかと安易に考えていましたが、ボールは固いし足も痛いし、当然体もイメージ通りには動かんし・・で、なかなか大変でした。おかげで今は、右膝まわりが悲鳴を上げております・・。

フットサル後は、温泉で3年越しの“裸のお付き合い”、その後はお決まりの懇親会でした。それにしても、2年前に担当委員長同士でお世話になったA・Aさんのハッスル(歓待?)ぶりには、本当に感動しました・・!!四国へお越しの際はぜひお気軽にご連絡をお願いいたします。

懇親後は、フェリーの中で西武の逆転優勝を見ながら帰路へ。参加された皆さま、昨日は本当にお疲れさまでした。

秋サバの照り焼き

昨日の秋サバのもう半身、私個人的には“〆サバ”の予定でしたが、いつの間にか“照り焼き”になっていました。飲み助の父は子供たちの存在を忘れていました・・!モノが良いだけに何にしても美味しいのですが。先航海同様、高知沖から古満目沖、今日には豊後水道南沖に漁場を移して操業中の海幸丸、明日にはいったん入船予定です。

アメリカでは予想を上回る大差の勝利で47歳の黒人大統領が誕生、まさに歴史に残る一日となりました。しかも8年ぶりに民主党への政権交代!
やっぱり2大政党制の国ですね。さて日本の衆院選にはどう影響することやら・・??

過疎に悩む、同じ“浜”でもある当地としては、一躍脚光を浴びた福井県小浜市(オバマシ)は羨ましい限りです。
今度はぜひ共和党の新人、ヤータハマ氏に期待しましょう!あいかわらず冴えてないですね。ゲッツ!

コブダイ

今朝は5:00入港、ヤリイカは800箱でした。荷揚げ後は諸々の書類作成等、請求関連にも目を通しましたが、重油代の請求額には脳がしびれました・・。ここ数カ月でまとめて下落した原油価格、末端の価格に反映されるのはまだ先のようです。海幸丸は10月の中休み、明日10:00に出漁の予定です。
さてこちらのお魚、なかなか愛らしい口元、それに素敵なコブ持ってますね・・!

その名もコブダイです。見たまんま・・です。

釣りの対象魚としては人気がありますが、“不味い魚の代表格!?”で、食用としては敬遠されることが多いかわいそうな魚です。サザエも食べるという“下手物食い”の習性から、そんなイメージがあるのかもしれませんが、どっこい焼き物や煮物、西洋料理でも使われるうえに、型のいいものはお刺身でも美味しい魚なのです。
私も過去に一度だけお刺身で試したことがありますが、もっちりとした白身で鮨ネタにも十分使える身質です。と言いながら、ここ数年はわざに選んでコブダイを持ち帰ることはないのですが・・。やっぱりかわいそうな魚でしょうか?たまには、こんな魚も美味しく料理して食べてあげないと成仏しないでしょうか??海幸丸でも時々ですが、大型コブダイが水揚げされます。ご注文・ご予約はお早めにどうぞ!

スジアラでした!

昨晩も遅くまで飲んでしまった・・せいか、やや体の重い1日でした。午前中は給与関連事務、午後からはとある営業関連のミッション!?で松山を往復してきました。今日の愛媛県内は午後から大雨、松山の水不足も今日の雨で少しは解消されればいいのですが・・。海幸丸は明日、9月の最終入港、月末休みに入る予定です。時化相場・・!を少しだけ期待しておりますがはたして・・?

一昨日掲載した魚ですが、やはりご指摘いただいたとおり、「スジアラ」でした。京都のOさま、ありがとうございました。
似た魚種に「スジハタ」という魚も掲載されていましたが、外国産の毒魚・・?とのこと。
「原色魚類大図鑑」、とても勉強になります。水産・漁業会社なら、まさに一社に一冊!ではないでしょうか。

こいつは何もんだ!?

トラック便の1300箱を4:00過ぎから荷降ろし、ここ数日少し冷え込んだいせいか、マダイやマトウダイ、カワハギといった冬食材の相場が、わずかですが上向きました。また太平洋側では台風ができていますが、海幸丸は目下、宮崎沖にて9月最後の操業中です。今朝はこんな珍しい魚も網に・・、顔や体形、尾はクエ・ハタ系で、高級魚の風格も十分ですが・・!?早速、原色魚類大図鑑で調べなければ・・。まずは取り急ぎ写真のみ掲載しておきます。

鹿児島の珍魚大集合!

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「私はあなたとは違うんです・・!」謎めいた決めゼリフの余韻がに残るなかですが、自民党では新しい総裁が誕生したようです。新総裁の手腕もさることながら、ここ数年“鬼門”となっている我らが監督省庁のドン、農林水産大臣の人選、力量にも注目です。世の中流れておりますが・・。海幸丸は昨日に引き続き、本州の最南端で一人ぼっちで奮闘中です・・。赤、青、黄色に、白、黒、茶色、色とりどりの珍魚の水揚げを期待しています。

未利用魚に光を・・!と意気込んでいると・・
浜田漁労長が朝に晩に携帯めがけて、珍魚の画像を送ってきますので、ここにも掲載いたします。
ただ今、お刺身でのモニター募集中です。この魚は食べてみたいぞ、という方、今すぐ私までご連絡くださいませ!

これでもまだまだ序の口のようですが・・

赤ムツのお吸い物

トロールの解禁を迎えてうれしいのは、何といっても自宅でいろんな魚料理が楽しめること。昨晩は海幸丸のトロ鯛(タイ)の刺身にトロ太刀魚の塩焼き、赤ムツ(ノドグロ)の吸い物をいただきました。休漁期に比べて魚を食べる機会が増える季節ですが、自宅用は売れ残りのキズ物やスレ物が中心、でも、料理次第でいくらでも美味しく食べられるのが魚の良いところ。地元での魚食普及を広めるためにも、これから年末にかけて「お魚さばき方教室」も開催したいと思います。上は沖で洗濯に精を出す川田のおっちゃん、相変わらず働き者です。

ところで赤ムツ(ノドグロ)といえば、少し前まで「幻の高級白身魚」で売り出されていましたが、日本海側での豊漁を受けて今や百貨店や贈答品で大人気、全国的にもかなりメジャーな魚に変身してきました。8月15日に解禁となった下関拠点の仁洋丸でも豊漁が続いていて、主に一夜干しの加工原料として出荷・流通されています。

赤ムツの特徴といえば、何といっても柔らかな身質と脂の乗り!刺身で良し、焼いて良し、煮て良しの万能選手ですが、個人的に特にお奨めしたいのが「お吸い物」です。刺身の残りのアラからも旨みたっぷりの出汁も取れますし、魚の脂も程よく浮かんで何とも上品な味わい!おまけに写真のように頭付きなら、目玉もゼラチン質や頬の身も楽しめて最高です。一番の贅沢は、お刺身の残りのアラと皮でお吸い物を作る、といういただき方でしょうか?
ちなみに我が家では、どんな魚のアラで取った出汁も冷凍保存して、チャンポンのスープやソーメンのつゆに使っているようです。我が家のモットーは「魚は骨の髄まで食べ尽くせ・・!」というのは冗談ですが、そのくらいの心意気で食べられれば、獲られた魚も、また売れ残った魚も本望でしょうね~。魚が安価なこの季節、ぜひ皆さまもいろんな料理をお試しくださいませ!

アマギの南蛮漬け

初入港は昨晩深夜の荷揚げに。今回は解禁直後ということで、昨年のヤリイカ漁場の各ポイントを一通り、様子見での操業となったようです。注目の水揚げですが、総数だけは900箱を揚げたものの、肝心のヤリイカのサイズが“極小”・・、やはり水温などの関係で例年より産卵が遅れているのか、そもそも産卵個体数が少ないのか・・?9月は操業方針の見直しが必要のようです。

例年のことですが9月、10月は特に丸魚の値がベッタリ・・、ついでに今日は原材料の雑魚系もドカンと下落・・!
海幸丸の曳いたわずかな鮮魚の中からも、セリ値の付かない“売れ残り”がかなり出ました。というわけで、程よく疲れた体に鞭打って夜はジョギング、夕食は久しぶりに?自宅にて。今日は水揚げ魚種(売れ残り)から“アマギの南蛮漬け”をいただきました。またまたビールが進みましたが・・。
海幸丸の操業していない6,7,8月は、魚料理といってもついついお決まりのメニューになりがちなのですが、漁期さえ始まれば飲み助にとって“魚食”の楽しみは倍増です!
魚市場、特に中央市場向けでは見向きもされないような魚、たとえキズものでも“ひと手間”加えれば美味しい魚料理に変身します!いくらサイズ不揃いだろうが、頭や尻尾がもげていようが、腹が魚に食われていようが、目玉が抜けていようが、ウロコが取れていようが・・、それぞれ用途はいくらでもあるのです。ただ一つ、“少し手を加えれば・・”!!ここが一番の問題なのですけど・・。
そういえば、年末にかけてトロール市の「お魚さばき方教室」も何度か開催したいものですね。今日は散々な初水揚げでしたが、課題も見つかったということで、気を取り直して次に期待しています。

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景気づけに今晩のBGMはワグナー、ドイツっぽい骨太・重厚な音色が最高!!思わず力入ります。

ワグナー「管弦楽曲集・第一集」
オットー・クレンペラー指揮フィルハーモニア管弦楽団(1960)

脂の乗った寝かしアジ!?

旬を迎えている宇和海の活鯵(アジ)をいただきました。私のおススメは手のひらサイズ、〆た後に、一晩寝かせて脂がまわって柔らかくなった状態のアジです。氷の上にラップを敷いていただくといっそうお酒も進みます・・。新しすぎるアジはゴムのような固い食感で、今一つアジ本来の旨みに欠けるのです。好みは分かれるところではありますが・・。皆さま、寝かしアジ?もぜひお試しください!それと今日はこんな大好物もたくさんいただきました!!

今日から数日、子供に負けないように食べ放題・・!の予定です。

↑酸っぱいイチゴ!

↑甘いビワ!

ありがとうございました!

初鰹(はつがつお)

昨日、日曜も早朝より少々仕事、10:00からは地元のイベント「福祉のつどい」に参加、夕方は少し走りに行って夕食という1日でした。ジョギングのあとのビールはやっぱり格別ですね~。昨日は、こちらでも旬を迎えている鰹(カツオ)をタタキでいただきました。おかげで疲れた体に程よく(ほどよく・・です)アルコールも回って、久しぶりに睡眠もバッチリです。

カツオの一般的な旬は5月から10月にかけて。回遊魚で知られる魚ですが、日本近海では毎年早春に沖縄・小笠原諸島に現れて、5月初旬には南日本一帯に回遊を始めます。夏には、黒潮に乗って東北沿岸を北上して滞留した後、初秋には南下を開始、晩秋には日本近海を去るというのが、日本近海のカツオの生態です。
そのため一般的には、春に獲れる北上カツオを「初鰹」(はつがつお)、秋に三陸沖で南下するものを「戻り鰹」(もどりがつお)と呼んでいます。関東では、脂の乗っている「戻り鰹」の刺身が好まれますが、こちら四国での消費はやはり春から夏にかけての初鰹、食べ方もタタキが中心です。
漁法はもちろん「一本釣り」!トロール船海幸丸の対象魚種からは漁場、時季ともに外れていて、網にかかることはめったにない魚です。四国では愛媛よりも高知(土佐)のカツオ一本釣りが圧倒的に有名ですが、愛媛県内では深浦(ふかうら)港がカツオの産地として知られています。
最近は冷凍技術の発達で、急速冷凍(真空包装)処理を施した「鰹のタタキ」が出回っていますが、味はやっぱり「自家製タタキ」には適いません。最近では、自宅でメラメラ、バチバチという音を立てながら鰹を焼く家庭も少なくなってきましたが、そんな季節ならではの、古き良き食文化こそ大切にしたいものです。

細魚(さより)

海幸丸は予定通り18:00に高知沖試験操業へ向けて出漁、まずは中3日の航海を予定しています。4月も終わって、八幡浜では沖合トロールと同じく、沿岸で操業する小型底曳き船も漁期が終了して1ヶ月の休漁期に入ります。魚市場に入荷量が少なくなる季節、これからは釣物、特にアジ・サバなどの青モノに期待したいところです。

今日ご紹介するのは、ちょうど今、旬を迎えているサヨリです。漢字では「細魚」、「針魚」とも、もちろん見てのとおり、細長い魚体からこの字が使われているようです。日本近海では、南北を問わず全域に生息していて、特に石川県では「県魚」にも指定されているそうです。古く江戸時代には、サンマと混同されていて、サンマをサヨリと偽って売るイカサマ商い?もまかり通っていたとか・・。

春から夏にかけて産卵する魚で、ちょうど旬もこれからの季節です。私が子供のころは、八幡浜湾内でも群れで泳いでいて、よく引っ掛け釣りをしたものですが、最近はすっかり見なくなりました。食べ方としては、まずはお刺身、透き通ったきれいな身のため鮨ネタ(光り物)や糸造りなどで珍重されています。日増しに暑くなるこの季節、砕けた氷に乗せたサヨリのお刺身に、よく冷えた辛口純米大吟醸などいかがでしょうか。

私事ですが、楽しみにしていた明日の朝霧湖ハーフマラソン!私は急用のため、やむを得ず出場取りやめ・・となりました。どうやら一花入魂君も、練習のし過ぎで膝を痛めて棄権とか・・。お互い30も半ば、運動もほどほどにしないといけませんね!出走するのは、今日も元気なトロール市のS君ただ一人!明日は僕たち2人の分も、存分に楽しんで(苦しんで?)来てください!!

オオウミウマ(大海馬)入手?

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今日は火曜の休市、朝から天気も良く、のんびりと静かな港町八幡浜でした。昼すぎまでは会社にて諸々業務、15:00からは市役所にて一件会合、夜はソフトボールの練習・・、今のところいたって平凡な1日です。さて上の写真、何だか分かりますか?姿かたちは私の天敵、ヘビに似ていますがその正体は・・!?

“タツノオトシゴ”です!

こちらも昔からトロール漁の副産物です。漁師の間では、このタツノオトシゴをお守り代わりに、いろんなところに架けたり吊るしたりする習慣がありまして。ちなみに今回の品、珍しく30cmをはるかに越える超ビッグサイズ!第16海幸丸のN甲板長の作で、家内安全のお守りにと、私が無理やりに!?いただきました。

調べてみるとタツノオトシゴはれっきとした魚類だそうで、その種類も5種ほど確認されているようです。日本名は、「タツノオトシゴ(竜の落とし子)」ですが、さすがに国際的には「竜」よりも「馬」に近い、との認識のようで、英語では「sea horse」(海馬・・?)だそうです。
日本でもウミウマ、ウマウオ、ウマノカオ、ウマノコ・・などなど、「馬」にちなんだ地方名もたくさんつけられています。
たしかに頭部などは、竜というより馬に近い感じですね。
ちなみに、全長2cm足らずの“ピグミーシーホース”から全長20cmを超える“オオウミウマ”まで、体長や形、色も生息地によって様々とのことです。
全長20cmで「オオウミウマ」・・?ということは、昨日私が入手したブツは、もしかしてこの貴重な「オオウミウマ」か?
しかもご覧の通り、背の部分も黒くてとても珍しそう・・、とりあえず丁寧に保管したいと思います。
愛好家の方、いらっしゃいましたらこちらを販売・・、いえ、種別の情報などいただければ幸いに存じます。

キョウマス

昨晩は深夜の入港・荷揚げ、修理のほうは無事に朝6:00には終了して再出漁できました。魚種のほうは、昼のみの操業でしたが、アマギのあたりがあって200ほど、数が少ないだけに鮮度も上々、相場も“まずまず”といったところでした。さて先日このブログでもご紹介した“クエもどき”!八幡浜では“キョウマス”と呼ばれる巨大魚ですが、昨日はいよいよヘビー級!100k超級の大物が水揚げされました。

こちらがそのキョウマス、残念ながらクエ(ハタ)ではありません。今回はトロール市にて調理・加工となりました。さばいたところ、とてもきれいな白身でどんな料理にも合いそうな身質、3枚に卸したところ、身のみで約30kgとれましたので現体は100kを軽く超えていたはずです。ものは試し!今度いろんな料理でいただいて、リポートしたいと思います。

不漁の珍客!?

海幸丸は昨日早朝(13日)に入港、宮崎沖のアマギ漁は不調だった模様で、今は漁場を変更して、鹿児島・種子島沖まで遠征!?しております。現在のところ、次回の入港予定は17日(月)です。さて昨日の航海、ターゲットのアマギは不調だったのですが、久しぶりに大物の珍客!も捕獲されたようです。私はあいにく出張中で現物を見ていないのですが・・。

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重さ80kg超の本クエ!!?

と思いきや、クエとは別種のマスの種類だったようでセリで高値はつかず、残念でした・・!
これぞ不漁の、いや不良の珍客か・・?
巨大マスの親子に挟まれて添い寝!?しているのは最年少乗組員の魚本君です。
いつも大きな獲物に、噛まれたり刺されたりかじられたりと、負傷の絶えない乗組員ですが、
この調子ですから、負傷しても運の悪いせいばかりではないような気もしております・・!

どうかくれぐれも気をつけてくださいな・・!!

シュモクザメ(ナンマイダ~)

今日の四国、日中は陽も照って比較的穏やかな1日でした。閏(うるう)年で今年の2月は29日まで、私のほうは、今日、明日2日間で2月の月末事務(雑務?)をまとめて行っております。海幸丸はカマス、アマギ、ハモを中心に操業中で、次回の入港予定は27日(水)、入港後は“月末休み”に入る予定です。ちなみに、上は昨日の漁のオマケ、「シュモクザメ」です。

昨日の漁ですが、操業ポイントとしては豊後水道南から宮崎県沖の漁場でした。ふだんの漁では、メジロザメやジンベイザメは別にして、サメといえば小さなサイズのフカの類が中心です。ところが昨日、久しぶりに揚がっていたのがこちらの「シュモクザメ」でした。
こちらのサメ、欧米での呼び名は

ハンマーヘッド・シャーク

となかなか格好いい名前ですが、日本では「シュモクザメ」、頭部が鐘などを鳴らす棒(撞木・しゅもく)に似ているため、この名前がついたようです。ちなみに八幡浜の漁師の間ではなぜか、

ナンマイダ~・・

と呼ばれています。

それほど縁起の悪い魚なのか、その昔、襲われて殺されてしまった漁師がいるのか、理由は定かではありませんが・・。一説によれば、サメの中では凶暴な種類に属するそうで、特に体長4mを超えるサイズはかなり危険!とのことです。また、群れをなして泳ぐサメですが、群れから離れて単独行動する際に危害を加える・・との噂もあるようです。こちらも真偽のほどは定かではありません。

このシュモクザメ、種類はアカシュモク、シロシュモク、ヒラシュモクの3種が確認されていて、海の中での好物はアカエイとのことです。ちなみに、水揚げされるシュモクザメは、練製品やフカヒレの原料、また中国地方の山間部では、他のサメ類と同じように刺身でも食べる習慣もあるようです。

さすがにこちらのナンマイダ、私も未だ刺身では食した経験がなく、皆様方に是非どうぞ!とお薦めできる立場にはございません。ただ今操業中の海域においても、数十匹単位で水揚げされている模様ですので、お味にご興味のある方は、私までご一報いただければと思います。新鮮な、ピチピチのナンマイダ~!をお届けさせていただきますので・・。

石鯛(イシダイ)

案の定今朝の魚市場は時化のためガラガラ・・、現在八幡浜魚市場は、港湾整備の関係で広い埋立地へ移って「仮設市場」として利用されています。私の自宅のちょうど対岸にあるのですが、毎朝の入荷量や人の動きが一目瞭然・・、でも華やかだった時代を少しでも知る者にとっては、寂しいかぎりです・・。海幸丸は明日本船入港、今日夕方は、八幡浜青年会議所の“創立記念日例会”です。

さて、こんな日は“ないものねだり”?でお魚のご紹介を少々!
今日ご登場いただくのは、磯の最高級魚の一つ「石鯛(イシダイ)」です。

ちょうど一昨日の海幸丸の入港魚種に2尾ほど紛れ込んでいまして(写真)、「魚のお勉強」という名目で、我が家に持ち帰りました。さっそく薄作りと鮨でいただいたのですが、おかげで少々飲みすぎました・・。その日以来、昼夜を問わず食事のたびに、次男が「イシダ~イィ~!」を連呼するのが親としては少し怖い・・です。

この石鯛(イシダイ)、釣りファンの皆さまにはご存知“幻の魚”でしょうが、そうでない皆さまにはあまり馴染みのない魚種の一つかもしれません。名前の由来は、「石をも噛み砕く強い歯を持つ」という意味から来ているそうです。何でも鋭い歯で色々なものをつつく性質があるそうで、ダイバーが手や首筋をかじられることもあるようです。そのせいか、神奈川県では何と、

「チンボカミ・・」!?

との異名もあるそうです。(「現代お魚事典」より)

見た目の通りとても闘争心が強い魚で、他の魚介類と一緒に飼育できないのが、水族館の悩みの種だそうです。外見は黒と白の縞模様、口の部分が白く、成長するにしたがって口の白い部分が黒くなってくるのも特徴です。深海というよりも岩礁域の浅瀬に住むようですが、海幸丸の漁場では主に南の海域、日向沖から鹿児島沖にかけての、海底の荒い海域でよく水揚げされています。

さてこのチンボカミ、肝心のお味ですが、しっかりとした白身で皮目の部分にはゼラチン質に近い、程よい脂身もあって、すこぶる美味しい魚です。食し方ですが、やはり何といっても刺身、身そのものが硬いため、薄作り(上写真)やあらい、鮨ネタや炙り(タタキ)にも向いています。よく揚がるサイズは1k~3k程度のものですが、小さなサイズでもまずまず脂も乗って、十分にお刺身でもいただけます。個人的にも、ぜひ一度召し上がっていただきたい魚です。

最近は消費地のデパートの店頭でもよく見かけるようになりました。
ただし、市場流通を経た天然モノの価格はひたすら高い・・!!
昨日ご紹介した浄土寺の仁王像ではないですが、産地の我々からするとあまりの価格に目の玉が飛び出るほどです。
こんなときは産地直送、網元直送の出番です!
こちらも日時指定のお届けは難しい種類ですが、ご予約をお受けして後のお届けはできますので。
磯の高級魚、石鯛(イシダイ)、以後どうぞお見知りおきを・・!

海幸丸のニベ

昨日は「節分」でした。我が家でも「恵方巻き」(上)に恒例の豆まき、もちろん私は“鬼”役でした。「ガラス越しではなくて表通りまで出ろ、鬼なら金棒を持て・・!?」との注文には、さすがに応じかねましたが・・。家の中どころか、鬼役の親父目がけて豆を投げても怒られない・・、子供はこういうの嬉しいんですよね!私は今でも嬉しいですが・・。あわや本当に退治されるところでした。さて今日は久しぶりの月曜入港、私のほうは荷揚げ後、行政依頼のとある案件で松山へ、たった今帰社いたしました。

宮崎沖での操業は結局不調で、出漁2日目にはいつもの豊後水道沖へ戻っての漁となりました。主な漁獲はヤリイカにアマギ、ハモにマツイカ、それにアカエイ、原材料は水エソ、白ムツが中心でした。ヤリイカの相場は変わらずですが、丸物・原材料ともに時化の影響で“若干上げ”というところでした。

今日のオマケはこちらのニベ一本!
海幸丸の漁場では、鹿児島沖でよく獲れる魚ですが、これでも中級のサイズです。ニベは、グチ(イシモチ)に似た白身魚ですが、成長するとかなりの大きさに成長します。ニベの特徴は、お腹の中の浮き袋、そして大きくてとても硬い鱗(うろこ)です。私も経験がありますが、この鱗落としを3本ほどするだけでも、右腕はパンパン!!上腕筋のトレーニングになるはずです。この際試してみたいという方、今すぐご連絡くださいませ!

ニベは、脂肪分が少ないため煮付けやすり身、フライ等に向く魚です。一般には鮮魚としてはあまり出回ることのない魚ですが、量販店では切り身食材として並んでいることも多いです。ちなみに10年ほど前ですと、どの量販店、鮮魚チェーンでもこのニベの切り身が「スズキ」と表示されて販売されていたはずです。「メロー」という海外の冷凍魚が「ムツ」と表示されてあったのと同じです。厳しい情報開示の求められる今では考えられない話ですが・・。もちろん今ではちゃんと「ニベ」として扱われているはずです。競り落とされた海幸丸のニベはどこへ行くことやら、適正表示・適正価格、偽装も混入!?もなしで無事に消費されますように・・。

海幸丸は一部機関の修繕後10:00に出漁、次回は7日(木曜)の入船を予定しています。

デビラガレイ

週明けからも雨が続く八幡浜、今朝は海幸丸の入船もなく、明日水曜の中央市場休市の関係もあって八幡浜魚市場も“開店休業”状態だった様子です。古満目沖のヤリイカ漁場にて操業中の海幸丸は、明日23日の入港を予定しています。現在のところタテヤリ・バラヤリがほぼ半々、中2日の操業ですので、数もある程度欲しいところですが・・。今日夜までの漁模様に期待したいところです。

今日は“酒好き”の皆さまのために(自分のためか・・?)冬ならではの逸品“デビラガレイ”をご紹介します。“デビラ”と聞いてピンと来る方は、かなりの釣り愛好家か酒愛好家ではないでしょうか。ちなみに私は後者ですが・・。

デビラガレイの正式名称は、「タマガンゾウビラメ」(玉雁雑鮃)というそうで、実はカレイではなく、「左ヒラメに右カレイ」の言葉通り、ヒラメの仲間です。このデビラガレイ、瀬戸内地方では、冬の味覚としてかなり珍重されている干物食材なのです。が、ところ変わってこちら宇和海では、漁獲量も多くないせいか市場でもかなり安価・・!というわけで八幡浜では、まとまって市場流通に乗ることが少ない魚の一つなのです。漁獲船は主に底曳き船、小型トロールでも水揚げがあるようですが、やはり量が少ないようで、ダシ(漁師の自宅用)になっているようです。海幸丸でも、ご覧のように“船上乾燥”を経まして、乗組員の“酒のあて”になっています。
乗組員は船上でも魚をよく干しますが、デビラに限らず自然乾燥の一夜干し造りには、今のような寒風が吹くキリッと寒い季節が最適なのです。デビラガレイは身が薄いため、煮つけよりもこの一夜干しに向いていて、軽くあぶっていただくと香ばしさと風味が増してとても美味しいです。漁労長によれば、海幸丸ではお刺身でも食べているそうで、冬は特に脂が乗って美味しい・・とのことでした。お刺身は私もまだ未知の世界、今度試してみたいと思います。

海幸丸の甲板で干されたデビラガレイ、これぞ正真正銘、漁場での船上乾燥一夜干し!です。ただ今新製品として企画準備中・・?です。日時指定のお届けにはお応えいたしかねますが、モニターご希望の方は私までお気軽にご連絡くださいませ!デビラガレイについて書いていると、熱燗が恋しくなってきました・・!!。それでは、業務にもどります。

海幸丸のドロエビ

ヤリイカの乗りも一息ついたようで、今一つの漁模様でしたが、次航海の予定もあって結局今朝4:30に入港しました。総数はいつもよりやや少なめで1000箱、ヤリイカ以外の魚種では、レンコダイにアマギ、カマス、アカムツ、メッキにグチ(イシモチ)といったところでした。宮崎沖漁場の関係で、今朝の水揚げの中にはウチワエビも100kほど、ついでに“伊勢エビ”もどき!の珍しいエビも揚がっていました。皆さま、こんなエビ見たことありますか?

ないですよね。名前は何と「ドロエビ」!!です。なかなか不気味で、美味しくなさそうな名前のエビです。海幸丸では、時々数匹ずつ水揚げされています。漁場を問わず揚がっていますが、やはり宮崎・鹿児島沖などの南方に近い漁場の深海でよく獲れるエビです。ネットの情報によれば、紀州あたりでも獲れているようです。サイズは伊勢エビよりもかなり大きめで、体長は甲殻部分で30cmくらい、重さも大半は1.5kgを優に超えるビッグなエビです。触覚部分がとても太くて長いのが特徴で、体の表面は薄い毛で覆われています。

「ドロエビ」という名前の由来ですが、エビの裏面が真っ黒で泥(ドロ)にまみれている(上)ように見えるため、この名前が付いたようです。あがって(死んで)しまったものは、市場でも“ただ同然”ですが、活きたドロエビの相場はまずまず、さすがに伊勢えびやウチワエビのような身の締まりやプリプリとした食感はないですが、サイズが大きいだけに塩茹でにすれば食べ応えは十分です。他には鍋や味噌汁に入れても美味しくいただけると思います。
流通量どころか、水揚げ自体もめったにないため、漁港や産地の料理店、ましてや消費地でお目にかかることはまずありえないのがこの「ドロエビ」です。この際(どの際・・?)是非見てみたい、食してみたいという方は、私までお気軽にご連絡ください。ご予約にてご注文をお受けいたします。価格は時価・・ですが格安ですのでご心配なく!特大サイズのドロエビでも、おそらく箱代・送料(1,200円)のほうが高くつくかと思われます。1尾でもお送りはいたしますが、送料がもったいないため、他の魚とご一緒にお求めいただくことをお奨めいたします。

第2の宿敵、カンパチ!

たった今、トロール市の年末売出しも無事に終了、今年は海幸丸からの助っ人3名にも手伝ってもらって、まな板6台、真空包装機1台もほぼフル回転でした。おかげで、私のほうも腕や指を落とすことなく、今年の最終投稿にいたっております。それにしても最後の2日間は、激しい雨、風、そして霰(あられ)に雪と、大吹雪の年末となりました。こんな中にも多くの皆さまにお店まで足を運んでいただきまして、心から感謝いたしております。ありがとうございました。また売り出しの反省点は、来年に生かしていきたいものです。
それにしても2日間、切りまくったハマチにカンパチ・・!毎年のことですが、両手が脹れあがった大晦日です。今晩はゆっくりとベートーヴェンでも聴きながら今年の反省、そして新年に向けた抱負でもじっくりと考える夜にしたいのですが、肝心の目のほうが持つかどうか・・。

せっかくですので、今日さばきにさばいた、第2の宿敵!カンパチ君にもご登場いただきましょう!

ご存知、ハマチと並んでお正月にいただく日本の「2大養殖魚」ですが、こちらのほうが日持ちも良くて近年はハマチよりも好まれる傾向にあるようです。新年の三が日持たせたいという方は、食べる分だけ皮を引いて、少しずついただくのがコツです。さすがにカンパチでも4日目以降は、照り焼きでいただくのが無難かと思われます。
ちなみに我が家ですが、新年用には29日の海幸丸最終入港時のトロ鯛とイカをいただく予定でおります。
それでは皆さま、どうか良き新年をお迎えくださいませ!

眠れるピチピチハマチ

今朝は4:00過ぎに海幸丸入港!でした。出るべきか否か・・、迷いに迷っていた“ダシ曳き”ですが、例年通り出漁、明日(29日)早朝の入港をもって、年内の操業も無事終了となります。港町八幡浜もいよいよ年の瀬!普段に比べて車の往来も多く、文字通り“気忙しい”雰囲気に包まれています。こんな時こそ事故に気をつけて安全運転を・・と分かってはいるものの、ついつい気ばかりが焦ってしまっていけません。明日からは、いよいよ魚屋の集大成!トロール市では“年末売出し”に入ります。そこで、今日の私の任務は・・!

毎年恒例になった、宇和島港へのピチピチハマチの買い付け!でした。市場業務を終えて6:00に八幡浜を出発、慣れない手つきで?自ら3トン車を運転、今年は助手に、新たな助っ人、“Iのおっちゃん”にもご同行いただきました。この時ばかりはいっぱしの河岸人気取り?です。普段は違うの?と聞かれたら返答に困ってしまうのですが・・。

今日はとりあえず150本のハマチを仕入れてきました。入荷・販売準備もOKです。明日は市場での荷揚げ、海幸丸の新年支度、お世話になった方へのお届け物!を済ませた後は、私も包丁片手に(ちなみに左手はハンマー!)ハマチと格闘の予定です。そうです。当店トロール市では、ハマチやタイの“頭落とし”や“お腹だし”、“2枚卸し”に“3枚卸し”・・!何でも喜んで無料でお引き受けいたします。明日が初日で3連戦、私が包丁を手にするのも実に久しぶりです。というわけで、切るか、切られるか、落とすか、落とされるか・・!?せいぜい手や腕を落とさない程度に頑張ります。上は、明日の私との戦いを前に、冷蔵庫で静かに眠るピチピチハマチ、少々不気味です。どうぞお手柔らかに・・。

紋甲烏賊(モンゴウイカ)

今朝の魚市場は休み明けのせいか、全体的に産地物・搬入物ともにやや多めでした。海幸丸の水揚げも総数で2600箱とまずまずの豊漁でしたが、相場はやはりかなりの“下げ”・・となりました。特に練製品の原材料関連の供給量が多いためか、例年同時期に比べて低価格なのが12月を目前にして少々気がかりです。荷揚げ後は11月の最終航海へ、次回の入港で“月末休み”をとる予定です。

昨年から水揚げの増えたヤリイカ、当然“酒飲み一家”の我が家では、売れ残りのハンパ物やキズ物のイカを持ち帰っては、刺身やリングフライ、イカ飯といろんな料理でいただいております。が、イカは何もヤリイカだけではありません。昨年からはヤリイカの陰に隠れてしまって、市場でもかなり肩身の狭い思いをしているのがこちらのコウイカ(紋甲イカ)です。何を隠そう数年前まではトロール船で水揚げされるイカといえば、ヤリイカよりもコウイカのほうが水揚げ量も多かったのです。特に鮮魚の相場が芳しくない9月??11月は、価格の安定するこのコウイカを目的に操業していた時期も長かったのです。今日は、昨年からのヤリイカ豊漁で、すっかり主役の座を奪われてしまった紋甲烏賊(コウイカ)をご紹介いたしましょう。

コウイカは漢字で書くと「甲烏賊」です。コウイカの“コウ”は甲羅の甲で、イカの胴体部分に白い舟形の甲殻を持つことから、コウイカ(甲烏賊)と呼ばれるようになりました。また、捕獲された時に大量の墨を吐くことから、釣り人には“墨烏賊”とも呼ばれています。この墨ですが、鮮度の良い状態のイカほど濃い大量の墨を含んでいて、調理の際には、墨袋を裂かさないように、丁寧に扱うことが肝心です。ひとたびこの墨を裂かそうものなら、まな板どころか、床まで“真っ黒クロスケ”に!なってしまいます・・。
このコウイカの墨ですが、大昔は顔料や染料、インクとしても珍重されていたようです。私の所有する「現代おさかな事典」(NTS)によれば、茶褐色を表す「セピア」の語源は、昔、顔料として使っていたコウイカ(Sepia esuculenta Hoyle)からきているのだそうです。また、かの天才音楽家モーツァルトがコウイカの墨(インク)で書いた楽譜は今も現存しているとのことです。面白いものです。この墨を使って創作書道やイラストなどやってみても良いかも知れませんね。

さて肝心の食感ですが、ヤリイカやスルメイカよりも身が厚くて柔らかいのが特徴です。甘さはアオリイカには及びませんが、本来のイカの歯ごたえと食感を楽しみたい方にはこのコウイカがお薦めです。お刺身以外では一夜干し、また身が厚いため、中華風の炒め物にも一番向いているイカかと思われます。
全国的にも漁獲の中心は“底曳き漁”で、海幸丸では時に1杯/1.5kgを超えるような超ビッグサイズのコウイカも水揚げされています。コウイカはさばいた後も、身のみをラップにくるんでご家庭の冷凍庫でも長期保存が効きますので、いろんな料理でお使いいただける、まさに万能イカなのです!ヤリイカも美味しいですが、このコウイカもどうぞお忘れなく!!

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こちらは今や貴重品!?となってしまった「海幸丸のコウイカ一夜干し」です。

H(エッチ)ガニ!?

昨日は、親しくお付き合いさせていただいているパワフルご夫妻よりお誘いをいただき、午後から久しぶりに「羽根つき」に行ってきました。おかげで今日は腰や肩、右太腿あたりが少々筋肉痛・・です。昨日はお世話になりました。次回はテニスと飲み会もよろしくお願いいたします。週明けの今日ですが、午前中は会社にて業務、昼は一件配達と営業を兼ねて松山往復、夜はJCの委員会という予定です。それにしても、今朝は気温もずいぶん下がって、冬の到来も間近!という感じです。本当に“光陰矢の如し・・”です。今週末あたりには“紅葉”も見たいものです。

昨日の漁ですが、豊後水道南沖では珍しく“カニ”が20箱ほど水揚げされました。昔から漁師の間ではこの豊後水道の操業海域を「コウライ」と呼んでいて、こちらではその海域で獲れるカニを「コウライガニ」と呼んでいます。昨日少し調べてみたところ、正式名称は「ヒラツメガニ」というそうで、東京以南の近海、特に水深30??100mの海底に棲息するカニなのだそうです。一般的によく知られた「ワタリガニ」と同種ですが、通常のワタリに比べて甲羅が丸いのが特徴です。また甲羅の中央には「H」の模様があるため、「H(エッチ)ガニ」とも呼ばれるそうです。

こちらは茹でたHガニの写真です。エッチな・・いえエッチ(H)の模様!もご確認いただけるかと思います。

このHガニ、昨晩久しぶりにいただいてみたのですが、なかなか美味でした。さすがにタラバやズワイのような身のボリュームはないのですが、爪の部分や甲羅の中身には身もギッシリ!カニ味噌もあって食べ応えがありました。昨日は海鮮朝市もあったため、当社の直売店トロール市でも茹でて並べていたのですが、ほぼ完売だったようです。ちなみに一杯100円から200円程度!のかなり格安のカニです。ご購入いただいた皆さま、お味のほうはいかがだったでしょうか。「ヒラツメガニ」といえばつい名前も忘れてしまいがちですが、「Hガニ」なら覚えやすくて良いですね。これからもどうぞよろしくお願いいたします。年末にかけて冷え込む季節、カニ鍋を囲んで熱燗!などいかがでしょうか。

リュウグウノツカイ!

結局金曜は松山泊、翌朝は数件用事を済ませて八幡浜に戻りました。海幸丸は今朝4:00に入港、中2日の操業で魚種、総数ともにまずまずでした。やはり多いのはヤリイカですが、アマギや車エビ、マツイカ、コウライガニ、それに蒲鉾の原材料となる水エソも少々まとまった水揚げがありました。第2日曜の今日は恒例の八幡浜海鮮朝市!今日は朝市をPRする予定でしたが、やはり昨日の航海でもとんだ珍客が網にかかりましたので、急きょこちらをご紹介することとします。今日のオマケは・・

“竜宮の使い(リュウグウノツカイ)”:<Regalecus rysselli(Shaw)>1本です。たぶん・・・。

本来ならタチウオのように銀色のはずですが、擦れてしまっていてこんな色になっています。
体長はちょうど180cmくらいでしょうか。重さもかなりのものでした。
目だけが異様に大きく光っている(涙目か・・?)のが特徴ですが、顔はなかなかイカツイ?感じでしょうか。
もちろんセリにかけられましたが、結局買い手はつかず、残念ながら廃棄処分となってしまいました。
この魚だけは、さすがの海幸丸乗組員も食べたことがないようで、味・食感ともに未だ不明です。
食したご経験のおありの方、是非私までご連絡をよろしくお願いいたします。
本来は深海にすむ魚ですが、このリュウグウノツカイが浅瀬にやってくると大地震が起こる・・!?という言い伝えもあるようです。
皆さまどうかお気をつけくださいませ。せっかくの“使い”ですから、豊漁や幸せを呼び込んでほしいものですね。
では皆さまご一緒に、リュウグウノツカイに向かって合掌!!何か良いことありますように・・

海幸丸は10:00に再度出漁しました。次回は14日(水)の入港を予定しております。


透明ウチワエビ!

痛かった喉もようやく治ってきまして、昨晩はJC理事会の終了後、武道館へ剣道の見学にも行って来ました。昨日のセリですが総数で1200余り、うちヤリイカが700ケースでした。漁の出来は今ひとつでしたが、10月に比べると“バラヤリ”に比べて“立ヤリ”の割合が目立った操業となりました。荷揚げ後は10:00に出漁、次回は11日(日)の入港を予定しています。さて、毎度おなじみになった海幸丸の漁のオマケ!昨日もかなり珍しいものが水揚げされておりました。

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導火線4本と幻のエビ1匹です。
まず導火線ですが、戦争中のものの可能性もあるようです。
乗組員の話では水の中でも着火可能・・!とのことですが、試したわけではありませんので真偽のほどは定かではありません。

続いてこちらのエビ!何と透明です。
形は当サイトでもご紹介済みの「ウチワエビ」に似ていますが、透明のものを見るのはこれが初めてです。

何せ透明ですから、水の中では写真でも上手く写らない・・、これなら少しはお分かりいただけますでしょうか?
脱皮したばかりのウチワエビか、それとも全く別物の珍しいエビの種類なのか・・?謎です・・・。
専門家の方がいらっしゃいましたら、一度是非鑑定をお願いしたいものです。

この“透明ウチワエビ”ですが、ただ今、子供と一緒に幼稚園に遠征中!です。
無残な姿になって帰って来なければいいのですが・・。

今日は午後から「法人会青年部全国大会」のお手伝い!で松山へ行ってきます。

海幸丸の天然トラフグ

昨日からこちらは雨模様、肌寒い一日となっております。沖もずいぶん時化ている様子で、今日の魚市場はかなり品薄の状態でした。海幸丸は昨晩22:30に入港でしたが、私のほうは深夜までJC理事会に出席しておりました。その後は、夜中に再度出漁しまして、現在は豊後水道南沖にて操業中です。水揚げ量、ヤリイカの色目ともに今ひとつパッとしない中1日操業でした。さて先航海のカスザメに引き続き、本日もオマケのご紹介!今朝はこんなものが揚がっていました。

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特大のトラフグ1匹でした!下半身は若干細身ながらまずまずのルックス。
これぞ正真正銘、宇和海で獲れた天然のトラフグです。(繰り返しますが大島沖ではありませんので・・)
秤にかけると重さは5k!でした。天然にしてこのサイズはかなり珍しいはずです。
“フルコース”にしてもざっと10人前は取れるはず・・
一瞬、今夜の酒の肴にしてやろうか・・と良からぬことが私の脳裡をかすめました・・。
が、今日は実利を優先して!?セリにて販売いたしました。
さて5kの天然トラフグ+ハモ2本!注目のお値段は・・??下記からお選びください。

?? 7,500円
?? 11,500円
?? 15,500円

カスザメ大暴れ!?

入港は今朝の4:00、高知沖漁場が解禁したため、久しぶりにトロール漁らしい、赤青黄色、黒白茶色?と、色とりどりの魚が水揚げされました。丸魚で多かったのは、アカムツやカマス、アジやメンタイなど。中には特大の高級魚アマダイ(写真)や、近海しかも生鮮(フレッシュ)は今や幻!ともいわれる“アカザエビ”(スカンピ)も20ケース程度水揚げされました。ついでに久しぶりにオマケも・・。

今日のオマケは、“カスザメ”1匹でした。体長も1m以上ありましてかなりの重量、鋭い歯を持つ魚です。形的には、サメよりもエイに近い感じですが、正式名称は“カスザメ”というそうです。日本近海から東南アジア付近まで、幅広く分布していて比較的水深の浅い海底に生息する魚のようです。通常、市場で値がつかない魚は獲っても沖で逃がすのですが、カスザメは練り製品の原料となるため、八幡浜では古くから荷揚げもされています。この魚、実は名前や容姿に似合わず?原料の中では高級な部類だそうで、貴重な練製品原料とのことです。「人も魚も見かけにはよらない」、ということでしょうか?
本日水揚げされたカスザメですが、昨日の網で捕獲されまして、何と船内で一暴れ、乗組員に危害まで加えてしまった?模様です。被害者は15海幸丸の最年少乗組員U本君でした。右手親指付近をやられたようですが、幸い縫うほどの大事には至らなかったようです。少々出血はあった様子ですが・・。上は御用となってセリにかけられる直前の犯人!なぜか自らも口から血を吐いています・・。U本君、サメをかわいがるのもほどほどに・・どうかご用心ください!!海幸丸は今朝の10:30に再度出航しました!

海幸丸の本クエ

海幸丸は早朝5:00に入港しました。一か八かの鹿児島操業でしたが、やはりマダイ以外は不漁・・で、総数も600余り・・と、芳しくない航海となってしまいました。ただし、これまでの“ヤリイカ一色”とはうって変わって、久しぶりに赤青黄色!の色とりどりの豊富な魚たちが市場に勢ぞろいしました。踏んだり蹴ったりの鹿児島沖操業でしたが、思わぬ“おまけ”もありました。上の写真がそのおまけ!(“おばけ”ではありません)

そうです。“おばけ”の正体はクエでした。正真正銘!天然の本クエです。
クエといえば、日本近海で獲れる、知る人ぞ知る幻の最高級魚!海幸丸では、鹿児島沖漁場で頻繁に水揚げされています。
クエはハタ科の中で最も大きく成長する魚で、100kg近いサイズが獲れることもあります。
漢字では「九絵」と書いて、体の表面に褐色の紋様があるために、この名が付いたという説があります。が、実際は定かではないようで、「美味しいから食え(クエ)!」から名がついた?という説もあるそうです。

クエの食べ方ですが、刺身、湯引きはもちろん、煮付けや鍋、唐揚げやあんかけ・・といろんな料理で楽しめます。
旬はやはり冬!福岡や長崎では、シーズンになれば、このクエのコース料理(あら料理)が有名で、高値で取引される地域でもあります。
さて今回のクエですが、当初、船からの連絡では20k程度、とのことでしたが、揚げてみると体長は1m超、量ってみると35kgありました。
まずまずのサイズです。
シーズンであれば、市場に卸したいところですが、“季節はずれ”ということもあって、今回はお得意様への直送!とさせていただきました。
本来であれば料理の写真もお見せしたいのですが、めったに水揚げされない上に、家庭でさばき切れるサイズではありませんので、
私も数回しか食べたことがありません。次は写真でご紹介しますのでどうぞお楽しみに・・!
皆さまお誘い合わせの上、割烹または料理店経由でフルコースを試されてみてはいかがでしょうか。
締まった身質と深い味、身と皮の間のゼラチン質!が何ともたまりません。
海幸丸の本クエのご予約を希望される方は、どうぞお気軽にご連絡ください!
(残念ながらサイズ、入荷時期、単価等々、すべて未定ですが・・)

活き生ウニ

鹿児島沖にて操業していた海幸丸は、今朝には宮崎沖まで移動、現在も操業を続けています。目当てだったマダイですが、総数200箱程度は水揚げされているものの、他のメッキやカマスなど、量の期待できる魚種の水揚げが今一つのようです。明日早朝にはいったん八幡浜へ帰港、仕切りなおして再度出漁の予定です。写真は今朝、当社の契約漁師!?よりいただいた“活きた生ウニ”です。蛍光スーパーボールではありません。

ウニといえば、皆さまは小さな板に乗っかっている「ウニ板」や、瓶に詰めてある「瓶ウニ」を想像されることと思います。
ただし、ウニは最初から板や瓶にくっ付いているわけではないのです。
当然です・・(いつもにも増してギャグのキレが悪くてすみません。)

今朝、いつもの半島部へサザエとアワビの買い付けに行ってきたのですが、
その時に漁師さんからいただいたのがこの活きた「生ウニ」です。
実は私も生ウニをさばくのは初体験で、漁師さんから身の取り出し方のコツを
教えてもらいましたので、ここにご紹介いたします。
デモはトロール市のS君(31歳)、久しぶりの登場です。

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ウニ特有の棘(とげ)ですが、見た目ほどには痛くありません。
この棘の少ない平らな部分が裏面で、そこから包丁かヘラのようなものを突き刺します。
包丁は刃も痛みますので、お好み焼き用のヘラ?があれば良いかと思います。
突き刺すポイントですが、表面に「大」のような模様が見えるのですが、その線に沿って割ると、
中の身を崩さずに取り出せるそうです。

真っ二つに割られたウニの中には、合計5枚の身が入っています。
その身は、人差し指で写真のように取り出すときれいに出てきます。
お恥ずかしい話ですが、一つのウニから5枚しか身が取れないことも初めて知りました。
試しに15個ほど自分でやってみたのですが、これがなかなか大変な作業です。
板の上にきれいに並んで市場に出てくるまでには、漁師さんたちの陰の苦労があるわけです。
それでこの美味!ですから、少々値段が高くても文句は言えないかなぁと思いました。

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取り出した身は、塩水で軽く洗って黒い部分を取り除いて、調理完了!です。
真水に付けたり、洗いすぎてしまうと身の表面が溶けてしまいますので、ご注意ください。
後はお好みのメニューで食べるだけ・・です。
私もいただきましたが、板ウニに比べて“磯の香り”が濃厚で美味しかったです。
こちらはウニを食べるS君、ですが、せっかく写真を撮るのですから、もう少し美味しそうに食べてもらいたいものです。
(タラバガニのTVショッピングのように・・)

以上、「一魚一会」版:活き生ウニ調理講座でした。
今夜は、このいただいた“生ウニ”を酒の肴に一杯飲むとしましょう。(毎晩か・・!)
万一、生ウニが手に入ってしまった!という方、ご参考にどうぞ!

糸縒り(イトヨリ)

雨が降ったり晴れたりと、おかしな天気の一日でした。今日はとある会合のため昼は松山往復、夕方は会社へ戻って夜はJCの理事会に参加しました。“梅雨”といいながら、まとまった雨がなかなか降らない今年の四国地方、特に松山の水不足は相当深刻で、5年ぶりに水不足対策本部等も設置されているようです。梅雨は梅雨らしく、思いっきり降ってくれればジメジメ感もなくて気持ちいいのですが・・

今日は梅雨のうっとうしさを吹き飛ばす!?鮮やかな魚をご紹介します。イトヨリです。
全身に帯びる鮮やかな黄色い筋模様と長い尾びれに特徴のある、とてもきれいな魚です。この尾びれを揺らめかせて泳ぐ様子が、まるで“糸を縒る”ように見えるため、“糸縒(イトヨリ)”と名づけられたそうです。
色合いが美しいため、地方によってはマダイと同じように祭事等でも利用されます。当地愛媛県でも、“めんかけ”(そーめんと白身の魚とを一緒にいただく料理)の具としても時々使われています。通常は200g??500gサイズが一般的ですが、大きなイトヨリになると全長50cm、1kを超える上物もあります。
日本での漁獲地域は主に西日本で、底曳漁や延縄漁で水揚げされています。「現代おさかな事典」によると、九州西部の海域では、以前(1960年代)は1000tを超える水揚げが記録されたそうですが、現在は100t前後にまで落ち込んでいるそうです。近年のグルメブームとあわせて、この減少傾向にある漁獲量もこの魚の希少価値が高まった要因かもしれません。
海幸丸の漁場では、高知沖や鹿児島沖で多く水揚げされ、やはりサイズの大きいものほど高値のつく高級魚の一つです。身は淡白な白身のため、どんな料理にもよく合う魚で、当店でも“季節の一夜干し”(下)でもとても人気の高い商品です。一般的な食べ方は塩焼きや椀種、酒蒸しなどですが、ブイヤベース等の洋風料理にも向く魚です。お魚屋さんの店頭で見かけた方は、是非いろんな料理で楽しんでみてください。

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イサキ

早いもので6月も5日目!ジメジメとした梅雨の気配が感じられる季節となりました。今日は通常業務、夜はJC例会にて初めて、“高齢者疑似体験学習”にも参加させていただきました。とても貴重な体験でした。日常の生活では気付くことのない、ちょっとした心遣いや思いやりの大切さを学ぶことができました。担当委員会の皆様、ありがとうございました。
それはそうと、今年で3年連続出場となる“トレイルランニング”まで残すところ10日あまり。急ピッチで走行距離を伸ばさないといけないのですが、目下増え続けているのはアルコール摂取量ばかり・・!困ったものです。こうなったらライバルの2人に勝つために・・、レース当日は“土砂降り”になってくれるように祈るのみ!です。じょーだんはさておいて、今日は季節の魚をご紹介いたしましょう。

今日ご紹介する魚は“イサキ”です。日本近海では東北以南の幅広い海域に生息する魚で、釣りの人気魚種でもあります。漢字では“伊佐木”とも書くそうです。旬は梅雨から初夏にかけて、ちょうどこれから旬を迎える魚です。そのため“麦わらイサキ”とか“梅雨イサキ”などと呼ばれることもあります。関東での一般的な呼び名は“イサキ”ですが、“イサギ”と呼ぶ地方もあります。ちなみに八幡浜の呼び名は後者!です。
サイズは平均500g前後(約30cm)ですが、焼き物サイズは200g物、お刺身用はより大きなサイズが好まれます。小さな稚魚は、タカベのような黄色の縞を帯びていますが、一定のサイズを超えると黄色の縞模様はほとんどなくなって褐色となります。不思議です。
身質はマダイよりしっかりとした白身で、トロール物では“アカメダイ”の身に脂を乗せた感じ?でしょうか。特に初夏のイサキは脂の乗りもよく、この季節のお刺身盛り合わせには欠かせない一品です。以前はトロール船でもたくさん水揚げされたものですが、ここ最近では漁獲量も減少、八幡浜市場に出回るイサキの大半は、“刺し網”か“釣り物”が中心になっています。
お薦めの美味しい食べ方はまずお刺身ですが、塩焼きや煮付けも定番です。またカサゴやホウボウと並んで、洋食(イタリアンやフレンチなど)でもとても好まれる魚です。この魚は前回のコチよりはずいぶんとメジャーな魚!今の時期なら、お近くのスーパーや鮮魚店でもきっと並んでいるはずです。ただしこの魚、同じイサキでも漁法やサイズによって価格は“まちまち”です。お刺身で食べるか、塩焼きにするか?よくお魚屋さんと相談のうえ、ご購入くださいませ!

鯒(こち)

こちらは“こち”(鯒)です。ギャグではありません。念のため・・
夏から秋にかけて旬を迎えるこの魚、八幡浜では沖合トロールよりも小型船で水揚げされる魚種です。名前の由来ですが、骨がかたいため、コツ(骨)がコチになった!?という説もあるようです。はたして真偽のほどはいかに。それではコチの美味しい食べ方のコツ!(またやってしまった・・)をみていきましょう。

身は淡白な白身で、ホウボウより少し脂が少なく、身をかたくした感じでしょうか。
美味しい食べ方の一押しは刺身、特に普通のお刺身よりも薄めに切るほうが美味しいです。コチのお刺身は、ワサビよりもショウガ醤油やポン酢で“洗い風”にいただくのが通の食べ方です。また、付け合せには、玉葱よりもシソやだいこんのほうがよく合います。夏にいただく、あっさり目のお刺身メニューには最適の一品ではないでしょうか。当店直送のレストランさまでも、和食店を中心によくお使いいただいている魚の一つです。
お刺身以外では、天ぷらや煮付けでも美味です。淡白な身質のため、特に天ぷらがよく合います。都内の料理店でも、コチをポン酢でいただく“コチポン”や、天ぷらに揚げた“コチテン”などを定番人気メニューで出されているお店もあります。
この魚も量販店やスーパーですぐに手に入る、といった魚ではありませんので、ご購入の際は専門店か、信頼のおける産地から直送してもらうのが良いかと思われます。これから梅雨にかけてのジメジメした季節、あっさりと“コチポンで冷酒”などいかがでしょうか。
鮮度上々の宇和海産コチのお問い合わせは、コチらまで・・・(→info@uwakai.com)

カサゴ

今日は午後から、直送業務の関連で新居浜市に行ってまいりました。八幡浜と新居浜、同じ愛媛で同じ“浜”ですが、実は西と東の両端の都市、往復4時間弱!のドライブとなりました。近くて遠い新居浜市、今回いただいたお話でも課題はやはり物流、クリアできれば一番いいのですが・・。
夜はソフトボール、私はまたまたピッチャー&キャッチャー!ですが、今日は全くの不完全燃焼でした。対戦チームには我が社の健康オタクS君の姿も・・、ピッチャーが私からエースに代わった場面でS君が打席に登場、いきなり頭部へのデッドボールを受けていました。この死球で硬いアタマも少しは柔らかくなってくれればいいのですが・・。やれやれです。海幸丸は高知沖試験操業3航海目!次回入港は日曜の予定です。

今日は“磯の高級魚”カサゴをご紹介します。カサゴは、メバルと並んで和食、特に“煮付け”の高級魚として知られる魚です。日本近海では、北海道から九州まで幅広く分布し、深海の岩礁に生息しています。宇和海でも中小のトロール船や釣り船で水揚げされ、高値で取引されています。
一般的にカサゴと名の付く魚には4種類ほどありまして、カサゴ、ユメカサゴ、オニカサゴにミノカサゴと種類も豊富です。そのため、カサゴは他の種類と区別するため“本カサゴ”とも呼ばれます。海幸丸では、鹿児島・宮崎沖で比較的多く水揚げされますが、漁獲量はさほど多くはありません。一般に流通するカサゴは、和食で好まれる“手のひらサイズ”ですが、海幸丸では水深200m付近を操業するため、かなり成長した1kもの、時には2kを超える特大サイズも水揚げされています。

この魚、面白い点はトロール物と釣り物で、魚の色が異なることです。こちらは八幡浜市場で流通する“釣り”のカサゴ、トロール物に比べて黒い色をしています。これは生息する水深が理由のようで、トロール物に比べて、浅瀬に住むカサゴは日焼けするためか黒褐色の色をしています。ちなみにトロール船で水揚げされるカサゴは全て上のような橙(だいだい)色なのです。同じ人間でも、黒人、白人、黄色人種がいるように、同じカサゴにも肌の色の異なるいろんな人種?がいるようです。面白いものですねー。口がパックリ開いているのは同じですが・・。

美味しい食べ方としては、まずはお刺身、特に薄作りが美味です。次に唐揚げと煮付けが一般的です。もちろん洋食のメニューとしても頻繁に登場する高級魚で、ムニエルやブイヤベースにも重宝されています。当社とお取引いただいているレストラン様でも、とても人気の高い魚種の一つです。食通の皆様、カサゴの煮付けも良いですが、キリッと冷えた冷酒とご一緒に、磯の最高級魚!“カサゴの薄作り”も試されてみてはいかがでしょうか。

海幸丸の鰆(さわら)

昨晩荷揚げした総数680箱の鮮魚は今朝のセリで売られました。漁獲の大半はアマギで350箱、中一日の操業としては“まずまず”の漁模様でした。アマギ以外では、白ムツ、黒ムツ、赤ムツと“ムツ”づくめ!高級魚の赤ムツが多ければいいのですが、赤いムツは30のみで大半は黒か白のムツ・・残念でした!
夜はソフトボールの初戦でした。普段のポジションはキャッチャーですが、監督命令絶対!ということで今日は先発ピッチャーも経験いたしました。結果は・・ご想像におまかせします。でも久しぶりに楽しめました。皆様、お疲れ様でした。今回の操業なのですが、海幸丸、いえもしかするとトロール漁始まって以来のハプニング!もありました。まさに春の珍事!です。上は散髪してサッパリしたS君30歳、引き続き彼女募集中です。

今回の航海で何と50本近い“鰆(サワラ)”が水揚げされました。“魚に春”と書いてサワラ、文字通り春が旬の魚ですが、実は珍事なのです。漁場はいつもの豊後水道南沖、アマギのポイントですがトロール船でサワラが、しかもこんなにまとまって獲れたことは初めてです。サイズは3k??5k台ですから、幼魚のサゴシ(サゴチ)のサイズではなく正真正銘のサワラです。
トロール漁はご存知“底曳漁業”で、水深約150m??200mくらいの海底の獲物を捕らえます。幼魚はあまり回遊しないせいか、サゴシは水揚げされることがありますが、中層を回遊している成魚のサワラがトロールの網にかかることはまずありませんでした。この道25年の浜田漁労長もビックリ!です。
サワラ漁といえば瀬戸内海が有名ですが、たいてい“釣り”か“流し網”、または“刺し網”、といわれる漁法が主流です。これまでもトロール漁で中層の回遊魚(ハマチやカンパチ)が網に入ったことはありますが、たいていは揚網時に逃げ遅れた1尾か2尾でした。それが今回はトロールの網でまとまって50本、よほど回遊力がない集団か、それとも春の陽気で眠りこけて逃げ遅れたかのどちらかでしょう。はたまた東北地方のように異常気象で潮流が変わったのが原因でしょうか。いずれにしても海の中は全く予測不可能!とはまさにこのことです。

このサワラですが、大きすぎてもちろんトロ箱に入るはずもなく、1本ずつ目方をとってk単価の“量り売り”!エビカニ類や活魚ならよくありますが、通常のトロールのセリで丸魚の量り売り!というのもなかなか珍しい光景でした。こちらがその貴重なセリの光景!

海幸丸初のサワラ!もちろん我が家でも試食してみました。いただいたのは3kもので、さばき手はいつもの健康オタクS君です。逃げ遅れて御用となったドンくさいサワラではありますが、味見したところこれがかなりの美味!サイズもちょうど良いためか脂の乗りも抜群!サゴシに比べて身質はしっかりしていて、口の中でとろけるようなトロッとした身が絶品でした!残り半分は、明日か明後日に“味噌漬け”か“照り焼き”にしていただく予定です。以上、春らしい珍事!のリポートでした。

アカメダイ

海幸丸は4:00入港。総数は何とか1000箱越え、アマギは結局270箱でした。相場は先航海に引き続き全て格安・・でした。海幸丸は荷揚げ後10:00に出漁、次回入港は16日(月)の予定です。午後からは松山にて一件会合、その後お世話になった方の歓送会にも参加してきました。写真は、今朝水揚げされた特大のアカメダイ!と健康オタクのS君(30歳)引き続き彼女募集中!です。

アカメダイは鹿児島沖、宮崎沖で多く水揚げされる魚で、主に白身の刺身用鮮魚として流通しています。南方系の魚のため、東京ではあまり見かけることのない魚種です。八幡浜でも流通量はさほど多くなく、トロール船でもせいぜい20??30箱水揚げされる程度です。よく似た魚に“金目鯛(キンメダイ)”がありますが、こちらは伊豆下田産を中心に、関東方面でも広く売られているメジャーな魚です。ただし金目鯛とはずいぶん身質が異なり、アカメダイの場合はうろこが小さくて硬いため、鍋食材には向かないようです。刺身はマダイのような白身ですが、比較的硬くしっかりとした身質で、日持ちも良い魚です。一般的に知られる魚では、夏が旬のイサキに似ている感じでしょうか。サイズは大きくても1kまでですが、まれに2k近くの特大サイズも水揚げされています。このアカメダイもトロール船でしか水揚げされない、八幡浜の貴重な高級魚です。是非他の白身魚と食べ比べてみてください!

メンタイ

本早朝4:30に入港予定だった海幸丸。今朝は3:30にセットしたアラームで起床、いつもなら入港の約1時間前に連絡が入る時間ですが、今日はなかなか電話が鳴りません。4:00を回った頃にようやく電話が鳴りまして・・。船かと思いきや、電話の主は何と、いつもJCでお世話になっているM君でした。何でもトロール船の荷揚げとセリを見学したかったらしく、私にモーニングコールをくれたのでした。海幸丸は結局5:20に入港!というわけで今朝はM君同行で魚市場へ。トロール漁に興味を持っていただけるとは、何ともありがたいことです。魚市場見学!いかがでしたか?またいつでもお越しくださいませ!上はメンタイを持ち上げる浜田漁労長。

今日の漁模様は、中2日で1000箱程度。漁は今ひとつですが、高知沖操業のためチダイやレンコダイ、マダイ、ホウボウ、ハモ、石エソ等、高知沖特有の鮮魚も豊富で、品揃え的にはまずまずでした。海幸丸は荷揚げ後11:00に出港いたしました。

トロール漁の漁期も残り2ヶ月、というわけで、今の時期しかご紹介できない“底魚”を取り上げます。今日の“一日一魚”は“メンタイ”です。メンタイといっても明太子ではありません。メンタイという、れっきとしたお魚です。頭の形が鯰(なまず)に似ているため、八幡浜では“ナマズ”、下関では“メンボウ”とも呼ばれます。正式名称は“イタチウオ”というそうで、深海に生息する魚ですが、全国的にも漁獲量はそれほど多くありません。ただしこのメンタイ、実はお刺身、鍋で珍重されるかなりの高級魚で、八幡浜市場でも高値で取引される魚の一つです。海幸丸の漁場では、高知沖で比較的多く水揚げされています。上は約2kサイズのメンタイ、大きくなればなるほど価値の上がる魚です。

頭は見ての通りナマズそっくりですが、何と“尾びれ”はありません。尾のほうは人魚のように尻切れトンボとなっているのがこの魚の特徴です。また、鮮度の良いメンタイは、マダラのように表面にヌメリがあります。ただし魚体はタラの形ではなく、東北地方で獲れる“ドンコ”に似ています。表面の色あいは、アイナメやマダラに近い感じでしょうか。

美味しい食べ方は、まずはお刺身、しっかりとした淡白な白身です。コチやホウボウの身質に似ていて、やはり“薄作り”が一番美味です。次に鍋、本当は鍋にするのはもったいないくらい貴重な魚なのですが、ホクホクとした身質は鍋との相性はぴったりです。もちろん小さなサイズのメンタイは、1尾付けで焼き魚や煮魚、一夜干しにしても美味しいです。この魚は、深海の高級魚ですのでトロール船以外ではまずお目にかかれません。まさに知る人ぞ知る、八幡浜の幻の高級魚なのです。美味“メンタイの薄作り”!皆様も是非一度お試しくださいませ!

紋鯛(モンダイ)

朝から通常業務、今日20日は弊社の“支払日”でもありました。午後からは、4月からスタートするネットモールの出店準備、15:00からは、漁協で操業海域の調整会議等も行われました。夜はJC理事会へ出席、明日は早朝の入港予定ということで、終了後は早めに帰宅いたしました。高知沖、豊後水道南沖で操業中の海幸丸は、明日の5:00前後に入港する予定です。

久しぶりの“一日一魚”。今日ご紹介するのは“的鯛”(マトウダイ)です。鯛(タイ)とは名ばかりで、皆さんよくご存知の鯛(マダイ)とは、色も容姿も全く異なります。日本近海では比較的幅広く漁獲される魚種で、“マトウ”や“バトウ”とも呼ばれます。海幸丸では、一航海平均20??30箱程度、比較的コンスタントに水揚げされています。ちなみに八幡浜での呼び名は“紋鯛”(モンダイ)です。写真でも確認できますが、体の両側面に黒い斑点(的、紋)があるため、こんな名前で呼ばれています。
見た目も結構グロテスクなためか、一般的にはマダイやカサゴ、メバルといった赤い魚に比べると、一ランク下の魚と思われがちで、食し方としては、もっぱら鍋用の切り身魚として扱われています。特に関東では、銚子沖や九十九里沖でよく出没するようで、タイやヒラメの餌を食べてしまうため、大物を狙う釣り客にはずいぶんと嫌われている魚でもあるようです。
ところがこのマトウダイ、ここ四国八幡浜では欠かすことのできない大変貴重な魚なのです。といいますのも、古くからトロール漁業が栄えた八幡浜では、この魚を生で食べる習慣が根付いているからです。料理はズバリ“モンダイの薄作り”!愛媛県、特に南予地域のスーパーや魚屋では、特に秋から冬にかけて、この”モンダイの薄作り”は超売れ筋の定番品なのです。身は透き通るような淡白な白身で、柔らかくクセのない味が特徴です。薄作りをする際には、この魚の“肝(キモ)”を茹でてすりつぶして、ポン酢をつけて、きざんだネギやもみじおろしと一緒に食べるのが一般的です。いうなれば、ふぐ刺しの代用品?といった感じでしょうか。もちろんフグの10分の1くらいのお値段で召し上がれますし・・。ちなみにフグより美味しいという方もこの地域ではよくいらっしゃいます。

料理の大きなポイントは、必ず“薄作り”で食べることです。この魚、普通のお刺身のように厚く切っては、なぜか本来のモンダイの美味しい味にはなりません。不思議なことに・・。できる限り薄く切るのが、モンダイを美味しく食べるコツなのです。ちなみの上は数日前、我が家でいただいた”モンダイの薄作り”。私が切りました。ざっとしてますが・・。
昔、東京のデパートの魚売り場で仕事(修行?)をしていた時代に、珍しく私にとっては懐かしいこのマトウダイが入荷されてきて、“薄造り用”というPOPで店頭に並べたところ、店長にこっぴどく叱られたことがありました。私はこの魚が東京ではもっぱら“鍋用魚”、ということを知らなかったのです。でも今になって考えれば、“お刺身用”や“焼き物用”などという区分けや分類などは、誰かが決めているものでもないわけで、食べる人の主観で決めるべきものなのです。そういう意味では、デパ地下や量販店で、いかにも職人風に魚を売っている店員さんの知識こそ、実は通り一遍のもので浅い?場合も多いのです。産地での食べ方を熟知している方は、本当に稀だからです。こんな店員さんに惑わされないよう、普段からいろんな魚に接して、いろんな食べ方に挑戦してみること、その積み重ねが、本当に美味しい魚料理に巡りあえるコツ!だと思います。消費地の皆様も、マニュアル化された知識や食べ方よりも、産地の食べ方、漁師の食べ方を是非真似てみてください。
まずその第一歩!?として、“モンダイの薄作り”を試してみましょう!きっとこの魚のイメージが変わると思いますよ。当店で薄作りに調理(商品化)をして発送することも可能です。ご興味がおありの方、是非お気軽にお問い合わせくださいませ!

特大ヤガラ

先日の海幸丸の水揚げ魚種の中に、かなり大きな“ヤガラ” (矢柄)を発見しました。写真がそのヤガラ、全長170cmほどありまして、重量も6.5kと超特大のヤガラでした。この魚、なかなか漁獲量も限られていて、一般にはとても馴染みの薄い魚種ですが、実はかなり美味しい高級魚です。この特大ヤガラも当社のお得意様に直送!となりました。ちなみに上は、そのヤガラを片手で持ち上げるおなじみの健康オタクS君(30歳彼女熱烈募集中!)です。

ヤガラは主に太平洋南海域に生息する高級魚で、海幸丸の漁場ですと、“宮崎・鹿児島沖”で比較的多く水揚げされています。(最近は重油高騰!ですっかりご無沙汰気味の漁場ですが・・)多いときには、一航海で100本??200本程度水揚げされることもあります。今の操業海域ですと、それほど水揚げ量も多くなく、10本獲れれば多いほうです。単価はサイズによってまちまちですが、高級料理店の需要があるため、サイズが大きくなればなるほど高値で取引される魚です。

このヤガラの特徴は、何といっても魚体の半分近くを占めるこの尖がった口(くちばし)です。一度見たら、忘れられない形です。
どうか皆様、これを機に覚えておいてください!
食べ方ですが、身は淡白な白身のためどんな料理でもOKです。一番美味しいのはお刺身、特に薄作りでいただくのが通の食べ方です。次に鍋、出汁も取れるうえ骨ばなれも良いため、食べやすい鍋用の魚です。それから洋風料理ですと、よくブイヤベースの材料としても珍重されています。
色も赤できれいですし。その他フライや天ぷらなども身質と良くあって美味しいです。

比較的小さなサイズは小型の底曳船でも水揚げされますが、5kを超えるようなサイズは、海幸丸のような中型トロール船でしか獲れません。
まだお刺身で食べたことがない方、是非一度薄作りで召し上がってみてください。
見てみたい方、食べてみたい方、どうぞお気軽にご連絡をお願いします!

ヒラメ(石ガレイ)

今日の八幡浜は昨日よりもかなり冷え込んで、みぞれ混じりの1日となりました。海幸丸はほぼ予定通り、今朝11:00過ぎには八幡浜を出航、試練の2月操業がスタートいたしました。夜はJC理事会に出席、20:00には終了しましたので、今週末に迫ったマラソン大会に向けて軽くジョギングで調整してきました。今はビールを飲みながらクールダウン中ですが・・!?。昨日、市場で水揚げ魚種の中から、お手頃サイズの“ヒラメ”(1k少々)を発見しまして、久しぶりにお刺身をいただきましたが、これが大当たり!かなり美味しかったです。

上品な脂の乗り具合と身の柔らかさ(決して硬さではありません!)、旨み、全て抜群に美味!でした。特に天然物のヒラメなどは、サイズや漁獲場所によって身質や味に多少ばらつきがあるのですが、今回ばかりは大当たりでした。ちなみに漁場は近場の豊後水道です。
ヒラメといえば旬は冬の寒い時期!海幸丸でも例年12月から1月、2月にかけて水揚げされるのですが、今年は暖冬の影響か若干漁が遅れていて、ここ最近少しずつ水揚げが見られるようになりました。トロール船で獲れるヒラメは、深海だけに4kを超える特大サイズが多くて、木箱で競られることが多いです。ちなみに、八幡浜での呼び名はなぜか“石ガレイ”!この呼び方の理由は私には分かりませんが、東京で魚修行を積んだ私にとっては、ヒラメはやっぱりヒラメ(平目)です。

ヒラメといえば、良く知られるのが“高級鮨ネタ”となる”縁側(えんがわ)”です。上下のヒレに近いひだの部分で、コリコリとした微妙な食感です。今日いただいた1kちょっとのヒラメにもありました。こちらは、ヒラメを卸す料理人の腕の見せ所でして、上手なさばき手ですと小さなヒラメからも多くの縁側がとれます。ちなみに今回私がいただいた刺身のさばき手はS君(30歳彼女募集中です!)。さすが私などよりはるかに上手ですね。それから、普通の魚では”3枚卸し”といいますが、ヒラメの場合は、両面の背と腹、そして骨の合計5枚に捌かれますので、”5枚卸し”といわれます。
そしてお刺身のきり方ですが、ヒラメの場合は何といっても“薄作り”が美味しいです。また美味しいサイズですが、タイと同じく2k台といわれます。ちなみに火を入れる料理方法ですと、カレイと同じくムニエルなどが一般的のようです。ちょうど上のサイズが約1.5kの活ヒラメです。

量販店などでは、煮物用の冷凍輸入品で“おひょう”と呼ばれるものもありますが、こちらはかなり大きな魚でして、本当のヒラメか否かは分かりません。関東では、ヨーロッパから輸入されるかなり大きな“子持ちガレイ”と並んで、量販店の鮮魚コーナーの売れ筋切り身食材です。でも、このサイトをご覧いただている皆様には、小さくても是非、近海で獲れるヒラメやカレイを召し上がっていただきますよう、お願いいたします。
ちなみに、海幸丸で水揚げされるカレイにも、アマタカレイやメイタカレイ、笹ガレイ等、料理の種類に応じていろんな魚種が楽しめますので、また後日ご紹介いたします。今日はあまりに美味しかったので“トロヒラメ”にご登場いただきました。

アンコウ

海幸丸は4:30に入港、水揚総数は1200箱あまりでしたが、今回はアジ、白ムツ、ニギスといった高知沖漁場の原材料が水揚げの中心でした。荷揚げ後は10:00に出漁、次回は14日(日)の入港を予定しています。今年は暖冬・・といっても年明けからは、さすがに朝晩はまずまず冷え込んでいます。というわけで、今夜は冬の味覚“アンコウ鍋”をいただきましたのでご紹介します。

鍋の高級魚“アンコウ”は一般的には、北、特に日本海の食材のように思われがちですが、こちら太平洋や宇和海でも水揚げされています。海幸丸でも多いときには20箱(約100匹)ほど獲れることもあります。このアンコウ、実は種類がありまして、黒アンコウと黄アンコウに分かれます。一般的に、冬の鍋食材となるのが黒アンコウで、こちらのほうがサイズも大きく高値で取引されています、一方赤アンコウは、通常唐揚げの材料となる、比較的小さいサイズの安価なアンコウです。(時々、価格が逆転することもありますが・・)ただしこの魚種ほど夏と冬の間で、価格差のある魚もないでしょう。9月と1月の相場比較では、ケース単価で実に6倍から10倍ほどの!?差があるのです。当然、鍋の需要の多い冬のほうが相場高となります。だったら安い夏場にアンコウを買って、冬に商売すれば?と思われる方もいらっしゃるかもしれません。しかし、鍋のアンコウには“肝(アンキモ)”が必需品で、身は冷凍保存できてもキモのほうは、なかなか良い状態で冷凍保存できないのです。というわけで、夏のアンコウは、キモが使えないため利用価値がガクンと落ちて冬に比べて、かなり安い価格で取引されているわけです。

今日我が家でいただいたのは、今朝海幸丸にて水揚げされた約5kの黒アンコウ!超特大サイズのアンコウがよく“吊るし切り”にされているのをテレビで見かけますが、何もそこまでのデモンストレーションをしなくとも、普通の魚屋の設備があれば十分調理は可能だと思います。(ご家庭ではちょっと難しいかもしれませんが・・)

以下が、たった今家内から聞いた”アンコウ鍋”のレシピです。ざっとしてますが・・

1 アンコウは、表面が白っぽくなるまで下茹でする
2 キモは包丁でたたき、鍋で空煎りする
3 煎ったキモに出汁を少しずつ加えて溶きのばす
4 酒、醤油、みりん、味噌を加え、味を整える
5 アンコウの身や野菜を入れて出来上がり!  だそうです。

是非ご家庭でお試しください!

丸のままご家庭で調理することはなかなか難しいアンコウ!当店では、鍋に入れる手前まで調理した“アンコウ鍋セット”をクール便にてお届けするサービスも承っています。ご予算や人数に応じてサイズはお選びいたしますし、もちろん冷凍保存の規格品でありませんので、ご注文をいただいた後に海幸丸のアンコウを使ってこちらで加工いたします。この冬に豪快な“漁師風アンコウ鍋料理”に挑戦してみたい方、是非当店までご一報くださいませ!

人は武士、柱は檜、魚は鯛

海幸丸は早朝4:00に入港、今日の水揚げ総数は1500箱でした。内訳はヤリイカが“立ヤリ”、“バラヤリ”を合わせて1000箱、アマギが250箱、水エソが80箱、マツイカ(スルメイカ)が約50箱、残りは車エビやアカムツ、モンダイ、ヤガラ、コウイカ・・といったところでした。時化の影響もあってヤリイカ、水エソともに今日の相場は“上々”でした。水揚げ終了後、第15海幸丸は船体改造後の燃費効率削減効果を測定するための最後の走行試験を行いました。午前11時には八幡浜港へ帰港、出漁は明日の10:00を予定しています。11月後半も気を引き締めなおしていきたいものです。

今日の一日一魚は、天然真鯛(マダイ)です。“人は武士、柱は檜、魚は鯛”という昔の言葉もあるようで、日本の元祖高級魚です。一般的には“桜鯛”といわれて、旬が春のように思われがちですが、実はこの時季のマダイの味は“今ひとつ”なのです。ここ豊後水道では、やはり冷え込んでくる秋から冬にかけて(ちょうど今くらい)のマダイが身の締まりもよく、味も美味しくなります。

海幸丸の操業海域では、毎年9月に操業している鹿児島沖漁場にマダイのポイントがあるのですが、今季は、原油高とヤリイカの豊漁であまり行っていません。鹿児島沖では一航海で100??200箱程度の水揚げもありますが、今の豊後水道や古満目沖の漁場では10箱??20箱程度の水揚げです。写真はスチロールの6入マダイ、こちらで1尾1??1.2k前後のマダイです。ちょうど手ごろで美味しいサイズです。

海幸丸で水揚げされるマダイは、一本釣りとは違って、沖で血抜きをして氷で締める“沖締め”という方法で鮮度を保持して市場に水揚げします。トロール物のマダイは、釣物や養殖物に比べて身が柔らかく、脂がまわっている分、味が濃く日持ちが良いのが特徴です。そのため、業務店ではフランス料理などの火を入れるメニューにも相性が良いようです。旬の時季のマダイをお刺身で食べていただければ、上品な脂の乗り具合がお分かりいただけるはずです。

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写真は約800gの真鯛の姿焼き。いろんなお祝い事には欠かせない料理です。
刺身や塩焼き以外でも、お吸い物、煮付け、兜煮と何にしても美味しく花のあるまさに“万能高級魚”です。
当地愛媛県の南予地域では、真鯛を使った“鯛めし”が郷土料理です。いろんな作り方がありますが、今度は我が家の作り方をご紹介いたしますのでお楽しみに。

天然特大車エビ

海幸丸は豊後水道南沖で操業中です。今回はヤリイカの水揚げが若干少ない模様で、蒲鉾(かまぼこ)の原材料となる“水エソ”や“車エビ”、小さな“スルメイカ”(白イカ)などが少しずつ水揚げされているようです。入港は明日(金)早朝の予定です。久しぶりの“一日一魚”!今回は豊後水道南沖でここ3年ほど水揚げが好調の“天然特大車エビ”をご紹介します。

日本人の“エビ好き”は世界的に?有名ですが、国内で流通消費されているエビのおそらく9割は外国産ではないでしょうか。中国や東南アジアでは、以前から日本人向けのエビの養殖が盛んで、日本国内に出回るエビの大半はこれらの国からの輸入物だからです。輸入の冷凍エビは大きく“大正エビ”と“ブラックタイガー”に分かれますが、有頭、無頭やサイズによっても規格は実に多彩です。

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ご存知のとおり、数あるエビの中でも最高級品とされるのがこの車エビです。しかも海幸丸で水揚げされる車エビは、“近海物”で尚且つ養殖ではなく“天然”、しかも冷凍ではなく“生(フレッシュ)”ということで最高級の要素が3拍子も揃っている、貴重なエビなのです。以前の漁獲量はそれほど多くなかったのですが、最近になって豊後水道でまとまった水揚げがみられるようになりました。サイズは15cm??20cmくらいのものが多いのですが、中には体長が30cm近くもある特大サイズも水揚げされます。

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1年を通じて高値で取引されていますが、クリスマスや年末ともなると価格はさらに高騰、“活車エビ”の大サイズともなれば、浜値でも1匹1500円を越える!値がつくこともあるほどです。写真は、活魚で水揚げされた車エビ!入社したての頃、活きている車エビをそのまま殻をむいて刺身で丸ごと食べていたことがありますが、本当に絶品!でした。価格を知って以来、たとえ船主といえども食べるのを躊躇しておりますが!

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とういうわけで我が家に持ち帰るときは、いつも傷物(キズモノ)や頭が取れたはね物、もしくは“脱皮途中”の車エビです。それでも十分美味しいですよ。養殖のブラックタイガーや冷凍のエビとは、身の“ぷりぷり感”が全く違います。フライでも天ぷらでも塩焼きでも、料理の如何にかかわらず、味の違いはお分かりいただけるはずです。

入荷量がさほど多くないため、日時指定のフレッシュでのお届けには対応しかねますが、ご予約にてお届けすることは可能です。また、当店では今年の“お歳暮特別商品”として、海幸丸の一夜干しと天然車エビ(急速冷凍)をセットにしたギフト商品もご用意しております。
詳しくはお気軽に当店までお問い合わせください。
皆様も是非一度、“国産の最高級天然車エビ”をお試しくださいませ!

アマギ

海幸丸は明日早朝の入港予定です。今航海は若干潮流が悪いとのことで、ヤリイカの“のり(水揚げ量)”が芳しくない模様です。本日の“一日一魚”はアマギ。八幡浜ではこの呼び名ですが、松山方面では“シズ”、頭の部分にイボのような斑点があるため、関東では“エボ(イボ)ダイ”と呼ばれる魚です。小型、中型を問わずトロール船で多く水揚げされる魚で、八幡浜では代表的な焼き魚の一つです。海幸丸では、宮崎沖や豊後水道南沖にかけて幅広く操業のポイントがあり、多いときは一航海で7??800箱ほど水揚げされることもあります。

昭和40年から50年代にかけての、ヤリイカ漁が盛んだった当時は、このアマギはほとんど水揚げされていなかったようです。昭和60年代から平成にかけて、八幡浜での水揚げ量が急速に増えた魚種です。ポイントに当たれば、一度に多く水揚げされる多獲型の魚で、冬場のシーズンが来れば単価も高いため、漁労長や船主としては、ついつい大漁に期待してしまうのがこのアマギです。その分獲れなかったときのリスクは高いのですが・・
とても食べやすい白身で、寒くなる時季には脂も乗って身も締まり、美味しくなります。一般的には、素焼き、塩焼きで食べますが、小さいサイズは南蛮漬けや酢の物にもされます。また、頭や骨もとても柔らかいため、酢の物にした残りをから揚げ(2度揚げ)にするととても美味しいです。ビールのおつまみはもちろん、お子様向けにもカルシウム満点の料理です。

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もちろん一夜干しにしても美味しく、当店の“海幸丸の一夜干し”の中でもカマスと並ぶ人気商品です。

こちらはアマギの塩焼き!骨からも美味しい出汁がでるため、私は、食べた後に熱いお湯をかけて、吸い物にして食べています。
醤油とレモンを少したらして食べると結構美味しいです。是非お試しくださいませ!

ニギス

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高知沖でよく水揚げされる“ニギス”(オキギス)です。天ぷらの材料となる“キス”に似ているため、ニギス(似ギス)といいます。高知の土産物屋さんでは、このニギスやメヒカリといった小魚の干物がよく並んでいます。ここ八幡浜では、高知ほどメジャーな魚ではないのですが、海幸丸でも水揚げされるため当店では”ニギスの一夜干し”(写真)を製造しています。白身の淡白な味で、身離れもよく食べやすい魚です。特に一夜干しなどは、酒好きにはたまらない逸品ですね!

こちらはニギスの“南蛮漬け”。酢漬けですから日持ちもいいため、我が家ではまとめて作って(もらって?)います。とりあえず!の一品料理や“お通し”などにいかがでしょうか。ニギスは小さいので(1尾15cmくらい)私なんか4,5匹くらいはすぐにでも食べてしまいます。

こちらは一夜干しにしたニギス!酒のつまみですね。もちろん商品はトロール市でピチットシート加工しておりますが、“我が家で食べるニギス”はもっぱら会社の屋上での“自然乾燥”です。ときどき鳥に食い散らかされるのですが、風がひんやり吹く季節の丸干しは、程よく水分がとんでとても美味しく仕上がります。

こちらは、“海幸丸乗組員が食べるニギス”!これぞ正真正銘の”船上乾燥一夜干し”です。
魚槽の上でワイルドに乾燥(放置?)されています。
また大量に水揚げされたときに、一夜干しを作りますのでレポートいたします!お楽しみに!

アカムツ

以前にもご紹介しましたが、あまりに美味しいので改めてご紹介いたします。幻の高級魚、”アカムツ”です。口の中が黒いため、関東以北では”ノドグロ”とも呼ばれる魚で、主に日本海側で水揚げされています。漁獲量では長崎や下関が多いのですが、こちら豊後水道では日本海側に比べてサイズの大きいアカムツが水揚げされています。最近では、デパートの差別化商品として、”アカムツの一夜干し”の売れ行きが好調なようで、需要が急速に伸びている高級魚の一つです。

高級魚だけに漁獲量は少なく、海幸丸でも多いときで一航海20箱前後の水揚げ量です。サイズが大きく型も揃えば、浜値でも1箱2万円を超えることもあります。一般には主に煮魚が美味しい魚としてのイメージがあるのですが、一番美味しいのは間違いなく”刺身”です。脂の乗った身質はまさに”白身の大トロ”!何度食べても飽きのこない、また魚によって”あたりはずれ”のない魚種です。もちろんお刺身以外でも、塩焼き、吸い物、煮付けとどんな料理でもお楽しみいただけます。

実は私の撮ったこのアカムツ(刺身)の写真ですが、あるテレビ局から依頼され、ボビー・オロゴンの出演する旅番組で紹介されたこともある貴重な一枚です。アカムツの味を知っている方なら、見ているだけでお酒が欲しくなる一枚ですね!

上はアカムツの煮付けの調理例。こちらもとても上品な味で絶品です!

アカムツを是非食べてみたいという方!日時指定のお届けはお約束いたしかねますが、ご予約にてお送りすることは可能です。
お気軽に当社までお問い合わせくださいませ!

大太刀魚(タチウオ)

海幸丸は本早朝4:30に入港しました。今回は、宮崎・鹿児島沖の漁場から始まり、後半はヤリイカのポイントを狙うため、豊後水道南沖に漁場を変更して操業しておりました。今日の水揚げは総数1200箱あまり。鹿児島沖ではマダイやレンコダイ、メッキ(カイワリ)、ウマヅラハギなど、豊後水道ではヤリイカが漁の中心でした。写真は今回水揚げされた世にも珍しい“竜宮の使い”、いや、化け物のような“太刀魚(タチウオ)”です。

太刀魚(タチウオ)は、このブログを見ている皆様ならご存知のことと思います。とても淡白な白身でお刺身、塩焼きの美味しい魚ですね。骨離れも良く、お子さんやお年寄りにもとても食べやすい魚のひとつです。でもここまで大きなサイズの太刀魚は、まず見た経験のある方はいないのではないでしょうか。
太刀魚は、釣りの対象魚としても有名ですが、サイズは通常、指の本数で表されます。小さいサイズは3本、大きいものは4本、5本という具合です。でも今日水揚げされた太刀魚は、手のひらどころのサイズではありませんでした。体長が何と170cmオーバーなのです。

写真は海幸丸船員、鈴木栄君(身長約165cm)ですが、太刀魚のほうが大きいですね。負けてます。残念!

弟宮本洋平君(身長約180cm)ですらこんな感じでした。

海幸丸では水深約200mの海底の獲物を漁獲しますので、海底にすむ太刀魚はかなり成長していて、脂も乗っているのです。商品として並べるなら、銀に光った釣り太刀魚が好まれますが、脂の乗り具合や味ではトロールで獲れるこの化け物太刀魚(通称“トロタチ”)にはかないません。このサイズの太刀魚になると、普通のご家庭なら、お刺身、塩焼きで夕食2回分はお楽しみいただけるはずです。毎回水揚げされるものではありませんので、ご興味のある方は別途私までご連絡くださいませ!

今日は太刀魚以外にもマダイやヤガラ、メッキアジやアカメダイなど久しぶりに豊富な魚種が水揚げされました。若干の時化あがりと久々の魚入荷の影響か、9月にしては“まずまず”の相場でした。写真は、木箱に立てられたマダイのセリの様子です。
海幸丸は荷揚げ終了後、午前10:00次の航海に向けて八幡浜を出航いたしました!

ハリセンボン

大型台風到来のため、海は大荒れ!海幸丸は今朝8:00に八幡浜港へ一時寄港しました。今日は魚市場が休みのため、漁獲物(総数約2100箱)はいったんトラックへ積み込みました。今回も例のバラヤリイカが豊漁で約1900箱!これからやってくる台風でヤリイカが逃げてしまわないか、ちょっぴり心配です。通常、荷揚げは深夜か早朝に行いますが、今日は珍しく日中の作業のため地元の見物客もちらほら。写真は今朝捕獲された巨大メジロザメ(全長3.2m)の頭部を“打ち鈎(うちかぎ)”で”つっつく”わが次男。やや腰引け気味です。

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荷揚げは11時に終了。その後海幸丸は今夜の台風に備えて会社前で“時化つなぎ”をしました。その際、岸壁で“針千本(ハリセンボン)”の親子?を発見、急きょ捕獲に乗り出しました。弟が大型の“テンコ”ですくって獲ったのですが、網にかかった瞬間、一瞬のうちに針が飛び出して体が膨張!よく居酒屋や料理屋に吊るしてある“あの状態”です。それにしても、危険を察知して瞬時に“変身”する能力(護身術?)はさすが海の生物です。(当たり前か?)上は漁獲直後のハリセンボン!

ちなみに顔はこんな感じです。体は興奮して膨張していますが、顔は結構愛らしいですね。目も光沢があって奇麗ですし、特に口もとなどチャーミングでいい感じです。浜田漁労長いわく「無毒でおいしい、食え!」とのこと。信じられませんでしたので、帰宅後ネットで調べたところ下記のとおりでした。

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標準和名:はりせんぼん
学名:Diodon holocanthus
分類:ハリセンボン科

約20cmになる。敵などにおそわれ興奮すると、胃に大量の水を飲み込み、体を膨らませて針をたてる。日本海では冬の季節風により打ち上げられることがある。無毒でおいしい。 (1979年生まれの個体が繁殖賞を受賞)
<東海大学海洋科学博物館「飼育生物解説」>より転記

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さすが海幸丸漁労長浜田淳二45歳!“無毒でおいしい”そのとおりでした!お見事!
一瞬本当に今夜のつまみにしようかと思い悩みましたが、今回は遠慮させていただきます。というわけで今日1日だけ我が家の観賞魚に!
子供も飽きた夕方には海へ戻してやりました。

ちなみに下が変身前、上が変身後!一度変身してしまうとすぐには元に戻れないようで、ハリセンボンは小さなヒレを動かして“四苦八苦”!
結局親子とも元の姿に戻るのに10分ほどかかっていました。台風到来前の楽しい“一魚一会”なひと時でした。
今朝トラックに積み込んだヤリイカは明日早朝4:30から荷揚げ開始、避難中の海幸丸は明日午前10:00に出航予定です!


ウチワエビ

写真は団扇エビ(ウチワエビ)です。太平洋南海域で幅広く水揚げされますが、漁獲量はさほど多くなく、全国的にはとても希少価値の高いエビとして知られています。扇の形をしていて、団扇のように平らのため“団扇エビ”という名称がついたようです。ただ、甲羅の形が天然記念物の“カブトガニ”にも似ているため、地元では“カブト”とも呼ばれています。また生きている団扇エビは、パッチンパッチンと飛び跳ねるため、“パッチン(エビ)”とか“カッチン”と呼ぶ人もいます。

海幸丸では、豊後水道南沖から高知沖にかけて幅広い海域で水揚げされていて、多いときは一航海で15箱??20箱程度(1000匹ほど?)獲れることもあります。以前のように多くのトロール船が操業していた時代は、結構安価なエビでしたが、近年は入荷量も少ない上に、グルメブームでイタリア料理の高級食材としても定着してきたため、相場が急騰しています。活魚の良品で大きなサイズになると、浜値でもk3000円を超える(1匹で500円から600円程度)こともあります。

ふだんは“お刺身”か“塩茹で”で食べていますが、身だけを取り出して、サラダや天婦羅にしても美味しいですし、甲羅で出汁をとってお味噌汁にしても美味です。もちろんイタリアン風に、ブイヤベースやバスタの材料としてもお使いいただけます。“プリプリとした食感と身の甘さ”が味の特徴で、特に刺身はイセエビよりも美味しいという声もよく聞きます。
塩茹でにする際は、沸騰したお湯に入れて4分程度で出来上がり。後は写真のように尾のほうからはさみを入れて真っ二つに割ると、簡単に両側の身が取り出せます。身を取って残った甲羅からは、必ず出汁をとってお使いください。下の写真は活きた団扇エビの身質です。オレンジの子を持っていますが、これも独特の食感で結構クセになる味です。

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当店の直売店トロール市では、ギフト商品として“団扇エビの浜茹で”を扱っています。海幸丸で水揚げされた新鮮な団扇エビを即日塩茹でして、全国にお届けしています。南海放送のお取り寄せサイト“e-ひめ市場”(http://www.himeichi.com/)でも好評販売中です!もちろんお刺身用の“活団扇エビ”もご予約承っております。まだ食べたことのない方、是非一度“幻のエビ”団扇エビを召し上がってみてください!

マサバ

今日はサバ(鯖)をご紹介します。宇和海豊後水道は、前に紹介しましたとおり、全国ブランドのアジ、サバの産地です。大分県関漁港の「関サバ」はあまりにも有名ですね。同じ海域で釣られたサバでも、対岸の三崎漁港に揚がればブランド名は「岬(はな)サバ」となります。
どちらのサバも一本釣りの後の鮮度管理が徹底されていて、市場では高値で取引されています。ただやはり先に取り組んだ「関ブランド」のほうが価格は数段上手のようです。いわゆる「先行者利潤」というものでしょうか?

サバには、マサバ(ヒラサバ)とゴマサバの2種類があります。愛媛県や大分県のブランドで知られるサバは、「マサバ」ですが、「清水サバ」で知られる高知県の土佐清水ブランドは「ゴマサバ」です。マサバ(写真)は、お腹の部分が光沢のある白い色をしていますが、ゴマサバは腹の部分に「胡麻(ごま)」のような斑点がたくさんあるのが見た目の違いです。どちらも「刺身」で食されますが、ゴマサバのほうが刺身の身の色が赤いのが特徴です。
サバというと、味噌煮、塩焼きといった食べ方が一般的ですが、鮮度の良いものは、刺身や〆さばで使われます。上の写真は、お刺身用の釣りサバを盛付けた調理例です。ただしお刺身で食べられる釣りサバは、全体の漁獲量からいえば本当に極僅かで、足の早い(鮮度落ちの早い)サバは、国内ものでも大半は焼物で消費されています。

8月5日号「週間ダイアモンド」誌の特集記事「危険な食卓」によれば、サバの国内自給率は65%だそうです。輸入先としてよく知られる筆頭は「ノルウェー」です。ノルウェーサバはサイズも大きく脂も乗っているため、日本での評価が高いようです。
同誌を読んでいて初めて知ったのですが、近年著しく増加した輸出品目の筆頭が何とこのサバなのだそうです。つまり日本では10万トンのサバを輸入しつつ、2.6万トンのサバを輸出しているのです。そのカラクリは、大きなサバを輸入して、国内で見向きもされない小さいサバは輸出しているわけです。商社いわく「高級サバがk2,500円に対して、輸出用サバはk65円。最貧のアフリカでさえ、日本の1.5倍の値付けをする」のだそうです。特集記事では、「この現象は、日本人の傲慢さ、危機意識のなさが表れている」、「円高に比例して下がる一方だった農林水産物の価格、この歴史的背景が、日本人に“食料はいつでも安価に手に入る”という錯覚を起こさせたのかもしれない。このピンボケこそが、農林水産業の国際競争力を削ぐ結果になっている。」ことを指摘しています。

海幸丸の漁獲魚種の中でも、k100円を割る魚は豊富にあります。セリによる市場取引の中だけでは、どうしてもそういった加工用原魚の価格底上げは難しいんですね。自給率確保の点からも、市場機能の中でこういった格安原料の加工体制を早急に整備するのはもちろん、国内鮮魚に対する消費者側の意識転換も求められていると思うのですが、いかがでしょうか。

それにしても、同じ魚でk65円から2,500円(本当の高級品はそれ以上!)まで価格差のある魚は、サバくらいかもしれません。競争が厳しいのはサバ社会も人間社会も同じでしょうか?でもどんなサバでも、一番ふさわしい食べ方、利用法は必ずあるはず!「一魚一会」の精神で大切に扱いたいものですね!

セレブウナギ

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本日23日は「土用丑の日」(鰻の日!)でした。毎年のことですが、スーパーの鮮魚売場や鰻屋さんの前では長蛇の列!改めて食文化や慣わしの、良い意味での根の深さを感じました。先日もご紹介しましたが、当店では今年から、島根県の老舗鰻専門店「山源」様のご協力により、最高級鰻の「お取り寄せ」を始めました。もちろん我が家でも美味しくいただきました!

いただいたのは3回目ですが、やっぱり創業以来継ぎ足されてきた山源秘伝の「たれ」が絶品です!食べ比べてみれば分かるのですが、味に「コク」と「深み」があるんです。鰻自体のサイズはそれほど大きいものではありませんが、国産の最高級品(浜名湖産、口細青鰻)を使用しています。もちろんサイズも最も上質とされるサイズです。こちらも食べ比べれば中国産や他の養殖物とは、各段に味が違います!我が家でも子供たちが珍しく?お代わりをするほど、大人気でした!

今回は、数量限定のお取り寄せのため、当店の常連のお客様、友人の皆さまを中心にご購入いただきました。皆様、お味はいかがだったでしょうか?

今回の皆様のご意見を伺いつつ、できれば毎年続けていければと思っております。ご協力いただきました皆様、ありがとうございました。

マダコ

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6月??8月にかけてマダコ(蛸)が旬を迎えます。宇和海、瀬戸内海は、全国的にも美味しいマダコの産地として知られます。以前はもっと入荷量があったのですが、今は漁獲量減少の影響で、ここ数年地物産マダコ(通称地ダコ)の相場は若干高めです。

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マダコといえばやっぱり茹でたタコのお刺身が、最も一般的です。我が家でも蛸はもっぱら茹でたタコをぶつ切りにして、酒の肴にしています。茹ダコの味は、素材となる蛸そのものの鮮度でも違ってきますが、茹で加減、茹で方でもかなり違ってくるといわれます。

好みにもよりますが、1kサイズの地ダコの場合、大きな鍋に沸騰したお湯につけて30秒??40秒程度が目安です。茹で時間が短いと思われるかもしれませんが、長い時間茹でると身が硬くなってしまい、地ダコ特有の甘みと柔らかい食感が失われてしまうので、このくらいがベストなのです。上質の肉を焼きすぎるとパサパサと硬くなってしまって、美味しくなくなると全く同じです。
注意する点は、塩を使ってぬめりを取ったあとに、塩をよく水で洗い流すこと、そしてできるだけ大きな鍋を使って、たっぷりとお湯を沸かして茹でることです。

皆さんも是非ご家庭で試してみてください!スーパーの取扱品の多くは、アフリカ産やモロッコ産ですので食べ比べてみるのも面白いですね。きっと地ダコの美味しさがお分かりいただけると思いますよ!

マアジ

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アジ(鯵)ほど皆さんに馴染みのある魚はないと思います。でも、「○○アジ」と名のつく魚となると、その数は実に多く、日本近海だけでも50種を超えるのだそうです。ここ八幡浜でも、マアジ、ヒラアジ、マルアジ、アオアジ、メッキアジ、ゼンゴアジ、シマアジ、ロウニンアジ、ムロアジ・・といろいろあります。ただし種類を問わず、昔から「アジは味なり」といわれ、アジの語源は「味の良さ」からきているというのが定説です。

四国と九州に挟まれた海域、いわゆる「宇和海豊後水道」は上質なマアジの宝庫です。ご存知の方も多いと思いますが、全国ブランドとなったあの「関アジ」の産地なのです。ただし、このブランド名が使えるのは、大分県(関漁協)に水揚げされたアジに限ります。ちなみに対岸の愛媛県(三崎漁協)のブランド名は「岬あじ(はなあじ)」という名称で流通しています。
今はどちらも全国ブランドですが、消費地での価格(相場)は断然「関アジ」に軍配が上がるようです。さて、それでは我らが八幡浜港に揚がったアジのブランド名は・・・少し恥ずかしいのですが・・発表します! 

「媛っ子アジ(ひめっこあじ)」!!

消費地の皆様には「関・岬ブランド」に比べてあまり馴染みがないことでしょう。その理由はここでは詳述いたしません。知りたい方は私までご連絡ください。

さてそのマアジの旬ですが、やはりここ八幡浜では「夏」とされています。6月??7月にかけてのアジが脂の乗りがよく、一番美味しいです。八幡浜で売られるアジは、いろんな漁法で水揚げされていて、味も価格も用途(食べ方)も千差万別です。
お刺身やタタキで食べるなら、一日寝かせた「釣(活)アジ」が一番美味しいと思います。産地に住む私たちにとっては、「一日寝かせた」というのが実は大事なポイントなのです。というのは、肉も同じなのですが、活きたアジを〆て(しめて)一定の時間を経過したほうが、全身に脂が回って程よい柔らかさと魚本来の味、旨みが出てくるのです。魚の場合、「味=鮮度=獲れたて!」というイメージが強く、獲れたて、釣りたてのほうが美味しいと思われていますが、一日ほど寝かせたほうが魚も美味しくなるんです。
信じられないという方は、是非一度いろんな魚を食べ比べてみてください。好みにもよりますが、私の場合、特にアジは少し寝かせたほうが美味しいと感じます。

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アジはお刺身だけでなく、タタキや塩焼き、フライ、煮付け、南蛮漬け、一夜干し・・とどんな料理でも美味しい万能魚です。塩焼きやフライ、南蛮漬けといった料理であれば、釣りアジにこだわらなくとも価格の安いトロール船や巻き網船のアジで十分かと思います。これから夏にかけての時季がマアジの旬です!皆様もいろんな料理で楽しんでみてください!


カマス

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カマスは一般的には秋の魚として知られていますが、八幡浜では年間を通じて比較的安定的に水揚げされる魚のひとつです。実はカマスには2つの種類があって、当地では「白カマス」と「黒カマス」と分けて出荷されています。

海幸丸の漁場では、主に高知沖と宮崎・鹿児島沖でよく水揚げされる魚です。一度の航海で、多いときには200??300ケースほど水揚げされることもあります。白カマス、黒カマスを問わず焼き物や一夜干しの素材として、西日本を中心にとても人気のある魚です。年間を通じて水揚げされますが、脂が乗ってきて美味しいのはやはり秋から冬にかけてです。
一般的には「白カマス」のほうが高級とされていて、市場価格は「白」が「黒」を上回っています。白カマスのほうが黒カマスに比べて身質がしっかりとしていて、日持ちが良いのも違いといえます。ただ、黒カマスのほうが、魚体が太く歩留まりも良く、脂も乗っているため、漁師は好んで「黒カマス」を食べているようです。

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「カマスの一夜干し」は全国的にも有名ですが、実はお刺身や酢〆、炙り(あぶり)などでもかなり美味しく、こだわりの江戸前鮨店の大将にも好んで使っていただいています。
カマスといえば、当地では欠かせないのが愛媛南予の郷土料理「サツマ」です。「サツマ(汁)」とは、焼いた魚の身をほぐして、地元の味噌と合わせて混ぜて、ご飯と一緒にいただく伝統的な郷土料理なのです。この料理には、地元で獲れるいろんな魚が使われるのですが、我が宮本家では昔からこのカマスを使って、「サツマ」を作っております。カマスの骨についた身、出汁、地元産の麦味噌との相性が絶品で、とっても美味しいのです!

郷土料理(カマスのサツマ)のレシピにつきましては、またの機会に必ずご紹介しますのでお楽しみに!上の写真は当社の「カマスの一夜干し」調理例。お酒好きにはもちろん、育ち盛りのお子さんにも最高の食材です!ピチピチの白カマス!脂が乗って美味しくなる11月、12月が来るのが今から楽しみです!

ヤリイカ

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八幡浜では、年間を通じていろんな種類のイカ(烏賊)が水揚げされています。特に今の時期(6月、7月)に多いのがヤリイカです。このヤリイカ、実は2種類あって、長くて尖った「ケンサキ(イカ)」と頭の部分が丸い「本スルメ」(写真)に分かれます。「ケンサキ」とか「本スルメ」という呼び名は八幡浜特有のものでして、関東では両方を総称して「ヤリイカ」と呼ぶ場合が多いようです。

魚に詳しい方はお分かりになりますが、イカには大きく分けて4つの種類があります。名前はアオリイカ、ヤリイカ、スルメイカ、モンゴウイカで、細かく分けるともっとあるのですが、皆様が召し上がるイカは、おそらくこの中のどれかには属しているはずです。
今日ご紹介しているのは、中でも一番味が良く「刺身用イカの最高級品」とされる「ヤリイカ」です。コウイカやアオリイカに比べて身は薄いのですが、味が良く鮨には一番合うといわれます。ご家庭で刺身にする場合は、イカソーメン(糸造り)が美味しいです。お刺身以外では、バター焼きやイカ飯などもお薦めです。

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通常は、20cmを超える大きいサイズのものはお刺身、10cm程度の小さいサイズは火を通す料理に使っています。特に2月から4月にかけて水揚げされるヤリイカは卵を持つため、「子持ちヤリイカ」として市場でも最高級品として取引されます。卵は炊くと美味しく、下足(ゲソ)やエンペラはさっと焼く程度でお酒のつまみにするのが良いです。

海幸丸の操業海域では、古満目沖と高知沖がヤリイカの主な漁場です。回遊性があるため、漁獲する場合は目標をヤリイカに定めて操業することが多いです。八幡浜のトロール漁業の全盛期(昭和40??50年代)は、このヤリイカがたくさん水揚げされていました。一統のトロール船が1回の操業で500箱のヤリイカを水揚げすることも珍しくなかったようです。
今は、昔のように一斉に?水揚げしていませんので、また豊後水道や高知沖でヤリイカが成長して戻ってきてくれて、獲れるようになれば・・と、少し期待をしています。

タカアシガニ

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↑皆さんはこんなカニを見たことありますか?実はこのカニ、甲殻類のなかで世界最大のカニで「タカアシガニ」といいます。成長した雄が両足を広げると全長3メートルにも及び、体重(カニ重?)も15kgを超えるそうです。水深200メートル前後の海底に生息するため、トロール船「海幸丸」の漁場でも頻繁に水揚げされています。漁場は主に高知県沖、水揚量は一航海で多くても10匹??20匹前後です。

海幸丸の漁場では高知県沖が中心ですが、全国的には「駿河湾」が主な産地として知られています。普段は水深の深い場所で生息しますが、産卵期には浅瀬に移動して産卵するそうです。
水揚げの多い駿河湾では、このカニを観光名物として売り出しているそうで、甲羅と一緒に「蒸し蟹」にするのが名物のようです。
ここ八幡浜では漁獲量が限られるため、名物料理というわけではありませんが、我が家では足を「塩茹で」にして食べています。本場駿河湾では甲羅と一緒に丸ごと蒸しているのを、以前テレビで見たことがあります。一度はそんな食べ方をしてみたいものですが、何分巨大なカニのため、家庭での調理は困難で足だけを取って食べているのです。
当社の取引先でもイタリアンのシェフで時々利用される方もいらっしゃいます。でも実はこのタカアシガニは日本近海の固有種だそうで、海外にはいないようです。外国の博物館では「日本の巨大なカニ」(Japanese giant crab)として展示されているそうです。
値段も他のタラバガニやズワイガニのように高価ではありません。現物をみてみたい、味をみてみたいという方、是非お気軽にお問合せくださいませ!

ホウボウ

<ホウボウ>

北海道以南の日本全域、主に砂地の深海に住む高級魚です。地域によってホコノウオ、ホコ、コトチとも呼ばれます。ここ愛媛県南予地方では、古くは「嫁迎え」の際に樽にホウボウを乗せて持っていく風習が残っていたといいます。今でもホウボウを使ったソーメン(めんかけ)愛媛県南予地方に残る伝統の郷土料理です。

■ホウボウの薄作り

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ホウボウは沖合トロール船でもよく水揚げされる魚です。海幸丸では、一度の水揚げで多いときには20??30ケース(700??800匹)が水揚げされます。海幸丸の漁場では、豊後水道南沖から高知県沖にかけて幅広く水揚げされます。主には鍋の食材ということで、秋から冬にかけて需要が高くなって、価格も上昇する魚です。
色も鮮やかで味も淡白ですので、和食やイタリアン、フレンチ、中華とどんな業態の料理店様にも好まれます。特にお奨めしたいのが刺身、薄作りです。刺身で食べる際には500gアップの大きいサイズを選ぶほうがいいでしょう。酢醤油やレモン醤油、ポン酢とよく合います。一緒に召し上がってみてください

■ホウボウの麺かけ

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ホウボウは愛媛県南予地方では、ソーメンと一緒に食べる「麺かけ」と呼ばれる郷土料理の具材としても珍重されています。「あら」からもとても良いダシが取れるため、麺の味が一層引き立ちます。ホウボウ以外でもタイやイトヨリなども使いますが、このめんかけは八幡浜ではお祭りやお祝いの席には欠かせない料理なのです。(上の写真は我が家で作った「ホウボウのめんかけ」の調理例)

■ホウボウの吸い物

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淡白な味でどんな料理にも良くあう魚ですが、食通の方にお奨めしたいのが、お吸い物です。色合いもよく、味も上品で、特徴の鰭と一緒に椀に盛り付けると食卓は一層際立ちます。ぜひ試してみてください!

【ホウボウの目利き】

魚体表面の赤い色(紋様)の鮮やかな、触ってしっかりとしたものを選ぶのがまず第一のコツです。ホウボウは鮮度が落ちるにしたがって赤い色がくすんで、白っぽくなってしまうからです。また表面に「ぬめり」と光沢があるものはとても鮮度の良い証拠です。特にお刺身やカルパッチョで使う際はぬめりのある、鮮度抜群のものを選びましょう。

*お料理のレシピは当社までお気軽にお問合せください。→info@uwakai.com

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