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2010年05月04日
[ⅰ 一語一会]忍辱(にんにく)
大型連休、こちら四国は真夏日の快晴が続いています。昨日は無事に法要も終わりましてようやく一息、また多くの皆さまにお世話になりました。ありがとうございました。高知沖の海幸丸は操業3日目に入っていまして、明日が初めての入港となります。高知沖は漁場が遠いため、通常中3日の航海となります。シロムツ、カマスを中心に約2,000箱を水揚げ予定です。
2,3日前でしたか、テレビの報道番組で元弁護士の中坊公平さんの特集をやっていまして、はじめてこんな言葉を知りました。
忍辱(にんにく)です。もちろんガーリックのニンニクではありませんで・・
大乗仏教が説く六波羅蜜(6つの実践)の一つだそうで、この世のいかなる困難や辱めをも甘んじて受け、自らの修行の機会と捉えて、機会を与えてくれたことに感謝の念を持つことを意味する用語だそうです。つまりは、どんな困難にも静かにじっと堪えて耐え忍ぶこと、という意味のようです。
中坊さんは、森永ヒ素ミルク事件や豊島産廃訴訟を手掛けた弁護士で、無報酬で住専整理回収機構の社長としてバブルの後始末にも奔走した方で、当時は「総理にしたい人ナンバー1」にも選ばれた、あの人です。今回の報道番組で、かなり久しぶりにテレビで拝見した気がします。数年前に住専機構社長時代の部下の違法取り立ての責任を取る形で弁護士を廃業、現在は週に2日程度、知人の会社の相談役を務めながら、自ら「忍辱の日々」(↑)を送っているとのこと。
一時はメディアでかなり持ち上げられた中坊さんですが、80歳を超えた今は全人生を賭した弁護士も廃業して、世間のはずかしめから耐え忍ぶ日々なのだそうです。視聴率や人気一辺倒のメディアの功罪がこんなところにもあるんですね。それでも過去にいろんな大きな仕事で活躍したわけで、悠々自適の生活を送っても良さそうなものですが、自らそんな生活に安住しないのがまっすぐで愚直な中坊さんらしいという気がします。こんな男らしい生き様もあるのかと、番組を見ながら感服した次第です。すごいですね。鬼平、バンザイ!
何気なく見た夕方の報道番組(どこの局か忘れましたが・・)でしたが、とても良い内容でした。
以前にもこのブログで掲載したこともありますが、中坊さんの住専機構社長就任にあたっての経営信条を再度掲載いたします。どれも心に響きます!!
<公正な経済社会を実現するための10か条>
企業のトップは、
一、歴史の批判に耐えられる長期かつ基本的な視点をもって行動を
二、着手先行型でなく、理念先行型で出発しよう
三、目的を達成するための手法こそ重要との認識を
四、経営の根幹は道理(公正)と透明性を軸に
五、血も涙もない手法をとってはならない
六、戦いに臨むにあたってはまず自らの退路を断て
七、闇の世界と絶縁するためには「わりに合うか」どうかという基準で物事を判断してはならない
八、目先の利益にとらわれて「汚い人間」と手を結ぶな
九、企業を透明化することを恐れてはならない
十、お客に接する時は企業ではなく「家業」の心構えで
中坊公平
投稿者 E.miyamoto : 2010年05月04日 12:08