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2009年03月06日
[ⅳ 読書日記]原嶋屋の渡世訓

海幸丸は時化のため昨夜入港、早朝荷揚げ。少しまとまったアマギのおかげで連日の売りとなりました。
さて今回の出張、ここぞとばかりにたくさん持ち込んだため、読む予定はなかったのですが、題名を見て衝動買いしてしまったのがこちら↑の本。さっそく帰りの機内で読んでみました。日本は世界一の中小企業国家!創業200年以上の企業数は、2位のドイツ(800社)をおさえて断トツの1位は日本!何と3000社もあるそうです。
印象に残ったのは、以前「月刊致知」にも載っていた群馬県前橋市の饅頭の老舗、原嶋屋の渡世訓。
古い家訓がそのまま社員心得となっているようです。せっかくですので復習をかねて全てをご紹介してみます。
深夜タイプのBGMはNHKにて放送中のシューベルトのピアノ・ソナタ。演奏はラン・ランです。(パンダではありません・・)
原嶋屋の渡世訓
「原嶋屋総本家祖宗の渡世訓は、万世不易の家憲なり、我裔孫、左記条々誓って之を格尊し断じて違背あるまじき事」
安政四年丁巳四月吉祥日
【本義】
一、世は情け情義を尽くすべきこと
一、暖簾に生命を賭くべきこと
一、誠実は渡世の骨頂たるべきこと
一、初会の客は百年の客なること
一、客に甲乙あるべからざること
一、祖宗の恩沢を思うべきこと
一、毛利公三矢の庭訓を自家薬籠とすべきこと
【副義】
イ 一粒の麦米軽んずべからず
ロ 労して利あり
ハ 箸を執るとき先祖を思え
二 日限あやまたず
ホ 微笑を忘れるな
ヘ 弁解は負け
ト 渡世の業に徹せよ
チ 忠告を入れよ
リ 良心に従え
ヌ 糠喜び用心
ル 累卵の愚
ヲ 贈り物には念を入れよ
ワ 渡る世間は情け
カ 火災は歴史を失う
ヨ 用談は実を執れ
タ 他を誹謗するな
レ 廉恥を知れ
ソ 雑巾がけをまめにせよ
ツ 付け焼刃をなさず
ネ 寝るときはみな忘れよ
ナ 内緒ごとするな
ラ 楽は尽して然るのち望め
ム 無駄を省け
ウ 有徳の承認たれ
ヰ 井は命
ノ 暖簾は信用なり
オ 奢ることなかれ
ク 愚痴恨み言益なし
ヤ 焼き饅頭は心の温床
マ 慢心を慎め
ケ 原料吟味
フ 不要品を見直せ
コ 困難は試練と思え
エ 縁日を忘るべからず
テ 出たとこ勝負を排す
ア 汗するものに余慶あり
サ 盛んなときは「タガ」を締め直せ
キ 器材を粗末にするな
ユ ゆきずりも客
メ 名物を誇れ
ミ 水垢離の心
シ 神饌怠るべからず
エ 酔いは思慮を失う
ヒ 額の汗が実を結ぶ
モ 物腰やわらかく
セ 清潔整頓
ス 粋も不粋も客の中
「だから二世・三世経営者はダメなのだ!」(佐伯弘文著/WAC)~中小企業・伝統ファミリー企業の長所と欠点より~
投稿者 E.miyamoto : 2009年03月06日 23:35
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