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2008年11月16日
[ⅳ 読書日記]経営の力学
午前中は事務仕事、午後からは私用で松山往復でした。今日はスポーツも目白押しで、東京国際女子マラソンでは、またしても渋井選手がゴール直前に失速、“オグシオ”は大方の前評判を覆して“スエマエ”に気合勝ち、そういえば昨日は伊達選手も若手を翻弄しての圧勝でした。どんなスポーツでもそうですが、大一番で、数少ない勝負どころのポイントを認識できる選手は強い・・、やはりどんな競技も最後は知性とメンタル、ということでしょうか。
「カニはおのれの甲羅に似せて穴を掘る」という諺があるそうです。言いかえれば、自分の能力、身の丈に応じたことをやれ、という意味でしょうか。
先日も掲載した伊丹敬之氏(同書)の指摘によれば、企業の長期的な発展にとって、この「カニの甲羅理論」は概して望ましくないことが多いとのこと。その理由は、カニには企業と違って、「成長」あるいは「変革」という観念が希薄だからです。つまり、成長しないカニにとって、自分の甲羅に合った穴が一番快適なのは当然ですが、成長したいカニにとっては、あまりにピッタリとした穴は自分の成長に「枠」をはめ、成長を阻害する要因になってしまう、ということです。
企業の場合、穴にあたるのが「戦略」、甲羅が「資源」で、「甲羅にあった穴」は現状維持の戦略という枠をはめることになりかねない、という指摘です。現状維持の戦略に陥らないために、成長・変革を目指す企業は、ときには資源を少々オーバーするような戦略をとる必要がある、というのが伊丹教授の“オーバーエクステンションの勧め”です。言いかえれば、意図的に厳しい環境下に身を置いて、苦しい競争をあえて自社に強いるような戦略のなかから、成長や変革への機会と風土が得られるということでしょうか。
考えるべきは「オーバーエクステンションをすべきかどうか」などではなく、「どんなオーバーエクステンションをすべきか」であろう。
「カニはおのれの甲羅にピッタリした穴を掘るべきではない。大きなイビツな穴を掘れ」
企業であれ個人であれ、スポーツであれ理想の女性像であれ・・(飛躍しすぎか!?)原理は同じ、ということでしょうか。
さ~て、S石店長、どこにどんな穴掘りましょうか??

「経営の力学―決断のための実感経営論―」(伊丹敬之著/東洋経済新報社)
投稿者 E.miyamoto : 2008年11月16日 21:55
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コメント
そうですね~ 僕は自分の足元に
大きな穴を掘ってもぐりたいです・・・
とりあえず、来年の朝霧湖マラソンは、
ハーフ(21.09k)で限界に挑戦でしょう!
ハーフマラソンの向こう側にいる白石より。
投稿者 FISHING PARTY : 2008年11月17日 17:43
穴の姿は理念であり、それに合わせて掘るのが戦略?
でしょうか?
やはり目指すべき道、到達すべきゴールが必要なんでしょうねぇ。
投稿者 BOSS : 2008年11月18日 12:20
ハーフマラソンの向こう側にいる白石さん
あまり深く掘って出てこられなくならないよう、ご注意ください。
投稿者 一魚一会 : 2008年11月18日 13:53
BOSSさま
おっしゃるとおりのようです。
現状維持で満足、では進歩も発展も変革もない、ということでしょうか。
投稿者 一魚一会 : 2008年11月18日 13:55