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2008年09月15日
[ⅳ 読書日記]稲盛和夫の論語
海幸丸は14日の深夜入港、荷揚げ後1:30に出漁しました。漁獲物1200箱は今朝のセリにて・・。相変わらずの厳しい市況、我慢と試練の9月操業が続いております。10月のヤリイカ漁場(古満目沖)解禁が待ち遠しいところですが、9月もまだまだ半ば。おまけに大型台風は停滞するわ、国籍不明の潜水艦は出没するわで、まさに波乱の宇和海豊後水道・・、今日は一人で滝にでも打たれたい気分です。近くに滝もないのでこの際ムチでもええか・・?どなたか、よろしければお願いいたします!
「敬老の日」の祝日、仕事を終えて午後からは眠い目をこすりながらムチを、いえ本を少々・・。
読む人の考え方や捉え方によって、いろんな解釈のある「論語」ですが、単純そうで奥深い、2,000年以上も前にこんな膨大な量の口伝を行った思想家がいた国とその歴史には感嘆させられます。現在の姿は別ですが・・。
こんな一節も目を引きました。
子は温にして烈し。威あって猛からず。恭々しくて安し。(述而)
孔子先生は、穏やかだが厳しいところがある。威厳はあるが恐ろしくはない。慎み深かったが堅苦しくはなかった。

「稲盛和夫の論語」(皆木和義著/あさ出版)より
ショーペン・ハウエルの知性論にもたしか似たような記述がありましたが、相反する両極端をあわせもつ、というのは非常に難しいものです。“バランス”という意味では、ついどっちつかずの曖昧な「平均」に落ち着いてしまうことが多いのですが、ここで孔子を評した概念はその対極にあるようで、両極端の性質を自己の内に同時にあわせもち、状況に応じて正しく使い分けることができる資質を説いています。厳しさと優しさ、固い信念、決意と変化への柔軟性、大胆さと慎重さ、理性と人情・・・、思いあたる正反対の性質も数多くありますね。
私ですか・・?“滝とムチ”(せめてアメとムチか?)が使い分けられるように、日々精進したいものです。
投稿者 E.miyamoto : 2008年09月15日 15:22
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