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2008年07月14日
[Ⅶ 実践経営学]計画のグレシャムの法則
今日もうだるような暑い一日でした。出漁準備や船内修繕作業もいよいよ佳境に・・、海幸丸はこれから7月末にかけて、乗組員の手でできる最後の準備を終えて、8月初旬にドック入りの予定です。そうこうするうちに「お盆」を迎えて、9月1日の解禁日がやってきます。早いものです。
「悪貨は良貨を駆逐する」という有名な命題が、よく知られている「グレシャムの法則」!
マネジメントではこの貨幣論の命題の応用で、「計画のグレシャムの法則」というのがあります。つまり、日常反復的な仕事と創造的・革新的な仕事を同時にこなしている場合、ともすれば前者が優先されてしまって、後者が蔑ろにされてしまう、「日常反復的な作業は、革新的な仕事を駆逐する」というものです。
現実に、日常業務に追われているときなどは、反復的な雑務をこなすだけで忙しく、「あ~、仕事した~」という気分になって悦に入ってしまうことがよくあるものです。が、実は本来のマネジャーが果たすべき役割、つまり長期にわたって事業を好転させるような仕事は何一つ進んでいない・・。これなどが、まさにマネジャーが「計画のグレシャムの法則」に陥っているパターンではないでしょうか。
このような現象を避けるために、マーチ&サイモンは著書「オーガニゼーションズ」の中で、「革新的な仕事と日常反復的な仕事を分ける、革新率という形で革新の目標を与えるなどの方法が考えられる」(ゼミナール経営学入門より)といっています。これなどは零細企業といえどもあてはまる話で、たとえば管理者と事務員の仕事の種類や内容!これなど当然ですが、まったく同じでいいわけがないはずです。わかりやすい例でいえば、成果とモチベーションを最大にする給与体系の仕組みを考えるのがマネジャーの仕事で、給与計算を行うのが事務担当者の仕事、ということです。
どちらの立場がどうというわけでもなく、何をいまさら?というレベルの話題なのですが、なかなかその仕組みすら出来ておらず、そのような意思伝達の仕組み、意識の共有すらも図れていないのが、厳しい現実のようです。というより、当社の場合はそれ以前の問題・・という感じでしょうか?改善のためには、社員や上役の顔色、自分の感情よりも、まずはお客さまの立場に立ってモノを考えることです。(これも基本原則ですが・・)合わせて何が正しいか、の視点も大切ですし、内部的には円滑なコミュニケーション(伝達)、時には議論、話し合う場も必要なのです。
今日は小さな爆弾で済みましたが、もっと大きな、取り返しのつかない爆弾に変わらないためにも、せめて改善する努力と態度を見せてほしいものです。おりしも全国の漁業者は明日から「全国一斉休漁」!日本の漁業史が始まって以来の非常事態です。いつまでも内向き、下向き、後ろ向きの仕事のために時間を使っているゆとりなどありませんので・・!!
投稿者 E.miyamoto : 2008年07月14日 23:57
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コメント
なるほどです。
確かに、プレイングマネージャーはどうしても日常の瑣末なことにとらわれて、大局を見失いがち。
特に激変激動の時代には、昨日の櫻井さんじゃないですが、先を見通した戦略眼が必須ですね。
投稿者 BOSS : 2008年07月15日 11:27
おっしゃるとおりです。私も日々反省ばかりです。
広く、大局を見わたす「鳥の目」でしたか?
大事にしたいものです。
投稿者 一魚一会 : 2008年07月15日 11:49