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2008年06月24日

[Ⅵ 魚食・流通の話]

漁港における衛生管理

昨日は、八幡浜市役所で行われた「衛生管理型魚市場」に関する講習会に参加してきました。今回は、2014年に完成予定の新しい八幡浜魚市場の建設に合わせての勉強会。近年の食の安全志向を背景に、全国的にも衛生管理型魚市場のニーズは高まっているようです。先進事例は多数あるものの、八幡浜ほど規模の大きい産地市場での取り組み事例は、まだまだ少ないとのことでした。

基本的には、「陸揚げ・荷捌き・販売(セリ)・積込み」という市場での一連の作業において、HACCPの考え方を導入して、衛生管理と鮮度保持を目指そうというものです。そのためには魚市場の屋根や壁面、トイレや出入口等の施設を考慮して設計することが必要なのですが、現状の作業工程を考えれば、設計だけでも“前途多難”という印象です。
比較的規模の小さな、魚種の限られた港であればある程度効率よい設計も可能なのでしょうが、八幡浜のように、大小・多種済々の漁船やトラックが入り乱れる市場(しかも荷受は3社!)では、統一ルールの下での施設設計は、現実問題として容易ではありません。
昨日の講習会の後には、魚市場の若手メンバー(ワーキンググループ)が会して、意見交換が行われましたが、現場レベルの要望もてんこもり・・、一定のどこかでは意見を集約して、最後は施設に合わせて作業をできるだけ効率よく変えていくより他ないのでは、と感じました。
水産庁では、現行の漁港漁場整備長期計画(2007~2011)において、高度に衛生管理された水産物の出荷割合を50%にまで高めたいとの意向があるようです。「清潔な魚市場」のためには、施設とルールはもちろんのこと、最終的にはその中で働く私たちの意識変革(自主衛生管理)が何よりも大切だと思います。全国へ向けた「魚のまち八幡浜」のブランドを高めるためにも、関係者が連携して、地道に取り組んでいきたいものです。
ついでに、昨日の会合では議論の範囲外、で今後も皆さまには“未知の世界”と思われるのが、実は漁港ならぬ「漁船における衛生管理」!!こちらも清潔な製品づくりを徹底したいと思います。

投稿者 E.miyamoto : 2008年06月24日 23:54

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