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2008年03月01日
[Ⅵ 魚食・流通の話]技術伝承は最重要課題!?
浜田漁労長のいない海幸丸ですが、トップ不在の穴を埋めるべく、目下、全乗組員が力を合わせて操業中です。現在のところアマギもまずまず豊漁のようで、明日早朝には予定通りいったん入港します。早いもので今日からもう3月、県内の高校では、今日が「卒業式」だったようですね。“めぐる~めぐる~よ時代はめぐる~、別れと出会いをくりかえ~~し・・”、月日が経つのは本当に早いものです。
ちょうど今読み進めている本に出ていたのですが、伊勢神宮では20年に一度、“遷宮”と称して、神社内の建物一式を新築して、神様を移動させるそうです。古い建物の耐用年数が来たわけではないのに、意図的に、定期的に新築を施すのだそうです。詳細を調べたわけではないのですが、この目的、意図することの一つに、「宮大工の技術の伝承」があるそうです。つまり、以前に建築経験のある古い宮大工が、若い大工に技術を教える場を提供するのだそうです。たしかに20年といえば、技術の伝承を続けていくにはちょうど良いタイミングともいえそうです。
宮大工という、高度な技の要求される伝統的な仕事だけに、その貴重な文化を継承していこうとする、神社関係者の知恵と工夫が垣間見える好事例ではないでしょうか。ひるがえって私たちの会社・・、こちらもトロール漁法という、ある意味非常に特殊かつ専門的な技術の要求される、伝統的な産業で、やはりこの「技術の維持伝承」という問題と「目先の営利追求」というのは、まったく別物として考えるべきことではないか・・と最近つくづく感じています。
網の縫い方から船の形状や造り方、漁具の調達や仕掛け、操業のデータからポイント選び、天気の予測や出荷のための商品作りに至るまで、地域にとっても会社にとっても、ある意味とても貴重な「見えざる資産」ともいえます。地域の技術を次世代に伝承するための仕組みづくり!!関係者一同、知恵を絞りたいものです・・。
「伊勢神宮」のように20年に一度、会社の財務内容に関わらず新しい船を建造すれば・・!?そんなことができれば良いのですが、現実はかなり難しい・・のです。ちなみに現在、弊社所有の第15・16海幸丸は今年で20年目、初の30年選手に向けて孤軍奮闘!?の予定です。
投稿者 E.miyamoto : 2008年03月01日 21:07
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