« 2008年02月 | メイン | 2008年04月 »

2008年03月30日

[Ⅵ 魚食・流通の話]

魚魚(とと)あわせ

今朝の荷揚げで3月操業も無事終了、海幸丸は明日まで月末休みに入ります。今回の操業は豊後水道南沖にて中2日、アマギは不漁で漁獲の中心はホウボウやコウイカ、エソなどなど、季節ものではヒラメやカナガシラも少々水揚げされていました。日曜ですが、八幡浜はあいにくの雨、夕方は私が東京でお世話になった恩師が来られ、食事をご一緒する予定です。

さて、一昨日初めて行った大阪の「海遊館」!かなりの大規模な施設を持つ水族館でした。残念ながら時間も限られていたために、ゆっくり見学することはできなかったのですが、見どころ満載の施設で、デートスポットにもなっている様子でした。
私は、そこで子供への土産も調達したのですが、開けてみてなかなか面白かったのがこちらの「魚魚(とと)あわせ」!

魚偏の漢字と色とりどりの千代紙の切り絵を使った絵合わせで、遊びながら魚について楽しく学べるカードです。写真のようにすべて右と左に分かれていて、漢字と魚の絵が組み合わせて遊ぶというゲームです。遊び方もカルタだけでなく、神経衰弱でも楽しめるという優れもの、さっそく昨晩も子供たちと3回ほど繰り返して遊んでしまいました。また絵柄もとても綺麗な上に、それぞれの魚についての特徴(魚魚ばなし)も書かれてあって、見るだけでも読むだけでも楽しいです。

例えば、

鰹(カツオ)・・・「タタキでおいしい初鰹」
鮟(アンコウ)・・・「海の底、頭の竿で魚釣り」
鯛(タイ)・・・「祝い事には欠かせない魚の王様桜鯛」

というように、自然に魚の食べ方や知識が身につくように工夫されています。まさに子供の遊びと魚食普及(我が家にとっては魚屋の後継ぎ教育も・・?)にもつながる、一石二鳥にも三鳥にもなるゲームです。こんな豊かな遊び、大事にしないといけないですね~。

このすばらしい「魚魚あわせ」の製作元は、京都の㈱環境総合テクノス「魚魚工房」だそうです。
ご興味おありの方、下記までお問い合わせをどうぞ!

株式会社 環境総合テクノス 内
魚魚(とと)工房
フリーダイヤル 0120-541-114
URL www.totokobo.com

投稿者 E.miyamoto : 11:35 | コメント (0) | トラックバック

2008年03月29日

[ⅳ 読書日記]

すべては音楽から生まれる

八幡浜児童合唱団が参加した全国合唱コンクール(福井開催)の引率のため、27日に大阪入り、その日は2件、お取引先にもご挨拶に伺いました。翌28日は合唱団の子供たちと一緒に、私にとって約10年ぶりの大阪城、20年ぶりの宝塚歌劇場、初めての「海遊館」も見学しまして、昨晩は船中泊で松山へ・・。今朝松山に降り立ちまして、これから一件用事を済ませて、夕方はこれまたJCの会員会議所に出席して八幡浜へ戻る予定です。参加されました皆さま、ひとまずお疲れさまでした。

“音楽つながり”というわけではないですが、行きの新幹線ではこんな本(下)を読んでみました。「クオリア」の提唱者、茂木健一郎さんによれば、音楽とは「生きながらにして生まれ変わるような体験」で、人間の発想や想像力を刺激するだけでなく、日常の生活における様々なリズムの根源でもあるとのこと。

よく懐かしい曲やメロディを聴くと、その当時の生活環境や出来事、情景や感覚、香りまでもがいきなりドバーと蘇ってくることがよくありますよね。私の場合ジャンルも問わず、70年代ポップス&ロック、または映画やドラマの主題歌だったり、時には演歌や軍歌!だったりもするのですが・・。こんなときは、たぶん自分の脳が多かれ少なかれ刺激されているのでしょうが、この本を読みながらその音と脳の関係やそのメカニズムの謎?のようなものに、少しだけですが触れられたような気がしました。
まぁ、何せ「脳科学」のことですから、もちろん私などの考える頭(脳?)の範疇にはないわけですが、せめて自分のリズムや時々の感情にふさわしい、よい音楽に触れて思索や想像、空想や妄想?のための実りある時間を多く持ちたいなぁ、と感じました。

ISBN978.jpg

「すべては音楽から生まれる」-脳とシューベルト-(茂木健一郎著/PHP新書)

投稿者 E.miyamoto : 12:38 | コメント (0) | トラックバック

2008年03月26日

[Ⅵ 魚食・流通の話]

冬の真鯛 VS 桜鯛

DSC03508.JPG

3月操業も残すところ2航海、海幸丸はただいま宮崎沖の漁場にて操業中ですが、明日早朝にはいったん入港の予定です。時化も続いていますので相場に期待したいところですが・・。私は明日より業務その他で、大阪へ行ってきます。さて、今日は春にちなんで、おめでたい真鯛(マダイ)の話を少々。といいながら昨年も書いたような気が・・。

各地で一斉に桜の開花が宣言されるこの季節、春にふさわしい、めでたい魚といえば筆頭は何といっても鯛(タイ)ですよね。「人は武士、柱は檜、魚は鯛」とか「腐っても鯛」、「おめで鯛」などなど、古くから高級魚の代名詞としてあまりにも有名な魚です。特にこれからのお花見シーズンには、「桜鯛」といってマスコミにも取り上げられることも多く、一般には鯛の旬は春、と思われている方も多いようです。桜や花見、祝いといった季節感と、いろんなお祝いに欠かせない「おめで鯛」!のイメージが重なって、付けられたのがこの「桜鯛」という呼び名です。
でもこちら宇和海では、“味の旬”にも“漁獲の旬”にも当てはまらないのが、実はこの「桜鯛」です。味や脂の乗り具合、身の締まりともに、やはり冷え込みの厳しい年末・年始にかけて水揚げされる冬の鯛の美味しさには適わない、というのが漁師や産地市場での評価なのです。つまり「桜鯛」とは、量販店や消費地での宣伝・PR合戦が生んだ造語!?ともいえる面があるのではないでしょうか。鯛に限らず白身魚はやっぱり暖かい季節よりも冬が美味!必然的に、“漁獲の旬”も冬!となるわけです。
何はともあれ、私たち漁業者をはじめ産地の立場からすれば、冬、春の季節を問わず、魚が活発に消費されることは願ってもないこと、冬の真鯛と春の桜鯛!皆さんもぜひ一度、食べ比べてみてはいかがでしょうか。

投稿者 E.miyamoto : 17:15 | コメント (0) | トラックバック

2008年03月25日

[Ⅱ 一日一魚]

オオウミウマ(大海馬)入手?

DSC03503.JPG

今日は火曜の休市、朝から天気も良く、のんびりと静かな港町八幡浜でした。昼すぎまでは会社にて諸々業務、15:00からは市役所にて一件会合、夜はソフトボールの練習・・、今のところいたって平凡な1日です。さて上の写真、何だか分かりますか?姿かたちは私の天敵、ヘビに似ていますがその正体は・・!?

“タツノオトシゴ”です!

こちらも昔からトロール漁の副産物です。漁師の間では、このタツノオトシゴをお守り代わりに、いろんなところに架けたり吊るしたりする習慣がありまして。ちなみに今回の品、珍しく30cmをはるかに越える超ビッグサイズ!第16海幸丸のN甲板長の作で、家内安全のお守りにと、私が無理やりに!?いただきました。

調べてみるとタツノオトシゴはれっきとした魚類だそうで、その種類も5種ほど確認されているようです。日本名は、「タツノオトシゴ(竜の落とし子)」ですが、さすがに国際的には「竜」よりも「馬」に近い、との認識のようで、英語では「sea horse」(海馬・・?)だそうです。
日本でもウミウマ、ウマウオ、ウマノカオ、ウマノコ・・などなど、「馬」にちなんだ地方名もたくさんつけられています。
たしかに頭部などは、竜というより馬に近い感じですね。
ちなみに、全長2cm足らずの“ピグミーシーホース”から全長20cmを超える“オオウミウマ”まで、体長や形、色も生息地によって様々とのことです。
全長20cmで「オオウミウマ」・・?ということは、昨日私が入手したブツは、もしかしてこの貴重な「オオウミウマ」か?
しかもご覧の通り、背の部分も黒くてとても珍しそう・・、とりあえず丁寧に保管したいと思います。
愛好家の方、いらっしゃいましたらこちらを販売・・、いえ、種別の情報などいただければ幸いに存じます。

投稿者 E.miyamoto : 16:53 | コメント (1) | トラックバック

2008年03月24日

[ⅴ スポーツ]

人生の折り返し?

3月後半に入って時化の続く宇和海、昨日はその影響もあって早朝に入港、すぐに出漁したものの・・。今度は16海幸丸の飲料水ポンプ故障のため、夕方には操業継続不能に・・!結局、まったく漁にならないまま今朝も入船してしまう、まさに想定外、“踏んだり蹴ったり”の3月後半の漁が続いております。修繕後は本日10:00に出漁、今度こそ順調に操業!と行きたいものです。

話題は変わって、楽しみにしていた千秋楽の横綱相星決戦、私は残念ながら生放送を見逃してしまいました。2場所連続の横綱対決、ということで、2人の横綱のライバル対決が注目されて、“相撲人気復活”の足がかりとなれば良いのですが・・。それにしても、言い古されているのでしょうが、人気復活への鍵となるスター力士が外国出身者ばかり、という現状は本当に寂しい限りです。テレビどころか最近はスポーツニュースもほとんど見ない自分は、朝青龍関の復活劇がメディアにどんなふうに取り上げられているかすら、あまり知らないのですが・・。
でも、「素人の戯言」を承知で言わせてもらえば、あの観客に向けたガッツポーズや、ラジオで少しだけ聞いた「大阪、ほんまに好きやねん」というインタビューでの返答は、やっぱり横綱としてはいただけない、心技体でいえば、「心」の部分がまだまだ未熟な言動だと思ってしまいます。「時代も変わった」、「朝青龍に何を今さら?」といわれればそれまででの話ですが・・。その昔、勝利後のインタビューでマイクを向けられても、荒い息遣いと「ハイ」とか「ウー・・」としか答えないのが普通だった時代、大相撲にまだ品位が、横綱に風格があった(あるように見えた?)、僕らの世代でいえば北の湖や千代の富士の時代、本当に懐かしいものです・・。
自分のような古い意見は今や少数派なのか?それとも、ただ年齢を重ねてしまっただけなのか・・?不明・・ですが、「心・技・体」の総合力で外国人力士を大きく凌ぐ、強くて無口な日本人力士の再来を期待したいところです。

ついで(何の?)ですが、今日3月24日は私の3?回目の誕生日でした・・。また一つ、年を重ねてしまいました・・。
ということは、明日25日は私たち夫婦の?回目の結婚記念日・・!

あ~~、よくもまぁここまで・・・???

以下の回想はご自由に・・。

記念に、私のもっとも好きなタイプの短編(村上春樹/「プールサイド」)よりメモを少々・・。


35歳になった春、彼は自分が人生の折りかえし点を曲ってしまったことを確認した。
いや、これは正確な表現ではない。正確に言うなら、35歳の春にして彼は人生の折りかえし点を曲がろうと決心した、ということになるだろう。
もちろん自分の人生が何年続くかなんて、誰でもわかるわけがない。もし78歳まで生きるとすれば、彼の人生の折りかえし点は39ということになるし、39になるまでにはまだ4年の余裕がある。それに日本人男性の平均寿命と彼自身の健康状態をかさねあわせて考えれば、78年の寿命はとくに楽天的な仮説というわけでもなかった。
・・・だから35回めの誕生日が目前に近づいてきた時、それを自分の人生の折りかえし点とすることに彼はまったくためらいを感じなかった。怯えることなんか何ひとつとしてありはしない。70年の半分、それくらいでいいじゃないかと彼は思った。もしかりに70年を越えて生きることができたとしらた、それはそれでありがたく生きればいい。しかし公式には彼の人生は70年なのだ。70年をフルスピードで泳ぐ-そう決めてしまうのだ。そうすれば俺はこの人生をなんとかうまく乗り切っていけるに違いない。

そしてこれで半分が終わったのだ

と彼は思う。

406274906.jpg

村上春樹『プールサイド』より

投稿者 E.miyamoto : 16:21 | コメント (0) | トラックバック

2008年03月22日

[ⅱ 八幡浜JC]

合唱団34期生卒団式

3月もはや後半、終業式に卒業式、人事異動等々・・、別れと出会いの年度末を前に何かとあわただしい日々です。魚屋的にはそれほどでもないのですが・・。八幡浜児童合唱団では本日卒団式、18名の6年生が無事に卒団されました。残すは来週末の全国大会、福井遠征のみとなりました。お互いに一期一会の縁を大切に・・、中学生になっても益々のご活躍をお祈りしています!!街でおっちゃんに出会ったら、いつでも声かけてくださいネ!

投稿者 E.miyamoto : 23:59 | コメント (0) | トラックバック

2008年03月20日

[Ⅳ 海幸丸日誌]

仕切りなおして17:00出漁!

時化のため予定通りの操業ができず5:30にいったん入船、漁獲物600箱を荷揚げした後、昼は少々時間をとって17:00に再度出漁しました。週末から週明けにかけても時化模様、引き続き魚の入荷は少ない見込みです。昼前には神奈川県は小田原より、とある元気な若者の来社!突然でしたが漁業や魚、流通の話題で意気投合、一期一会の出会いとなりそうです。これからもどうぞよろしくお願いいたします!

投稿者 E.miyamoto : 23:59 | コメント (0) | トラックバック

2008年03月19日

[ⅱ 八幡浜JC]

職業観育成プロジェクト講演会

今日の八幡浜は1日雨、沖は大時化、明日以降も魚はずいぶんと少ない様子です。
さて昨日のこと、海幸丸の荷揚げを終えて、午後からは「職業観育成プロジェクト講演会」に参加するために、八幡浜高校へ行ってきました。高校生の仕事に対する意識、職業観を高めて進路選択に生かそうとの企画で、今回が初めての試みとのことでした。何と今回、八高野球部コーチを務めるT先輩の命!?を受けて、私も講師の一人として講演の壇上に立つことになった次第です。

講演会と座談会の2部構成で、講演会の講師は、八幡浜JCのI理事長と私の2名、対象は1,2年生の総勢600名!と先生方。持ち時間は各自30分で、自分の職業観や仕事への思いについて進路体験も交えてお話しする、というもので、私がトップバッターを務めました。まぁ、それなりに緊張もしましたが、私の場合は母校ですし、お祭りや児童合唱団を通じて、お互い顔も知っている生徒も少しはいるし、時折軽いジョークで笑いも取りつつ、終始和やかな30分になるやろ、と安易に考えておりました・・。

「生徒起立!壇上に向かって礼!」の号令で講演会が始まりまして・・。

自分的には軽い感じで入った(入れたと思った・・)冒頭の自己紹介でさっそく600人ドン引き・・!?

春の麗らかな陽が照りつけているはずの、懐かしい八高の広い体育館にサーッと冷たい空気が流れ込み・・
ツカミどころか、まさに壇上が戦場に・・、600名の生徒が“黒い悪魔”と!?化した瞬間でした。
後で理事長ともお話しましたが、まるで釜山で試合をするサッカー日本代表の心境?
いや場所が釜山で、しかもパスの相手がいるサッカーならまだ良いくらいで、
私的には、平壌あたりで強い北朝鮮の選手と試合を組まれて、30分間打たれ続ける孤独なボクサーの気分でした・・。

しかし改めて壇上から眺めてみれば、みんな同じ黒い制服に身を包んだ生徒600名の集団、
見てないようで見られてる・・、寝ているようで起きている・・!あの塊のような何ともいえない威圧感・・。
視線も心の内も全く見えない、読めない・・、これこそ正真正銘のブラックボックス!というのでしょうね~。

まぁ、でも私なりには、高校卒業から現在にいたるまでのエピソードや仕事、今の職業観について、準備したことの8、9割程度は話せたかなと。あれでも・・。ウケ狙いで予め準備していた“笑いどころ”は、一つとして後輩たちの心の琴線に触れることさえ適わなかったのだけが少々心残りですが・・。

講演会の後は、八高陸上部の名顧問K先生も参加されて50分の座談会も、ここまで来ればようやく平壌も雪解けムード、という感じだったでしょうか?何はともあれ2時に始まった講演会は、4時ちょうどに全てのプログラムが無事に終了しました。少しはお役に立てたのかどうか・・、皆さんが進路を選択される際に、今日お話したことの何かが、ほんの少しでもヒントになれば幸いです。

それにしても皆さん、後輩ならちょっとは場の空気読んでよ!って、読めてないのは自分だけ?
もし、もし縁あって当サイトにたどりついた八高生がいたら、お気軽に感想でもお寄せくださいませ!!

夜はJC理事会もありまして・・、いろいろ何やろで?昨晩は少々飲み過ぎました。
何はともあれ、貴重な機会をいただきました全ての皆さまに感謝申し上げます。

以上、昨日の「職業観育成プロジェクト講演会」のご報告でした。お疲れさまでした。

投稿者 E.miyamoto : 13:50 | コメント (0) | トラックバック

2008年03月18日

[Ⅱ 一日一魚]

キョウマス

昨晩は深夜の入港・荷揚げ、修理のほうは無事に朝6:00には終了して再出漁できました。魚種のほうは、昼のみの操業でしたが、アマギのあたりがあって200ほど、数が少ないだけに鮮度も上々、相場も“まずまず”といったところでした。さて先日このブログでもご紹介した“クエもどき”!八幡浜では“キョウマス”と呼ばれる巨大魚ですが、昨日はいよいよヘビー級!100k超級の大物が水揚げされました。

こちらがそのキョウマス、残念ながらクエ(ハタ)ではありません。今回はトロール市にて調理・加工となりました。さばいたところ、とてもきれいな白身でどんな料理にも合いそうな身質、3枚に卸したところ、身のみで約30kgとれましたので現体は100kを軽く超えていたはずです。ものは試し!今度いろんな料理でいただいて、リポートしたいと思います。

投稿者 E.miyamoto : 23:59 | コメント (0) | トラックバック

2008年03月17日

[Ⅵ 魚食・流通の話]

原油111ドルに・・!?

久しぶりに中3日の鹿児島・宮崎沖操業、今朝は5:00の本船入港でした。マダイ120、カマス150、アマギ120を中心に総数は少し寂しく1100箱、豊富な魚種で仲卸業者さんたちには喜ばれましたが、私たちの操業効率の面からは今一つ・・いかんせん、四国と九州の最南端を行き来する“重油代”が恐ろしいほど高い・・のです!!

それにしても高騰し続ける原油価格、つい先日もニューヨーク商品取引所の先物相場が、1バレル111ドルに達してラッキースタート!ではなく最高値を更新!という記事を見たばかり・・。サブプライムによるドル売り・ドル安の影響もあるのでしょうが、その価格を元に数ヵ月後の我が国の重油価格だけでなく、その他あらゆる関連製品の大方の価格も決めてしまうだけに、もうそろそろご勘弁を・・!といいたいところです。
泣き言をいってもしょうがないわけですが、漁業会社の当社でいえば、ロープやワイヤーを中心とした単価の高い漁撈資材や、年間に山のように使う漁網、一操業あたり約1000ケースを利用する発泡スチロール(魚函)、全ての漁獲物にかぶせるナイロンパーチ・・石油製品を挙げればきりがありません。その上、1統2隻あたり月間平均160kℓ!という重油を焚いて四六時中、魚を追い求めて海の上を走り回るのですから、そのコストたるや・・??ちなみに第15・16海幸丸、第11・12、第21・22仁洋丸の使用するA重油単価は、つい数年前の2倍を優に越えてしまいました・・。
世界の富の集中を目論むような、ごくわずかな一部の投機屋の火遊びが発端!?といわれる世界的な原油価格の高騰、このとばっちりを世界の大多数を占めている中小零細企業、そしてそこで働く善良なる市民が蒙り続けている愚かな構図、本当にどうにかならないものでしょうか・・?

と、こんなグチをこぼしていたせいか、どうやらバチが当ったようです・・。

今朝出漁したばかりの海幸丸、ローラー部分の故障が発覚して操業不能に、との連絡が入りました・・!
やむを得ず、今夜半24:00にいったん入船、深夜の荷揚げ後、明日早朝まで修理に入る模様です。
トホホ・・です。

投稿者 E.miyamoto : 23:09 | コメント (0) | トラックバック

2008年03月16日

[ⅳ 読書日記]

龍馬とカエサル

一昨日、昨日は私用にて松山でした。今日は快晴の日曜日、春の暖かな陽気!ですが、漁業従事者としては、3、4月は魚の需要が減退する季節なのですね。やっぱり魚は、冷え込みの厳しい冬に獲ってこそ価値があるもの。春の到来がうれしい反面、凍てつくような冬にも未練が残る今日この頃です。今日、午前中は会社にて週明けのからの事務仕事、夕方はJC例会のため宇和島の予定です。海幸丸は明日入港、赤青黄色に黒白茶色!?色とりどりの魚をどうぞヨロシク!

先日の出張の際に読んでみた本です。
簡単に手にできるこの種の本よりも、本当はちゃんとした歴史小説から学ばないといけないのですが、日常ではこれがなかなか・・。
以下、記録のみ。

31911256.jpg

「龍馬とカエサル」 ―ハートフル・リーダーシップの研究―(一条真也著/三五館)

投稿者 E.miyamoto : 11:44 | コメント (0) | トラックバック

2008年03月14日

[Ⅱ 一日一魚]

不漁の珍客!?

海幸丸は昨日早朝(13日)に入港、宮崎沖のアマギ漁は不調だった模様で、今は漁場を変更して、鹿児島・種子島沖まで遠征!?しております。現在のところ、次回の入港予定は17日(月)です。さて昨日の航海、ターゲットのアマギは不調だったのですが、久しぶりに大物の珍客!も捕獲されたようです。私はあいにく出張中で現物を見ていないのですが・・。

masu.jpg

重さ80kg超の本クエ!!?

と思いきや、クエとは別種のマスの種類だったようでセリで高値はつかず、残念でした・・!
これぞ不漁の、いや不良の珍客か・・?
巨大マスの親子に挟まれて添い寝!?しているのは最年少乗組員の魚本君です。
いつも大きな獲物に、噛まれたり刺されたりかじられたりと、負傷の絶えない乗組員ですが、
この調子ですから、負傷しても運の悪いせいばかりではないような気もしております・・!

どうかくれぐれも気をつけてくださいな・・!!

投稿者 E.miyamoto : 15:26 | コメント (0) | トラックバック

2008年03月13日

[Ⅲ 業務日誌]

太平洋広域漁業調整委員会

昨日は霞ヶ関(農林水産省)にて「太平洋広域漁業調整委員会」を傍聴しました。ちなみにこの委員会、水産庁長官も出席される会合でした。私が傍聴した太平洋南海区の委員会では、伊勢湾・三河湾のイカナゴ、太平洋のマサバ、太平洋南部のキンメダイ、そして海幸丸の漁場でもある太平洋南部のヤリイカの資源回復計画について、協議及び意見交換がなされました。

国や県の許認可を経て行われる指定漁業、全国的にもコスト高や後継者不足で稼動漁船数が減少の一途を辿っているようで、それを食い止めるには、漁獲努力量の削減や資源培養、環境保全によって長期的な資源回復策を講じていくべき、というのが国の考えです。ただし、現場サイドからすれば重複する漁場(海域)に、大型船もあれば小型船もある、しかも底引きがあれば巻き網も、また一本釣りもあるということで、漁業の場合、統一的な資源回復への取り組みはなかなか難しい様子でした。
ある委員によれば、魚の資源量は長期的には変わらない、結局、魚群探知機やソナー等、漁撈設備の高度化で一経営体あたりの漁獲能力が高まっていて、それが結果的に漁獲量の増加をもたらすと同時に資源の減少につながっているのではないか、とのお話でした。しかしながら、これについても全国的に一律の現象ではないですし、増加するコストに見合う漁業を行うためには、各社が設備投資を行って漁獲量を上げようとするのは自然の摂理ですし・・。“海は一つ”という漁業の世界で、国が統一的に資源回復計画を進めることの難しさ!を改めて感じさせられた会合でした。

上は1日目の会議終了後、友達と行った割烹でのお刺身盛り合わせ!
ちょうど委員会にて議題にも上っていたキンメダイもいただいてまいりました!

投稿者 E.miyamoto : 22:35 | コメント (0) | トラックバック

2008年03月11日

[Ⅲ 業務日誌]

これぞ一期一会!?

上京中ですし今日はブログもお休みを!と思ってましたが、つい先ほど記録しなければならない事態が起こりまして・・!本日は9:40の松山-羽田便にて東京へ、午後からは新橋へお取引先の訪問一件、その後は平河町にて業界の会議一件、夜は学生時代の同級生とお取引先にて食事!という予定でした。19:00くらいでしょうか、定宿としている銀座一丁目から、西銀座を通って同級生と約束していた有楽町駅方面へ歩いていると・・・、日比谷駅方面から、見慣れたスーツ姿の男性が歩いてくるではないですか!?いや~!!今日という今日は少しシビレマシタ・・!。その男性とは、な・な・な・な・なんと・・!!

人口わずか4万人の、わが故郷でお世話になっている八幡浜JCのS水専務!ではないですか・・!?。

信じてもらえないのを承知で告白しますと、実は明後日の八幡浜でのJC委員会の件で、本人さまに電話をしようかと、
携帯電話を手にした瞬間・・だったのです・・!
いや~、こんなこともあるんですね~!本当にビックリしました!最初は人違いかと思いましたが・・!
昨年も上京中に、新橋駅前で大学の同級生にバッタリ出会ったばかりでしたから、まさかこんなことが続くとは・・!?
しかも、地方の駅でも空港でもなくて大東京、しかも銀座のど真ん中ですから、ある意味すごい確率・・!??
S水専務も私と同じく業界の会議のため上京中とのことで、互いにビックリしたついでに、5分ほど立ち話しした後に、
各々の約束場所に向かうために別れた次第です。
いや~、今日という今日はちょっと驚きました・・。
でも、S水専務!同じ東京での一期一会でも、“悪さ!?”をしている最中の遭遇!?でなくて良かったですね~!お互いに・・!
日本広し・・!といえども皆さま、いつ何時同郷の友人に会うかも知れませぬので、どうか十分にご用心を・・!!

投稿者 E.miyamoto : 23:47 | コメント (0) | トラックバック

2008年03月10日

[ⅳ 読書日記]

経営を見る眼

本日の入港は5:50、“中2日”の航海でした。魚種は前回と同じくアマギにカマス、マツイカ、フカ、アカエイ、それにウチワエビ(通称カブト!)が30箱といったところでした。荷揚げ後は8:00に出漁、次回は13日(木)入港の予定です。今日の八幡浜は眠くなるほどの暖かい1日、そのせいかいつもに増して頭が回らない・・!?困ったものです。今晩はトロール市の夕食会(兼ミーティング!?)、明日からは2泊で東京出張の予定です。

久しぶりに純粋な経営書を読みましたので少々メモを・・。
伊丹敬之教授によれば、会社における協働の場では、内外の人々の間に「カネ、情報、感情」が流れているそうです。企業が経済組織体としてきちんと機能していくためには、この3つの流れが必要で、「経営を見る眼」としては、この流れを総合的に見る「三眼の発想」が必要とのことです。
また、この3点は経営上の様々な論理に共通する基本原理(下)でもあって、現実の経営判断はほとんど常にこの3点から総合的になされるべきであると主張されています。

□カネの論理(経済の論理)
□情報の論理(見えざる資産の論理)
□感情の論理(人間力学の論理)

伊丹敬之著「経営を見る眼」(P258より)

つまり現実の意思決定の現場では、この相互に矛盾する3点を総合的に判断することが大切で、現実には、「驚くほどしばしば、3つの論理のどれかだけを優先させすぎた判断、あるいはどれかの論理をほとんど考えていない判断が多い」のだそうです。

「三眼の発想」!!なるほど・・ですね。日々の仕事や意思決定でヒントとしたいものです・・。

4492501746.jpg

「経営を見る眼」―日々の仕事の意味を知るための経営入門―(伊丹敬之著/東洋経済新報社)

投稿者 E.miyamoto : 15:10 | コメント (0) | トラックバック

2008年03月08日

[ⅴ スポーツ]

昨日は朝霧湖決起集会!

昨晩は以前から約束をしていた「駅伝カーニバル」の打ち上げと、5月の「朝霧湖ハーフマラソン」に向けた決起集会!でした。参加は、駅伝で私が完敗を喫してしまった一花入魂君と、トロール市の健康オタクS君でした。若い2人のペースに乗せられて・・

ビール、ビール、ビール、ビール、熱かん、熱かん、熱かん、熱かん、熱かん、なぜか戻ってビール、ビール、場所変えてワイン、ワイン、ワイン、ワイン・・・・・・・・

少々やりすぎました・・・。
駅伝カーニバル同様、こちらでもKO!帰宅は午前さまでした・・。

一花入魂君、朝霧湖はハーフでヨロシク!
クオーレ君、遅くまでごめんなさい!
S君、生きてますか?

おかげで体の重い一日でした・・。

投稿者 E.miyamoto : 22:48 | コメント (0) | トラックバック

2008年03月06日

[ⅱ 八幡浜JC]

地球環境と鶏ごはん

久しぶりの“中3日”の航海、今朝は4:30の入港でした。水揚げ量は今一つでしたが、時化と入荷量の関係で相場はまずまず安定、この調子で3月前半戦を・・と思いきや、少しばかり故障が重なり今朝は出漁できず・・。出港を明日の10:00まで見送り、乗組員はしばしの休息です。明日からの航海にはようやく漁労長も復帰、引き続き気合を入れていきたいところです!

さて、今年7月に開催予定の「北海道洞爺湖サミット」を前に、日増しに注目を浴びている地球環境とエネルギーの問題。京都議定書以来、「持続可能な開発」や「循環型社会の創造」、「リデュース・リユース・リサイクル」等々、キャッチフレーズばかりが一人歩きして、肝心の温室効果ガスの削減目標どころか、反対に増やしてしまっている現状の日本、私たち生活者にとって環境問題は、まさに“近くて遠い!”深刻な問題といえます。
私の所属している八幡浜青年会議所でも、今年は「環境問題」を一つのテーマとして、学習や情報提供、啓蒙普及等の事業を行っていく予定です。私もこの際、事業を通して少しでも環境についての理解を深め、身近なところから生活改善、業務改善していければなぁ・・と思っている今日この頃です。

八幡浜青年会議所の社会開発委員会では目下、K委員長を先頭に勉強会を開催して情報収集をしているのですが、最近資料を読みながらナルホド・・!と思ったのがこちらのキーワード、

「トリレンマ」(trilemma)

「トリマンマ」(鶏飯/torimanma)??ではありません、スミマセン、意味不明・・です。少々疲れ気味でして・・。

もとい、ジレンマが「二つの間の矛盾」であるのに対して、トリレンマは「三つの間の矛盾」を意味します。

つまり、私たちが地球環境の問題を考える上で、

(1)経済成長(Economic Growth)
(2)環境保全(Environmental Protection)
(3)エネルギー安定供給(Energy Security)

という三つのテーマの間には矛盾がある、というものです。二律背反ならぬ“三律背反”の関係?とでもいうのでしょうか?

私たちが豊かな生活を享受するには、健全な経済の成長が不可欠です。が、経済成長を維持するためには、現状ではエネルギーの大量消費が必要です。しかし、エネルギーを大量消費すればエネルギー供給の不安定化を引き起こし、結果、経済成長を阻害してしまいます。また同時にCO2排出による地球温暖化を進め、地球環境は悪化してしまいます。逆に環境保全(投資)ばかりに目を奪われると経済成長は停滞し、グローバルな競争経済の中で、国家の繁栄を享受し続けることが難しくなります。まさに堂々巡り・・です。

もちろん現状では、このトリレンマを解決する手立ては未だ確立されているとはいえません。机上では、この3つの要素の良いとこをとってベストミックスを・・と考えるわけですが、人種も文化もあらゆる成熟度も異なる国家間の思惑が交錯するだけに、なかなか難しい問題です。この点は近年、京都議定書の縛りの枠外で目ざましい経済成長を遂げる中国やインドなどの旧後進国、そして制限を受ける先進諸国のこれらの国に対する見方などからも明らかです。「せ~かいはま~るい、ただひ~と~つ~」というのは真実ですが、平和な国の歌の世界の話で、現実は厳しいということでしょうか?

何はともあれ、最終的には定量的な目標よりも、私たち一人ひとりの意識改革や習慣が、より大切な問題のようにも感じています。
腰をすえて、気長に(そんな余裕ない?)取り組みたいテーマです。

投稿者 E.miyamoto : 16:50 | コメント (0) | トラックバック

2008年03月04日

[Ⅳ 海幸丸日誌]

久しぶりの中3日操業に!

今日は一転、冷え込みも厳しい雨模様の一日でした。昨日、車に積もった大量の黄砂を洗い落としてくれればいいのですが・・。今日は一件納品のため松山往復、夕方は事務所にて雑務、夜は西条へ行く予定もあったのですが、諸事情で今回は取りやめさせていただきました。申し訳ありませんでした・・。宮崎沖で操業中の海幸丸ですが、次回入港は6日(木)で決定、かなり久しぶりの“中3日”の航海となります。

それにしても今日は寒い一日、気温もずいぶん下がったようです。
冷たい大粒の雨はポツポツと降ってるし・・、こんな雨を「氷雨」というんでしょうねぇ~。

「氷雨」・・「氷雨」といえば・・歌いましょうか?
アンタの「氷雨」は聴き飽きた・・!??
ハイ、スミマセンでした。また次回にします!

そんなことより、さすがに今日はジョギングもサボってしまいました。
こんな日は暖かい部屋で熱燗でも飲みながら、読書でも・・、あ~、至福のひととき・・!
ではありますが、最近、我が家ではアルコール制限が少々厳格化されておりまして・・。
今日は、せめて真面目に本読んで、ストレッチでもして休むとします。

投稿者 E.miyamoto : 21:34 | コメント (0) | トラックバック

2008年03月03日

[ⅹ 忠八幡詞]

花の務め

3月3日のひな祭り、こちらはとても暖かい一日でしたが、大陸からのひどい黄砂の影響で辺りは視界不良、外に出るだけで(眺めるだけで?)目がショボショボしそうな天気でした。せめて写真は春らしく!上は、先日ハイキングに出かけた「諏訪崎」(すわざき)の写真です。岬の灯台の手前に見えるのが「魚霊塔」です。山もすっかり春の気配、やはり季節は巡っております・・。

久しぶりに「忠八幡詞」からのご紹介、「春光」から3句を選んでみました。


「花を慕ふ」

花に眠れず 思案に耽る 夜深き窓に 梅匂ふらん


「春景色」

晴れ渡りたる 四方の山里 霞馴れぬる 春景色かな


「花の務め」

花見て花を 羨むなかれ 花咲くまでの 務め思うて


二宮幡山著「幡詞」第一編より

投稿者 E.miyamoto : 23:06 | コメント (0) | トラックバック

2008年03月02日

[ⅶ 映画&音楽]

若さと健康の秘訣は・・

今朝も4:30に入船、アマギは漁、相場ともにまずまずでした。今日午後からは、会社で長年お世話になった方の葬儀へ、昨日の話題に引き続きですが、技術をつなげていくことの貴重さ、仕事や事業を続けていくことの難しさと大変さを実感した1日でした。今日は綴ればつづるほど話が大きくなりそうですので、あっさりと・・。

先ほど久しぶりに「N響アワー」を見ていて感じたのですが、「音楽は体に良い」というのは本当なんでしょうね~。たぶん・・。今日のシューベルトで登場していた指揮者、ヘルベルト・ブロムシュテッットさんのお話にもあったのですが、音楽の演奏は体全体で表現するから健康に良いのだと・・。たしかに音楽家、特に著名な指揮者には驚くほど長生きの方が多いです。いつだったか、指揮の動きは体に良いため指揮者は長生きする、というようなことも聞いたことがあります。欧米では「音楽療法」などもメジャーですし・・。
こんな言葉よりも何よりも、かのブロムシュテットさん、あの若々しさで何と御年80歳!?なのだそうです。(髪フサフサ、肌ツルツル、腹アマリデテナイ・・)いわく、「シューベルト第8番の旋律の豊かさに驚愕・・」とのことでしたが、私的には「あなたの若さにただただ驚愕」!!です。番組最後のインタビューでは、若さと健康を保つ秘訣として、「常にいろんなことに興味を持って、いつでも頭と体を退屈させないことが大事!」とのお話もありました。いや~、ためになるお話!できることならこのまま場所を移して、演奏会&講演会でも開きたい!ような感じでした。
ちなみにブロムシュテットさん、煙草もお酒も珈琲も全くやらないのだそうです。ちなみに私はすべてそこそこ・・たしなみます!?残念ながら“健康オタク”には程遠い生活であります・・。今日はあっさりと・・と思いながら、また少し長くなりました。明日からはまたあわただしい一週間の始まりです。では皆さま、健康にはくれぐれもご注意を・・!

投稿者 E.miyamoto : 22:51 | コメント (0) | トラックバック

2008年03月01日

[Ⅵ 魚食・流通の話]

技術伝承は最重要課題!?

浜田漁労長のいない海幸丸ですが、トップ不在の穴を埋めるべく、目下、全乗組員が力を合わせて操業中です。現在のところアマギもまずまず豊漁のようで、明日早朝には予定通りいったん入港します。早いもので今日からもう3月、県内の高校では、今日が「卒業式」だったようですね。“めぐる~めぐる~よ時代はめぐる~、別れと出会いをくりかえ~~し・・”、月日が経つのは本当に早いものです。

ちょうど今読み進めている本に出ていたのですが、伊勢神宮では20年に一度、“遷宮”と称して、神社内の建物一式を新築して、神様を移動させるそうです。古い建物の耐用年数が来たわけではないのに、意図的に、定期的に新築を施すのだそうです。詳細を調べたわけではないのですが、この目的、意図することの一つに、「宮大工の技術の伝承」があるそうです。つまり、以前に建築経験のある古い宮大工が、若い大工に技術を教える場を提供するのだそうです。たしかに20年といえば、技術の伝承を続けていくにはちょうど良いタイミングともいえそうです。
宮大工という、高度な技の要求される伝統的な仕事だけに、その貴重な文化を継承していこうとする、神社関係者の知恵と工夫が垣間見える好事例ではないでしょうか。ひるがえって私たちの会社・・、こちらもトロール漁法という、ある意味非常に特殊かつ専門的な技術の要求される、伝統的な産業で、やはりこの「技術の維持伝承」という問題と「目先の営利追求」というのは、まったく別物として考えるべきことではないか・・と最近つくづく感じています。
網の縫い方から船の形状や造り方、漁具の調達や仕掛け、操業のデータからポイント選び、天気の予測や出荷のための商品作りに至るまで、地域にとっても会社にとっても、ある意味とても貴重な「見えざる資産」ともいえます。地域の技術を次世代に伝承するための仕組みづくり!!関係者一同、知恵を絞りたいものです・・。
「伊勢神宮」のように20年に一度、会社の財務内容に関わらず新しい船を建造すれば・・!?そんなことができれば良いのですが、現実はかなり難しい・・のです。ちなみに現在、弊社所有の第15・16海幸丸は今年で20年目、初の30年選手に向けて孤軍奮闘!?の予定です。

投稿者 E.miyamoto : 21:07 | コメント (0) | トラックバック