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2008年02月17日

[Ⅱ 一日一魚]

石鯛(イシダイ)

案の定今朝の魚市場は時化のためガラガラ・・、現在八幡浜魚市場は、港湾整備の関係で広い埋立地へ移って「仮設市場」として利用されています。私の自宅のちょうど対岸にあるのですが、毎朝の入荷量や人の動きが一目瞭然・・、でも華やかだった時代を少しでも知る者にとっては、寂しいかぎりです・・。海幸丸は明日本船入港、今日夕方は、八幡浜青年会議所の“創立記念日例会”です。

さて、こんな日は“ないものねだり”?でお魚のご紹介を少々!
今日ご登場いただくのは、磯の最高級魚の一つ「石鯛(イシダイ)」です。

ちょうど一昨日の海幸丸の入港魚種に2尾ほど紛れ込んでいまして(写真)、「魚のお勉強」という名目で、我が家に持ち帰りました。さっそく薄作りと鮨でいただいたのですが、おかげで少々飲みすぎました・・。その日以来、昼夜を問わず食事のたびに、次男が「イシダ~イィ~!」を連呼するのが親としては少し怖い・・です。

この石鯛(イシダイ)、釣りファンの皆さまにはご存知“幻の魚”でしょうが、そうでない皆さまにはあまり馴染みのない魚種の一つかもしれません。名前の由来は、「石をも噛み砕く強い歯を持つ」という意味から来ているそうです。何でも鋭い歯で色々なものをつつく性質があるそうで、ダイバーが手や首筋をかじられることもあるようです。そのせいか、神奈川県では何と、

「チンボカミ・・」!?

との異名もあるそうです。(「現代お魚事典」より)

見た目の通りとても闘争心が強い魚で、他の魚介類と一緒に飼育できないのが、水族館の悩みの種だそうです。外見は黒と白の縞模様、口の部分が白く、成長するにしたがって口の白い部分が黒くなってくるのも特徴です。深海というよりも岩礁域の浅瀬に住むようですが、海幸丸の漁場では主に南の海域、日向沖から鹿児島沖にかけての、海底の荒い海域でよく水揚げされています。

さてこのチンボカミ、肝心のお味ですが、しっかりとした白身で皮目の部分にはゼラチン質に近い、程よい脂身もあって、すこぶる美味しい魚です。食し方ですが、やはり何といっても刺身、身そのものが硬いため、薄作り(上写真)やあらい、鮨ネタや炙り(タタキ)にも向いています。よく揚がるサイズは1k~3k程度のものですが、小さなサイズでもまずまず脂も乗って、十分にお刺身でもいただけます。個人的にも、ぜひ一度召し上がっていただきたい魚です。

最近は消費地のデパートの店頭でもよく見かけるようになりました。
ただし、市場流通を経た天然モノの価格はひたすら高い・・!!
昨日ご紹介した浄土寺の仁王像ではないですが、産地の我々からするとあまりの価格に目の玉が飛び出るほどです。
こんなときは産地直送、網元直送の出番です!
こちらも日時指定のお届けは難しい種類ですが、ご予約をお受けして後のお届けはできますので。
磯の高級魚、石鯛(イシダイ)、以後どうぞお見知りおきを・・!

投稿者 E.miyamoto : 2008年02月17日 14:01

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