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2008年02月02日
[Ⅶ 実践経営学]企業の社会的責任
昨日は4:30に入港、今回の漁模様は“中1日”にしてはまずまず、相場もほぼ変わらずといったところです。すでに2月、量販店の鮮魚店も「節分」モードに入っているようで、鰯(イワシ)以外の丸魚の売れ行きは悪いそうです。こんな時こそイワシ漁を!と行きたいところですが、残念ながらトロール船でイワシの水揚げはほとんどありません。次航海は、宮崎沖まで足を伸ばして操業の予定です。昨晩はJCの理事会へ、帰りは久しぶりに午前さま・・でした。最後はなんと・・
残念ながら映像はお見せすることができません・・。
それにしてもテレビ、新聞では「中国産冷凍ぎょうざ」関連の話題で持ちきりですね。公表される被害も徐々に増えていますし、大元の原因が特定されていないだけに心配です。一般の家庭消費の場合は、今後買わなければ良いわけですが、業務ルート、特に外食分野での流通分は、実際のところ判別はかなり困難なのではないでしょうか。食の安全性・信頼性という風潮が高まりを見せつつあるといいながら、結局は“価格訴求力”で分のある海外輸入食品が市場に跋扈、いつの間にか「食料自給率」も38%!という考えられない水準にまで落ちてしまっています。いざ食に困ったときには、米はもちろん野菜も魚も、国内に作り手がいない・・という状況はすぐそこまで来ています。昨今の日本の食糧問題こそ、まさに市場経済、グローバル経済の弊害、負の遺産以外の何物でもないのではないでしょうか。国内の食の安全と自給率、農業の市場適合と維持活性化の問題は、政治家や官僚はおろか、大手シンクタンクの頭脳をもってしても解決の糸口すら見えない、非常に複雑かつ深刻な問題のようです。
農漁業に携わる会社としては、この時代だからこそ社会的な責任と使命に燃えて!?事業存続のために知恵を結集していきたいものです。もちろん私たちの会社も・・ですが。
そんなことで今日は「企業の社会的責任」について復習してみます。(勝手にすれば・・?ハイ、勝手にします)
「企業の社会的責任」論の前に、企業経営の目的ですが、これはやはり「利潤の追求」です。ただし、利潤の考え方には「最大利潤」と「最適利潤」という2つがありまして、前者は何よりも利潤追求を最優先するもの、後者は、企業存続のために適正な利潤を確保しようとする捉え方です。昔は利潤追求こそ企業の使命、とばかりに「最大利潤」の考え方が中心だったようですが、現代では、企業も社会システムを構成する一機関であり、適正な利潤を確保しつつ、社会に対する一定の責任を担っていくべき、という「最適利潤」の考え方が、学説的には!?主流となっています。
そこでいよいよ「企業の社会的責任」です。社会的責任とは、企業を取り巻く利害関係者集団の経済的・社会的な欲求を満たすために、果たさなければならない義務を指します。利害関係者(いわゆるステイクホルダー)とは、株主や金融機関をはじめ、お客様や取引事業者、従業員、事業活動の基盤となる地域社会などを指します。早い話が企業または事業活動に関係する人すべて!という感じでしょうか。つまり、企業はこうした利害関係者に対して説明責任と結果責任を持つ、というのがこの社会的責任の考え方です。
一般的には、企業の社会的責任には、
??社会性
??公益性
??公共性
の3つがあるといわれます。
??社会性とは、社会の要求とニーズに合わせて、製品やサービスを効率的かつ継続的に供給する役割をさします。もちろんですが事業を通じて反社会的な行為は慎まなければなりませんし、社会を構成する一機関として、社会のニーズを充足させるために価値を高めるべく企業努力を続けていく責任があります。
??公益性とは、企業活動で得た利潤が企業だけのものでない、つまり先ほどの利害関係者に利潤を還元する責任を意味します。具体的には、株主への配当責任、銀行への金利の支払い、労働の対価としての賃金の支払い等々、大手企業が慈善活動や奉仕行為等を行うのもこの公益性の観点からといえます。
??最後に公共性。こちらは企業活動が社会の法規制や規範、公の秩序や道徳から制約を受けることを意味します。具体的には、環境保全や公害の防止、法令を遵守していく姿勢は、この公共性に基づいたものといえます。環境問題や消費者保護等がクローズアップされる今日、もっとも注目される機能ではないでしょうか。
このような「企業の社会的責任」ですが、一昔前までは「肯定論」と「否定論」というのがありまして、肯定論では、企業を社会の一機関と捉え、「最適利潤」の立場に立って積極的に責任を果たしていくべきという学派。一方、「否定論」は、企業の目的は営利の追求であり、利潤を上げることで「納税」という形で社会貢献を果たしているため、それ以上の責任は必要ないとする立場に立っています。ちなみに前者の学派にはドラッカー、後者には市場主義を主張するM.フリードマンがいたようです。
このように学説はいろいろですが、現代ではもちろん社会的責任を負っていくべきという論が主流です。昨今叫ばれる法令遵守(コンプライアンス)に加えて、地域社会に根ざした企業活動と中小企業といえども果たしていくべき社会的責任、改めて考え直してみたいものです。
「社会的責任」をいう前にオタクの赤字体質をどうにかせんかい!という声が聞こえてきそうですが・・。
まったくです・・。
今日は土曜の休日、夕方は10日の駅伝カーニバルに向けて本コース試走予定です!!
投稿者 E.miyamoto : 2008年02月02日 09:32
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