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2008年01月18日

[ⅰ 一語一会]

哲学への回帰

早くも金曜日、昨日から「日本列島大寒波」で四国も雪?との予報もありましたが、今日は終日快晴、ただし気温はかなり低かったようです。海幸丸は、目下豊後水道南沖でヤリイカを中心に操業中で、次回は20日(日)の入船を予定しています。明日からは、以前から予定していた青年会議所の“京都会議”のため、京都へ一泊の予定で行ってまいります。さすがに京都では走れない・・というわけで、今日も夕方は愛宕山まで行ってきました。

さて昨日1月17日で、あの「阪神・淡路大震災」から13年も経つのだそうです。本当に時間が過ぎるのは早い・・ものです。当時といえば自分はまだ学生、地震の当日、あの時刻は、翌朝に控えた後期試験の準備という名目で前夜から友達と集まって、何とのんきにも麻雀を!やっていたことを思い出しました。あの震災からもう13年・・!当時とは、生活の基盤や環境、自分の周りの家族や友人、当然仕事も、帰属する組織も、携わる職種も立場も、オマケに趣味も、好みの食べ物も、女性も?思考回路も、思想信条もまるっきり様変わり・・。幸い変わってないものといえば性別!それに体重、不幸にも変わっていないのは知能指数・・くらいでしょうか。
はたして自分という人間は年相応に成長したのか、してないのか・・?自分では何とも分かりかねますが・・。良くも悪くも!13年間の膨大な意思決定の積み重ねの末に、今の自分がいることだけはたしかのようです。新聞を読みながら、当時の雀荘と化したアパートの部屋を思い出しつつ、そんな意味のない物思いに浸っておりました。13年前、震災で突如として犠牲になられた方々を思えば、無意味に時間を過ごすことだけはないように、世のため人のため、そして自分のために日々精進していきたいものです。

先日、この日記で掲載した松下幸之助さんの本に続いて、今日も本ブログ「偉大なる経営者シリーズ」(そんなものあったのか!?)からの一文のご紹介です。こちらはちょうど13年前、脱学生・新社会人を前によく読んでいた稲盛和夫さんの書籍からの一節で、当時の手帳やらブックカバー等々に大言壮語して?書いていた、自分にとっては思い出深い一節です。稲盛さんが常に心に留めている言葉だそうで、福澤諭吉が“実業社会において大人になるべき条件”を言い表したものだそうです。

思想ノ深遠ナルハ哲学者ノ如クニシテ、

心術ノ高尚正直ナルハ元禄武士ノ如クニシテ、

コレニ加フルニ、小俗吏ノ才ヲ以テシ、

更ニコレニ加フルニ、土百姓ノ身体ヲ以テシテ、

初メテ実業社会ノ大人タルベシ

福澤諭吉

「小俗吏の才」というのは、官吏(役人)が持っているような気の利いた、よい意味で悪賢い才覚の意だそうです。実業社会に生きるには、哲学者のような深遠な思想、武士のような心根、官吏の才覚、最後に強靭な肉体が必要、ということのようです。まさにスーパーマンのような能力・資質でしょうが、経営者、管理者、専門家を問わず、全ての企業人が目指すべき、理想のビジネスマン像を表している言葉ではないでしょうか。この境地に近づくには、並々ならぬ日々の鍛錬が必要のようですが・・。せめて私の場合は、「思想の浅はかなるは・・、心術の低俗なるは・・」にならないように、肝に銘じたいものです。

出典は下記の図書です。

idea_5.jpg

「哲学への回帰」―資本主義の新しい精神を求めて―稲盛和夫、梅原猛著(PHP研究所)


投稿者 E.miyamoto : 2008年01月18日 21:10

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