« 2007年11月 | メイン | 2008年01月 »
2007年12月31日
[Ⅱ 一日一魚]第2の宿敵、カンパチ!
たった今、トロール市の年末売出しも無事に終了、今年は海幸丸からの助っ人3名にも手伝ってもらって、まな板6台、真空包装機1台もほぼフル回転でした。おかげで、私のほうも腕や指を落とすことなく、今年の最終投稿にいたっております。それにしても最後の2日間は、激しい雨、風、そして霰(あられ)に雪と、大吹雪の年末となりました。こんな中にも多くの皆さまにお店まで足を運んでいただきまして、心から感謝いたしております。ありがとうございました。また売り出しの反省点は、来年に生かしていきたいものです。
それにしても2日間、切りまくったハマチにカンパチ・・!毎年のことですが、両手が脹れあがった大晦日です。今晩はゆっくりとベートーヴェンでも聴きながら今年の反省、そして新年に向けた抱負でもじっくりと考える夜にしたいのですが、肝心の目のほうが持つかどうか・・。
せっかくですので、今日さばきにさばいた、第2の宿敵!カンパチ君にもご登場いただきましょう!
ご存知、ハマチと並んでお正月にいただく日本の「2大養殖魚」ですが、こちらのほうが日持ちも良くて近年はハマチよりも好まれる傾向にあるようです。新年の三が日持たせたいという方は、食べる分だけ皮を引いて、少しずついただくのがコツです。さすがにカンパチでも4日目以降は、照り焼きでいただくのが無難かと思われます。
ちなみに我が家ですが、新年用には29日の海幸丸最終入港時のトロ鯛とイカをいただく予定でおります。
それでは皆さま、どうか良き新年をお迎えくださいませ!
投稿者 E.miyamoto : 18:05 | コメント (0) | トラックバック
2007年12月29日
[Ⅳ 海幸丸日誌]海幸丸本年最終入港!
海幸丸は今朝、無事に本年の最終操業を終えました。荷揚げ後は会社前に錨をおろして年越しの準備、そしてお目当ての乗組員の“ダシ”の荷造り!でした。目にも止まらぬスピードで荷造りされる高級魚の数々・・。まぁ、“ダシ曳き”ですからこんなものです。何はともあれお疲れ様でした。新年は3日に恒例の出初式、そして初漁となります。私のほうは今日からハマチと格闘!の予定でしたが、新年準備や挨拶回りで、今日は包丁を持てず・・。対戦は明日に延期に!明日は朝4:00から、待ったなしの格闘です。ちなみに今朝の乗組員のダシ荷造りはこんな感じでした。皆さん、ゆっくり休んでください!
投稿者 E.miyamoto : 17:56 | コメント (0) | トラックバック
2007年12月28日
[Ⅱ 一日一魚]眠れるピチピチハマチ
今朝は4:00過ぎに海幸丸入港!でした。出るべきか否か・・、迷いに迷っていた“ダシ曳き”ですが、例年通り出漁、明日(29日)早朝の入港をもって、年内の操業も無事終了となります。港町八幡浜もいよいよ年の瀬!普段に比べて車の往来も多く、文字通り“気忙しい”雰囲気に包まれています。こんな時こそ事故に気をつけて安全運転を・・と分かってはいるものの、ついつい気ばかりが焦ってしまっていけません。明日からは、いよいよ魚屋の集大成!トロール市では“年末売出し”に入ります。そこで、今日の私の任務は・・!
毎年恒例になった、宇和島港へのピチピチハマチの買い付け!でした。市場業務を終えて6:00に八幡浜を出発、慣れない手つきで?自ら3トン車を運転、今年は助手に、新たな助っ人、“Iのおっちゃん”にもご同行いただきました。この時ばかりはいっぱしの河岸人気取り?です。普段は違うの?と聞かれたら返答に困ってしまうのですが・・。
今日はとりあえず150本のハマチを仕入れてきました。入荷・販売準備もOKです。明日は市場での荷揚げ、海幸丸の新年支度、お世話になった方へのお届け物!を済ませた後は、私も包丁片手に(ちなみに左手はハンマー!)ハマチと格闘の予定です。そうです。当店トロール市では、ハマチやタイの“頭落とし”や“お腹だし”、“2枚卸し”に“3枚卸し”・・!何でも喜んで無料でお引き受けいたします。明日が初日で3連戦、私が包丁を手にするのも実に久しぶりです。というわけで、切るか、切られるか、落とすか、落とされるか・・!?せいぜい手や腕を落とさない程度に頑張ります。上は、明日の私との戦いを前に、冷蔵庫で静かに眠るピチピチハマチ、少々不気味です。どうぞお手柔らかに・・。
投稿者 E.miyamoto : 17:22 | コメント (0) | トラックバック
2007年12月26日
[Ⅵ 魚食・流通の話]ダシ曳きとは・・?
3日ほど前の雨の中のジョギングがいけなかったのか、昨日までは少々微熱があったのですが、今日にはほぼ全快!でした。今日も、朝から入港やら年末・年明けにかけての準備等でバタバタとしておりました。今朝の水揚げ状況ですが、高知沖操業の魚もあったため、魚種はまずまず豊富でした。荷揚げ後は、本年の実質・最終航海へと向かいました。「実質」といいますのも、例年28日に一度入港した後、“ダシ曳き”に出ていまして、今年はまだそれが未定だからです。“ダシ曳き”の意味が分からない!?当然ですよね。この狭い八幡浜の、これまた狭い漁師の世界でしか通用しない、何せ死語に近い用語ですから・・。
「ダシ曳き」とは、漁師さんたちが自分たちで食べるお正月用の鮮魚(ダシ)を狙って、年末に漁場に出ることをいいます。通常一晩で戻ってくる短い操業で、29日の朝には帰港します。トロール船が栄えていた時代の風習のようで、この年末の“ダシ曳き”の一晩だけは、漁業の採算は二の次で、自分たちがお正月に食べたいマダイや車エビ、ウチワエビを獲るために網を入れる!わけです。もちろん近年は厳しいご時世、また高い燃料費や操業経費等の兼ね合いもありまして、会社(経営)的には採算を度外視!というわけには行かず、ある程度操業の効率を考えた漁にはなってしまっていますが・・。
それでもお正月用の鮮魚、特に全国的に近海天然魚が消えてしまう年末に、このトロール船の“ダシ曳き”で水揚げされる魚は、八幡浜市場にとっても貴重なのです。ただしこの時ばかりは、皆の欲しがる品の良い極上鮮魚は、概ね乗組員が船内で自分たち用に確保してしまって、市場に出されるのはその残りの鮮魚!ということになっています。もちろんこんなことがまかり通るのも“ダシ曳き”一航海に限ってのことです。言ってみれば、古い漁師町に残っている一つの“風習”のようなものでしょうか。
今年は、さて出るか出ないか・・!?どうしましょうか・・?もちろん私の立場からすれば、あくまで採算に見合う“ダシ曳き”を!願いたいところなのですが、最終的には天候や漁模様等、沖の判断で決めることになるかと思います。お正月のダシがご入用の方!どうぞお早めにご連絡くださいませ!
投稿者 E.miyamoto : 16:15 | コメント (0) | トラックバック
2007年12月25日
[Ⅲ 業務日誌]サンタと唐獅子!
昨日はクリスマスイブ!子供たちのテンションは上がりっぱなしで、昨夜から今日を迎えています。私のほうはどういうわけか喉の調子が今一つ・・!ここに来て風邪をひくわけにも行かず、今日は仕事の合間に病院にも行ってきました。連休明けの今日は朝から手続きや給与計算等々、事務一色の一日でした!海幸丸は明日入港、トロール市の年末売出しは29日から3日間の予定です。皆さま、お正月用鮮魚のご用命はどうぞお早めによろしくお願いいたします。上は、サンタクロースが届けてくれたお気に入りの唐獅子数点です!ブラックサンタじゃなくて良かったな??!
投稿者 E.miyamoto : 16:35 | コメント (0) | トラックバック
2007年12月23日
[Ⅳ 海幸丸日誌]相場は最安値・・!
漁も不調で今朝は総数850箱あまり、連休の中日で売れ行きはどうかと思いましたが、案の定、丸魚・原材料ともに“底値”・・!12月、しかもクリスマス前ですからもう少し鮮魚の需要があってもいいかと思うのですが、他産地の供給量もずいぶんと多い様子でした。出漁後は、午前中、会社にて京都“都大路”を走る“八幡浜高校女子陸上部”の応援をしながら、一人のんびりと事務仕事をしておりました。横着な勤務態度ですが、日曜ですのでお許しを・・!ちなみにこんな感じでした。TV画面の隅で襷リレーを終えたオレンジと青のユニフォームが八高チームです!何せ“みかんと魚のまち”ですから、チームカラーにオレンジと青は欠かせません・・。小さすぎて見えないでしょうか?
夕方は徳間書店の「現代人の古典」シリーズから、少しばかり「甲陽軍鑑」を読んでみました。武田家に伝わる軍学を、家来が編纂した“武士道の原典”ともいわれる古典です。武田家の歴史は、一族の栄枯盛衰が一度に学べるため、現代の企業社会にも通じるところがあってなかなか面白いです。こうした類の本は、原書ですと自分のような若輩者には手が出にくいのですが、この徳間書店のシリーズは訳と解説が豊富で、尚且つ現代での活用・応用という視点から書かれているため、かなり読みやすい内容となっています。同じシリーズで、「葉隠」、「養生訓」、「貞観政要」などもあります。ちなみにしっかりとしたハードカバーで分厚いケースもあるため、繰り返し読んでも、子供に引っ張り出されたり踏まれたりしても痛まない!?優れた書籍です。
何も私は徳間書店の回し者ではないのですが、こんなシリーズなら長きにわたって買い足していっても良いかな・・と思っております。肝心の「甲陽軍鑑」の内容ですが、まだ冒頭部分しか読んでおりませんので、じっくりと読みまして、また後日ご紹介させていただきます。カバーと装丁はこんな感じです。
投稿者 E.miyamoto : 19:59 | コメント (0) | トラックバック
2007年12月22日
[Ⅲ 業務日誌]痛い暮れの3連休!?
今日は休日の土曜、でしたが会社にて不在の間の書類整理やら事務処理、年賀状の整理等で1日を費やしてしまいました。明日の日曜(23日)は“天皇誕生日”のため祝日、で世間では翌24日も振替休日!のようです。しかしこの暮れが迫っての“3連休”は、私たち年末に繁忙期を迎える民間事業者にとっては実に痛い・・!です。行政や金融機関に関係する事務や手続きが、全て休み明けの25日に集中してしまうからです。明日と明後日はそのための準備作業・・の予定です。ハッピーなクリスマスを迎える若者たちには、願ってもない3連休!かもしれませんが・・。豊後水道にて操業中の海幸丸は、時化のため本夜半にいったん入港、明日は5:00より荷揚げをいたします。海幸丸も残り3航海!の予定です。
投稿者 E.miyamoto : 20:33 | コメント (0) | トラックバック
2007年12月21日
[ⅳ 読書日記]透明な歳月の光

久しぶりに“高知沖??古満目沖??豊後水道南沖”と、漁場を転々と操業していた海幸丸は、今朝4:30に入港しました。マダイをはじめ、チダイ、アマギ、カマス、アマダイ、イトヨリ、ホウボウと色とりどりの丸魚が並んだのですが、残念ながら相場は全体的に低調!次回はヤリイカの漁場に戻って操業の予定です。私のほうは早朝の業務を終えて、6:30に松山へ出発、途中の大洲、内子では気温わずか1℃!でした。
昔から“病院嫌い・検査嫌い”の私ですが、実は今日が以前から申し込んでいた人間ドックの指定日で、検査に行ってまいりました。しかも初めて「PET検査」なるものを体験しました。ブドウ糖を体内に注入してのPET検査から、血液検査、身体測定、X線、エコー検査、胃透視、肺活量等々、1日半のコースでした!慣れない体験で少々疲れましたが、健康は全ての基本!というわけで、我慢して苦手なバリウムも全て飲み干しました。かなり時間はかかりましたが・・。検査結果は年明けまで不明!なのですが、現時点で自分にとって新たな発見が一つ。
何と身長が1cmだけ伸びていました。
学生時代から比較すると2cmも伸びた計算!です。
30代を半ばにしてまだ成長過程!なのか、日頃の太極拳の成果か・・(やってない・・?)
体重のほうは、2年半前の“禁煙後”のピーク時に記録した70kgからは3kgの減で、こちらはほとんど日常と変化なし・・でした。
ちなみにこのまま成長すれば、50歳を前にして私は180cmの大台に到達する模様です・・!?
(楽しみです・・なわけないか・・!?)
今日は普段の仕事よりもグッタリ・・というわけで今夜は良く眠れそうです。
上は、1日半の検査の合間に読んだエッセイ集「透明な歳月の光」(曽野綾子著)です。こちらのエッセイは、今も産経新聞にて毎週月曜に連載中です。ちなみにこんな感じです。私にはシックリ!なのですが、皆さまはいかがでしょうか?
「折り鶴―手を汚さない感傷的な行為―」
書きづらいことだが、どうしても書かなければならないと思うことがある。九月二日の毎日新聞の「記者の目」という名物コラム欄に、次のような内容の記事が載った。
広島市の原爆記念公園の「原爆の子の像」に供えられている折り鶴十四万羽が、過日学生によって放火され焼失すると、全国から新たに百二十万羽の折り鶴が届けられた。
「連日、折り鶴を手にしたお年寄りや親子連れ、学生らが(大学の)窓口に列をなし、折り鶴を入れた宅配便が続々と運び込まれ」た。「折り鶴に託された平和への祈りまでもが灰にならないよう、多くの人が動いた。」のである。
筆者は鶴の折り方を知らなかったが教わって十分以上もかかって折った。大学では、今でもボランティアが、届いた折り鶴の大きさを揃えて千羽鶴を作る作業をし続けている。
「『鶴を折れば、世界が平和になる』とまでは言わない。だが、鼻で笑う前に一度、鶴を折ってみようと呼びかけたい。そして、平和の基礎となる他者への思いやりや想像力が衰退していないか、考えてみる機会にしてみてはと思う。
そこには全くの善意だけがあるから、誰も反対はしないが、私は敢えて言おうと思う。平和の願いを込めて折り鶴を折るなどというのは、幼稚で安易な発想だ。何の危険も苦しみもなく、ほとんど手も汚さず、まとまった出費もしなくて済む感傷的な行為だ。それならむしろ、折り鶴を折る分だけ、生きている人のために働いたらどうなのだ。老人ホームのおむつをたたみ、体の不自由な人の家の掃除をしてあげたらどうなのか。ボランティア活動は、それが安全で楽しく感じられる間は本物ではない、と私は教えられた。
アッシジの聖フランシスコの祈りは、「平和の祈り」として有名である。それは次のように祈っている。
「私をあなたの平和の道具としてお使いください。憎しみのあるところに愛を、いさかいのあるところに許しを、分裂のあるところに一致を、疑惑のあるところに信仰を、誤っているところに真理を、絶望のあるところに希望を、闇に光を、悲しみのあるところに喜びを、もたらすものとしてください。
慰められるよりも慰めることを、理解されるよりも理解することを、愛されるよりも愛することを、私が求めますように。なぜなら私が受けるのは与えることにおいてであり、許されるのは許すことにおいてであり、我々が永遠の命に生まれるのは死においてであるからです」
どれほどの憎しみでも許し、自分に必要なものでも与え、時には他者のために命を捧げる。どれも凡人には不可能に近い徳だ。しかし聖フランシスコはそれらを愛と平和の条件として私たちの前に突きつけた。それらは折り鶴を折るのとは全く違う重さと苦しさを伴う人間の行為だから、私には辛いのである。
曽野綾子著「透明な歳月の光」(講談社)より
投稿者 E.miyamoto : 20:38 | コメント (0) | トラックバック
2007年12月19日
[Ⅵ 魚食・流通の話]中国における水産物流通
昨晩は青年会議所の本年最後の理事会&忘年会でした。“万年寝不足”!?の私はまたも3次会を前にギブアップ!でした。皆さま、1年間本当にお世話になりました。明けて今日は、“対中国水産物輸出セミナー”のため朝から宇和島へ。中小企業基盤整備機構の経営アドバイザーと大手商社の進出先(現地法人)役員のセミナーを拝聴して、現在の中国における水産物流通の現状や課題、展望等を勉強してきました。
早速今日の復習もかねてメモをしておきます。
まず前半では、中国についての私たちの見方、認識という点での“勘違い”について。
誤解その1 中国の労働力は豊富である
一般的に13億の人口を有する中国の労働力は豊富!と思われがちですが、実はそうでもないようです。総人口のうち、働くことのできるいわゆる「就業人口」は7.4億人で、そのうち農村に居住する人口が5.4億人、また沿岸部に居住する3億のうち、個人事業を営む1億を差し引けば、労働力として賃金労働に従事できる人口はわずか2億人たらず。私たちが想像するよりはるかに少ない労働力しかないというお話でした。
誤解その2 中国はコネの国である
中国ビジネスのイメージに付きまとってしまう“コネ”ですが、やはりビジネス、つまり競争力の基本は当該商品・サービスの持つ価値や価格の優位性であって、人脈やコネよりもやはり商売での“実利”が優先されるとのことでした。取引やパートナーの選定にあたっては、特に中国では(日本もですが!)経営トップの人格と人間性が入念に観察されるそうです。
誤解その3 「中国人は働かない」は本当か?
これについては私も経験側から感じていたのですが、中国人は概して“怠け者”の国民性であるというイメージ。たしかにそういう面はあるものの、これまで中国の労働者は怠けてしまうシステム(環境=統制経済)下に置かれていただけで、例えば出来高制や能力給、給与保証などのシステムを上手く取り入れれば、かなり意欲的に働く“合理性”をもった国民であるとのお話でした。
誤解その4 「中国進出企業は失敗だらけ」か?
一般的にそのように見られていますが、国内企業と進出企業の売上高経常利益率の対比(統計)を見れば、進出企業が勝っているようです。進出企業にはそれだけ成長志向の高い企業が多いとも考えられますが、進出した中小企業は概して苦労している、という見方はマスコミの一義的な視点のようです。
以上の誤解を踏まえて、中国進出の際の基本戦略や事業における商談、代金回収等の留意点等についても講演者の豊富なご経験から具体的なアドバイスもいただきました。
後半では、経済成長を続ける中国での水産市場の現状について。こちらはやはりニーズの中心は鮮魚の丸魚、しかもやはり淡水魚!なのだそうですが、最近は遠洋漁業の発達から海水魚もかなり需要が伸びてきているようです。進出企業にとってのネックは、第一に国内における低温物流のインフラの未整備。国土の広い中国では、物流に要する時間が莫大な上に、従来の商慣行としてメーカー物流が基本であったため、日本における物流業や倉庫業のようなサービスの認知がまだ進んでいないようです。この物流インフラが徐々に整備されれば、海外からの鮮魚の冷凍製品等の流通も一気に拡大する可能性があるのでは、とのお話でした。
次に国内ターゲットですが、キーとなるのはやはり“中産階級”から“富裕層”だそうで、このクラスには日本以上に“安心・安全・健康”志向も強いようです。特に富裕層の利用する海鮮レストランでは、ビジネスでの接待というニーズも強いため、“高ければ高いほど・・”といったような一時期の日本のような風潮も顕著なようです。
目下、輸入魚は急速に市場浸透中だそうで、エクアドルのロブスター、ノルウェーのサーモンを筆頭に日本(長崎)からのサバもかなりのスピードで認知されつつあるようです。もちろん国内での遠洋漁業と合わせて養殖業も盛んに行われていて、レストラン向けにメバルやハタ、マナガツオといった高級丸魚の養殖もかなり進んでいるとのお話でした。
この他にも、関税や衛生基準、食文化等々、話題は多岐にわたりましたが、一度にはご紹介できませんので、また次の機会で・・。午後からは、講師との30分の個別面接の機会もいただいたのですが、自分にとっては、中国の水産流通の動向について、“かゆいところに手が届く”というような感じでとても有意義な勉強をさせていただきました。
以上、いつもの乱文・雑文ですが、今日の講演内容をメモしてセミナー報告といたします。
投稿者 E.miyamoto : 22:13 | コメント (0) | トラックバック
2007年12月18日
[Ⅳ 海幸丸日誌]漁師の体重
今朝は5:20に入港でした。水エソやヤリイカを中心に1200余りでしたが、原材料の相場のほうはかなり“下げ”となってしまいました。水エソは蒲鉾の高級原料なのですが、魚体のサイズが小さいために、一定量を加工するためには手間と人手が必要のようで、師走の繁忙期は、手間がよりかからない大きな原料のほうにシフトするようです。水エソだけで作った蒲鉾は本当に美味!!なのですが・・。荷揚げ後は少し時間をとって11:00に出漁しました。上は、今日久しぶりに水揚げされたアマギ150箱のセリ風景。
こちらは今日の出漁を前にした第15海幸丸の船内食堂の様子。
おなじみの浜田漁労長と川田さんが、焼肉で盛り上がっていました。
沖での生活は、当然魚はふんだんにあるわけですが、やはり肉が恋しくなるようで、
陸へ上がった際には、肉屋へ買出しにいっては焼肉で盛り上がっているようです。
トロール船の漁期は、9月1日から5月中旬まで。
乗組員は夏の休漁期は、各自別の仕事に就くわけですが、
9月のシーズンになるとまた船へ戻ってくるというのが、乗組員の1年のサイクルです。
さてそこで今日は乗組員の体重の話題!
ハードな沖の仕事、漁期中はさぞかし体も締まってスリムになるかと思いきや、
実は皆さん漁期中のほうが顔色も良くなって、なぜか体重も増えていきます。
普通の人は体を動かすとスリムになるはずなのですが、海幸丸乗組員の場合は、
仕事をした分体重が増えていくようです。
つまり海幸丸では、9月の漁期が始まると皆みるみると肥えていくのです。
理由は様々でしょうが、私個人的には、
?? 体を使った労働が筋力を維持するのに良い
?? 食事回数も多い上、体を動かす分だけたくさん食べる
?? 漁期中は、沖で美味しい魚(たんぱく質)をたくさん食べて(摂取)いる
?? 夏の休漁期には漁期中よりも質素な食生活をしている(余儀なくされている!?)
?? 漁期中は陸にいるときほどストレスや考え事がない・・?
くらいが理由のベスト5だと思っているのですがいかがでしょうか?
まぁ、このくらいでないと漁師も続かない、ということかもしれませんが・・。
そういえば今日、乗組員が一人“痛風(ツウフウ)”のため、一航海のみ“戦線離脱”してしまいました。
美味しい魚の食べすぎ・・!ではないと思うのですが、早く直して復活してください。
何はともあれ12月操業も残すところ4航海あまり、最後まで体に気をつけて頑張りましょう!
投稿者 E.miyamoto : 15:11 | コメント (0) | トラックバック
2007年12月16日
[Ⅳ 海幸丸日誌]師走もついに折り返し!
今朝は5:30の入港でした。ここ数日の時化の影響で、小型底曳き船、巻き網船ともに入荷量はごく僅か、今日ばかりは、“入荷量確保”という点では、“中トロ漁”の出番到来!?いう感じでした。今日のような日は、丸魚の需要もかなり見込めるのですが、やはり操業効率の点から、今回も漁の中心はヤリイカと水エソでした。12月もいよいよ折り返し地点を過ぎて後半戦へ、海上・陸上ともに繁忙期が続きますが、気を引き締めて年末を迎えたいものです。こちらは最盛期12月の主力製品“水エソ”のセリ風景。他の買付け人に自分の手(価格)が見えないように、ジャンパーで手を隠して、セリ子に価格(値段)を提示しているのがお分かりいただけますでしょうか?
投稿者 E.miyamoto : 16:24 | コメント (0) | トラックバック
2007年12月15日
[ⅳ 読書日記]完本戒老録
一昨晩は時化の影響で深夜00:45に入港しまして、4:00から荷揚げを行いました。漁獲の中心はヤリイカ(バラヤリ)と水エソ。ヤリのほうは若干サイズが小さかったものの、中1日操業としては、ほぼ狙い通りのバランスの良い魚種構成でした。午前中は出荷の手伝いや来客等、午後は書類整理や事務手続き数件、夜はお客様のご案内といった1日でした。写真は夕暮れどきの宇和海!こちらもすっかり冬です。
昨日は1日の活動時間が長かったせいか、帰宅後はぐっすり、そのせいか休日の今朝は4:00に目覚めてしまいまして、一人ゴゾゴゾと・・活動しております。こんなときは、秘策を練るため?手帳を整理したり、本を読んだり音楽を聴いたりして過ごすことが多いのですが、普段、“一人の自由時間”が比較的少ない自分にとっては、なかなか貴重な時間なのです。

こちらは先日の出張に携帯した「完本・戒老録」(曽野綾子)です。昭和47年初版のベストセラーといいますから、実に35年前の本なのですが、内容はいたって新鮮!です。文字通り「老いを戒める」という内容のエッセイですが、著者が37歳のときに始めた「戒老のためのメモ」が原典のようです。また私の“曽野綾子ライブラリ”に一冊追加です。ざっと下記のような内容でした。
目次
まえがき―自己救済の試み
二番めのまえがき―晩年のはじめに
三番目のまえがき―私は感謝して死を迎えたい
1.きびしさによる救済
2.生のさなかで
3.死と慣れ親しむ
「完本・戒老録」―自らの救いのために―(曽野綾子著/祥伝社黄金文庫)
ついでに写真ももう一枚。
日記更新のBGMは、ラフマニノフ交響曲第2番(エド・デ・ワールト指揮ロッテルダムフィル1977)でした。
投稿者 E.miyamoto : 05:19 | コメント (0) | トラックバック
2007年12月13日
[ⅷ 一期一会]雨の日の体育館にて・・
昨日に引き続いての雨、冷え込みも厳しい時化模様の1日でした。海幸丸は原材料水エソを中心に操業中で、本夜半入港、明日は4:00より荷揚げの予定です。さて、11月までは日課にしていた夕方のジョギングも、12月に入って忙しいやら寒いやらでかなりご無沙汰気味に・・。そこで昨日は、久しぶりにスポーツセンターへ行ってきました。メインアリーナの2Fに観客席があって、その外周をトロトロと走るのですが、雨天のせいか、1F では八幡浜高校の軟式テニス部も屋内練習をしておりました。
ストレッチをしながら、男子部員が一生懸命に練習している様子を上から少し眺めていたところ、
一人だけ青い体操服を着たマネジャーと思しき女子生徒が、ずーと自分のほうを見ている・・?
気のせいかな・・と思いながら、走り始めたのですが、何周か走ってまた彼女のほうにチラッと目をやると、やっぱりこちらを見ている・・。
(もしや俺に気があるのか・・!?いやそんなはずはない、だって初めて会うのだし・・)
と、アホなおっちゃんは心の中でつぶやく・・。
2回、3回とこんな視線のやりとりを繰り返していたとろに、部員の打ったボールが2Fのアリーナ席に・・!
(でかした男子部員!チャンス到来!話しかけるなら今や・・!でも話しかけたら間違いなく犯罪やん・・)
と心の中でおっちゃん。
一度目は、自分の前に転がるボールを拾って彼女に投げ返して、彼女はおっちゃんへ向かって丁寧な礼を。
次は、彼女がボールを拾いに2Fの観客席に・・。
しかも、2つほどボールを拾い終わると、すかさずこちらに駆け寄ってくる・・!表情にはどことなしか笑みが・・。
(やっぱりそうか・・!俺に気がある・・!こんなところで彼女のほうから告白とは・・!何と大胆な・・最近の八高生!でも下からは部の顧問が見てるから気をつけろよ!)
と、こんなバカなことを考えながら、足を止めてこちらも恐るおそる近づくと・・
女子マネ:「あのぉぉ・・・」
おっちゃん:「!・・(赤面&心臓バクバクドキドキ)・・!」
女子マネ:「あのぉ・・夏の・・お祭りのときに・・」
おっちゃん:「・・(心臓ややハタハタ)・・おぉーー!あの時の・・どうもどうもー・・元気?」
女子マネ:「覚えてますか?」
おっちゃん:「もちろんもちろん、来年もよろしく頼むよー!(心臓ようやく平常に回復・・)」
という感じで、実は彼女、「テヤテヤウェーブ」という地元の夏祭りで、ボランティアスタッフとしてお手伝いをいただいた女子生徒でした。
そういえば、メダルかけの手伝いをしてもらいながら、八高生とテニスの話したよなぁ。
そのとき、テニス部のマネジャーをやっている話も聞いたよなぁ。と妙に納得しながら、残りの15周を走って帰路についたのでした。
でも、こんなおふざけの日記?は別にして、地域の日常で、ふとしたときに世代を超えた交流というか、こうした会話が成り立つ、というのは地域行事やボランティアに参加してこそ得られる、一種の幸せなのかもなぁ、と改めて感じさせられた出来事でした。私たちの世代と中学・高校生や高齢者などなど、地域行事や様々な団体のいろんな活動を通じて知り合う人たちの輪が、束になって地域の絆や“コミュニティ”を形作っていくのかなぁ・・などと、少々飛躍しつつ感じ入った次第です。
たまにはスポーツセンターを走ってみるのも良いものですね!
彼女ですか?
名前も知りませんし、つきまとったりはしておりませんので・・。
おっちゃんを捕まえるのだけはご容赦ください。
では、本でも読んで早めに休むとします。
投稿者 E.miyamoto : 21:27 | コメント (0) | トラックバック
2007年12月12日
[Ⅵ 魚食・流通の話]大分沿岸漁業者との協議会
昨日は10:15のフェリーにて別府を経由して大分へ。「大分県沿岸漁業者及び沖合底曳網漁業者間の操業に関する協議会」に出席してきました。昨日は大分泊で、今日は午後過ぎに八幡浜へ戻ってきました。八幡浜??別府間フェリーの往復は約5時間、おかげで読みかけの図書も、少しですが消化できました。同行いただきました八幡浜漁協の皆さま、昨日、今日とお世話になりました。
今回の協議会ですが、今年で17回目を数える恒例の集まりなのですが、簡単にいえば、お互い法令を遵守して安全操業に努めましょう!というものです。会合ではお互いに意見や要望事項等も特になく、話し合いのテーマは、高止まりしてしまった燃料費や宇和海の資源状況、鮮魚の付加価値販売等への取り組み等が中心でした。
協議会終了後は、場所を変えてこちらも恒例の懇親会、ここでも国、県の行政の方も交えて、水産に関する施策や鮮魚の流通の話題等について、いろいろと意見交換をさせていただきました。それにしてもこうした会合に出てつくづく感じるのが、業界の問題や低迷の原因を“政治”に求めてしまう「農林水産業」という業界の体質です。衰退産業(弱者)の救済のための一律保護という時代はとっくの昔に終わっていると思うのですが・・。やはりこれは昔から保護行政という色彩の濃い農業の影響もあるのでしょうか?
幸か不幸か、水産業や漁業、特に私たちの沖合漁業という産業には、国からの補助金なるものは皆無で、せいぜい業界団体からの技術情報の提供や、組合や公的金融機関を通しての低利融資というようなものがあるくらいです。市場経済から切り離されて、保護されてきた産業で国際競争力をつけた例は今も昔も皆無!とはよくいわれることですが、やはり「民間企業」であるからには、どこまでも自助努力を基本に、知恵を絞って経営革新にあたるべきだと思っています。農業や漁業は国の根幹に関わる、なくしてはならない基本産業、というのは百も承知ですが、だからといってその産業に携わる経営者までもが、お上の手助けを求めて仕事をしている気分になってしまう体質?というのは、少々寂しい気がします。支援が必要なメニューは行政が決めることで、それは行政の専門家に任せておけばいいのではないでしょうか。
こんなことをいっている自分は、闇の世界の怖さを知らない、ゆえに政治の恩恵にもありつけない世間知らずのお子ちゃま!?のかもしれませんが・・。自分のできることやれることを工夫しながら精一杯、それ以上でも以下でもない、ただそれだけのような気がいたします。
投稿者 E.miyamoto : 15:20 | コメント (0) | トラックバック
2007年12月10日
[ⅳ 読書日記]使ってみたい武士の日本語
昨日、今朝と連日の売り(セリ)でした。12月も中旬にさしかかって、ようやく原材料関連の価格も動いて来つつあります。ただ、昨日には例年並みの高値を記録した水エソは、今朝には一転、下落傾向に・・。明日、八幡浜市場は火曜の休市、ということも関係があるのかないのか、需給バランスと相場の関係というのは、なかなか難しいものです。明日からは、漁業関連の会合のため一泊で大分へ出張です。
最近、何かとゆとりがなくて読書の時間がとれないのですが、先日の出張の際に新幹線で読んだ本がこちら、「使ってみたい武士の日本語」です。時代の波に完全に乗り遅れている私は、外来語や横文字にめっぽう弱い、特にほとんど携帯メールを利用しない私は、実は絵文字も使ったことがないのです。自慢じゃないですが、本サイト「一魚一会」に登場する表現文字は、「!」と「?」だけのはずです。使おうにも、まず出し方や使い方ましてや意味すらも分からない!のです。今どきの若者が使っている宇宙文字?のようなものは論外としても、少しくらいは意味が分かっても、または使えても良いかな、と最近は感じています。

そんな私が興味を引かれるのが古い日本語です。といっても、全然詳しくもなければボキャブラリも決して多くないのですが・・。でも、古風な美しい日本語や正しい表現が自然に身についている人を、私は心から尊敬しています。というわけで、私も武士の日本語とはどんなものかと思いまして、読んでみたのがこちらの本でした。帯の紹介文にもあるとおり、味わい深い、品格ある日本語、興味深い“侍言葉”の数々が紹介されてあります。例えば、「異なこと、これはしたり、やくたいもない、卒爾ながら、片腹いたい、ちょこざいなり、大儀である、お流れちょうだい、一つまいろう、過ごされよ・・」とこんな感じです。日々の仕事でも電話やメール、商談等々、現代のビジネス現場で、さりげなく使えれば、なかなか“粋”だと思いませんか?
・・・
思わないですか!?
「それは慮外な!これも世の流れ、ぜひもないことよ」
とこんな感じでしょうか?
どなたか、私と“お侍ごっこ”しませんか?
「使ってみたい武士の日本語」野火迅著(草思社刊1,300円です!)
投稿者 E.miyamoto : 15:15 | コメント (0) | トラックバック
2007年12月08日
[Ⅰ お知らせ]「いか飯」はいかが!
昨晩は今年2度目の忘年会(しかも連チャン!)でした。聞くところによれば、「休肝日」というのは週に一回ではあまり意味がない!らしいですね。よほどのことがない限り、「休肝日」をとらない自分には、週に2度、完全にアルコールを抜くというのは至難の業です。仕事がら、酒の肴だけはふんだんにありますし・・。これは言い訳か。でもまぁ、何でも度をこすのは良くないこと、今年も忘年会シーズンの到来ですが、ほどほどに・・!楽しみたいものです。12月操業に入った海幸丸ですが、現在のところ漁模様は今一つの様子、漁場の関係から今晩23:00にいったん入港の予定です。
そういえば今日は12月8日!“開戦記念日”です。
こちらの話題になると、私の場合は長くなりますので、今日はあっさりと魚料理の話題です。
違いすぎか・・?
今日ご紹介するのは、これまた美味しい酒の肴、「いか飯」です。
使うのは、昨年から豊漁の続いているヤリイカ!
イカ飯に向くヤリイカのサイズですが、胴部分で10cm程度のものでしょうか。
あまりに小さいと食べにくいですし、逆に大きすぎるとご飯を詰める作業が大変のようです。
こちらはたった今、家内から聞いた簡単レシピです。
こんな感じでお分かりいただけるのでしょうか?
私ですか?もちろん食べるのと飲むのが専門です。
<サルでもできる?イカ飯簡単レシピ>
・ヤリイカの胴体にもち米を3分の1程度詰める。(あまり米を詰めすぎないのが美味しくできるコツのようです)
・つまようじでヤリイカの口(空いている部分)をとめる。
・煮汁は、しょうゆ:みりん:酒:水が、1:1:4:4とのことです。
・あとは弱火でじっくりと炊く。
だそうです。皆さま、ご家庭でどうぞお試しくださいませ!
投稿者 E.miyamoto : 21:34 | コメント (0) | トラックバック
2007年12月06日
[ⅰ 一語一会]待てば海路の日和あり
本日は入港なし、海幸丸は蒲鉾の原材料水エソとヤリイカを中心に操業中です。今日は朝から、年末売出しのためのチラシや会社関連の年賀状の整理・手配等々・・。毎年のことですが、12月はいろんなことがかたまりで並行してやってきて、気付けば一挙に年末へ突入!という感じで、本当に慌ただしいものです。今日夕方はJCの年末総会・懇親会も開催されます。
「今日は秋?」
と、子供に聞かれて「そうやな秋やなぁ」と答えると、
「でもすごく寒いよ」といわれて、「じゃあもうそろそろ冬かもなぁ」と答えると
「じゃあ昨日はどっちだった?冬はいつから始まった?」と聞かれて答えに詰まっていると、
「じゃあ冬の次は?」と聞かれて、「冬の次は春やな」と答えると、
「じゃあ春はいつから始まる?」と聞かれてまた答えに詰まる・・
朝から子供と堂々巡りのような、とりとめもない会話をしておりました。
「でも本当は、暦の上ではなぁ」などと言い出そうものなら、「暦ってなあに?」「本当はどっち?」「お正月は今よりもっと寒いよ」という感じで、
際限のない会話のドツボ?に入ってしまい、最後には「パパは嘘つき!」などという結末になるのは簡単に予測できてしまいます・・。
まぁ何れにしても、秋が終われば冬が来る、冬が過ぎれば春が来る、という感じで春夏秋冬、季節は世の流れに関わりなく巡っていって、
それが何重にも連なって、時代のうねりとなっていく。
薬師丸ひろ子の歌にもあるとおり、
「まわるまわるよ時代はまわる、めぐるめぐるよ時代はめぐる、喜び悲しみくり返し??」という感じでしょうか。
そういえばこれいい歌ですね。私の“超”がつくほど苦手なカラオケのレパートリーも、
そろそろ「日露戦争??戦中・戦後」を卒業して、昭和30・40年代の「高度成長期」を迎えるとしましょうか?
こちらも時代はめぐっていますね。
まぁ、どちらにしても、ここまでは、とりとめもなければ掲載する価値も意味もない文章!・・ですので、
最後に、価値ある「言志四録」のお勉強でもして、日記といたします。
「待てば海路の日和あり」
需は雨天なり。待てばすなわち晴る。待たざればすなわち点濡(てんじゅ)す。
佐藤一斎(文化十三年正月記す、一斎四十五歳)
需の字は雨天の意味である。
雨天の時は待ったならば晴れるのだが、待たなければぬれてしまう。
<佐藤一斎「言志録・百二十九」久須本文雄訳>(講談社)より
雨や嵐もいらだつことなく待っていれば、早晩晴れて幸福(日和)が到来する、との意味のようです。
投稿者 E.miyamoto : 13:43 | コメント (0) | トラックバック
2007年12月05日
[Ⅳ 海幸丸日誌]八幡浜市場開店休業!?
昨夕大阪より帰省、お取引先の皆さま、某異業種交流会の皆さまには、大変お世話になりました。今回いただいたご縁を大切に、これからもどうぞよろしくお願いいたします。出張中にも海幸丸は連日の入港、今朝は4:50の入港でした。今日は早朝から某テレビ局の取材も・・。でもこんな日に限って、時化のため魚市場は“開店休業”?状態・・。比較的まとまった荷といえば、海幸丸のヤリイカ800箱のみ、という寂しい状況でした。ブログの更新も2日間怠っていた間に、師走もはや5日が過ぎました。年末まで気を引き締めていきたいものです。取り急ぎ今朝の入港報告でした!
投稿者 E.miyamoto : 11:43 | コメント (0) | トラックバック
2007年12月02日
[Ⅲ 業務日誌]出藍の誉れ
午後の便で八幡浜駅を出発、岡山経由で大阪へ入りました。八幡浜駅ではちょうど昨日、JC運営の児童合唱団の指導でお世話になった同級生の声楽家、宮本益光氏のご一家にもバッタリ!これからも郷土の誇りとして頑張ってください!ご活躍を心より祈念いたしております!!。私はそのまま、予讃線直通で岡山まで。岡山からは新幹線でしたが、最近、どういうわけか新幹線に異様な興味を持ち始めている子供たちのために、ホームにてスーツ姿で入っていくる車両をデジカメでパチパチと・・。周囲の視線が少々、恥ずかしかったです・・。ちなみに乗ったのは「のぞみ500系・・」でした!
つい先ほどは、ホテルにて“N響アワー”で久しぶりに大好きなブラームス4番、しかも全曲!
ネヴィル・マリナーという巨匠の指揮で堪能させていただきました。
こんな名曲の生演奏もいつか聞いてみたいものです。
ところで、今朝の産経新聞のコラム「産経抄」で、遅ればせながら知ったのが「出藍の誉れ」という言葉。
中国の『荀子』が出典だそうで、青の色は藍(あい)という植物から採るが、その藍よりもっと青くなる。転じて、弟子が業績において師匠を上回るという意味で、学問やスポーツの世界などでよく使われる言葉だそうです。
コラムのテーマは、また最近土俵に戻ってマスコミを賑わしている某横綱なのですが、以前から言われているとおり、こちらの横綱が師匠や部屋を軽視してしまった理由が、師匠が“大関止まり”だったこと、をいわれています。たしかに地位(番付)では師匠を上回った弟子、ですが、この「出藍の誉れ」という言葉には、弟子の努力への賛辞と合わせて、その弟子の能力、成長性を見抜いて育て上げてきた師匠への賛辞の意も含まれている言葉なのだそうですね。
“親子の絆”、“師弟の絆”、良い意味での“タテ社会”を重んじる、日本的な、本当に美しい言葉ではないでしょうか。コラムの最後では、「育ててもらった師に対する感謝があって初めて“出藍の誉れ”なのだ。」とあります。うーん、ごもっとも・・身につまされる言葉です。というわけで、忘れてしまわないためにも、今日の日記に取り上げさせていただいた次第です。
明日は、営業関連で朝から3件、終日大阪です。それでは、お休みなさいませ!
投稿者 E.miyamoto : 22:58 | コメント (0) | トラックバック
2007年12月01日
[ⅲ 地域の話題]特別名勝・栗林公園
昨晩ですが、所属する青年会議所の集まりがありまして、食事会から2次会へと、久しぶりにかなり遅い時間までお供をさせていただきました。おかげでぐっすりと十分な睡眠もとることができました。月末休みをとっていた海幸丸は予定通り今朝10:00に出漁、12月の初航海へ向かいました。私のほうは、午後から所用のため車で高松往復、空き時間には初めてゆっくりと、“栗林公園”も散策してきました。明日からは2泊で大阪へ出張の予定です。
中心部から2kmという立地ながら、ここまで広大な敷地の庭園が現存する都市というのも珍しいのではないでしょうか。民芸品に目がない我が家は、園内にあった伝統工芸品店でもお正月用の羽子板やお面など、数点目ぼしい商品を購入してきました。こちらはまた今度ご紹介させていただきます。
八幡浜と高松、四国でも両極に位置しますが、これからは道州制を見据えた地方の時代!“四国は一つ”ということで、せっかく訪れました「特別名勝・栗林公園」を地域情報として掲載・PRさせていただきます。四国高松へお越しの際は、ぜひどうぞ!
「特別名勝・栗林公園」
国の特別名勝にも指定されている江戸時代初期の回遊式大名庭園です。
四季折々の花や巨大な松など、見どころ満載です。
詳しくは下記の公式サイトをどうぞ!
http://www.pref.kagawa.jp/ritsurin/