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2007年11月26日

[Ⅶ 実践経営学]

汝の時間を知れ

連休明けの月曜日、午前中は事務や手続き関連等々、何かとバタバタしておりました。11月も残すところわずか4日、とういわけで午後からは今のうちにと、手帳のスケジュール整理などもしてみました。こうして改めて整理してみると、時間管理の面では反省させられることがとても多いうえに、今年得られた自分の仕事の成果は何だったのか・・?と考えてみると、こちらでもやはり反省点が多い・・。時間は最も稀少な資源!分かってはいるものの、いつの間にか不確定な周りの要因に終始翻弄され続けて、自由に使えるまとまった時間のなさに気がつく。全ては自分の責任なのですが・・。

というわけで、今日は先ほどから、ドラッカー選書「経営者の条件」から、「汝の時間を知れ」という章を読み返してみました。
ご承知の通り、経営者、というか管理者にとっての仕事の成果は、決して数値のみで把握できるものではありません。これこそ、職能別組織の部門の長とは決定的に違う点ではないでしょうか。だからこそ成果の評価がとても難しい。自分にとって、「仕事の成果」とは、売上でも利益でも、受注数量でも獲得した取引先数でもない、ましてや、さばいた魚の匹数でも、ブログの投稿数でも、出席した会議や出張の数でもありません。やはりもっと定性的なもので、長きにわたって会社の事業活動を好転させていくような要因の種まき(当社の場合は餌付けか?)のようなものであるべきと思っています。もちろん、現場での地道な営業活動や販売業務を軽視しているわけではないのですが、本来の経営者の役割・任務という意味においては、目に見えないもの、図れないものさし、尺度で成果を上げる仕事、“価値”を追求しなければ・・という話です。
そう考えてみれば、今年は仕事ができたのかどうか、今のところ少々疑問です。やはり成果の上がる仕事に、まとまった時間をつぎ込めなかったのではないか、と感じています。その分けは、ドラッカーさんの言葉を借りれば、“自由になる時間をひとまとめにする”努力を怠ってしまったせいかなと・・。もちろん自然相手の漁業が仕事のベースですから、1日のうちでも不規則に時間の制約を受けるのですが、今年はそれを言い訳に、本来行うべき仕事にあまり時間を活かせなかったか・・と少し反省しています。
来年こそは、今年よりも“自由になる時間をまとめる”工夫をして、価値ある仕事をものにしよう!と、手帳を整理しながら改めて決意した次第です。そうすれば仕事以外でも、読書やスポーツ、他の趣味など、家での時間や余暇の時間ももっと持てるかもしれないカモ・・?と思っています。やはり人の欲求は無限!ですから、限りある時間を悔いのないように使いたいと・・。毎年同じことを考えている気もしますが。せっかくですので、今日のドラッカー先生の講義の復習・まとめも少々メモしておきます。

<成果をあげるための時間管理の基本>

?? 時間を記録する
?? 時間を管理する
?? 時間をひとまとめにする

成果をあげる者は、時間が制約要因であることを知っている。あらゆるプロセスにおいて、成果の限界を規定するものは、最も欠乏した資源である。成果達成のプロセスにおいては、そのような資源が、時間である。

<時間の使い方を診断する>

?? する必要のまったくない仕事、すなわち、いかなる成果も生まない完全な時間の浪費であるような仕事を見つけ、排除する。
?? 「他の人間でもやれることは何か」を考える。
?? 自分自身が浪費させている他人の時間をコントロールする。

<時間浪費の原因>

?? システムの欠如や先見性(予知できる繰り返し起こる危機を予防、ルーティン化する)
?? 人員の過剰(人間関係の問題、管轄範囲をめぐる争い、部門間の調整への労力を排除する)
?? 組織上の欠陥(会議は組織の欠陥を補完するもの、会議の目的を方向付ける)
?? 情報に関わる機能障害(日常業務における不適切な情報のギャップを整理する)

<成果をあげるためには>

成果をあげるためには、自由に使える時間をひとまとめにする必要があることを知らなければならない。大きくまとまった時間が必要であるということ、そして小さな時間は時間として役に立たないことを知らなければならない。
しかし、時間をまとめるための具体的な方法よりも、時間の管理に対するアプローチの仕方のほうがはるかに重要である。
ほとんどの人たちは、二義的な重要でない仕事をわきに寄せることによって、自由な時間をつくろうとする。だが、そのようなアプローチの仕方では、大したことはできない。心の中で、また、実際のスケジュール調整の中で、重要でない貢献度の低い仕事に、依然として優先権を与えているからである。
その結果、時間に対する新しい要求が出てくると、自由な時間や、そこでしようとしていた仕事のほうが、犠牲にされてしまう。数日あるいは数週間後には、新しい危機や、些事に食い荒らされて、折角の自由にできる時間も霧消してしまう。
そうではなく、まず初めに、本当に自由な時間がどれだけあるかを計算しなければならない。そして常に、重要でない仕事がこの確保済みの時間を蚕食してはいないかと目を光らせなければならない。

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ドラッカー選書??「経営者の条件」(P.F.ドラッカー/上田惇生訳)ダイヤモンド社より

投稿者 E.miyamoto : 2007年11月26日 23:36

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