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2007年10月22日

[ⅰ 一語一会]

春景は秋には及ばない

20日が土曜だったため、週明けの今日は定期の“お支払日”、夜はJCの委員会でした。八幡浜もようやくお祭りモードから一転、街のあちこちに飾られていた幟や商店街の万国旗も、今日午前中には片付けられていたようです。気温のほうは昨日からグンと冷え込みまして、秋の気配・・どころか冬への通過点!といった感じでしょうか。金木犀の香りと橙に色づく段々畑が郷愁を誘う・・本当に良い季節です。「郷愁」といっても、私などは郷里八幡浜の土着民族?ですが・・。そういえば中国の古典「菜根譚」にはこんな一節もありました。

春日は気象繁華にして心神台蕩(たいとう)ならしむるも、秋日の雲白く風清く、蘭芳しく桂馨り、水天一色、上下空明にして、人をして神骨共に清らかならしむるに若かざるなり。

洪自誠

うららかな春の日は、花が咲き鳥がさえずって、景色が実ににぎやかで美しく、人の心もおのずから長閑(のどか)になって、のんびりとさせる。けれども、秋の日は、白雲がたなびき清風が吹き、蘭は芳しく木犀はにおい、昼は水も空も同じ紺碧の色をして澄みわたり、夜は清い月光が空や水にも満ちて、人の心は勿論のこと身までも、爽かならしめるのに比べれば、とても春の日の景色は秋のそれには及ばない。

<洪自誠「菜根譚・後集四十五」久須本文雄訳>(講談社)より

投稿者 E.miyamoto : 2007年10月22日 23:01

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