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2007年06月25日

[ⅳ 読書日記]

正法眼蔵随聞記

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取引先訪問後、午後の便にて愛媛へ帰省しました。今回の出張のお供は「正法眼蔵随聞記」。ただし、仏典などにはあまり詳しくないため、現代語訳の付いている初級者向けの本(上記)を購入してみました。以前から原書で読みたいとは思いながらも、訳があるとつい読みやすい訳のほうばかり読んでしまっていけません。明日からはまた通常業務!です。

昔、孔子に一人有って来帰す。孔問ていわく、汝、何を以て来て我に帰する。
彼の俗いわく、君子参内の時、是を見しに、〓々として威勢あり。依って是に帰す。
孔子、弟子をして乗物装束金財物等を取り出して是を与き。汝、我に帰するに非ず。
―中略―
愚かなる者の人を貴ぶことかくの如し。経教の文字等を貴ぶことも又かくの如し。

(現代語訳)

昔、孔子に、ある人が来て弟子になりたいと言った。孔子は質問して、君はどういうわけで私の教えを聞きたいのか、と聞いた。
彼が言うには、貴方様が宮中へお出ましの時見たら、堂々として威厳がありました。それであなたの弟子になりたいのです。
孔子は弟子に命じて乗り物や着物や、金銀の財物を取り出してこれをその人に与えて、君は私に心服したのではない
(この姿かたちの外見の威厳に感服しただけなのだよ)といった。
―中略―
愚かな人が人を尊重するのはこのようなものです。経典に書いてあることを尊重するのも同様です。

傍訳「正法眼蔵随聞記」(中野東禅編/四季社)より

投稿者 E.miyamoto : 2007年06月25日 23:59

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