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2007年03月21日

[Ⅱ 一日一魚]

メンタイ

本早朝4:30に入港予定だった海幸丸。今朝は3:30にセットしたアラームで起床、いつもなら入港の約1時間前に連絡が入る時間ですが、今日はなかなか電話が鳴りません。4:00を回った頃にようやく電話が鳴りまして・・。船かと思いきや、電話の主は何と、いつもJCでお世話になっているM君でした。何でもトロール船の荷揚げとセリを見学したかったらしく、私にモーニングコールをくれたのでした。海幸丸は結局5:20に入港!というわけで今朝はM君同行で魚市場へ。トロール漁に興味を持っていただけるとは、何ともありがたいことです。魚市場見学!いかがでしたか?またいつでもお越しくださいませ!上はメンタイを持ち上げる浜田漁労長。

今日の漁模様は、中2日で1000箱程度。漁は今ひとつですが、高知沖操業のためチダイやレンコダイ、マダイ、ホウボウ、ハモ、石エソ等、高知沖特有の鮮魚も豊富で、品揃え的にはまずまずでした。海幸丸は荷揚げ後11:00に出港いたしました。

トロール漁の漁期も残り2ヶ月、というわけで、今の時期しかご紹介できない“底魚”を取り上げます。今日の“一日一魚”は“メンタイ”です。メンタイといっても明太子ではありません。メンタイという、れっきとしたお魚です。頭の形が鯰(なまず)に似ているため、八幡浜では“ナマズ”、下関では“メンボウ”とも呼ばれます。正式名称は“イタチウオ”というそうで、深海に生息する魚ですが、全国的にも漁獲量はそれほど多くありません。ただしこのメンタイ、実はお刺身、鍋で珍重されるかなりの高級魚で、八幡浜市場でも高値で取引される魚の一つです。海幸丸の漁場では、高知沖で比較的多く水揚げされています。上は約2kサイズのメンタイ、大きくなればなるほど価値の上がる魚です。

頭は見ての通りナマズそっくりですが、何と“尾びれ”はありません。尾のほうは人魚のように尻切れトンボとなっているのがこの魚の特徴です。また、鮮度の良いメンタイは、マダラのように表面にヌメリがあります。ただし魚体はタラの形ではなく、東北地方で獲れる“ドンコ”に似ています。表面の色あいは、アイナメやマダラに近い感じでしょうか。

美味しい食べ方は、まずはお刺身、しっかりとした淡白な白身です。コチやホウボウの身質に似ていて、やはり“薄作り”が一番美味です。次に鍋、本当は鍋にするのはもったいないくらい貴重な魚なのですが、ホクホクとした身質は鍋との相性はぴったりです。もちろん小さなサイズのメンタイは、1尾付けで焼き魚や煮魚、一夜干しにしても美味しいです。この魚は、深海の高級魚ですのでトロール船以外ではまずお目にかかれません。まさに知る人ぞ知る、八幡浜の幻の高級魚なのです。美味“メンタイの薄作り”!皆様も是非一度お試しくださいませ!

投稿者 E.miyamoto : 2007年03月21日 19:09

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