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2007年03月20日
[Ⅱ 一日一魚]紋鯛(モンダイ)
朝から通常業務、今日20日は弊社の“支払日”でもありました。午後からは、4月からスタートするネットモールの出店準備、15:00からは、漁協で操業海域の調整会議等も行われました。夜はJC理事会へ出席、明日は早朝の入港予定ということで、終了後は早めに帰宅いたしました。高知沖、豊後水道南沖で操業中の海幸丸は、明日の5:00前後に入港する予定です。
久しぶりの“一日一魚”。今日ご紹介するのは“的鯛”(マトウダイ)です。鯛(タイ)とは名ばかりで、皆さんよくご存知の鯛(マダイ)とは、色も容姿も全く異なります。日本近海では比較的幅広く漁獲される魚種で、“マトウ”や“バトウ”とも呼ばれます。海幸丸では、一航海平均20??30箱程度、比較的コンスタントに水揚げされています。ちなみに八幡浜での呼び名は“紋鯛”(モンダイ)です。写真でも確認できますが、体の両側面に黒い斑点(的、紋)があるため、こんな名前で呼ばれています。
見た目も結構グロテスクなためか、一般的にはマダイやカサゴ、メバルといった赤い魚に比べると、一ランク下の魚と思われがちで、食し方としては、もっぱら鍋用の切り身魚として扱われています。特に関東では、銚子沖や九十九里沖でよく出没するようで、タイやヒラメの餌を食べてしまうため、大物を狙う釣り客にはずいぶんと嫌われている魚でもあるようです。
ところがこのマトウダイ、ここ四国八幡浜では欠かすことのできない大変貴重な魚なのです。といいますのも、古くからトロール漁業が栄えた八幡浜では、この魚を生で食べる習慣が根付いているからです。料理はズバリ“モンダイの薄作り”!愛媛県、特に南予地域のスーパーや魚屋では、特に秋から冬にかけて、この”モンダイの薄作り”は超売れ筋の定番品なのです。身は透き通るような淡白な白身で、柔らかくクセのない味が特徴です。薄作りをする際には、この魚の“肝(キモ)”を茹でてすりつぶして、ポン酢をつけて、きざんだネギやもみじおろしと一緒に食べるのが一般的です。いうなれば、ふぐ刺しの代用品?といった感じでしょうか。もちろんフグの10分の1くらいのお値段で召し上がれますし・・。ちなみにフグより美味しいという方もこの地域ではよくいらっしゃいます。
料理の大きなポイントは、必ず“薄作り”で食べることです。この魚、普通のお刺身のように厚く切っては、なぜか本来のモンダイの美味しい味にはなりません。不思議なことに・・。できる限り薄く切るのが、モンダイを美味しく食べるコツなのです。ちなみの上は数日前、我が家でいただいた”モンダイの薄作り”。私が切りました。ざっとしてますが・・。
昔、東京のデパートの魚売り場で仕事(修行?)をしていた時代に、珍しく私にとっては懐かしいこのマトウダイが入荷されてきて、“薄造り用”というPOPで店頭に並べたところ、店長にこっぴどく叱られたことがありました。私はこの魚が東京ではもっぱら“鍋用魚”、ということを知らなかったのです。でも今になって考えれば、“お刺身用”や“焼き物用”などという区分けや分類などは、誰かが決めているものでもないわけで、食べる人の主観で決めるべきものなのです。そういう意味では、デパ地下や量販店で、いかにも職人風に魚を売っている店員さんの知識こそ、実は通り一遍のもので浅い?場合も多いのです。産地での食べ方を熟知している方は、本当に稀だからです。こんな店員さんに惑わされないよう、普段からいろんな魚に接して、いろんな食べ方に挑戦してみること、その積み重ねが、本当に美味しい魚料理に巡りあえるコツ!だと思います。消費地の皆様も、マニュアル化された知識や食べ方よりも、産地の食べ方、漁師の食べ方を是非真似てみてください。
まずその第一歩!?として、“モンダイの薄作り”を試してみましょう!きっとこの魚のイメージが変わると思いますよ。当店で薄作りに調理(商品化)をして発送することも可能です。ご興味がおありの方、是非お気軽にお問い合わせくださいませ!
投稿者 E.miyamoto : 2007年03月20日 22:56
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コメント
急に寒くなりましたね。
お身体に気をつけて・・・
うちのお店でもよく造りますよ。
カガミダイでも造って価格対応品として販売しています。
投稿者 鈴木裕己 : 2008年11月20日 05:12