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2006年06月20日
[ⅰ 一語一会]「主体性の確立」
忙裏に閑をぬすまんことを要せば、須らく先ず閑事に向かって個の刀柄(はへい)をたずぬべし。
どう中に静を取らんことを要せば、須らくまず静処より個の主宰を立つべし。
然らざれば、未だ境に因って遷り、事に随ってなびかざる者はあらず。
洪自誠
忙しい中に強いて心の余裕を求めようとするには、まず平生閑暇な時に、心を安定させるように心がけておかなければいけない。
また、騒がしい所で静けさを得ようとするには、まず静かな所におる時に、本心をしっかりと打ち立てておくようにしなければならない。
そのようにしなければ、常に心が環境に従って移り変わり、物事に追いまわされてしまうことになる。
決して忙中に閑、動中に静を得ることはできない。
<洪自誠「菜根譚・前集百八十二」久須本文雄訳>(講談社)より
投稿者 E.miyamoto : 2006年06月20日 21:44
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